【7月】
24)仏司法当局が捜査情報不正入手疑惑でサルコジ前大統領を拘束
2007年のフランス大統領選挙で、まさかこの男が勝つとは思いませんでした。
対立候補の社会党セゴレーヌ・ロワイヤル(現大統領フランソワ・オランドと当時は事実婚でした)が、フランス初の女性大統領になるのではと、歴史の流れ的に思っていました。
ハンガリー移民2世で母親がユダヤ人と言う出自や、身長163センチの見栄えのなさはともかくとして、暴言王と言われるがらの悪さは、大統領として望まれないと思ったからです。
前大統領のジャック・シラクとの確執も伝えられ、最終的に支持はされますが保守分裂を感じさせていました。
結局僅差でサルコジは保守層の支持を得、決選投票で逃げ切ります。
マキャベリの『君主論』では、「新しい君主は前任者を徹底的に否定せよ」と書いてあります。
その手法か、前大統領のジャック・シラクとはかなり違う方針で政治を運営します。
シラクはフランス独自の主張で、時にはアメリカとも対立しましたが、サルコジはアメリカにべったり追従します。
”新保守主義”というアメリカ流自由競争経済政策に転換、「もっと働き、もっと稼ごう」をスローガンにしました。
フランスの国旗の三色は「自由・平等・博愛」を意味しますが、このうちの「平等」はおざなりになり、「競争」が前面に打ち出されます。
日本に対しても親日家のシラクの逆を行き、中国にすり寄っていきました。
「率直に言うと、日本よりも中国の方が好きだ。香港は魅惑的な都市だが、東京は息が詰まる。京都御所も有名な庭園も陰気だった」
「ポマードを付けた太った男同士が戦うことが魅力的なのか。相撲は知的スポーツではない」
等々失礼なことを平気で言っていました。
今回の疑惑は大富豪からの違法献金問題(ベタンクール事件・90歳の女性富豪から、献金の上限の20倍にあたる1500万円を受け取っていた)です。
他に、リビアのカダフィー大佐からの75億円の献金問題もあり、「もっと稼ごう」は自分に向けてのスローガンのようでした。
25)中国の習近平国家主席が訪韓
韓国(朝鮮)は、歴史的に中国の属国で、大国依存主義の国です。
李氏朝鮮(1392~1910)の間は、両班政治と言う隷属主義を主体とする政策を取っていました。
国民のほとんどが奴隷の身分で、両班という特権階級だけが優遇されるという制度でした。
その昔は日本とも交流があり人の行き来も盛んでしたが、李氏朝鮮時代に中華思想を重んじ、中国の臣下となり保護してもらう政策(事大主義)が定着します。
一方、中国と一線を画す日本を蔑む傾向も生まれ、閉鎖思想は次第に文化も文明も衰退させ、あわれな乞食国家となり下がりました。
もはや自力で立ち上がることが出来ず、日清戦争で日本が清を破ったことで、偶発的に朝鮮は独立することが出来たのです。
大韓帝国として独立後、日本の力を借りて新しい国づくりをしようとする動きもありましたが、いつも力の強い国について依存しようという体質が根強くあり、日・中・露の間を右往左往する蝙蝠国家でした。
戦後は当然アメリカに追従してたのですが、日本が優位にあることが気に食わないらしく、昨今はアメリカ離れをみせ、再び中国の属国になろうとする動向です。
今回、宗主国の皇帝が訪韓して下さって、お喜びのパククネでした。
26)BRICSが新開発銀行の設立で合意
「BRICS」と言うのは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興経済大国の頭文字を並べたものです。
名づけたのはアメリカのゴールドマン・サックス社のエコノミスト、ジム・オニールです。
何のためのくくりなのかと言うと、株屋が投資を呼びかけるためのキャッチコピーです。
20世紀終盤から、先進諸国は額に汗して働くより、マネーゲームであぶく銭を手に入れたいと思う人間が増え、金儲けになるバブル地帯を常に物色するようになりました。
実際に、BRICSは国土が広く(世界の32%)、人口も多く(同45%)、いったんバブルのうねりが起こると莫大な金額が動きます。
