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今月も国内通販でパイプ煙草を購入しました。購入したのは上の写真の通りで、利用したのは「シリウスタバコ」さんです。 内容的には、国内新発売のラタキア物一つと、パイプ作家のブランド物が二つ。それと、だいぶ前から日本で発売されているにも関わらず、あまり良く分からない着香物100g缶が一つです。どれも、50g換算で2,000円以下の比較的リーズナブルな銘柄です。 今月はこれらの他に、行きつけの煙草屋さんでも購入する予定なので、全体的な量としてはちょっと多くなりそうです。ただ、このところ少し消費が早くなっているので、まぁ、結果的にイイ線の購入量にはなりそうです。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![イイ線の煙草ブログは此方 Click!]
2016.05.11
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 今年からの新製品が1缶、定番の人気銘柄が1缶、それと常備煙草1パウチです。少々地味な購入内容になりましたが、これでも重量にして200gですから、約一か月分の煙草としてはまぁまぁな量です。それに、私としては多分初めてのラタキア物100g缶があって、これを最後まで吸いきれるのかどうかは、私にとってちょっとした挑戦になります。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![挑戦になる煙草ブログは此方 Click!]
2016.04.20
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ちょっと前に装飾バリバリの高級純銀ナタ豆煙管を入手したのですが、「お宝」度が余りに高いので、使うのが勿体無くて眺めるだけになってしまっています。そこで、実際に気兼ねなく使える純銀煙管を探していたのですが、この程、丁度良い感じの物を格安で入手することが出来ました。しかも5本まとめてです。 上の写真がそれなのですが、どこかで眠っていたデッドストック品で未使用の状態です。専用の紙箱に5本入っている事から、何処かの古い煙草屋さんで眠っていたのでしょう。これを2万円を切る価格で入手出来ました。1本当たり4,000円以下です。 純銀の羅宇煙管の現行品を買うと、安い品物でも1本2万円を越えるのが普通です。今回の純銀煙管は、デッドストックの未使用品ですから、新品とほぼ同じと考えられ、随分とお安く入手できた事になります。4,000円と言えば、真鍮製の現行品の羅宇煙管の定価と同じくらいです。 デッドストック品で長期間放置されたためだと思いますが、竹製の羅宇が少し痩せてしまい、雁首や吸い口との嵌り具合がかなり甘くなっていて、ちょっとユルユルだったりするのですが、まぁその辺は仕方ないでしょう。また、羅宇に塗られた黒い塗料が羅宇の内部まで浸透した上で劣化したのだと思われるのですが、羅宇にエタノールを通してモールでゴシゴシすると、真っ黒な汚れが流れ出てきました。この辺も、デッドストック品としては致し方ない所です。 で、実際に使ってみますと、やはり真鍮製とは違った良さがあります。まず、金属としての比重の違いから、純銀煙管の方が重みがあって、高級感があります。雁首と吸い口は丸みを帯びた四角形で、少し重厚な造りになっているのも良い味です。また、銀は真鍮に比べて腐食に強いですから、この辺も長期的には期待が持てます。ただ、煙の冷え具合には大きな違いは感じられません。一発の喫煙では、まぁ、気分的な違いがあるくらいです。(笑) それと、節のある羅宇煙管は今回が初めてなのですが、これも趣があって良いものです。この節というのは硬いですから、この部分を灰皿の端に打ち付けて灰を落とすのが昔の使い方です。一方、雁首を打ち付けて灰を落とす方法は、実際にやっている人も多いのですが、雁首に傷が入るだけでなく、雁首が大きく凹んで変形したりするので、本当はやるべきではない方法だったりします。叩き付けて灰を落としたいのなら、節付きの羅宇を選ぶべきでしょう。とは言え、私自身は掌に打ち付けて灰を落としていますので、節付きである必要は全然なかったりします。 という事で、本当に気兼ねなく使えるシンプルな純銀羅宇煙管を入手できたので、これから更に充実した煙管ライフを送れるようになりました。尚、5本の内1本は、既に知り合いに売却する事が決まっています。(笑)[充実した煙草ブログは此方 Click!]
