8月13日「夏の思い出、ＢＢＱ」 | リコのスロット日記＋α

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2005年08月15日

夏休みの１週間前、
Ｓちゃんお気に入りの近所のラーメン屋さんでコト。
リコたちの後ろのテーブルから、Ｓちゃんの名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おぉ、何やってるよ！？」
そのお相手はＳちゃんの高校の時の同級生のＧくん。
前にもここで逢ったコトがあったモンだから、リコも顔を見てすぐにわかったよ。
Ｓちゃんは同級生や友達に逢ったりすると、すぐにリコを「俺の彼女！」と紹介してくれるから、
リコもすぐに顔を覚えるコトができる。
「そう言えばＳ、夏休みのバーベキューどうする？来るだろ？」
バ、バーベキュー！？
その言葉を聞いて、ハッとするリコ。
((((;ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
やっべェ、思い出した！
Ｓちゃん、毎年夏休みになると高校の同級生のみんなとバーベキュー行くんだった！
それの何がヤバイかと言うと…当然女の子も来るらしくて、
その昔、Ｓちゃんがそのバーベキューの時の話をリコにしてて、
仲の良かった女の子の話になって、「そいつがさ～」と楽しそうに話してるのＳちゃんの前で、
リコがムッとしてたら、「どうした？俺の話つまらん？」と聞かれて、
「つまらん、おもしろくない」と言ったらケンカが勃発したコトがあったのだよ。　(・へ・)
「他の女の子の話なんかおもしろいわけナイじゃん」
「女の子ったって…同級生だぞ！？」
「同級生でも、Ｓちゃんとどういう関係かわかんないじゃん！」
「だから同級生だって言ってるじゃねーかよ！」
ワー、ワー！！（戦争勃発）
そう、リコはかなりのヤキモチ焼きなのだ。
リコよりヤキモチを焼く人なんて…みかん姫くらいしか見たコトないよ。（オイ！Byみかん姫）
他にもＳ店の中で仲良さげに同級生の女の子と話してるのを見て隠れて泣いたり、
近所のコンビニに２人で行ったら、まーた別の同級生の女の子が店員としてレジにいて、
「俺の彼女」と紹介してくれたものの、Ｓちゃんとリコの知らない話をしてるのを聞いて嫉妬して、
もうそのコンビニに行くのがイヤになったり、
とにかくＳちゃんが自分以外の女の子と話をしているだけで、ヤキモチを焼く。
焼かないのは、うちの妹とお母さんとＳちゃんのお母さんとお姉さんくらい。
…あ、お姉さんはちょっと焼く。（アホか！！ByＳちゃん）
それでもリコ自身、そんな嫉妬深い自分がキライで、
Ｓちゃんに言わせればくだらないようなコトで、
怒ったり泣いたり落ち込んだりしてしまう自分をどうにかしたいとずっと思っていた。
今年も同級生とのバーベキューあるのか…
ここはやっぱりイイ子になって、「行ってきなよ！」と明るく言おう。
いや…「行ってきなよ！」じゃなくて、せめて「行ってもいいよ」とかにしとこうか？
でもなぁ…「行ってもいいよ」じゃ、なんか皮肉に聞こえちゃうかもなぁ。
うーん、ここは素直に「ホントは行って欲しくないけど、行ってきなよ！」か？（それ１番最悪だぞ!!）
ＧくんとＳちゃんが何やら話している傍で、ひとりそんなコトを考えていたリコ。
ところが…
「イイじゃん、彼女も一緒に連れて来いって！」
エッ！？
今、「彼女も」って言わなかった！？
いや、言った！絶対聞こえたに！（地獄耳）
「リコ、ほいじゃあ一緒に行ってみるか？」
「え、でもリコ行ったら邪魔になっちゃうんじゃない…？」　←ホントは行く気満々
「なんで？大勢の方が楽しいんだから、おいで！」
そう言ってくれたＧくんが、仏様に見える！！（オイ、せめて天使とかにしてくれ…ByＧくん）
「いいの！？行きたい！！リコも行くーーー！」
「みんなと仲良くできるか？」
「うん、リコもみんなと一緒に火おこしたりする！」
さっきまで複雑な表情だったリコの顔が一変、超ご機嫌に。
「ホントに連れてってイイのか？」
「全然いいよ！」
「良かった良かった、コイツひとりにするとワァワァ言い出すモンでさぁ～」
「アハハハ」
というコトで、8/13の土曜日にそのバーベキューに参加するコトになったのです。
わいのーーー！　ヽ(･∀･)/
昔から割とインドア派だったリコは、友達とバーベキューをやったコトもほとんどなく、
リコと反対で超アウトドア派のお父さんに連れられて、家族でキャンプした時なんかにやったくらい。
ちなみにお父さんが持ってたお気に入りのテントは、
台風の中、家族でキャンプをした日に壊れた。（台風の日にキャンプするな！）（爆）
それがあまりの惨劇だったせいで、その日を最後にお母さんが「キャンプもう絶対行かん」と言い張って、
お父さんのキャンプグッズは、そんなお母さんの手によって実家の倉庫の奥底に隠されている。
そんなわけで久しぶりのバーベキュー、超楽しみ！
ところが、Ｓちゃんはあるコトを心配しているようだった。
前日の夜、バーベキューに着て行く服を並べてはしゃいでいると、
「リコ、たぶんな…女の子３人くらい来るけど、ホントに大丈夫か？」
「大丈夫だに」
「俺と話してても怒ったりとか泣いたりとか、口への字になったりしない？」
「同級生はただの同級生だから、心配するだけ無駄なんだに」
「それ…俺の言った言葉そのまんまだけど大丈夫か！？」
「大丈夫だに」
Ｓちゃんの心配は変わらぬまま、当日の朝を迎えた。

