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2008.04.06
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カテゴリ: 教育相談だより
登園.gif


 キレる子への対応-親にでなく、キレる子ども本人への対応によって、なんとかキレなくなるように・・・・
 爆発するエネルギー(ネガティブな感情)をコントロール可能な姿に変えていく
ということを考えてみましょう。
 キレて荒れてしまった子を別室で落ち着かせた後、落ち着いて話をしてみましょう。

○何に頭に来たのか?(何がきっかけでキレてしまったのか)
 どこで、何がきっかけでキレてしまったのか、それを聞いてみるのは意味があります。バカにされたと思ったときカッと来たのか、無視されたことにキレたのか、本人特有のキレる引き金が、まわりからは案外見えていないということもあります。それを知ることで、その子の理解を深めることができます。
 ただし、キレる子は、よく覚えていないということがよくあるので、「覚えている範囲でいい」「思い出せないことはいいんだよ」ということをよく言っておかないといけません。

○キレるときの「体の感じ」に注目する
 キレたときのことなどを話しながら思い出していると、キレたときの体の不快な感じがよみがえってきます。それを言葉で表現できるように援助します。
「今、どんな感じ?体のどこか苦しかったりいやな感じがするところない?」
「うーん、わかんない」と言う子がほとんどです。特に、キレているときのことは覚えていないことが多いですから、時間をかけて、ていねいに聞きだしていくことが大事です。
 自分の言葉でそれを表現できればそれが一番いいのですが、それができない場合は、こちらから助けてあげる必要があります。「胸が苦しいみたいな感じ?」「息が苦しい感じかな?」「おなかに重いものがあるみたい?」「心臓がドキドキする?」「カーッと頭が熱くなる?」という具合にていねいに、本人にしっくり、ピッタリしたものをさがしていきます。(一度ではうまくいかないことが多いかもしれませんが、体の感じにフィットした表現をさがします)
 こうして徐々に、自分の中の不快なものを、言葉で表現できるようにさせていきます。

○表現した不快なエネルギーを、「やってくるもの」「出てくるもの」としてとらえさせていく
 子どもがこうして不快な感情を言葉で表現できるようになると、それは、自分の中にある「別なもの」としてとらえられるようになります。
 今までは、「自分でもわけがわからないけど、なんかひどいことやってしまって、いつも先生に怒られてた」という形になってしまっていました。それが、
「自分の中の『ムカムカ』がやってくると、止められなくなって、友だちをぶってしまう」
というイメージに変換していくことが可能になります。
 小さい子だったら、「ムカムカ虫」とか、よりとらえやすい形のイメージにできるとよりいいでしょう。(あくまで子どもが体に「感じている」表現を大事にします。教師が勝手に命名したのでは意味がありません。)
 ここまで持って行けたら、キレた子と指導する先生が「ムカムカ虫」への作戦会議をすることができます。
「また友だちぶっちゃったね。ムカムカ虫が出てきちゃったんだね。今度ムカムカ虫が出てきちゃったらどうしたらいいだろう。」  
「ムカムカ虫が出てきたと思ったら、この部屋に休みに来たらどうかな?」
「ムカムカ虫が出てきたときは、『先生、ムカムカだよ』ってまず言ってみたらどうだろう。できるかな?」
といった具合に。
 そして、それができたときは、それをきちんと評価してやりましょう。
 こうしたことで、感情的な問題が解決するわけではありませんが、「自分をコントロールできた」という自信を持たせることが、問題克服への第一歩となります。
 こういった対応をするためには、
◆キレてしまったときに落ち着くための空き教室が用意されている
◆その子がキレたときにいつも付き合う教師がいる(できるだけ同じ人が)
という環境が必要です。また、
◆「キレたときが育てるチャンス」という心構えと、半年、1年、あるいは数年かけて育てていくのだという根気強い気持ちが大切です。
 次回は、呼吸法と動作法による対応について紹介します





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Last updated  2008.04.06 10:24:24
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