《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2010年12月07日
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テーマ: 足下を掘れ(72)
カテゴリ: 世の中の話
  2010年を振り返ってシリーズ第二弾。

【4月】

14)若林元農相が「二重投票」で議員辞職

参議院の本会議採決で、あろうことか欠席議員の投票ボタンを押して投票してしまった。

学校の授業の代返じゃあるまいし、当然議員失格に。

若林正俊の議員人生はある意味、稀有なものだった。

2007年5月、急逝した松岡利勝農林水産大臣の後を受けて農林水産大臣臨時代理を務めた。

同8月1日、正式な後任として務めていた赤城徳彦辞任に伴い、再度農林水産大臣を兼任。

8月27日改造で入閣した遠藤武彦の辞任に伴い、9月4日に再再度就任。

3ヶ月で3回農林水産大臣に就任した。

すべてリリーフピッチャーで。

自民党下野後の内閣総理大臣指名選挙で、なり手のいない自民党首班候補となる。

敗戦処理のリリーフピッチャーとして。

そして今回、欠席した議員のリリーフと思ったかどうか、投票ボタンを押してしまった。

誰かの代わりが好きな人だった。

15)野口さんと山崎さんが宇宙で対面

日本人唯一の女性宇宙飛行士山崎直子。

少し前なら宇宙飛行士は英雄だった。

「ライトスタッフ」というアメリカ宇宙計画(アポロ計画)の映画があり、僕は大好きだった。

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/200701250000/

宇宙での日本人同士の邂逅という夢のような出来事も、なぜか見慣れた風景に映ってしまった。

先日、山崎直子は「事業仕訳」に引っ張り出されていた。

宇宙事業予算を減らさないでくれと懇願する役。

対峙するのはミセス事業仕訳、蓮芳。

いかに蓮芳と言えども数いる女性議員のうちの一人(美人のとつけばぐっと数も減るが)。

山崎直子は日本でただひとりの女性宇宙体験者だ。

格が違うんだけどなあ、宇宙好きとしては。

16)井上ひさしさん死去

井上ひさしといえば「ひょっこりひょうたん島」。

64年~69年、NHKの夕方に放送されていた人形劇である。

ほぼ僕の小学生時代を網羅している。

かなり幼少期の精神的成長の糧になっていると思う。

遠足に行った小学生とサンデー先生が火山の爆発で、ひょうたん島とともに漂流してしまい、そこに登場する奇妙な人々と奇妙な体験をするお話しだ。

物語の中に社会批判のメタファーが隠されており、子どもながらに深い教訓を感じていた。

今回Wikipediaで確認したところ、ビックリすることが書かれていた。

◆   井上ともう一人の原作者である山本護久、そして担当ディレクターの3人がともに両親にたよることのできない子供時代を送ったことから「親」を登場させなかった。

◆   物語の場において発生しうる食糧危機という現実的な問題を回避し、子供たちの親や大人に絶望したうえでもつ明るさを描くユートピアとするため、登場人物をすべて「死んだ子どもたち」として物語をつくっており、サンデーと5人のこどもたちは最初にひょうたん島に遠足に行ったときの、火山の噴火によって死亡した設定になっている。劇中に「御詠歌」や「四国霊場物語」が登場するのも、死者の物語の設定ゆえである。

◆   郵便局員がネコババするというストーリーがNHK監督官庁である郵政省の逆鱗に触れ、突然放送が打ち切られたと言われている。最終回は、エンディングの第2テーマである主題歌が短調で歌われる、物悲しいエンディングであった。