それは、実体経済が伴っていなくても、金が動けば儲かる仕組みを企てる輩がいるからです。
そんな奴らに引っ掻き回されて、現代の世界の経済活動は、地に足のつかない空中で行われています。
一方、この動きに便乗してうまくやり取りすれば、一気に稼げるのも事実です。
BRIKSの首脳は、この流れに乗って手を結んで儲けようと考えました。
腹が黒かろうと白かろうと、稼げる指導者がいい指導者だと選挙民が考えるからです。
日本もそう考える首相と国民がいます。
本当の意味での、”智慧”のある人のやり方とは思えないのですが。
27)イスラエル軍がガザ侵攻
3人のイスラエルの少年が殺された(証拠なし)ことの報復で、イスラエルはパレスチナ・ガザ地区に地上侵攻をし、240人のパレスチナ人が死亡しました(パレスチナ側は2000人死亡と公表)。
10倍返しどころか100倍返し、1000倍返しに迫っています。
お互いに相手が先に手を出したと言いっていますが、3000年前に始まったいざこざですから、過去の話をしていては解決の道が開けません。
パレスチナ問題は「オスロ合意(1993年)」など、何度か和平の道筋が付きかけたこともありましたが、現在は真っ暗闇です。
何かを得るためには、何かをあきらめることが必要です。
恩讐を超えて、赦さなければなりません。
28)ウクライナでマレーシア航空機が撃墜され298人死亡
3月にインド洋上空で行方不明になった怪事件に続き、マレーシア航空機ご難の事故でした。
ウクライナ東部を高度10,000メートルで通過中のマレーシア航空機が、何者かによるミサイル攻撃で撃墜され、298人が死亡しました。
疑われている親ロシア武装集団は、「我々は、10,000メートル上空の飛行機を撃ち落とす武器は持っていない」と否定しましたが、捜査を妨害したりしている所を見ると、おそらく犯人でしょう。
ではこれがロシア(プーチン)の企てか、と言うのは考えにくい。
クリミアに続きウクライナ東部を併合するつもりかというと、それはないと思うからです。
防衛上、あくまでEUとロシアの間に中立の緩衝地帯が欲しいだけであって、厄介なウクライナを併合すれば逆に国益を損ねる結果が目に見えています。
親ロシア武装集団に武器をこっそり供与しているのは、ウクライナ軍にこの地帯を蹂躙されないための防衛措置のつもりだったのでしょう。
民兵の質の低さが招いてしまった事故だと、関係国はみんなわかっているはずです。
ロシアを必要以上に追い詰めると、反欧米勢力の結束につながることも想像でき、新冷戦が始まる危険にもつながります。
日本にとっても、中露接近は望ましくありません。
それにしても、何でマレーシア航空は、こんな危険な空を飛んでしまったのかというと、3月のマレーシア航空機行方不明事件で経費がかさみ、燃料削減で最短距離を飛ばざるを得なかったんでそうで、悪いことは負のスパイラルに陥るものです。
29)インドネシア大統領選でジョコ氏が当選
新大統領のジョコ・ウィドトは第7代大統領ですが、初代大統領スカルノの第3夫人はあのデビ夫人です。
確かにお美しい。
30)中国共産党が周英康・前政治局常務委員を取り調べと公表
昨年9月の薄熙来に続き、今年も大物が失脚しました。
http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201401260000/
周英康は前政権の最高指導部の大物で、摘発された蓄財額は1兆6500億円だそうです。
薄熙来、周英康、さらに6月に摘発された徐才康ともに反日運動を仕組んだ江沢民派で、12月に摘発される令計画(共青団・胡錦濤前首席の大番頭)ともども「新4人組」と呼ばれる、中枢に蝕む悪徳政治家でした。
「トラもハエも退治する」と公言した習近平は、言葉通り大トラをみごとに片付けてしまいました。
腐敗政治家の摘発という、いいことをしているはずですが、中国国民も含めて誰も褒めていないのは、単に政敵を失脚させているだけだから?
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