2016.04.17
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今月は国内通販で煙草を買いました。購入したのは上の写真の通りで、利用したのは楽天の「リカープラザ大越酒店」です。 煙草を販売している楽天ショップは非常に限られていて、特にパイプ煙草を販売しているのは、ほとんどこのお店だけだと思います。このお店は送料が高いのが難点なのですが、溜めた楽天ポイントが使える事や、購入額の1%分に相当する楽天ポイントがもらえる事、それと大半のパイプ煙草の購入でカード払いが可能な事などがメリットです。 今回購入したのは、またもやピーターソン社の銘柄がメインなのですが、これで同社のパイプ煙草で未購入なのは新製品の缶物1銘柄のみとなりました。その新製品がこのお店の商品ラインアップに入っていたなら購入していたのですが、残念ながらありませんでしたので、その新製品の購入は次の機会に他のお店でという事になりました。 という事で、例によって各銘柄のレポートは順次アップしていきますので、お楽しみに![メリットのある煙草ブログは此方 Click!]
2016.04.06
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遂に手に入れました。純銀煙管です。 純銀煙管とは言え、なた豆煙管ですから、ちょっとマイナーなカテゴリーにはなります。けれども銀の使用量としては一般的な羅宇煙管よりも多くなりますし、銀部分の表面積が多いので、装飾性を高く出来ます。 今回入手した純銀なた豆煙管は現代の作品です。今は腕のある職人が少ないので、装飾性の高い煙管が近年作られるのは極めて稀です。また、数が作られない分だけ、そこに注がれる技術も高くなくなっています。ですから、明治大正から昭和の初めにかけての方が、装飾性の高い優れた煙管は多いです。そうした中、現代の煙管で非常に高度な装飾技術が注がれた作品を見つけて、思わず買ってしまったのが今回の煙管です。 作者は、鍛金の分野で人間国宝の指定を受けている現役鍛金家・奥山峰石氏です。氏は高度な装飾を施した銀の器の製作で有名なそうですから、煙管の製作はあくまで余技なのでしょう。それでも、上の写真のような素晴らしい煙管作品を生み出せるのですから、凄い事です。人間国宝が作った作品ですから、我家の家宝として代々伝えて行けば、この煙管は将来きっと「何でも鑑定団」で高値を付けて貰える事でしょう。(笑)新潟燕三条飯塚昇作送料無料 おまけ付【職人技キセル】スターリングシルバー 純銀煙管 七寸三分 銀竹節延三段節 (約22cm) 高級桐箱入【smtb-s】【楽ギフ_包装選択】 このような煙管ですが、購入費用は意外に高くありませんでした。もちろん煙管の価格としては高い部類には入るのですが、例えば同じ現代の純銀煙管と比べるなら、飯塚昇氏の純銀七寸三分「銀竹節延三段節」の新品価格にちょっと毛が生えたくらいの値段です。10万円でたっぷりお釣りが来ます。人間国宝の超絶技法が注がれた純銀煙管にしては破格の値段と言えると思います。もちろん、専用箱付き未使用品です。 ネットオークションで落札したのですが、ちょっと前と比べて煙管の人気が落ち着いてきているのか、落札競争もそれほど酷くなく、納得のできる落札価格となりました。ネットオークションだけに偽物の疑いもありますが、煙管などという儲からない分野で、これだけの装飾を施した高度な偽物なんて作る人はいないでしょう。もしこれだけの偽物作品を作れる技術があるならば、偽物ではない普通の作品で十分に稼げます。 ただ、これだけの作品でありながら欠点が一つあります。それは・・・、勿体無くて使えない事です。orz 木目が美しいパイプであれば、例え15万円超の作品であっても平気で使っている私でありますが、今回の煙管に関しては未だに使う勇気が出てきません。「お宝」という意識が強過ぎるからかも知れません。ですから、気軽に使える純銀煙管を新たに探し始めた所です。(笑) そういう事で、今年の目標の一つであった純銀煙管の入手を早くも達成したのでありました。 \(^o^)/[凄い煙草ブログは此方 Click!]
