2年ほど前より犬を飼うことになり、散歩をする習慣がつきました。
アンチエイジング研究家として健康ブログを書く以上、健康に留意し、様々な健康法を試していますが、その中でも散歩は今では必須のメソッドになっています。
もちろん散歩と言ってもトレーニングの意味があり、ただぶらぶら歩いているわけではありません。
多くの散歩人は、犬のペースに合わせて、寄り道をしたり立ち止まったりしながら(排泄が目的の場合もあり)、かなり歩くのはゆっくりめで、人間の方のトレーニングにはあまりなりません。
1日の中の貴重な30分を費やす行動なので、できれば有意義にしたいものです。
そこで僕は、ウォーキングのついでに犬も散歩させているという発想で、歩き方の工夫を試みてきました。
まずウォーキングの正しい行い方を調べ、実践していました。
ウォーキングの注意事項は大体次の通り
1・始める前には10分ぐらいストレッチをしてから
2・背筋を意識して伸ばす
3・かかとから着地し、つま先で地面を蹴り出すように歩く
4・歩幅を普段歩くより広げ、腕を大きく振り、腰をひねるようにして早足で
歩幅のめやすは、身長×0.45 (僕なら170×0.45=76.5 けっこう広い)
5・効果的な速度は、少し息が弾む程度
6・1週間3時間30分以上
7・終わりはまたストレッチで筋肉をケアする
こんな感じですが、つい面倒なので前後のストレッチは省略していました。
その不誠実がたたって、時々膝や腰を痛めることもありました。
これはウォーキングで痛めた場合もありましたが、他のトレーニングで痛めた時にウォーキングで悪化させたということもありました(TVや本で新しいトレーニングなどを見ると、すぐやってみたくなり、半端な理解でやり方を間違ったり、そのメソッド自体に欠陥があった場合、逆に身体を痛めることにもなります)。
http://youtu.be/DC66NZj8pJ4 )で大またに歩いたり、ゆっくり筋肉に負荷をかけるほうが筋肉がつくという理論から、須藤元気の「World Order」のような歩き方をしてみたりもしました。
これは筋肉の動きを意識してゆっくり歩いたら似てしまっただけですが。
これらを取り入れようとしたのは、筋肉の強化を目的としたからです。
大またや早歩きは筋肉に負荷を掛けて筋肉を強くしようとする歩き方で、反面、筋肉を傷める可能性も生まれます。
基本的な着想に失敗がありました。
そんな中、4年前に『ためしてガッテン!』で紹介していた「スロージョギング」も試していました。
はじめはいろいろな方法のひとつだったのですが、アウターの筋肉に負荷を掛けないので、筋肉を傷めるということがありません。
インナーの筋肉で代謝を促し、さらにアンチエイジングに素晴らしい効果があることを実感できました。
最近は「スロージョギング」が今の自分には一番適しているかなあと思って実行しています。
『ためしてガッテン!』は次のように解説しています。
《ジョギングは「キツイ」「続かない」と思っている人がほとんど。
ところが、ラク~に走れちゃうのに、血糖、血圧、尿酸値などの数値を下げ生活習慣病改善効果が絶大!
しかも、脳まで生き生きさせちゃうと言う不思議な走り方があったんです。
そのコツは「ある筋肉」を使わないこと!
