《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2016年02月10日
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テーマ: 幸せ読書日記(9)
カテゴリ: 幸せ読書日記

久々の読書日記です。

小保方晴子さんの手記が出版されたと聞き、すぐにamazonに注文入れたのですが、届いたのが昨日。

1週間待たされました。

ランキング1位のベストセラーなんだそうです。

マスコミはあんなにバッシングしてたのに、案外みんな小保方さん好きだったんだ。

KIMG0762.JPG

読後の感想は、率直に言って面白く、興味深いものでした。

自分が再生医療の道を目指すきっかけから、学生時代、留学時代とワクワクするトントン拍子ぶりは、後の衝撃を知っているからこそ、『タイタニック』の物語を読んでいるようです。

ハーバード大バカンティ教授、若山教授、その他さまざまな偉い教授との邂逅から、笹井教授に巡り合うくだりは若き研究者にとっては夢のような展開だったでしょう。

そのまま数々の困難を乗り越えて、「STAP細胞」が完成していたら『下町ロケット』風の大団円を迎えたサクセスドラマでした。

しかし、後半はスティーヴェン・キング級のホラー小説に変わってしまいます。

文面からはそんなおどろおどろしい表現はありませんが、小保方さんに感情移入すると、一夜にして自分の回りで知らない人が、一斉に執拗な攻撃をするさまは、恐怖以外あり得ません。

最終的に小保方さんは深い反省とお詫びを強いられますが、果たしてそんなに彼女は悪いことをしたのでしょうか。

通常このコラムは、著書を引用して僕の蛇足的コメントをつけ加えるスタイルを取っているのですが、悪意ある書評では「言い訳の繰り返し」や「他人のせいにしている」などと責め続けています。

そういう読み方をされるのも心外ですので、今回は引用はしません。

当事者の手記ですから、一方からの主張になるのは当たり前で、いままで弁明の機会を与えられなかった小保方さんにとっては、騒動発祥時から言いたかったことです。

彼女が実験の協力者を尊敬し守ろうとしたことで、数々の誤解が生じ蔓延して、さらに卑劣な裏切りにより窮地に追い込まれることになりました。

小保方さんは、自分の未熟さを繰り返し悔いていますが、大きな組織の中で自分の望み以上のことがどんどん膨れていく事態を、若い新人研究者が止められるはずもない。

名誉と利権に目がくらんだ、科学界の”欲”と”嫉妬”が騒動の元凶にありました。

僕は"STAP細胞騒動”起きてからずっと、”小保方支援派”です。

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201406060000/

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201408080000/

あの時の異常な小保方バッシングは、理解できませんでした。

確かに、論文の中に写真を間違えて貼ってしまったミスはあったのでしょう。

しかし、その写真は実験の結果と関係のないものです(論文のルールとして許されないとしても)。

そもそも小保方さんが行っていた実験は、ハーバード大学のバカンディ教授の仮説「STAP現象(この名前が付くのは後に笹井教授が加わってからになるのですが)」を追求するための物で、いわゆる「STAP(万能)細胞」を作っていたのではありません。

TVでも報じられた、小保方さんがストレスを与えた細胞が緑色に光る現象を引きだした、スフェア細胞の発見のところまでです。

小保方さんの名前は、「STAP現象」の発見者として知られるべきでした。

記者会見で、「200回以上成功した」と小保方さんが言っていたのはこの段階のことで、世間で思っていた「iPS細胞」に匹敵する「STAP(万能)細胞」は小保方さんの手によるものではないのです。

「STAP細胞はあります」ではなくて「STAP現象はあります」と言うべきでした。

小保方さんが作った「STAP現象を示した細胞」を、「STAP幹細胞」と呼べる「キメラ細胞」に進化させたのは若山教授でした。

もし、作為・ねつ造があったとしたら、こちらの方だと考えるのが妥当じゃないですか。

「STAP幹細胞」を作るために、若林教授の下働きをしていたのが小保方さんでした。

バカンディ教授と小保方さんペアの実験の中に、”金”の臭いを嗅ぎつけた理研の上層部と若山教授が、特許取得のために焦って、まだできていない「STAP幹細胞」をできたとして論文にしてしまった、というのが僕の推理でした。

その論文を素晴らしい出来に完成させたのが笹井教授で、実験やデータに間違いがないことが前提の書き直しでした。

原作の論文を、作品にするため脚色も加えられました。

笹井教授に、奢りがなかったかと言えば、その側面もあったでしょう。

しかし、バカンティ教授と若山教授と理研が奪い合いをしている小保方さんに、確かな才能を見ていたのには間違いないと思われます。

この騒動の当事者ではありますが、真実を語れるのは笹井教授だけでした。

返す返すも自死に追い込まれてしまったのは残念です。

今回、『あの日』を読んで、僕の推理はだいたい間違っていなかったんだと確信しました。

『あの日』に書かれた内容は、小保方さん側としてはつじつまが合っており、嘘も誇張もないと読み取れます。

最終的に小保方さん一人に罪をかぶせようとしたダークサイドの姿が、バッシングを受ける一方だった小保方さんから糾弾できないのは仕方がないことです。

この証言をもとに、冷静な目を持ったライターに、検証をしてもらいたいものです。

表題の『あの日』は、

【あの日に戻れるよ、と神様に言われたら、私はこれまでの人生のどの日を選ぶだろうか。一体、いつからやり直せば、この一連の騒動を起こすことがなかったのかと考えると、自分が生まれた日さえも、呪われた日のように思えます。】

という、前書きの文章から引き出されたタイトルです。

人生に挫折して、絶望を感じた時、こんな思いをした人は多いのではないでしょうか。

僕もある時期、そんな思いをずうっと抱いていました。

それを思えば思うほど、現在の毎日が苦しくて、辛い時間になりました。

人生で重要なのは「あの日」ではなく、「この日」「この時」、「今」なのです。

「今」の喜びや充実や幸せを、いかに感じるかがすべてで、そこに至る「今」に導いてくれた「あの日」の存在価値があるわけです。

小保方さんの場合、想像を絶するほど心に傷を負ってしまったので、時間はかかるかもしれないけど、必ずこの騒動に”感謝”できる日が来ます。

「その日」に自分の成長を実感し、様々な体験に素直に向き合って、受け入れられると思います。

自分を大切にして、自分のやりたいことを、自分の力の範囲で続ければ、きっと幸せな時間が訪れます。

それを信じて、今を生きてほしいと願っています。






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最終更新日  2016年02月12日 10時15分01秒
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