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Apr 7, 2007
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中部電力浜岡原子力発電所3号機、

北陸電力志賀原発1号機

で制御棒が抜けたり、それにともなう臨界事故がおきたりしている。

地球レベルでの資源=エネルギー=環境問題の進行の指標として

発生するCO2の量だけが用いられ、CO2の発生の抑制が

問題とされる今日この頃であるが、それには問題がないのか。

確かに、惑星地球は、太陽からのエネルギー(負のエントロピー)を

CO2などの温暖化ガスによりうけとめて、

人間などの生命が住みやすい温度環境を保っているが、

温暖化ガスが増えすぎると、温暖化が進みすぎてしまうのは

事実である。

CO2の発生という視点だけでみれば、原子力発電は、

直接的にはCO2を発生しない。しかしながら、

原子力発電所を建設したり、誘致したりするために、

過度の建設工事や公共事業が行われて

CO2を間接的に発生しているのも事実である。

しかし、直接的にCO2を発生しないことは、

CO2の指標のみで環境問題が語れるならば、いいことかもしれない。

ところが、CO2 で温暖化するのは、地球環境を覆う温暖化ガスに、

太陽エネルギーなどの熱が入力発生する事による点も

考慮する必要がある。

人類の住む地球環境に対する最大の熱の発生源は

太陽エネルギーであり、地球内部からの地熱がそれに次ぐのであろう。

しかし、大気圏内で、人類が化石燃料を燃やして発生する熱は、

CO2の発生とともに、温暖化の重要な原因であることは

重要な事である。すなわち、化石燃料の一種である原子力は、

人類が燃やして発生する熱であり、CO2が発生しないとしても

重要な温暖化の要素である。

バイオ燃料など、太陽エネルギーのフローに由来する

エネルギーによる熱は、もともと太陽エネルギーのものであるから、

現代という時間の視点からは相殺されることもあるかもしれないが、

原子力は、地球創世以来のストックである化石燃料を

現代という短期間に集中的に燃やす訳であるから、

集中的に温暖化させる熱源であることは、

石炭や石油などのその他の化石燃料と変わらないし、

それ以上の熱の発生による温暖化効果があることになる。

また、原子力は、現代という短期間に安全処理のできない、

核廃棄物を発生させるという欠点がある。

地球環境の、水と大気の大循環による

エントロピー廃棄のシステムで、核廃棄物が

分解されて、大気圏外の宇宙に廃棄されるには、

数十万年単位の時間が必要とされる。

以上の事から、原子力は、地球の資源=エネルギー=環境問題に

やさしい燃料資源であるとは言えないことがわかる。

すなわち、資源=エネルギー=環境問題が、

CO2という指標だけで語る事には、多分に危険性があることを

示していよう。



情報社会に入ったためかもしれないが、

消費者の希望に従ったオン=デマンドな商品を作るというのが

時代の流れだと宣伝する御用学者などがいたりする昨今であったが、

結果として、工業製品などは、消費者の消費動向にこびへつらった

もののオンパレードとなり、ニューヨーク近代美術館などに

永久展示されるようなレベルの高い製品が

相対的に減っているのではないかと感ぜられる今日この頃である。

インダストリアル=デザインでは、ちょっと見た目に良くて、

使っているとすぐに飽きがくるものが経済性の高いデザインである

と教育されているが、資源=エネルギー=環境問題の最中の現在では

そんなデザインでは環境に良くないことは明らかである。

省エネ技術や環境技術によりランニング=コストが減るからと言って、

新しい工業製品などにどんどん転換することを推進する

ような方向に経済が動いているようであるが、

新しい工業製品へ、長く使い込んだ逸品から変更するときに

かかるランニング=コストや廃棄コストは計算に入っているのだろうか。

次から次へと新製品に変えてゆく中で、

商品に対する愛着というものが本当に生まれてくるのであろうか。

そうした様々な点を考えると、工業製品や商品のデザインは、

長く使い込んでよさが分かるようなもの、

長く使い込んでもよさが損なわれないもの、すなわち、

本物の逸品をめざすことが必要であり、消費者に単純に

媚びないそうしたデザインのあり方こそ、

21世紀のものづくりのありかたではなかろうか。

本物の逸品であっても、少品種大量生産で得られるならば、

相対的に価値のあるものが、安い値段で手に入ることになる。

製品の種類を作らなくてもいいから、ほんとうに人の心を

和ませる本物の逸品をリーズナブルな価格で提供することが、

サステナブル=デベロップメントに繋がる事を

考え直す必要があろう。



昨今の半導体の大容量=小型化の流れの中にも疑問がある。

既に実用化されているものと同じ性能をもちながら、

大きさを750分の1にしたICチップが開発されるという。

外部アンテナで受信した電波をエネルギーに変えるといい、

半導体自身の駆動力に関しては問題ないし、

性能は同じ程度なのに、その製造に必要な材料は、

明らかに大幅に低減しているので、

ある意味ではエコロジカルと言える。

しかしながら、それを制作するのに必要な技術上必要な

イニシャル=エントロピー=コストは本当に減っているのか

どうかわらかない。

また、そもそも、今まで存在しなかった需要を喚起するような

製品だとすれば、いくら単体は少量でも、

今まで必要とされていなかった物質のエントロピーの増大を

新たに引き起こしているのではないかという疑問である。

しかし、外からこの製品を駆動させることができるほど

強い電波でエネルギーを供給するシステムを駆動させるという

エントロピーの相対的に大きな作業をさせる需要が

新たに喚起されたり、

半導体が高密度になり、移動する情報量密度が高くなると、

情報のエントロピー(物の配列のエントロピー)の

熱力学的側面(物質のエントロピー)の密度が

無視出来なくなくなるのではないかと疑われる。

つまるところ、情報メディアの大容量小型化は、

ビットあたりのの物質のエントロピーの低減をもたらすが、

今まで存在しなかった、そういうものが活用されることにより生じる

新しい価値観の伝染(コミュニカビリティー)が

甚だしく大きいと、総体として、物質のエントロピーの

増加はむしろ増えてしまうという性質のものであることである。

昔のような、素朴な生活に戻る事に比べれば、

情報技術革新による大容量小型化の

エコロジカルな面での恩恵は、環境に優しくない

可能性が極めて大であるということである。



日本経済新聞社の社説で、

環境と経済を考える

      社説 新たな発想で自然エネルギーの普及を

         ─利用促進に大きな課題

         ─技術開発に力入れよ

と言う記事が掲載されたことがある。

何を今更と言う感じであるが、驚かされるのは、

環境と経済が未だに同等の関係におかれていて、

環境がなければ、経済もありえない、あるいは、

環境がなければ、人類の将来はない

という視点がまだ一般的になっていないことである。

経済という言葉も、語源的には、

「国を治め人民を救うこと、人と人との社会関係の総体」

などといっているのであるから、

金銭至上主義のことではないようである。

しかしながら、いつの間にか金銭がもうかることが

経済であるかのように感じられる様になってしまって

いるようである。

環境は

「人間をはじめとする生物をとりまく周縁全体」である。

環境が破壊されたり、環境がなくなったりすれば、

すなわち、人間や生物そのものも存在しなくなるのである。

ここに環境問題のシリアスさがあるのである。

人類は、環境がなければ、経済もあり得ないし、

あったとしても何の意味もないことを知るべきである。




─おわり─








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Last updated  Apr 7, 2007 09:01:56 PM
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