「toi toi toi トイトイトイ」は、ドイツのおまじないの言葉、幸運・成功を祈ります。
バレエダンサーが公演前の楽屋に、この言葉を書いて張っておく習慣があると言っていました。
2011年にNHK・Eテレ『0655』で「おはようソング」として作られたのがこの曲です。
作曲は、第81回米国アカデミー賞・短編アニメーション賞を受賞した『つみきのいえ』の音楽をてがけた近藤研二。
作詞は、元電通社員の佐藤雅彦と内野真澄(『だんご三兄弟』など多くを手掛けるコンビ)。
歌っているのは、へヴィメタルバンド「聖飢魔2」のデーモン小暮。
歌っているシーンが入ってなかったら判らないだろうという、『蝋人形の館』とは異なる歌唱法です(普通ということなんですが)。
朝が来て toi toi toi
木のテーブル toi toi toi
おいしいパン toi toi toi
いいことが あるように
森のくま toi toi toi
木のテーブル toi toi toi
おとうさん toi toi toi
しあわせ くるように
今日の日が うまくいく
おまじないの ことば
toi toi toi だいじょうぶ
きっと きっとね だいじょうぶ
青い空 toi toi toi
せんたくもの toi toi toi
となりの人 toi toi toi
いいことが あるように
重いかばん toi toi toi
数学の試験 toi toi toi
先生も toi toi toi
しあわせ くるように
今日の日が うまくいく
おまじないの ことば
toi toi toi がんばれ
きっと きっと うまくいくよ
今日の日が toi toi toi
すこやかで toi toi toi
すばらしい toi toi toi
いい日であるように
おまじないの言葉に合わせて、机をとんとんするのが仕来りだそうです。
もともとは悪魔祓いの効果を求めたもので、唾をぺっぺっぺと3回はくものだったそうですが、やはりキタナイということで改良されたそうです。
まあ電通の仕掛けたことならどこまで信じていいかわからないですが、それを効果的に活用できるなら良いことでしょう。
ちなみに僕のメールアドレスは、《toitoi320》なんですが、これは本名の高樋三夫(タカトイミツオ)からきています。
手の平に「人」と書いて飲むしぐさをするという古典的なおまじないがありますが、「人を飲む」ってちょっと露骨。
要するに、舞台を前にして不安になる気持ちを抑えるためのものですね。
僕のおまじないの言葉は、「案ずるより産むがやすし」。
ただの”ことわざ”でしたね。
ムッシュかまやつの『どうにかなるさ』を口ずさんだりもします。
歌うのは「♪どうにか~な~るさ~♪」の部分だけですけど。
本当のピンチは予見できることの中にはありません。
思いもしなかった方向から攻撃を受けた時に起こるので、事前に準備ができません。
予見できることは、ある程度対策ができているのでその通りに事をすすめればいいだけだし、予見できないことは考えてもしょうがないので、不安を断ち切るしか方法はないのです。
そうなったらそうなったで、なんとかなりますから。
「どうにかなるから気にすんな」ってことを自分に言い聞かせればいいのです。
机をトントントンとたたくことが、不安を払拭っするスイッチになっていれば理に適っています。
緊張した状態は脳に”ノルアドレナリン”が充満し興奮しています。
”ノルアドレナリン”は人間が動物だったころ(今でも動物ですが)、敵に遭遇した時に瞬発的に筋肉を使うために(闘うとか逃げるとか)全身に非常態勢を促す脳内物質です。
生きるか死ぬかの瀬戸際に放出される機能ですから、頻繁に活用するようには準備されていません。
闘うか逃げるかのきわどいシチュエーションはそう長く続かないものなので(負けたら食べられちゃいますから)、持続性も備えていませんし身体も受け付けません。
ゆえに長時間ノルアドレナリンを放出していてはいけないのです。
オーバーヒートして脳に支障が生まれます。
脳の指令が正常でないと、体のあちこちが混乱します。
例えるなら、身体の各部分は、勝手に任務を遂行している地方行政と、脳の指令で活性化したり制限したりする中央行政があります。
二つの行政がうまくかみ合ってすみ分けていれば問題ないのですが、緊急事態となって脳の指令が優先されると制限を受け、それが長引くと地方は疲弊し混乱します。
精神疾患を起こすと、身体に異常をきたすのはこのためです。
そこで人体に備わっているのは”セロトニン”という脳内物質です(脳だけではありませんが)。
脳をクールダウンして落ち着かせます。
神経をリラックスさせて、痛んだ箇所があれば修復します。
冷静に環境を整備し、健全な行政に戻します。
リラックスするということは、副交感神経優位の状態に持っていくということで、そのための深呼吸やストレッチなのです。
心と身体の健康のため、なるべく緊張状態は避ける方向を選びましょう。
”ノルアドレナリン”は非常事態に遭遇した時に活躍する重要な脳内物質ですが、平時においてはなるべく不必要な使用は避けるようにするのがよいでしょう(訓練のため時々は使用すべきですが)。
”不安”は”おばけ”です。
脳が勝手に増幅させて”妖怪”にしてしまいますが、冷静に対処すればただの”幻影”なのです。
恐ろしいのは、”不安”が高じて”絶望”にまで膨らんでしまうと、取り返しのつかない選択をしてしまうことすらあるのです。
”不安”癖のある人は、病気になりやすいし、心も疲れます。
「トイトイトイ」でも「人ゴックン」でも、冷静を取り戻すおまじないがあるのなら活用してください。
でも、本当にピンチが襲ってきたらどうすんだという人。
その時は「これは神様のメッセージ」だとすべて受け止めて、誠実に対処すればいいことなのです。
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