空間・計画研究所/An Architect
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ワープロ症候群(ワードプロセッサ症候群)が慢性化して、重症化するのではないかと疑われる今日この頃である。この症候群には主に2通りがあり、1)ワープロで自動変換された文字(概ね漢字)が間違っていても気がつかない症候群および、2)ワープロがないと読み方が分かっても漢字が思いつかなくなる症候群に分けられるのではないかと考えられる。1)は、ワープロで、主として漢字の読みを入力しているのであるが、とりあえず変換された文字は、概ね同じ読みの漢字であるため、よく読み直しをしないと見落としてしまう症候群である。2)は、漢字の読み方が分かっている場合概ねワープロへの入力により正しい漢字がえられる習慣がついているため、ワープロに頼らなくても、読み方から正しい漢字を思い出して書く事ができなくなっている症候群である。1)の症候群では、間違った漢字の文章が世に出てしまう為、現実的に、恥をかく事があり得るため本人が自覚している以上に、重度の症候群に発展している場合がみられると予想できる。2)の症候群は、漢字が思い出せなくても、ひらがな等で書く事も出来るし、それにより、文章の意味がかわってしまうことが少ないため、1)に比べれば軽度の症候群であると考えられる。情報社会の今日であるから、入学試験などの試験や、業務検定などの試験において、パソコン持ち込み可となる時代もやがて来る事もあると予想されるが、その場合、2)の症候群は顕在化しないですむことが予想できる。それに対し、1)の症候群は、パソコンの持ち込みにより、助長される可能性すらある症候群であり、現実的な問題としてシリアスな症候群である。そういう私も、1)2)両方の症候群に悩まされている今日この頃であり、とくに、1)の症候群、すなわち、とりあえずワープロ変換されてしまうと、それでいい様な気持ちになってしまって、読み直しをしなくなってしまう症候群に犯されている状況である。この文章の中にも、1)の症候群の結果がいくつあるか分からないが、なぜか、読み直しをする気力がなくなっている今日この頃である。
May 3, 2007
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