《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2014年10月13日
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テーマ: ニュース(22)
カテゴリ: 世の中の話

「日本国憲法第9条」が受賞するかどうかで注目された、2014年「ノーベル平和賞」は、マララ・ユスフザイさんとカイラシュ・サティヤルティさんに決まりました。

マララさんについては、当ブログ昨年の「2013年を振り返って・海外編」で紹介しました。

読み飛ばした人のために再録します。

〔 45 )ノーベル平和賞に化学兵器禁止機関

2013年のノーベル平和賞は、パキスタンの人権運動家マララ・ユサフザイさんだともっぱらの評判でした。

マララさんは2009年11歳の時に、武装勢力パキスタン・ターリバーン(TTP)の支配下にあったパキスタンのスワート渓谷で恐怖に怯えながら生きる人々の惨状を、BBC放送のブログに匿名で訴え、ターリバーンによる女子高の破壊活動を批判、女性への教育の必要性や平和を訴える活動を行っていました。

パキスタン軍がスワート渓谷からターリバーンを一掃したことで、彼女の本名が明かされたのですが、それで命を狙われることになりました。

2012年通っていた中学からの帰りのスクールバスが、複数のTTPの男に襲撃され、頭部と首に銃弾を受けました。

危険な状態でしたが奇跡的に一命は取り留め、イギリス・バーミンガムの病院で治療し、1月に退院していました。

7月12日に国連本部で演説をしました。

国連はマララの誕生日である7月12日を「マララの日」と制定しました。

これが演説の一部ですー

《親愛なる少年少女のみなさんへ、つぎのことを決して忘れないでください。マララ・デーは私一人のためにある日ではありません。今日は、自分の権利のために声を上げる、すべての女性たち、すべての少年少女たちのためにある日なのです。

何百人もの人権活動家、そしてソーシャルワーカーたちがいます。彼らは人権について訴えるだけではなく、教育、平和、そして平等という目標を達成するために闘っています。

何千もの人々がテロリストに命を奪われ、何百万もの人たちが傷つけられています。私もその1人です。

そして、私はここに立っています。傷ついた数多くの人たちのなかの、一人の少女です。

私は訴えます。自分自身のためではありません。すべての少年少女のためにです。

私は声を上げます。といっても、声高に叫ぶ私の声を届けるためではありません。声が聞こえてこない「声なき人々」のためにです。それは、自分たちの権利のために闘っている人たちのことです。平和に生活する権利、尊厳を持って扱われる権利、均等な機会の権利、そして教育を受ける権利です。

親愛なるみなさん、2012年10月9日、タリバンは私の額の左側を銃で撃ちました。私の友人も撃たれました。彼らは銃弾で私たちを黙らせようと考えたのです。でも失敗しました。私たちが沈黙したそのとき、数えきれないほどの声が上がったのです。テロリストたちは私たちの目的を変更させ、志を阻止しようと考えたのでしょう。しかし、私の人生で変わったものは何一つありません。次のものを除いて、です。私の中で弱さ、恐怖、絶望が死にました。強さ、力、そして勇気が生まれたのです。

私はこれまでと変わらず「マララ」のままです。そして、私の志もまったく変わりません。私の希望も、夢もまったく変わっていないのです。

親愛なる少年少女のみなさん、私は誰にも抗議していません。タリバンや他のテロリストグループへの個人的な復讐心から、ここでスピーチをしているわけでもありません。ここで話している目的は、すべての子どもたちに教育が与えられる権利をはっきりと主張することにあります。すべての過激派、とりわけタリバンの息子や娘たちのために教育が必要だと思うのです。

私は、自分を撃ったタリバン兵士さえも憎んではいません。私が銃を手にして、彼が私の前に立っていたとしても、私は彼を撃たないでしょう。

これは、私が預言者モハメッド、キリスト、ブッダから学んだ慈悲の心です。

これは、マーティン・ルーサー・キング、ネルソン・マンデラ、そしてムハンマド・アリー・ジンナーから受け継がれた変革という財産なのです。

これは、私がガンディー、バシャ・カーン、そしてマザー・テレサから学んだ非暴力という哲学なのです。

そして、これは私の父と母から学んだ「許しの心」です。

まさに、私の魂が私に訴えてきます。「穏やかでいなさい、すべての人を愛しなさい」と。

親愛なる少年少女のみなさん、私たちは暗闇のなかにいると、光の大切さに気づきます。私たちは沈黙させられると、声を上げることの大切さに気づきます。同じように、私たちがパキスタン北部のスワートにいて、銃を目にしたとき、ペンと本の大切さに気づきました。

