2007年01月の記事一覧 | 虹色の蛇

干からびる肉と魂

　Ｚｚｚｚ　褒められることにもなれた。　私はどうやら頭がいいのか？　成績は何時もベスト１０入り。　正直に嬉しいです＾＾　この調子で第一志望の高校に合格しよう！　　ということで無事合格。　高校生活は彼氏作って部活などエンジョイして　ルンルン気分な学校生活を送るんだって　少女マンガのような生活を想像していた。　けれど実際は違ったよ。　授業のペースがすごく速くて先生何言ってるかわからないことも多い。　かくのに忙しくて参る。　でも皆必死。　大学に行くために　第一志望の大学に行くために皆必死で頑張っているみたい。　　よし、私も頑張ってみよう！　テストの結果が返ってきた。　学年５００人中２５０番くらい。　すごく頑張ったはずだけど中間くらい。　中学校のベスト１０入りはもう通用しないのね；ー；　親に言いづらいけど報告したら　勉強をサボっているからとか　努力していないからと沢山言われた。　母は仕事を最近始めてヒステリックになっている。　私のことなんて構っている暇が無いようだ。　ただ、勉強すれとばかりに言った。　勉強はすごくしているんだけどなぁ　でも成績が上がらなくて。　もっともっと頑張らなくちゃなぁ。　　でも頑張ってもがんばっても成績は上がらなかった。　でもって、母もずっと勉強すれ！！すれ！！と　　鞭打つように私に言った。　　私は母が仕事から帰ってくる前に　今まで食べたことの無いくらいのお菓子の量を食べた。　すごく苦しかったお腹。　でも何故か満たされた。　それからわたしは満腹中枢が無いのだろうかというくらい　お菓子を食べあさった。　食べても食べてももっと食べたくなる。　食べてはいけないと想うともっと食べたくなる。　高校生は食欲が一番旺盛な時期だから　仕方ないよね。　でも夕飯が食べられないと母に怒られるから　どうしよう。　以前雑誌で書いていた吐くということを思い出した。　そうだ。私も吐いてみよう。　トイレでは吐いてみよう。　うわ。すごい。食べたものが全部吐ける。　リセットできる。　無いことに出来る。　これで太らないし。また食べれるし。　トイレでかぎ締めたら誰にもばれないし。　　私の食欲は増える一方で、吐く回数も増えていった。　トイレに篭る回数も増えるようになる。　そんなことも気にせず？に　勉強すれ！！すれ！！とばかりに言われる。　　もう説教を一方的に聴いているが一時間以上もたつのに　ただ黙って聞くこの状況に　以前の映画で尋問を受けていた映像を思い出した。　まるで私は牢獄に閉じ込められ　出来ない勉強が何故出来ないのか！！！　と問い詰められている無罪の廃人のように感じた。　わたしはただ、どうして調子が悪いの？　どうして勉強する気持ちになれないの？って　ただ聞いて欲しかっただけだ。　でも、聞いてくれることは無い。　ただ、何故だ？何故だ？何故出来ないんだ？と　成果を求められるだけ。　学校も先生も私を将棋のコマのように成果を求める。　友人も私を何時も疲れている人扱いする。　高校生活3年間男子と一言も離せなくなった。　こんなブスが話しかけて　一言も応えてもらえないことを想像すると耐えられないからだ。　私の声が聞こえないのか話しかけても反応の無いときがあり　何度も確かめずに私は恐怖を感じることが我慢できずに　男の人に言葉を発することを辞めた。　　高校3年次の先生は若かった。　私が調子が悪いので帰らせてくださいというと　保健室に行かなくても直行で帰らせてくれる。　　坂を独りで下る瞬間がなんとも落ち着く。　重力に背中を押されて歩くことが出来る。　学校に行くときはこの坂道を昇らなくてはならない。　学校を遠くに見上げるときの降り注ぐ太陽の光は　まるでサハラ砂漠のように私の体中に熱が刺す　私の肉は太陽の光に解け　まるで骨だけが残った　生きている屍のように　毎日が過ぎていく。　生きているか解らないような毎日が何時続くのか。　もうこんな毎日を何時まで過ごして言いかわからない日々は疲れた。　疲れたままに坂道を昇る屍に　希望の光など無い　そしてまたベットに戻り昏睡するかのように　夢の快楽へ戻ろう。。。　Ｚｚｚｚｚ

