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March 30, 2006

NARUTO短期連載小説第２８話「～エピローグ～新たな道」

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テーマ：お気に入りの漫画は？？(2234)

カテゴリ：企画

『キメラの勾玉』NARUTO-ナルト短期連載小説
※サスケ奪回任務後。

予告編はこちらから
初めから読みたい方はこちらから
※通常更新履歴は日記にて記載しているのですが、連載中はFreepage List（フリーページ）「更新履歴（仮）」に記載します。

第２８話「～エピローグ～新たな道」

　翌日、青天の下、ナルトは門の前にじっと立っていた。自来也が里へ近づいてくる。
「ナルト、話は聞いた。一足遅かったようじゃのぉ」
「エロ仙人……オレってば……」
　ナルトは、思わずこみあげた涙を急いでぬぐい、自来也を真っ直ぐに見上げた。とても、意志の強い目で。
「オレってば、絶対強くなるってばよ！！！」
「そうか……」
　自来也はふっと笑った。
「よぉし！　そうと決まれば早速修業だってばよ！！　なぁエロ仙人、早く修業しよってばよ！！」
「おいおい、ワシはまだ帰ってきてばかりなんだぞ。少しはいたわれ。まずはゆっくり温泉にでもつかってだのぉ」
「ダーメダメダメ！！　どーせエロ仙人は女湯のぞきに行くんだろっ！　そんなことより今から修業すんのっ！！」
　ナルトは自来也の腕を強引にひっぱった。
「やれやれ、仕方ないのぉ」
　ため息をつきながらも、真剣そのもののナルトに自来也は優しく笑うのだった。

「親父ー。そろそろ新技教えてくれよ」
「おいシカマル。お前がそんなこと言い出すなんて、熱でもあるんじゃねぇか？」

「アスマ先生！　焼き肉は今度でいいから修業つけてよ」
「ちょっと先生ー！　たまには私の修業相手にもなってよー」
「どうしちまったんだ。チョウジ、いの」

「腕立て伏せ五万回！　できなかったら逆立ちで木ノ葉の里千五百周！！」
「リーよ！　少し張り切りすぎでは！」
「私ももっと上手く武器をこなせるようにならなくちゃ！　やあっ！」
「テンテン！！　……痛いぞ」
「ガイ先生！　ちゃんとよけてよ！！」

「いいぞネジ。身のこなしがよくなってきた。そろそろ休憩を……ヒナタはどこへ行った」
「ヒアシ様。ヒナタ様なら八班の皆と修業中ですよ」

「いくぞ赤丸！　さぁかかってこい！　ヒナタ！」
「キバくん、絶対に手加減しないでね！　きゃあ！」
「いきなり蟲を襲わせて済まなかったヒナタ。しかしオレの存在も忘れないでもらいたい」
「またすねてんのかよシノは！」
「強くなりたい。その気持ちはお前たちと全く変わらない」

「サクラ。今日はこの魚を回復させるまで休みはなしだからね！」
「はいっ！　綱手師匠！！」

「ナルトォ。いつまでもガキみたいに甘ったれるんでないのぉ」
「分かってるってばよ！　オレってば早く一人前の忍になるんだもんね！！」

　本日も青天。木ノ葉の里の小さな忍たちは、新たな道へと踏み出していった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完　　　
☆次回予告☆
読んでくださった皆様、ありがとうございました！　次回はあとがき＆制作秘話です。

ナルト『約一ヶ月間の連載終了！　読んでくれてありがとってばよ！！』
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