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August 29, 2006
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カテゴリ: マダム論
土曜日だったかしら。
放送大学で、「建築意匠論」というのをやっていました。

滅多にこの放送を見ることなんてないのですが、あんまり素敵だったので、書き留めておこうと思います。

私が見たのは、「門」と、「窓」でした。

まず、「門」の話から・・・


人は、昔から様々な「門」を作ってきました。それは、決して意味のないことではなかったのだそうです。入門、破門といった言葉が表わすように、精神的な移動も含んだ上で、門は存在してきました。


人は、「門」を通ることで、こちら側から、あちら側に行くのです。
ロダンの地獄の門は短絡的ですが、もっと、抽象的にも「門」は存在しています。

「門」は、出入りする境目にありますが、門の前まで来て、中に入れない場合もあります。「門」は、拒絶することも内在しているのです。




ティトゥスの記念門 : Arco di Tito, Italy, Rome; A.D.81 ローマにおいて保存されている最も古い記念門。ドミティアヌス帝(A.D.81-96)によって、父ウェスパシアヌス帝と兄ティトゥス帝のために建てられた。


人は、門の前までやってきます。
そこで、呼吸を整え、気持ちを整理し、こちらの空間から、向こうの空間へ自分を移動させます。

門には、準備の意味もあったかもしれないのです。

そうして、ヨーロッパの石の門は、次第に厚みを増していきました。
入る事への意味が増幅していったんだと思います。

写真を探したのですが、適当なものがなかったので、想像してください。

石の門は、アーチ型。
幾重にも積まれて、門の天井部分の石はひだのようになっています。

この石のひだは、空間の圧縮を現すそうです。
門を通るとき、人は、非常に圧縮された空間の層を通り抜けることになります。

すると、アーチの形にこだわったのもうなずけますよね。空間でも、液体でも、圧力がかかってつぼまって行く時、四角くすぼまるのはおかしいです。
必ず、角が引っ張られて丸くなってしまいます。

厚ぼったく、円形であることが、空間の圧縮の象徴だったのではないか。
と思われます。だから、アーチなんだと・・・




さて、ここで、一つの仮定を考えてみました。

一人の天才が日本にいました。
彼は、ヨーロッパの石の門を見たことはなかったけれど、宣教師から、未知の世界の話を聞くことができる立場にいました。

宣教師は、語ります。
ヨーロッパの教会の素晴らしさ。
礼拝の持つ意味。


彼は、茶道の宗匠でありました。
茶道を通して、求道する人でありました。
まず、礼拝における聖体授与、ワインの回し飲みから、濃茶の作法を編み出したのは有名な話です。もちろん、異議を唱える人もいますけど、ここでは、この影響を受けたと仮定してみます。

彼は、また、お茶の空間そのものも、創造しようとします。理想の茶室です。



でね。

ここで、突然、下記のような説明が出てくるんです。
朝鮮半島の民家に利休の創造した茶室とよく似たものがあるのは、事実らしいですが・・・。




茶室待庵(国宝)は千利休の作とも言われるが、侘び茶の境地をよく示している。
にじり 口は、千利休が屋形船に入る様子を見てヒントを得た、とされる。
朝鮮半島の民家から ヒントを得て考案したという説もある。








なんで突然、朝鮮なのかなあ?
って、思いませんか?
たとえ、李朝の茶碗に恋をしていたとしても、
そこに、哲学があったかどうか。


ただ、似ているだけかもしれませんよね。
そうかもしれないけど、そうじゃないかもしれない。


私たちは、別の想像してみましょう。
キリスト教の礼拝によって、お濃茶の回し飲みを考え付いた利休さんは、
茶室にも、西洋の意匠を取り入れようとしたんじゃないかしら。


つまり、にじり口は、外界と茶の世界をつなぐ入り口だったのでしょ。
なぜ、小さくしたのか・・・・


石の文化である西欧建築は、空間を縮小するとき、厚みを増し、アーチを作ることが出来たわけです。

しかし、木と紙の文化である日本建築では、そうはいかない。

もちろん、東大寺の山門みたいな大きな門もあるけれど、
それは、侘しくない。寂しくない。


彼は、厚みを持たずに空間を圧縮するため、”面積を小さくする”という方法を考え付いたのではないか。

はたして、にじり口の前で、人は、茶席に入る準備をし、心を整え、静かに待ちます。



そして、狭き門より入るのです。







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Last updated  August 30, 2006 12:03:40 AM
コメント(7) | コメントを書く
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ふ~む。  
grazielizzy  さん
マダム、深い!!
心に余裕がおありですな?