いつもより少し遅く起きて、ワイワイ言いながら支度を開始。
今日はとあるスーパーに午前10時に全員集合とのコト。
支度を終え、Ｓちゃんの愛車を取りに実家へと向かった。
しかし…実家に行ってみると、Ｓちゃんの大事な愛車がナイ！（驚）
その横には、車庫に入った真新しいワゴン車が光り輝いていた。
それは最近Ｓちゃんのお父さんが買った車。
まさか…と思ったＳちゃんがお父さんに電話をかけた。
「父ちゃん、俺の車知らない！？」
「おぉ、俺が今乗ってる」
「なんで！？父ちゃんの車あるじゃん！」
「まだ新車だモンで、もったいなくてな」
お父ちゃーん！！（笑）
そして待つコト30分後、Ｓちゃんの愛車に乗ったお父さんが帰って来た。
Ｓちゃんのお父さんにお逢いするのは、ほとんど今日が初めて。
「おぉ、悪りぃな」
お父さん、ｷﾀ━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━!!!
こっちに近づいてきたんだけど…話で聞いていた通り、ものすごい貫禄！
「こ、こ、こんにちは！お邪魔してます！」
リコが立ち上がって挨拶すると、Ｓちゃんが「俺の彼女で…」と名前を紹介してくれた。
特にリコは折り入って何かを聞かれるコトもなく、
その後、なんか３人でお父さんの新車について話してた気がするけど…
緊張しすぎて全然覚えてないや。（爆）
それ程までのド迫力のお父さんに見送られて、リコたちは車に乗り込み、
待ち合わせ場所のスーパーまで向かった。

すでに遅刻だったため、リコたちが着いた時にはすでに買出しが終わった頃。
Ｓちゃんが仏様Ｇくんと電話で話しながら、みんなの姿を探す。
リコ、だんだん緊張してきた…！
「遅れてスマン！」
「おぉ、Ｓちゃん！久しぶり～！」
Ｓちゃんが声を掛けた途端振り向いたのは、Ｇくんとその近くにいた女の子３人。
どうやら他のメンバーは遅れて現地に来るらしい。
ひとりドキドキしながらＳちゃんの後ろでモジモジしていると…
「えっと、俺の彼女…リコって言うんだけど、仲良くしてやってや」
「…こにちは」（どこの外国人だよ！？）
((((;ﾟДﾟ))))　←もっと笑顔笑顔！！
まるで、あいのりに新メンバーとして参加する時のようなシーン。
「静岡県から来ました、リコです。リコって呼んで下さい！」
首に提げたダンボール紙を掲げる。（持ってねぇよ）
「リコちゃんね、よろしく～！」
みんな笑顔で迎えてくれて安心したよ。

その後、追加の買出しのために一同でホームセンターへ行き、
準備が整ったところで、ようやくバーベキューのできる河原を探しに山奥へ。
また２人だけになった車内では、Ｓちゃんが女の子３人の名前やどんな子なのかを説明してくれた。
「ちょっとだけリコ、女の子たちとしゃべったよ！」
「そうかそうか！仲良くできそうか？大丈夫か？」
「うん！」
「お前が楽しんでくれれば俺はそれでイイモンで」
Ｓちゃんが心配していたのは、そのコトだった。