この走り方をマスターすれば、いつの間にかフルマラソンまで完走できちゃう!》
魔法のようなジョギング法なのです。
使わない「ある筋肉」とは、「速筋(アウターマッスル)」のことです。
「速筋」は瞬間的に大きな力を出す時に使われる筋肉です。
筋力トレーニングで鍛えるのは、主にこの筋肉です。
この筋肉を使わないで何を使うのかと言うと、日常生活で持久力をつかさどっている「遅筋(インナーマッスル)」です。
「遅筋」は長い時間運動をする時に使われる赤い筋肉で(速筋は白い筋肉)、有酸素で運動し、そのエネルギー源は脂肪です。
つまり長い時間遅筋を使って運動しても疲れないし、しかも脂肪が燃焼されるのです。
「遅筋」だけを使えば、マグロが休まず泳ぎ続けるように、ずーと走り続けることが出来ます。
「遅筋」だけで走る唯一のポイントは、歩くくらいのスピードでゆっくり走るということです。
時速4キロの同じスピードで、ウォーキングとスロージョギングの消費エネルギーを比較したところ、なんとスロージョギングのほうが1.6~2倍も多いという結果が出ました。
もし、1日20分、1年間、毎日スロージョギングをした場合、消費エネルギーは脂肪5.0kg分にもなるそうです。
スロージョギングの提唱者は福岡大学スポーツ科学部の田中宏曉教授です。
先生のすすめるスロージョギングの走り方は、まず準備運動はしなくてOKなのがありがたいです。
速筋をつかわないので、ウォーミングアップなしでも筋肉(速筋)を痛めることはありません。
普通に歩いていて急に開始しても構いません。
「スロージョギング」の方法は次の通り
1・笑顔を保てるぐらい、とにかくゆっくり (おしゃべりが出来るぐらいのペースで、と言うことなのですが、僕の場合は歌を歌いながら。曲目はもちろん『長い夜』)
2・歩幅はうんと小さく、めやすは10センチ (足踏みをしながら前に進む感じです)
3・指の付け根で着地 (あるいは足裏全体で着地します。ここがランニングやウォーキングとの違いで、かかと着地をしないことで足の速筋を使わないようになり、疲れません)
4・肘は軽く曲げて、大きく振らず、むしろ後ろに引く (肩甲骨を動かすように意識すると、僧坊筋が使われ、代謝が上がります)
5.息が上がらない程度の自然呼吸 (息は苦しくありません、てゆうか、苦しくないペースで走るのだから、当たり前です)
6・痩せるためには1日30分がめやす 1分×30回でも良い (日常生活に取り入れて、こまめにも出来るということです)
スロージョギングの効能としては
1・体重の減少 (脂肪燃焼・血圧改善・血糖値改善)
2・血管の若返り (毛細血管が23%増加のデータあり)
3・脳の活性化・ボケ予防 (なぜか脳の領域が広がります)
僕はもうダイエットの必要はないので(BMIが19なので)、目的として考えているのは「血管の若返り」によるアンチエイジングです。
「スロージョギング」をつづけると、全身の毛細血管の量が増えます。
すると血流がよくなり、栄養と酸素が体中に行き渡り、細胞を活性化させます。
当然、頭髪への効果も見込めます。
そして、なにより心肺機能が高まるのは喜ばしいことです。
この歳でアスリートをめざしたり、エベレストへ昇ろうなどとは考えていないので、目的はただ健康な肉体を手に入れるためです。
そのために血流を良くしたいのです。
というわけで、今年の秋はもっぱらスロージョギングで犬の散歩をしています。
疲れないのですが、汗はけっこう出るので暑い時期はちょっと控えていました。
歩くペースでといいますが、実際は歩くよりも遅いです。
公園でウォーキングをしているじいちゃんばあちゃんに軽く抜かれます。
それを気にしない気持ちが大切です。
人の目を気にせず、ひたすら小刻みに走ります。
このスタイルにしてから、腰痛・ひざ痛は出ていません。
さらにポイントは、音を立てないようにします。
そうすると必然と膝を柔らかくクッションを利かすので、膝の周りの筋肉が強化されます。
腰に関しては、大腰筋・腸骨筋が鍛えられ、骨盤の仙腸関節も動きがスムーズになり、腰痛の原因が自然に解消されます。
僕のひとつの目標として、「腰痛改善のエキスパート」になるということがあります。
「スロージョギング」は、インナーマッスルを鍛える目的としてかなり有効な手段と考えられます。
インナーマッスルについては、こちらで復習を・・・
http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201207240000/
以前、サッカー日本女子代表の練習風景で、「スロージョギング」が取り入れられている様子が映っていました。
「なでしこジャパン」の90分走りきる驚異的な持久力は、スロージョギングによって培われていたのでした。
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