SkiingSky

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October 24, 2007
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カテゴリ: 雑談★★
ここ最近読んだ本~。

まずは、初めて読んだ村上龍の「 希望の国のエクソダス 」。

この表紙からしていい。装丁はあの鈴木成一だし。内容は、閉塞感漂う日本で全国の中学生たちが立ち上がり集団不登校になり、法律を堂々と犯しながらビジネスを始め資金を集めつつ学校を変えようと歯向かう話(ちなみに、画像クリックで詳しい内容紹介が見れるおw)

村上、小説も上手いじゃん、って思った。というか、久々に読んだ小説らしい小説。


次も初めて読む作者、赤川次郎の「 校庭に、虹は落ちる 」。


これがさぁ、もうフラグ立ちまくりっていうか[笑]、なるほどこうくるわけね、っていうのが全部わかって、しかしながらだからつまらないわけではなく、むっちゃ楽しく読めた。
超オススメ[笑]。

シェリー・パーマー大好きな人にとっては、永田さんらぶ☆でした[笑]。

でもこれで赤川氏にハマり始めると大変なことになるというか…。著作数が尋常じゃないし[笑]。
いや、でも「校庭に~」が傑作なのではなくて、このクォリティのものを大量生産していると考えると…、凄い。

あ、ちなみに、娘が持っていた赤川本を読んだのがきっかけ(の一つ)で森博嗣が小説を書き始めたのは有名な話。

【きっと、「今の子は年寄を大切にするってことを知らないんだから……」とでも言ってるんだろう。
でもね、おばあさん、若い子だって疲れてることがあるんだよ。生きることに、大人の顔色をうかがうことに。疲れ切って、席を立つ気になれないこともあるの……】。


相変わらず角ちゃんは粛々と読み進め、3冊。


左から、「トリップ」「八日目の蝉」「みどりの月」。

「トリップ」は短編集だけど、前の作品にちょっと出てきた人が次の作品の主人公になってリレーされていく趣向で、なかなか楽しかった。こうゆうの、好き。

「八日目の蝉」は比較的新しい作品で、長篇サスペンス、だとか。読売新聞に連載してたらしい。
1部から2部への流れが好きかも。1部が好きな男(不倫相手)の赤ちゃんを誘拐した女の視点、2部がその赤ちゃんが大人になったときの視点。

「みどりの月」は未読。明日から読む。
【恋人のキタザワに誘われ、同居することになった南。ところが、そのマンションにはキタザワの遠い親戚マリコとその恋人サトシが住んでいた…。成り行きまかせで始まった男女四人の奇妙な共同生活を描く表題作】が楽しみ[笑]。

この作者は、「私をひどく~」っていう表現と「性交した」っていう書き方が目立つんだけど、両方使って「私をひどく性交した」にすると意味不明だお(と、某所へのコメントをリサイクル)。

あとね、「つるりとした」っていう表現も目立つから、3つ使って、「つるりとした私をひどく性交した」なんて書けば、君も今日から角田光代だっ!(だから人格を疑われるぞと…)。


はい、気を取り直して、森様の次に多く作品を読んでいる西澤保彦は「 キス 」。

えっとさ、気を取り直すのに失敗したとゆうかぁ…[笑]、これはやばいです。やばい。

楽しんで書きすぎやろ!っていうか、それこそ人格を疑いたくなるような…。説明できないから読んでください、というか…。

だってさ、収録一作目のタイトル、「勃って逝け、乙女のもとへ」。だだーん…。


他には、絵國さんの有名なやつ「 落下する夕方 」、無性に再読したくなった推定8回目だけどやっぱり最高な森様「 今はもうない 」、お勉強で新書の
社会学入門~人間と社会の未来~ 」と図解雑学の「

「社会学」の本は、後半に進むにつれてつまらなくなったけど、新聞に載っていた「読者の短歌」の抜粋が良かった。
「帆船に鯨の夫婦従き来たるクルーズの夜に吾が受胎せり」とかね。
そ、想像しては、い、いけません、みたいな[笑]。

「時計屋のすべての時計狂えりきまひるの静かなる多数決」は字余りいくないけど、切れ味高し。


最後が、バカの壁批判の「 養老教授、異議あり! 」と投資関係の「 ダチョウはなぜ金儲けが苦手なのか?



「養老~」は、基本的に養老先生派だから、いまいち。
「ダチョウ~」も内容のレベルが低すぎて駄目。投資関連本は2000円以上のやつじゃないとつまらん[笑]。





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Last updated  October 24, 2007 09:01:30 PM
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