こんな悲しい物語だったとは、知らなかった~。

17)明石歩道橋事故で初の強制起訴

兵庫県明石市の花火大会で歩道橋に殺到した見物客が群集雪崩を起こし、死者11名重軽傷者247名が出た。

2001年のことである

不起訴となっていた明石署長、副所長に対し遺族の訴えによる検察審査会が起訴相当決議を3回行っていたが、すべて不起訴になっていた。

今回は検察審査会法が改正されたため、初の強制起訴が行われた。

我々の社会は"法"によって秩序が保たれている。

しかし、"法"の専門家達は、法に縛られるあまり、法に振り回されてしまう。

そこで専門家でない一般市民が、一般市民感情として事件を検証すると言う趣旨のものが、"裁判員制度"であり、"改正検察審査会"である。

趣旨は理解するが、実行においてはいろいろ問題もある。

市民感情が、力を持ったがために、今度は感情に振り回されることになる。

身内に甘い警察・検察体質が市民感情を不快にさせた。

事故発生当時、言い逃れに終始し、警察と警備会社が共謀し、屋根に上がって群集をあおっていた茶髪青年達のせいにしようとしていた。

後に目撃者の証言で、茶髪青年達は危険を知らせ、救急を要請していたことが判明、市民感情は一気に反発した。

成り行きは公判を待たねばならないが、本来求められなければならない方向とずれている感じがする。

不幸な事故であったが、不幸の出口が迷路に入り込んでしまった。

18)宮崎で「口蹄疫」発生

"こうていえき"と聞いた時、"ユンケル皇帝液"かと思った。

口蹄疫ウィルスによる家畜の伝染病。

非常に伝染力が強いので、発見された家畜は即刻殺処分される。

今回の宮崎は29万頭が殺処分された。

もったいないなあと思っていたら、中国では殺処分した家畜は食べているそうだ。

人には感染しないらしい。

感染経路も不明で、疑わしきはすべて殺処分という方針はどんどん拡大し、いったい終わりがあるのだろうかと危惧していたが、一応収束したようだ。

鳥インフルエンザもあり、家畜業者は受難の時代である。

"家畜"の問題は"食"の問題であり、"生命"の問題でもある。

いずれ病気のワクチンが投与され、抗生剤入りのえさを食べた家畜が出回るだろう。

それを人が食べる。

免疫力の落ちた家畜の肉を食べ、知らぬ間に人の免疫力も落ちていく。

一方で"耐性ウィルス"が誕生し、さらに強力な薬が開発されるだろう。

出口の見えないスパイラルがここにもある。

5月】

19)「もんじゅ」が14年5ヶ月ぶり運転再開

昔、広瀬隆の『危険な話』を読み、原子力発電は危険だと言う認識を持った。

ジェーン・フォンダの『チャイナシンドローム(‘79)』という映画の影響もあり、僕は反原発が刷り込まれている。

ところが昨今は、「地球温暖化」対策ブームで、いつの間にか世の中“原発推進”の風潮に変わってしまった。

原発施設には、いつも利権問題が絡み、胡散臭さが漂っている。

「もんじゅ」もそうだ。

原子力発電といえども資源に利用するウランには限りがある。

「高速増殖炉」というのは、今まで利用できなかったウランを核分裂できるプルトニウムに転換する施設だ。

これができれば原発推進派には未来が広がる。

しかし、プルトニウムが出来れば、当然原爆も出来る。

あれだけ慎重に完成に向けて準備していたものに事故が起こるということは、やはり何かしら怪しい陰が潜んでいると思った方がいい。

エネルギー問題は、太陽光、風力、地熱で解決するべきだというのが僕の主張なのだが。

20)日米共同文書で「普天間」移設先は名護、社民連立離脱

「普天間」基地問題はいろんな側面があり、もともと難しかったのが鳩山民主党がさらにぐちゃぐちゃにしてしまった。

我が家は自衛隊朝霞基地の側にあり、毎年「観閲式」の時は飛行機の爆音に悩まされる。

あれを毎日やられているのかと思うと沖縄住民の苦痛はわかる。

去年の今頃の段階では「徳之島」移転でほぼ日米合意ができていた(鳩山の腹案がある発言はこれに論拠がある)。

ところが有力者である徳田虎雄の腹を読み間違えて、ポシャッてしまった。

ここから鳩山の迷走が始まり、首相辞任につながった。

普天間住民の状況は何も変わらなかったが、期待を持ったぶんだけ、心はひどく疲弊した。

結局自民党案に戻るしかないのだが、どうなるか全く見えない。

世界のジョークにこんなのがある。

ある国に死刑を宣告された罪人がいた。

罪人は国王の馬に羽を生えさせることが出来るから、一年だけ刑の執行を延ばしてくれと懇願した。

願いは受け入れられたが、「そんな出来もしないこと約束しても無駄じゃないか」と問われて、罪人曰く、

「そんなことないさ。

一年の間に、革命が起きて国が変わるかもしれないし、国王が死んでしまうかもしれない、馬が死んでしまうかもしれない。

もしかしたら、本当に羽が生えるかもしれないじゃないか」

鳩山首相もこの罪人と同じ気持ちだったのだろう。

【6月】

21)「子ども手当」支給開始

以前も書いたが、この政策には反対だ。

そもそも「子ども手当」「高速道路無料化」「農家戸別保障」「普天間県外移設」すべて反対だ。

それでも民主党支持したのは、ひとえに自民党体質打破のため。

まさかこの馬鹿げたマニュフェストをほんとうにやるとは思わなかった。

「天下り禁止法」を作ってくれさえすればあとは何もしなくてよかったのだが、天下りはひどくなったし、赤字国債は増えるし、官僚支配は強まるし、情報開示は退行するし、亞然とする逆行ぶりだ。

僕の経験から言うと、借金は、借金を返済するための借金を始めると、借金生活のうねりから抜け出せなくなる。

小泉純一郎の政策は必ずしも成功したとはいえないが「米百表の精神」は正しいと思う。

22)鳩山首相退陣、後継に菅副総裁・財務相

もともと民主党は鳩山家の資金で立ち上げた政党なので、鳩山由紀夫がオーナーであると言ってもいい。

ただGDP500兆円の国を運営するには、知力胆力ともに欠けていた。

といっても、この大役をこなせる人物が日本にいるのか?

90年に、イギリスのサッチャー首相が退陣した時、日本にレンタルできないかと思ったが、もし実現していれば今の状況はなかった。

23)小惑星探査機「はやぶさ」帰還

60億キロ、7年間の歳月を越え、「はやぶさ」君が帰ってきた。

ひとり惑星探査のたびに出たはやぶさ君、孤独に耐えながらミッションを遂行します。

いくつかのトラブルに見舞われながらも目的の地「いとかわ」に到着。

順調に計画を遂行するも、最後に失敗しちゃうんですね。

目的が果たせないまま戻ることになったはやぶさ君、自分に掛ける期待も大きかった分、落ち込みも大きく、失意のうちに連絡を閉ざしてしまいます。

一人ぽっちで宇宙に漂い、自分とはなんなんだろうと迷ってしまいます。

そこにどこからともなく声が聞こえます。

「何をくよくよしているんだ、はやぶさ。

おまえはやるだけやったじゃないか。

なにも恥じることはないんだよ。

結果を求めてはいけない。

おまえは、おまえらしく生きていけばいいんだ。

さあ顔を上げて、自分を信じて、愛してごらん・・・」

はやぶさ君、その声を聞いて心が開きます。

再び地球向かう勇気が出ます。

そして、地球で待っていた仲間達の歓声に包まれて、燃え尽きてしまうのでした。

ウ~感動!

6月途中ですが、紙幅の都合で、本日はこれまで・・・つづく






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最終更新日  2010年12月07日 06時29分29秒
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