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2007.12.26
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カテゴリ: 教育相談だより
ハンバーガー.GIF

 学級の中に、いつも先生の話を聞き落として行動に遅れる子、お勉強と違うことをしている子、みんなが並んでいるときに1人だけ違うことをやっている子、気がつくと1人でどこかに行ってしまう子・・・その他いろいろ担任が特別配慮をしなければならない子はいると思います。
 こんな時、よく、学級の友だちがその子に教えてあげたり、声をかけて、教室移動の時にいっしょに連れて行ってあげたり、身のまわりの整理を手伝ってあげたりしてあげている光景をよく見ます。こういう子は「○○ちゃんのお世話係」なんていって、席替えをしてもまたいっしょの席にされたりすることもあります。

 たいていこういう子は、自分から「お世話係」を買って出て、教師が頼めば笑顔でいつもお世話をしてくれます。でも、この「お世話係」の過信は、時にとんでもないマイナスを呼び込むことになってしまうことがあります。

 ある先生のクラスに、やや自閉気味で、集団生活になじめないBくんという子がいました。Bくんをいつもお世話してくれるCくんという子がいました。この先生は、なにかあると、必ずBくんとCくんを同じグループにするようにしていました。
 そんなある日、Bくんがみんなにいじめられ、からかわれているということがわかりました。驚いたことに、いじめていた中心の1人にCくんがいたのです。その先生は、ビックリ、青天の霹靂、思わず頭を抱えて悩んでしまいました。

 この先生の失敗は、「お世話係」を過信しすぎたところにあります。
 子どもが誰かの世話をする、それは純粋な親切、善意、友愛といったものから始まると考えていいと思います。一時ならば、その苦労とよいことをしたという充足感は、等価として釣り合うものです。
 しかし、毎日のようにその子のお世話をするとなると、いやになってくるのは当然のことです。なにしろまだ子ども、ましてや本来なんの必然もないのですから。
 それでも毎日喜々としてお世話係をする子、それは、教師や周りからの、「えらいよね!」という心理的サポートがあるからだと考えられます。
 だから、教師が、それを当たり前だというような態度を取ったら、いつかばかばかしくなります。「いつもありがとね。」
「たいへんだよね。たまには○○ちゃんと違うグループにしてあげなくちゃね。」
といった配慮、心遣いを教師がいつも忘れないことが肝心でしょう。
 Cくんはお世話係に疲れていやになってしまったのですね。他の友だちと同じように、気ままで無責任な、おもしろおかしいことをやりたくなってしまったのかもしれませんね。

 多動な子や、わがままな子、衝動的な子が、クラスにいたとしたら、その行動にがまんしてあげている周りの子たちにも教師は配慮して、がまんしていることをわかってあげているということを、どこかで伝えてやることが必要でしょう。
 また、まれに、ハンディを持った子どもにいやに優しい子ども達、「ちょっと教師の意を汲みすぎているかなあ?」と、ちょっと違和感が感じられるときもあります。まあ、程度の問題といったところでしょうか。
 子どもは子ども。おんなじ子どもです。頼りすぎは禁物です。





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Last updated  2007.12.26 22:00:13
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