「ペンは剣よりも強し」ということわざがあります。これは真実です。過激派は本とペンを恐れます。教育の力が彼らを恐れさせます。彼らは女性を恐れています。女性の声の力が彼らを恐れさせるのです。

私たちは世界中の女性たちに、勇敢になることを求めます。自分の中に込められた力をしっかりと手に入れ、そして自分たちの最大限の可能性を発揮してほしいのです。

親愛なる少年少女のみなさん、私たちはすべての子どもたちの明るい未来のために、学校と教育を求めます。私たちは、「平和」と「すべての人に教育を」という目的地に到達するための旅を続けます。誰にも私たちを止めることはできません。私たちは、自分たちの権利のために声を上げ、私たちの声を通じて変化をもたらします。自分たちの言葉の力を、強さを信じましょう。私たちの言葉は世界を変えられるのです。

なぜなら私たちは、教育という目標のために一つになり、連帯できるからです。そしてこの目標を達成するために、知識という武器を持って力を持ちましょう。そして連帯し、一つになって自分たちを守りましょう。

親愛なる少年少女のみなさん、私たちは今もなお何百万人もの人たちが貧困、不当な扱い、そして無学に苦しめられていることを忘れてはいけません。何百万人もの子どもたちが学校に行っていないことを忘れてはいけません。少女たち、少年たちが明るい、平和な未来を待ち望んでいることを忘れてはいけません。

無学、貧困、そしてテロリズムと闘いましょう。本を手に取り、ペンを握りましょう。それが私たちにとってもっとも強力な武器なのです。

1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーション・ファースト(教育を第一に)。ありがとうございました。》

当然ノーベル平和賞受賞の流れになるかと思いきや、「彼女にとってあまりに大きな負担になる。彼女に栄誉を授ける理由は判りやすいが、彼女は若すぎる(16歳)」と言うことで今回は見送られることになりました。

ノーベル平和賞を与えたら必ず殺害すると言うターリバーンの強迫もあり、狂信的な過激派から狙われる危険も考慮しなければなりません。

それにしても代わりが「化学兵器禁止機関」って? 〕

昨年のこの記事は、マララさんが受賞しなかったことの解説ですが、受賞を逃した理由の「彼女は若すぎる、受賞が大きな負担となる」と言うところは1年で解消されたのでしょうか。

ターリバーンは相変わらずマララの命を狙うと言っているし、故郷のスワート渓谷は報復の攻撃に怯えています。

現在の日本においては、個人の自由や男女平等は当然のことで、これに反することは撲滅に向かっています。

しかし、世界の正義は一つではありません。

パキスタン・ターリバーンに支配されたマララの故国では、マララは「不信信者」と呼ばれ、彼女の行為は「異教徒の文化侵略」とされています。

冷戦後の世界は平和に向かうのかと思われていましたが、今の世界はイスラム過激派との世界戦争へと進んでいます。

全く違う考え方の存在がある一方、考え方云々よりとにかく現在の力関係を破壊したいという存在もあり、人間の世界秩序というものは永遠に手に入らないものかのようです。

お互いの違うところを認め合い、それぞれの事情を考慮し、それでいてみんなが幸せになれる方法を模索するのが進むべき道だと思います。

自分の陣営の思想にしがみつき、押しつけ、反感を買うのは賢い選択ではないでしょう。

どの宗教も、人を殺すのはよくないと断じているはずです。

そこを出発点に、距離を保てないものでしょうか。

「第9条」は、日本だけの特殊なものですが、もしこれを世界中の国(集団)が持てたとしたら、共通の信念が一つ誕生することになります。

性悪説の世の中には、あり得ない思想であることは否めません。

「平和賞」と命名している以上、平和を目指して行動する人が対象になるものです。

それが、「第9条を支える日本国民」と言うところに疑問があったのかもしれません。

空想論に聞こえるものかもしれませんが、平和がいいなあ。






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最終更新日  2014年10月13日 10時33分03秒
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