【6月】
19)パレスチナ暫定統一政府が発足
パレスチナとイスラエルは対立し、いまだに双方の攻撃が続いていますが、パレスチナの中も一枚岩ではなく、穏健派「ファタハ」主体のパレスチナ自治政府と自治区ガザを実効支配するイスラム組織「ハマス」が主導権を争っていました。
それが統一政府へ向けて手打ちをしたということです。
イスラエルにロケット弾を打ち込んでいるのはガザ地区の「ハマス」で、それと一緒になった「ファタハ」に対し、イスラエルは強く非難しました。
しかし、イスラエルの後ろ盾になっているアメリカは暫定政府を承認、ちょっと風向きが変わってきました。
と思ったのもつかの間、ヨルダン川で3人のイスラエル少年の遺体が発見されたことから、ガザ地区へ大掛かりな空爆が始まりました。
ガザ地区と言うのは、二つのパレスチナ自治区のエジプトに隣接する小さな方で、イスラエルとの国境(?)は収容所のような高い壁が囲んでいます。
まるでジェノサイド(民族虐殺)を試みているようで、かつてナチスにやられたことを今度はユダヤ人がガザ地区のパレスチナ人にやっているように見えます。
パレスチナ地方の歴史は、それこそ「旧約聖書」の昔から続くもので、目先の動向だけで判断できないのですが、僕はイスラエルの方が悪いと思っています。
高校の時、『日本人とユダヤ人(イザヤ・ベンダサンこと山本七平著)』と言う名著を読んで、ユダヤ人を尊敬していたので、中東戦争以来のイスラエルの軍事行動には失望しています。
20)シリア大統領選でアサド大統領が3選
内戦中のシリアで大統領選挙が行われて、バッシャール・アル=アサドが89%の圧倒的得票率で三選されました。
しかし、実際に選挙が行われたのは政府が制圧している地域だけで、反政府派は選挙をボイコットしていることから、米仏は「悲劇的な茶番だ」と非難しています。
投票率73%で得票率89%なら、日本の衆院選での投票率52%で得票率33%の自民党に比べても、立派な得票だと思うのですが。
21)ロシアを排除してサミット開催
サミット(先進国首脳会議)は、もともと西側諸国がオイルショック後の不況に対する対策を会議したことに始まり、対立する東側のロシア(ソ連)は当然入っていませんでした。
冷戦終結後1997年に仲間に入れてあげたのですが、そうなると何のために集まっているのか目的があやふやになり、最近はただのセレモニーになっていました。
今回ロシアが外れたのは「クリミア併合問題」のためで、そうなると冷戦復活か?という議論になります。
本来の持ち回り当番はロシアで、ソチで開催される予定でしたが、そんなことで会場はブリュッセルに変更となりました。
ソチは今年冬季オリンピックが開催されましたが、ロシアの代表的な保養地で、開催されたらさぞかしおいしいキャビアが食べれただろうにと、各首脳の本音はがっかりだったのでは。
22)欧州中央銀行がマイナス金利導入
為替や金融のことはよくわかりませんが、日本のデフレ経済をさんざんバカにしていたヨーロッパが、同じようなデフレスパイラルにはまり、同じような対策を取るしかなくなったということです。
いつの間にか日本はデフレ経済の最先進国になっていて、デフレからの脱却政策(アベノミクス)は世界の注目となっています。
23)第1次大戦勃発100年で追悼式典
世界大戦と言うと、先般の「第2次世界大戦」のことになってしまいますが、2次は1次の続編のようなもので、本当に理解しておかなければならないのは、初めての世界大戦だった1次の方です。
学校で習った時、教科書には大戦のきっかけは、「1914年6月28日、オーストリアの皇太子夫妻が、ボスニアのサラエボでセルビアの一青年によって暗殺された。これを機に、オーストリアはセルビアに最後通牒を送り、1か月後には宣戦を布告した。〔サラエボ事件〕」となっています。
授業で習った時は、何も思わなかったのですが、今考えると何でこんなことから世界大戦にまで発展してしまったんだろうと疑問が湧きます。
当時の人もみんなそう思っていたようで、クリスマスまでには終わるだろうと楽観していました。
ところが、当時のヨーロッパの微妙な力関係が、この一事件に影響を与えていきます。
まず、ロシアがセルビアを援助して兵を動員します。
すると、ドイツがオーストリアを支持して、ロシアとその同盟国のフランスに宣戦します。
ドイツがベルギー国境を侵すと、それを口実に今度はイギリスがドイツに宣戦。
という具合に次々と各国が参戦していったのです。
日本も「日英同盟」を理由に連合国側に加わり、ドイツに宣戦布告、中国の租借地や太平洋のドイツの領土を分捕りました。
結局、イタリア、トルコ、アメリカも巻き込まれ2018年まで戦争は続きます。
この間の、戦闘員の死者は900万人、非戦闘員の死者は1,000万人、負傷者は2,200万人に膨れました。
戦争形態も、ナポレオン戦争の主流だった騎士道精神豊かな騎兵隊は姿を消し、機関銃とそれに対抗する塹壕戦に変わりました。
毒ガス、戦車、Uボート、戦闘機などの近代兵器も生産されました。
そのために死者が大幅に増えたのでした。
第一次世界大戦を舞台にした映画で『ジョニーは戦場へ行った』という名作があります。
青春時代『アメリカンシネマ』編で書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/200612230000/
あっ、それから『アラビアのロレンス』もそうでした。
http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/200608230000/
ちなみに、健康ブログとしてのうんちくを加えると、ダイエットやスタイル矯正に人気の”ピラティス”の発症も、第一次大戦とかかわりがあります。
考案したドイツ人のジョセフ・ピラティスは、従軍看護師として第一次大戦に参加しました。
そこで負傷兵の治療・回復の仕事に携わります。
癒着を防ぐための運動や、筋肉回復のトレーニングを初めて取り入れたのです。
機械を使ったりする方法も考案したのですが、相手が負傷兵ですから寝たまま運動できる方法が模索されました。
そこでいろいろ研究し、ヒントにしたのがヨーガのポーズでした。
ヨーガはストレッチを主体とするものですが、ここに筋トレの要素を加えました。
つまり、ヨーガのポーズを取り入れた”筋肉トレーニング”がピラティスなのです。
そういう目的のものなので、今はやりの”体幹トレーニング”の効果もあるので、ダイエットだけでなく健康長寿のためのメソッドとしても効果があります。
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