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本日は建設文教常任委員会がありました。
私の主な発言内容は3つ。
1つ目は工場誘致条例について。今回、この条例の一部を改正することになりました。大幅な内容というよりは文言の変更だけでしたので、この議案そのものには意見はありませんでしたが、「根本的にこの時代に工場ってどうなん?」という趣旨の発言をしました。
この条例が制定された昭和58年はバブル経済の直前です。まだまだ工場の海外移転よりも地方移転が盛んな時期でした。しかし、この条例が制定されてから30年も経過しているのです。この条例が時代に合っているのかどうかも考えなくてはいけません。
まず、この30年で子どもたちの大学進学率は大幅に上昇しています。30年前に比べ大学進学率は20%近く上昇しています。これに専門学校への進学を加えれば、高卒就職者は30%程度しかいません。
「工場誘致」の根底にあるのは「高校を卒業しても働く場所がない」という古式ゆかしい概念にとらわれているのではないかと思っています。
そのため、文言そのものよりも条例の目的そのものを変更し、工場誘致ではなく企業誘致にすべきだと思います。
実際、今や工業団地には製造業・加工業だけではなく、通信販売の増加による物流サービスの拠点がたくさんあります。30年前にはインターネットはありませんでしたが、今はネット通販の時代です。
しかし、今の条例では対象が製造業ですので、今の時代に合った企業に対しての優遇がありません。
私なら、企業誘致よりも一歩進めて起業家誘致の条例にしたいですね。