2002年07月06日
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テーマ: 京都。(6330)
カテゴリ: カテゴリ未分類
三十三間堂を出ると、目の前に京都国立博物館があった。雨はまだ降り続いていたので今度はそこに入ることにした。京都国立博物館は赤いレンガ造りの風格のある建物だった。しかし、その建物では展示はもう行われておらず、もう少し奥に建てられた新館が使われていた。

ここに何が展示されているのかは例によってまったく知らなかったのだが、特別展は「八坂神社の名宝」だというポスターが市内のあちこちに貼られていたので、ちょっと興味をそそられたのだ。入館料は常設展の420円だけで、特別展は無料で見れるそうなので得をした気分になった。

新館の前には噴水があり、その傍には実にさりげなくロダンの「考える人」が置かれている。この彫刻は日本人にはあまりに有名で色々なところで見たような気がするのだが、一体ホンモノは何個あるのだろうと要らぬ詮索をしてしまうtetywestだった。ここ国立博物館に置かれているのは、まさかコピーではないだろう。

館内に入り、順路に従って進んでいくと縄文土器、石器のコーナーだった。「さすが国立博物館、これは見に来た人に日本史の復習をやりなさいという仕組みなのか・・・」と思わず身構えてしまった。縄文文化の次は弥生文化のコーナー。吉野ヶ里遺跡で見たような大きな土器の棺桶も展示されていた。そして古墳時代の埴輪へと続いている。この辺は適当に見ていたtetywestなのだが、もう少し進んだところで足が止まってしまった。

何とそこには唐三彩の陶器のラクダが展示されていたのだ。地震などで倒れないように、細い糸で固定してあった。tetywestは1997年に香川県で行われた陜西省展で初めて見たときその写実的な造形に感動した思い出がある。日本の陶器の歴史を説明するのにはやはり中国のこの時代の陶器の展示が必要だったのだろうが、まさか京都で再びラクダに出会えるとはまったく予想していなかっただけに嬉しかった。

そこから先は主に日本の陶器の歴史が一目でわかるような展示だった。有田焼、伊万里焼、九谷焼、鍋島焼、そして清水焼とそれぞれの特徴がわかるよう工夫された展示だ。おそらく値段がつかないほどの値打ち物ばかりなのだろうが、tetywestにはまさしく「猫に小判」状態だった。

ようやくそのコーナーを抜けると、今度は「観音菩薩と地蔵菩薩展」のコーナーがあった。この二つの菩薩は日本人に最も馴染みが深く、愛されている仏像の双璧なのだそうだ。しかし、この分野もtetywestはあまり興味がない。ただそのコーナーの一角に展示されていた閻魔大王はかなりリアルだった。

この頃からtetywestも家内もかなり疲れてきた。まだようやく1階を見終わったところで、展示はまだ2階にも続いている。「八坂神社の名宝」の特別展は2階にあった。しかし階段を上がるとまず目に留まったのはソファーだった。情けないことに二人ともソファーを見ると黙ってそこに座り込んでしまった。

tetywest 「ふ~、何だか仕事するよりよっぽど疲れるなぁ」
家内    「いっぺんにシャガールから雷神・風神から清水焼まで色々なものを詰め込んで、頭の中がごちゃごちゃだわ」
tetywest 「今日はかなり歩いたよな?」
家内    「どうする?もう帰る?」
tetywest 「せっかく来たんだから、ここだけは見て帰ろうよ」

と言うようなわけで、「八坂神社の名宝」展を見て回ったのだが、体力が落ちてくると記憶力も落ちてくるものらしい。丸山応挙の襖絵や、戦国時代の大名の花押など、その場その場では「ほ~」とか「すごいね」とかお互いに感想を言い合ったはずなのだがほとんど覚えていない。あまり欲張ってあれもこれもと観光するのは考えものである。






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最終更新日  2002年07月09日 11時25分48秒
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