2016.03.27
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届いてから少し日にちが開いてしまいましたが、ポール・イルステッドのパイプの大まかな慣らしが終わったので、いよいよ本格的に使ってみます。使用した煙草はいつものラールセン「ファイン&エレガント」です。 煙草を詰めて着火し最初に気付くのは、フィルターのない仕様のパイプにしては煙が良く冷えているという事です。吸水性のある煙道≒シャンクが少し長いので、煙道のフィルター性能が高く、煙が良く冷えるであろう事は予想通りです。味の方向性としては、割りとニュートラルと言いますか、ややコクが強く出ているようにも感じますが、着香分の味も十分で、着香・非着香のどちらの煙草でも楽しめそうな気がします。また、雑味も少なく感じられ、これも長いシャンクによるフィルター効果の高さを窺わせます。 パイプのリップ部分は幅が18mm程で、ウィンズロウ・パイプ等に比べれば狭く、また厚みもややあるように感じますが、上下面がフラットなので、違和感なく噛み咥えていられます。因みに、マウスピースはアクリルです。 ドロー&ブローはかなりダイレクト感があり、火種のコントロールはしやすい方だと思います。ただし、テーパーのかかった火皿底の一番下に小さめの煙道口が開いているパイプなので、タンパーワークで煙草を下に押し過ぎると、割りと直ぐに煙道口が塞がり、途中でドローが異常に重くなるような症状が出ます。その状態で吸い口からモールを差し込んで煙道口の詰まりを取り除こうとしても、テーパー状の火皿底の形状のため煙道口の出口でモールがつっかえ、気道の確保が上手く行きません。かと言って、タンパーで押す頻度を極端に減らすと立ち消えが頻発しますし、適度なタンパーワークの加減には多少の慣れが必要です。 持つ手に伝わる熱の量は標準的だと思いますので、過燃焼に気付きにくいという事はなさそうです。また逆に、普通に吸ってても熱過ぎて持てなくなるという事もありません。 喫煙後の清掃に関しては、ハーフベントのパイプの割りにはモールが通しやすく、イイ感じで出来ます。で、掃除の結果を見ると、煙道内のジュースの残留が非常に少なく、当然火皿底もサラサラなままでした。煙道内の吸水性の高さが分かります。 という事で、さすが世界的に評価の高い作家さんだと感じさせる良いパイプでした。グレインも綺麗ですし、行き過ぎない程度に個性的なシェイプも好感が持てます。寡作なためか出物が少ないのは残念ですが、良い出会いがあれば安心してコレクションに加えられる作家さんだと思います。[好感が持てる煙草ブログは此方 Click!]
2016.03.13
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 新製品のパイプ煙草3点と、定番品のパイプ煙草1点で、どれも缶物です。それとライターはオマケです。新製品の3点は季節物なので、季節に合わせて吸うか、それともサッサと吸ってしまうか少し迷う所です。定番品の方はラタキア物で、今の手持ちのラタキア物が少ない事もあり、これは比較的早めに吸う事になりそうです。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに!(^^)/~~~[定番の煙草ブログは此方 Click!]
