1/25 重い指、動け | 老犬すま～ふの部屋＆間借りメジロとメダカ達

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2007/01/25

一周忌を過ぎて　ずい分日記を書かなかった。
筆が・・・指が進まない、とでも言えばいいのかな。

久しぶりにラッ君ママとルナママとでお茶したり
めいママとランチ＆シネマデートをしたり
しゃんぷ～ママがお花を持ってすま～ふに会いに来てくれたり

書く事は溜まっていくのに
意地を張ってるかのように
指が進まない。

そう・・・
1年が過ぎて

そろそろ書こうと思い始めていて

でも
なかなか言葉にまでならなくて

それでも
書きたい、伝えたい気持ちはずっと消えずにあって

まとまらないままでも　
少しずつ文字にしてみようと思って
重い指を動かしてみた。

”あなたの　な　ま　え” で少し触れているが
スマーフが3歳（たぶん）の頃
帰郷先で一昼夜、行方不明にしてしまった事がある。

ビラを貼り
深夜まで探し回り
両親に説得され
渋々その夜は諦めて帰宅し
1時間ほど仮眠して目覚めた
まだ明けない朝・・・

私は
途方もなく深い喪失感に襲われた。

それは、かつて味わった事のない大きな悲しみだった。

まだ半日見つからなかっただけなのに
今日、見つかるかもしれないのに

可能性はまだたくさんあったあの状況で
私はひどい喪失感に潰されそうだった。

実は
スマーフと飼い主は
その日の午後、劇的な再会をして
めでたしめでたし、となったのだが

その時味わった”喪失感”への怖れは
その後も飼い主の頭から離れなかった。

そしてその　”怖れ”は
介護が始まった頃から
徐々に現実味を増していった。

二度と味わいたくないあの喪失感に
いえ、あれ以上のはずの喪失感に
私は耐えられるのだろうか・・・。

小さな命の火を見つめながら
約束された別れの日に怯える毎日だった。

･･･････････････････････････････････････････････････････続く