2002年03月29日
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工場見学が終わると再び研修センターへ引き返す。テーブルの上には幕の内弁当が用意されていた。それを食べながら質疑応答になる。

問い 「クレイとは粘土のことですか?」
答え 「農薬と化学反応を起こさないケイ酸塩鉱物が主な材料です。ベンレート(防腐剤)のようにグラニュー糖をクレイとして使ったものもあります」
問い 「農薬の登録は何年くらいかかりますか?」
答え 「最近では安全性の審査も厳しいので、開発してから登録するまでに最低10年はかかります」
問い 「乳剤や水和剤はこの工場では作ってないんですか」
答え 「それらは新潟工場で作っています。ここは粉剤と粒剤だけです」
問い 「工場の従業員はどれくらいいますか?」
答え 「200人くらいです。ファインケミカルの方は24時間3交替で動いていますから、実際には今は4分の1の人数しか工場内にはいません」
問い 「大卒の初任給はいくらですか?」
答え 「・・・確か20万円は行ってないと思います。ボーナスは・・・一応あります」

いい機会なので、会社に対する要望があればどうぞと言うことだった。

「今ある防腐剤は薬害が出て使いにくいので、ぜひ新しい防腐剤を開発していただきたいです」
「御社の除草剤は値段が高すぎます。今はグリフォサート系が世界標準になっていて、その価格が1000円を切っているのですから、いくら効果が高いからといって2倍以上コストのかかる除草剤は誰も使いません。価格設定をする時にそのへんも考慮願いたいものです」
「抵抗性が出来て効かなくなったダニ剤は、どうせ売れないのなら値段をさげて欲しいです。もし安ければ少々効きが悪くても使おうかという気になるかもしれません(笑)」
「今は農家の負担になっている農薬容器の回収費は、本来メーカーが責任を持つべきではないでしょうか」
「農薬の残留毒性について、一般的な使用環境で何日で安全な基準になるのかというデータをメーカー側が提示していただきたいです。今の時代に生産者だけでなく、消費者にもわかる形で日本で使用されている農薬の安全性をアピールするのは農薬会社の仕事だと思います」

昼食をご馳走になりながら、しかもお土産に会社名の入ったシャーボと腰に提げるジーンズ生地の袋をもらいながら、私達も結構きついことを言うものだ。工場長と販売担当者は熱心にメモを取ってはいたが、はたしてどこまで私達の要望が聞き入れられるのだろう?

工場長と販売担当者の最敬礼に見送られながら工場を後にしたのは12時半だった。






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最終更新日  2002年03月30日 18時50分23秒
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