2016.03.09
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日本最大のパイプメーカーであり、煙草及び関連品の輸入業者である柘製作所の2016年版カタログを入手しました。表紙を含めて全140ページの内容は、販売商品の説明だけでなく、読物や社史などもあり、それなりに読み応えがあります。 で、全体を読んでおりますと、掲載商品に関して幾つか特筆すべき点がありました。パイプ関連でいきますと、主に次のような事項がありました。 1.パイプの「加賀」「バンブー」シリーズに9mmフィルター仕様の製品が登場 これらはちょっと前から海外向けに存在していた事は知っていたのですが、国内向けでも販売する事にしたようです。私は9mm派なので、この事は歓迎していますし、この内の1本は入手したいと考えています。 2.ドイツ・ファウエン社のパイプが増えた これも私にとっては歓迎すべき事です。ファウエンのパイプは今までも取り扱いがありましたが、今回明らかに取扱量が増えて、カタログページも4ページになっています。ただ、ちょっと特殊なモデルがメインで、低廉な一般モデルは非常に少ないので、そこは残念です。 3.ピーター・ストックビーのパイプ煙草を販売開始 今まで輸入されていなかったデンマークのブランドです。海外ではそれなりに人気のあるブランドのようなので吸える日を楽しみにしています。ただ、販売価格に関しては、それほど酷くはないとは言え、やはり柘製作所らしい設定にはなっています。 4.コモイのパイプ煙草を販売開始 5.ダン、サミュエル・ガーウィズ、ピーターソン、マクレーランド、ラットレーのパイプ煙草に新製品登場 まぁ、国内で入手できる種類が増えるのは良い事です。でも、価格設定は少し高いです。マクレーランドの新製品なんて50g缶で3,000円とか2,800円とかです。今の円安の影響もあるのだろうと思いますが、こういうのはマニアの個人輸入を促すだけで、国内業者にとって良いかどうかは微妙です。 6.ベントレーのパイプ煙草製品ラインアップ総入換 今まで輸入されていたラインアップは何だったのだろう・・・。 7.G.L.ピースのパイプ煙草はカタログ落ち G.L.ピースのパイプ煙草の輸入が終了した事は、既にご存知の方も多いかと思いますが、本当にカタログから消え去っています。売れ行きの悪さが原因なのでしょうが、まぁ、あの価格設定だと、あのブランドを常喫する程のマニアなら個人輸入で安価に入手してしまって、国内では買わないでしょう。今の円安状況でもそれが可能なくらい内外価格差が大きかったですから。ただ、超有名なブレンダーの作品だけに、日本国内で入手できなくなるのは残念です。これは、柘製作所の販売戦略上の失敗なのだろうと思います。 だいたいこんな感じでしょうか。好き嫌いはあろうかと思いますが、何と言っても日本最大のパイプ煙草関連会社です。日本のパイプスモーカーにとっては避けて通れない会社であるのは確かです。今後もその動向を注視していきたい所です。[特筆すべき煙草ブログは此方 Click!]
2016.03.02
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デンマークのパイプ作家ポール・イルステッド氏のパイプを中古で入手しました。ポール・イルステッド氏と過去の作品については下記などを参考にして下さい。 https://pipedia.org/wiki/Ilsted(「Pipedia」記事、英文) http://www.tecon-gmbh.de/index.php?cPath=916&osCsid=92c4f5240aabc1a0ee56525482633fc7(某ネットショップで過去に販売された作品) この作家さんについては、名前だけは知っているという方も多いかと思います。日本ではパイプ作品が売られている事は滅多にありませんが、氏のブランドのパイプ煙草は日本でも1銘柄だけ売られています。「イルステッド・オウン・ゴールデン・フレイク」がそれです。この煙草は私も一度試してレポートした事があります。 氏が製作した過去のパイプ作品を見ていると、作風が非常に特徴的なのが分かります。 まず、シャンクが長くマウスピースが短いパイプが非常に多い事です。シャンクが長いと、吸水性のある煙道部分が長くなるので、クール&ドライな喫煙がしやすくなります。つまり、喫味の良いパイプになるという事です。長いシャンクは緩やかに湾曲していて、結果的にハーフベントのパイプが多いです。そして、エッジのある角ばったシェイプのパイプが多いのも特徴的です。エッジのあるスタイルは、シェイプのイメージをシャープにします。ただ、シャープとは言っても、ボウルが大きめで且つ単純な平面は殆どないので、華奢なイメージはありません。 今回私が入手した作品も、この特徴が良く現れています。大雑把に言えばボルケーノ・シェイプに分類されるかと思うのですが、シャンクが長く湾曲していて、エッジのあるシェイプです。ボウルを上から見ると殆ど四角形で、シャンクの断面形状も三角形に近い四角形です。火皿内径は22mmあり、この辺はデンマークのパイプらしく大柄なボウルになっています。ただ、全長は14cmくらいで、それほど大柄ではありません。ですから、ちょっと頭でっかちな形です。 火皿の底を覗いてみると、やや強いテーパーのかかった底にドンピシャに煙道口が開いています。パイプの造りとしては、かなり良い造りです。 今回のパイプの購入額は、中古の作家物として割りと普通の価格だったのですが、そのグレインはかなりの見事さです。一部に乱れはありますが、ボウル外周のほぼ全面に渡って綺麗なストレートグレインが出ています。因みに、氏のパイプのグレーディングがどうなっているのかは調べ切れていないのですが、パイプには「an Ilsted 5 handcut MADE IN DENMARK」と「D4」という刻印が入っています。「5」又は「D4」のどちらかがシリーズ名で、どちらかがグレードだと思うのですが、何れにしてもそこそこ以上のグレードなのではないかと推測します。 という事で、このパイプの喫味に関しては、慣らしが終わった後に改めてアップしようと思います。お楽しみに![見事な煙草ブログは此方 Click!]
