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2007.04.21
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カテゴリ: 教育相談だより
家庭訪問.gif
多くの学校で、家庭訪問が行われますね。今は夏休みに行うという学校も増えてきたみたいですが。
 子どもの家に出かけていく家庭訪問は、意義のあるものだと思います。家の場所や環境を確認しておくことはもちろん、担任と親とのコミュニケーションを作ったり、子どもの家での様子や親の要望を聞いたりする大事な機会です・・・とかいうことはおいといて・・・

家庭訪問は、親の話の内容以外のところからも、いろいろなことを知ることができるチャンスです。

 ぼくの学校では、あらかじめ時間の希望を取ってから順番を組んで親御さんに連絡します。
 その後で、いきなり変更の日時の希望を書いてくる親御さんもいます。(「すみません」のひと言ぐらいないと、ちょっとムッとするところです)
 でも、これって親についての重要な情報です。子どもが手紙を出さないのにいらだっているのかもしれません。
 あるいは、こういう行動が相手に迷惑をかけるということに気づかない洞察力の欠如、または感受性の鈍さを持った親御さんなのかもしれません。だとすると、ふだんの親子関係の中でも、もしかしたら子どもの気持ちをくんで、適切に甘えさせたり叱ったりできていないのかもしれません。

 「玄関で失礼します」というのは、教師にとっても、親にとっても楽でいいのですが、もしも中へどうぞと何度もお誘い頂けるときはぼくは中におじゃますることにしています。

 家に入ったら、絵や置物、花などの装飾品に注目してみましょう。まず、それらが子どもっぽいかわいらしい雰囲気を持ったものか、大人っぽい洒落たものであるかで、家庭生活がどの程度子ども中心で回っているか、なんとなく想像がつきます。居間が子どもの作品だらけの家などは、ベタベタの親子かもしれません。(ベタベタが悪いわけではないですね。密着度が高いということです)

 ゲームがどこにあるのかもさりげなくチェックしておきたいところです。子どものゲーム環境は、現代の子ども理解のためにはとても重要な要素のように思います。ゲームの話題などもさりげなくふってみるのもいいかもしれません。前に、テレビの前に3種類のゲーム機が置いてあるご家庭がありました。「こんなにいろんなゲームをやっているんですか?」と、驚いて聞いてみたら、お母さんから、「いいえ、これはみんな主人のなんですよ。」というお答えが返ってきました。

 その他、本棚などもさりげなく見せてもらってます。けっこう意外な発見がある場所です。

 私たちが親御さんのお話をうかがって、その中で、学校での子どもと家庭での子どものギャップを知ることができます。
 もうひとつのギャップにも注目しましょう。子どもの行動、様子と、親や家庭が持つ「雰囲気のギャップ」です。言うことをきかないきかん坊、いたずら坊主のお母さんが、元ヤンキー風な人だったら、「この親あってこの子あり」納得です。お嬢様っぽい子の家が上品な雰囲気だったら、これも納得、ある意味安心です。
 ところが時折、子どもと親、家庭の雰囲気に、妙なギャップがあるケースにお目にかかることがあります。
 例えば受験目指してガリガリやっているような子どもの親が、いやにおっとりと鷹揚な感じで、「子どもはのびのびと・・・」などと言っていたりしたら、ちょっと「?」でしょう。不潔で下品な感じの子どもの家が、なぜか品があって、高級な装飾品などを飾ってあったりすることもあります。または、子どもは素直ないい子なのに、親はさかんに前担任の批判をするなど一癖ありそうな人であったりする場合もあります。

 家庭訪問で感じた違和感は、ちょっと心にとめておきましょう。後になってから、「なるほどそういえば・・・」という風にそのことに納得がいく出来事に出会うことがよくあるものです。

 ところで、教師である自分が親の立場で子どもの先生を迎える時は、けっこう気が重いものですね。あたふたと部屋の中をかたしたり、お茶菓子は何にしようかと考えたり・・
 要するに、立場変わればふつうの親なんですよね。






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Last updated  2007.04.21 12:23:16
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