そして、場所は橋の下というベスポジを見つけて即決定。
車を止め、みんなと一緒に荷物運びをし準備を始める。
日焼け止めを忘れたリコに、女の子のひとりがＡちゃんが貸してくれ、
みんなが「リコちゃん」と呼んで話しかけてくれた。
Ｓちゃんから話を聞いただけで嫉妬してた女の子たちだったけど、
こうやって逢ってみれば何でもナイ。
ただ仲のイイＳちゃんの同級生じゃん！（そうやって何回も言ったはずなんだが…ByＳちゃん）
みんな、イイ人だった！
一緒に準備をしながらだいぶ緊張がほぐれ、
ＧくんとＳちゃんが火の準備をしている横で、リコはＡちゃんたちと一緒に野菜を切ったり。
しいたけのてっぺんに×印の切り込みを入れているのを見て、
「わぁぁ、バーベキューっぽい！これすごいバーベキューっぽい！」
さっきまでモジモジしていたリコが突然はしゃぎ出したのを見て、みんなが大笑い。
「なんか急に騒がしくなったぞ！？」
ようやくリコの緊張がほぐれたコトを悟ったＳちゃんが答える。
「アハハ、ちょっとさっきまで緊張してただけだと思うよ。
　ホントはこのバーベキュー来るの、コイツすげぇ楽しみにしてただよ。なぁ、リコ！」
「うん！」
こうしてみんなで楽しく準備をして、お肉を焼いたり野菜を焼いたり…
料理ができる頃になって、タイミングよく男陣が現れ、一気に場が賑わい始めた。
そんな中、リコは一生懸命お肉を焼いたり野菜を焼いたり、
Ｓちゃんはその横で、火加減を調整したり…２人とも超がんばり屋さんになってたよ！
もうひとり家で家事をやってそうな女の子Ａちゃんも加わって、
結果リコたちとそのＡちゃんの３人が鉄板の近くにいたんだけど…
リコが何かをしている拍子に、鉄板担当がＳちゃんとＡちゃんだけに。
「ちょっと、Ａ！もう１回油引いて」
「鉄板こっちにずらすぞ、Ａ持てるか？平気？」
「Ａ、お前大丈夫か？それ熱いぞ！」
妙に耳につく、ＳちゃんがＡちゃんを呼び捨てで呼ぶ声。
ただの同級生ただの同級生…と繰り返し自分に言い聞かせるものの、リコの顔色が曇り出す。
ＡＡＡＡーって、サバ中毒者かよ！？（そりゃイニシャルだろ）
そんな優しくしてどうするよ！？
もしＡちゃんが優しいＳちゃんのコト好きになったらどうするよ！？（妄想開始）（笑）
そうなったら大変だ！　ヽ(`Д´)ノ
それを阻止すべく、リコも何とか隙を狙って鉄板担当に入ろうと、
油を引く番を待って、２人の近くでサラダ油を片手にウロウロ。
「ちょ、お前危ないからそっち行ってろ！」
あえなく失敗した。　｡･ﾟ･(ﾉД`)

途中雨が降ってきたため、橋の下にみんなで隠れたり、
川で石投げしたり、Ｓちゃんたちの高校時代の思い出話を聞いたり、
みんなと和気藹々で過ごすコトができたよ。
無事鉄板担当に戻って、Ｓちゃんと２人で作った焼きそばもみんなに好評だった。＾＾
夕方暗くなってきたため後片付けをちゃんとして、みんなとお別れ。
ホントに楽しかったよ、仲良くしてくれてみんなありがとう～！
帰りの車の中でリコはご機嫌。
「な、お前がヤキモチ焼く必要なんて何もなかっただろ？」
「なかった！みんなに逢えて良かった、リコ仲良くしてもらえたよ！」
「そうだな、良かったなぁリコ！お前がすごく楽しそうでホント良かったよ」
ヽ(･∀･)/
ドキドキのバーベキューだったけど、リコの夏休みの思い出のひとつとなった。
ヤキモチも程ほどにして、もうイイ歳なんだから大人にならなきゃね。＾＾
ご機嫌のリコ、デジカメで撮った写真を見ながら「あーー！」と大騒ぎ。
「どうした！？」
「リコが写真撮ってたから、写真にリコ１枚も写ってナイ！」
ﾟﾟ(´□｀｡)°ﾟ｡　
楽しかったバーベキュー、残ったのは思い出だけで…
写真のそこには、リコの姿だけなかったのだった。（爆）

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