真実に蓋を、偽りに輝きを

　Ｚｚｚｚ　闘病生活もなれたものだ。　入院生活も結構楽しい。　隣のおばあちゃんと離すのが楽しい。　ただ、笑っているおばあちゃんが好き。　目のしわが安心する。　そのしわから何か愛のようなものが滲み出ている気がする。　先生も若い人が多いしカッコいい。　テレビも見れるし、雑誌も沢山読める。　それでも時間が余るから　勉強なんぞしてみようか。　前は勉強に意識向けてなかったから　やってみようかな。　あぁ、結構面白いじゃん。勉強。　長い間学校休むからこれで勉強しておこう。　　この薬を打つと高熱が出たような状況になる。　汗を出して出しまくって、細胞が戦っているんだ。　私の病魔がこの暑さで死んでいくんだ。　風邪のような症状。たいしたことは無い。　これで病気が治るのなら。　やりたいことが何だったかもう忘れたけど　それでも私は生きている。　生きるためにこの生活を楽しもう。　　闘病生活が終わり学校に戻った。　先生もクラスのみんなも優しい。　普通に話してくれる。　テレビの話題にはついていけないこともあったけど　うちに帰ってテレビ見たら大体のことはわかった。　実際自分が楽しくないけどテレビをみて話題を掴むのが　面倒くさくなった。　まぁそんなときは薄笑いを浮かべて話を合わせときゃ　話はすぐ終わるからね。　そう定期テストがあった。　長い間入院していて授業を受けてなかったけど　学年総合ベスト５に入った。　独学していた成果が出たんだなぁ。。。　あのドリルすごいや。　先生も母も他のクラスのみんなも　私に注目してくれる　褒めてくれる。褒め称えてくれる。　何だかくすぐったい。でも嬉しいのも事実。　私は認められている気がした。　認められているのが嬉しかった。　もう運動を思い切り出来ないけど　勉強していたら認めてくれる。　ある国語の時間の松尾芭蕉の一文　つわものどもが夢の後。。。。　儚いなぁ。　　でも私もこの気持ちが解る気がした。　私は何時も虚しい儚い。　勉強で褒められてはいるけれど　心の奥の燃え滾る熱い炎に何時しか蓋をした。　寂しいけれどしょうがない。　何時病気が再発するかわからないのだから。　おとなしくおとなしく生きなくては。。。　　皆に褒められて認められ賞賛されるのは　とても気持ちがいいじゃないか！　他に何が必要なのですか？　　よい成績をとったら　欲しいものを買ってくれると親は言っているのだから。　勉強も一休み　疲れたのでまたベットで眠るとしよう。。。　布団を被ってなくと声が漏れなくていいよ。　涙も見られないし。　私は布団の中では真実の自分で居られる。　とても悲しくて辛いけど　　でも起き上がって創り上げる自分の世界も結構楽しい。　褒めてくれる世界があるから。

記憶を辿る旅へ

　ＺＺｚｚｚ　やりたいことが出来ない記憶が沢山甦ってきた。　幼い時の記憶からさかのぼってみよう。　　○小学校○　　1年生　家庭訪問で暗い子といわれたみたいだよ。　　小学校でこんなに暗い子は初めてで　先生はお母さんに家庭に問題があるのではといわれたらしい。　お母さんはお父さんのせいだとおもったみたい。　暴力振るったりしてたから？たばこすってたから？酒飲んでたから？　よくわからないけど　私はとても楽しかったよ学校生活。　なのに、何で先生はそう感じたんだろう。　自分で気が付かないのに暗いって想われて　さびしいな。渡しこんなに楽しいのに。。。　褒められた作文　　文集に載せるのでかいてきてとお願いされ　お母さんに報告したら　事細かく作文を指導され　まるでお母さんが書いた作文に（爆）　3年生？スケート少年団に団の先生からスカウトが入り　　入団♪　風を切ってすべるのが大好き。　特にコーナーのカーブの切り替えしの絶妙なバランスをとるのが病みつきに。　けれども成績が自動的に下がり　即座にやめさせられちゃった＾＾；　あぁ。もっとやりたかったから悲しいな。　　　楽しいことは何時もやめさせられる代わりに　お稽古事が増える。　そろばん、塾、英会話。　好きだった書道も忙しいからやめることに。。。　あぁ悲しいな。　　　あまりにもお稽古事が忙しくて　嘘ついて学校のグランドや公園で　友達と遊んでサボれたときは楽しかったな♪　　あるクラスメイトの子の先生の告げ口？から　　女の先生にいじめられる。　でも何で起こっているか意味解らない。　あまり相手にしなかった。　でも面談のときに先生はお母さんに話したみたい。　変な先生。　　　　小学校6年生　　担任の先生が大好きでした。　先生は怒ったりしたけど　愛を感じる怒り方だったから好き。　　バスケット少年団に自分の希望で入る。　どうしてお母さん許可してくれたんだろう。。。思い出せない。　シュートを入れる瞬間のステップジャンプがとても気持ちがよい＾＾　フリースローが一発で命中するときの快感は最高！　気になる男の子も居るし　どきどきわくわくがふえた楽しい6年生。　何故か辞めさせられなかったのでそのまま中学は行っても　入部しよう！　○中学校○　1年生　　バスケット部へ入部　大好きな人も入部　小学校からの仲間も入部　楽しい。楽しい。　　新しいクラスに友達も出来た。　でも子の子達先生を何時も笑って馬鹿にしている。　私も合わせて馬鹿にしておこう。　そのほうが仲良くなれるかな？　　　あれ？仲良くなったのにどうして私友達に無視されるんだろう。　でも私悪いこと一つもしてないし。　子のこいつも誰かを無視して楽しんでるみたい。　私はあなたの遊び道具じゃないの。　そんな友達私はいらない。　勝手に無視すればいいのよ。　別に怖くもないし、涙も出ない。　馬鹿らしいお遊びに付き合っている暇はないの。　独りでも充分行動できる。　少し目立っちゃうけど、勇気が要るけど　独りでも行動できる自分が居るし　へこへこいじめられているからって頭下げるくらいなら　独りのほうがまし。　って堂々と行動していたら、いじめた女の子が謝ってきた　なんだろね。謝るくらいならいじめなきゃいいのに。意味から無い。　けどまぁいいか。　ふつうに仲良く過すことにしよう。　それに私には楽しい部活がある！部活！部活！　バスケットをしている瞬間が大好き！！　大好きで仕方が無い！　あれ、でも今日どうしてかお腹痛い。　どうしてお腹痛いんだろう。　大好きなバスケットしてるのにお腹い。　；０；　今日は辞めよう。。。　お母さんに病院に連れて行ってもらいました。　ただの腹痛だよね。女の子の痛みだよね　っておもってたのに。。。　・・・？？？　なんか検査ばかりされる。　沢山の大きな機械に入っていって　針を沢山刺されて、液体を一杯体に入れられて。。。　ぐるぐる回る機械。私は病院の遊園地に居るのかな？　　　検査が終わって先生の前にお母さんと座りました。　運動をやめなくてはいけません！！　　･･･意味が解らない。　どうして大好きなものを諦めなきゃいけないの？　　どうして？どうして？どうしてだろう？　どうして私ばっかり？どうして？　大きな病院に移動しました。　大きな大きな手術を受けました。　お腹に大きな傷が出来ました。　でも子の臓器は増えるから大丈夫だって。　またバスケットできるって。　手術は成功したってお母さんが耳元で言っている。　体中が麻酔で動かないし、トイレも行けない　鼻には管が入っていて裸の私には沢山の管が付いている　それでも私は生きている。息している。　でも頭が朦朧とするので　また寝よう。。。バスケットが出来る　　学校に戻ってきた。　傷がまだ開いたら大変だから完治するまで見学してるの。　体育すわりでみんなの見学はちょっともどかしいけれど　　復活を夢見て、みんなの技を観察しているんだ！！＾＾　先生は怒鳴り散らしてイス投げたりして怖いけど　見学しているからイスでも直してあげようか♪　　家に帰った。　様子が変だ。　　お母さんが言った。　バスケットやめなさい。もう出来ないから。　？？？　手術して別の病気に感染したの。　何時治るかわからないの。　運動すると病気が悪化するから。　ああ。。。やっぱり私はやりたいことが出来ないんだ。　私が何時もやりたいことをすると　　どうしていつも災難が起きるんだろう。　私は死んでいるようだ。　大好きな私ことが出来ない私は死んでいるようだ。　息はしているけど　　静かにただ生きている。　泣くことに声も出なくなった・・・　夢だったらいいのに。。。　また目を閉じて寝よう。　　　