確かに、ヨーロッパの門を見ている身としましては、あの圧倒的な存在感にいつも打ちのめされます。多くは戦いの勝利を記念した凱旋門ですね。

そういう、即物的な門は、利休さんの心根とは違うよな~?東洋の門。そこには哲学があるのでしょうか。 (August 30, 2006 12:18:08 PM)

Re:ふ~む。(08/29)  
grazielizzyさんへ

ごめんなさい。
自分が勝手に盛り上がってしましました。
通じませんよね。これじゃあ。

時々あるんです。自分だけわかったような気になる文章&内容。
反省しなくちゃ・・・

あのテレビの講義、私では再現できないけど、素晴らしかったんですよ。
で、利休のことを、ふと考えてしまったのです。
けっこう、こういうのって、恥ずかしいですね。

でも、grazielizzyさんのおかげで、ひとつわかったことがあります。
利休も、本物を見たわけじゃないってこと。
そして、凱旋門の写真を載せてしまったのが、誤解のもとになったのかもしれませんねえ。

いずれにしても、長すぎましたよね。
ブログの記事にしては。ゴメン。




>マダム、深い!!
>心に余裕がおありですな?

>確かに、ヨーロッパの門を見ている身としましては、あの圧倒的な存在感にいつも打ちのめされます。多くは戦いの勝利を記念した凱旋門ですね。

>そういう、即物的な門は、利休さんの心根とは違うよな~?東洋の門。そこには哲学があるのでしょうか。
-----
(August 30, 2006 11:00:33 PM)

感嘆  
Rika Chan  さん
ぐぐぐ~っと
マダムに圧縮されて
お茶の世界に引き込まれたような気がしましたよ・・・

あれだけ小さい入り口から入るには
武器も捨て、名誉も捨て、頭を下げて、
一人のただの人とならなければ入れなかったのでしょうね。
秀吉は・・・わかっていなかったんだなー結局。 (September 1, 2006 12:12:49 AM)

Re:利休さんの天才性(08/29)  
門があり、扉があり、さらに心や脳には「壁」まであるようで。
内と外との結界でしょうか?

ところで昨日まで銀座エルメス屋上にて、外なるものがに内なるものに反転するという展示がなされておりました。私はおまぬけなことに、今朝知りました。
マダムはご覧になりまして? (September 1, 2006 11:06:57 AM)

Re:感嘆(08/29)  
Rika Chanさんへ

どもども。
いやあ、利休さんは、天才だと思う今日この頃です。
お坊さんとか、茶人とか、
爺さんに興味のある私。
ついに、イケメンを超えたか????
と、まあ、どっちもいいのです。
若くても、おじじでも、中年でも・・・
心の広くなった私です。






>ぐぐぐ~っと
>マダムに圧縮されて
>お茶の世界に引き込まれたような気がしましたよ・・・

>あれだけ小さい入り口から入るには
>武器も捨て、名誉も捨て、頭を下げて、
>一人のただの人とならなければ入れなかったのでしょうね。
>秀吉は・・・わかっていなかったんだなー結局。
-----
(September 2, 2006 07:36:54 PM)

Re[1]:利休さんの天才性(08/29)  
ふるんちゃんさんへ

へええ、知りませんでした。
しかも、今日はすでに9月2日の夜。
まだ、やってるのかなあ。

そうなのよ。結界”ということば、ピッタリですよね。
結界、かあ。
そうだよねええ。




>門があり、扉があり、さらに心や脳には「壁」まであるようで。
>内と外との結界でしょうか?

>ところで昨日まで銀座エルメス屋上にて、外なるものがに内なるものに反転するという展示がなされておりました。私はおまぬけなことに、今朝知りました。
>マダムはご覧になりまして?
-----
(September 2, 2006 07:39:17 PM)

Re:利休さんの天才性(08/29)  
heren’s  さん
またまた、お楽しみのマダム論、
「門」って、改めて考えてみると、深いですね。
私はこれからの人生で、あとどれくらいの門をくぐるのか、ちょっと考えてしまいました。狭き門が多そうです(苦笑)。
だけど、利休さんの天才性、マダム・ゴージャスさまのおかげでよくわかりました。さすが違うわね。 (September 4, 2006 12:46:27 PM)

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