鞭の魔法

　ＺＺｚｚｚ　わたしは自分が楽しいことしかしないって決めた。　人に気を使うのも疲れるし　気を使ったところでわかってもらえることもあまりないし　うざがられたりすることもあるし　認めてくれるわけでもないし　人から何かをもらうために期待して待つのもくたびれる　　そう！＾＾　私が楽しいことって　子どもの頃夢見てた歌をうたって踊ることよ～　　るんるん　るらら　くるくる　るららん♪　スキップ　ステップ　たんたんたん♪　るらるら　るりるり　るんたった♪　手を広げて　上を向いて　空気を吸って　風が泳いで　鳥がさえずり　舞に、舞うと空気が踊る　私のワンピースもひらひらと舞っているわ　木々もさわさわと舞っている　　総てが生きている気がする　この感触が大好き　私の細胞の一個一個隅々までも　始動している感じ　この動き、このリズムが大好きなのよ～　究極の幸せ　官能と悦びのリズムだ・・・・・わぁ？？？！！！！　　髪の毛を後ろから引っ張られた　私の長い髪の毛を　わしづかみにされた！！？？　私の愛しているこの長い髪　女である象徴　私の自由を奪う者は誰？？　髪の毛から後頭部、首の裏側まで　大きな手のひらで　固定されている。　　苦しい。息が出来ない。恐ろしい。　私はまた何者かに支配されるのか？　　やっと得た自由を　ただ、体をリアルに動かし声を体内に共鳴させる　踊り唄うということの自由　それだけの自由を奪う　この手の正体は誰なのだ　　後ろで　低く、図太い　男の声が響く　　　私の胸に鞭を撃つかのような激しい響きで　背後の男は言う　何をやろうとも御前は絶対上手くいかないのだ！！！　　どうせ死ぬのだから諦めろ！！！　御前がやりたいことをするのは無理に決まっているのだ！！！　私の喉が硬直した。　私の体　力が入ったまま静止した。　一瞬に時が止まった。　今この瞬間が死んでいる。　死んでいる。　体中に寒気と憎悪が襲う　一瞬にして私はこの闇を星の速さで去る　夢から醒めた現実は　　　ただ、声を荒げて泣き果てる・・・・　止まったのどを開き泣き喚く　硬直した体を泣き声に共鳴させ　私の体は自由を求めて今　泣き叫んでいる･･･　