2016.02.21
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今日は毎年恒例のIPSD(International Pipe Smoking Day)だった訳ですが、今年のIPSDは土曜日であったにも関わらず、特に何もない一日でした。いつものように生活&仕事をして、いつものようにパイプを楽しんでいます。私の住む地方では、パイプ関連のイベントが特別に行われるような事もなく、しかも給料日直前なので、わざわざ出かける訳にもいかず、本当に普通の一日でした。まぁ、去年と同じです。 話に聞くと、今年は東京方面でも大きなイベントはなかったようで、まぁ、この辺がパイプ人口の少ない日本の限界なのかなと。orz ただ粛々とパイプを燻らしつつ、世界の平和と人々の心の安寧を願う一日です。[特別な煙草ブログは此方 Click!]
2016.02.20
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今月初めに2月分の買出しに行った際にそこの煙草屋さんに注文していた中古パイプが到着しました。それと、オマケで付けてくれた新製品のパイプ煙草1缶です。 パイプはデンマークの作家物で、この作家さんの作品を入手するのは私としては初めてです。色々調べると世界的に高い評価を得ている作家さんのようなのですが、寡作なためか売っているショップさんが少なく、なかなかお目にかかれません。ただ、作風が非常に特徴的で、上の写真を見ただけで誰の作品か分かってしまう方もいらっしゃるかも知れません。 一方、オマケのパイプ煙草は、今年に入ってから国内に入ってきたシリーズ物ですが、海外では以前から販売されています。同シリーズには4銘柄があり、今回のオマケでは1缶だけ付けていただきました。他の3銘柄については来月の買出しで購入する予定です。 という事で、これらの詳細につきましては、また後日ご報告させていただきます。[特徴的な煙草ブログは此方 Click!]
2016.02.17
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今月分の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 今年になって輸入販売が開始されたパウチ物パイプ煙草が4点と、近々入手予定のパイプの慣らし用の煙草が2パウチ。それに日本メーカーのカタログ1冊とオマケのライターが2個です。で、実は中古のパイプを一つ注文してあって、それはレストアが完了したら送ってもらえる事になっています。 昨年、日本で販売されている既存のパウチ物パイプ煙草は全て吸い終わったのですが、その直後に新製品が輸入されるようになって、まだパウチ物のネタが尽きません。パウチ物は値段が安いので、ネタとして安上がりになるのは嬉しい事です。(笑) でもメーカーが偏っちゃうんですよねぇ。 これらについては、例によって順次レポートして行きますのでお楽しみに![嬉しい煙草ブログは此方 Click!]
2016.02.03
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中古で購入した1980年製徳富パイプの慣らしが終わったので、いよいよ本格的に使ってみます。使用した煙草は、例によってラールセンの「ファイン&エレガント」です。 吸い始めて最初に感じるのは、香り立ちの良さです。全長が12cmそこそこしかないので、ボウルトップから出る煙がダイレクトに鼻に来ます。これが香り立ちの良さの原因なのではないかと思います。一方、味の方は、フィルターなしのパイプらしく、やや雑味が多く、硬質で太めの味になっています。 フィルター無しの短いパイプの割りには、煙は冷やされている方だと思われ、ダイレクトでコントロール性が高いドロー&ブローと相まって、比較的吸いやすいパイプです。リップは幅が15mm程しかなく、非常にコンパクトな咥え心地です。ただ、厚みも薄くて悪くないのですが、上下面のRが強めなので、咥えた際に少し安定しません。私としては、もっとフラットな上下面の方が好みです。 このパイプの煙道口は完全にボウル底に張り付いているので、タンパーワークが忙しくはなりますが、最後まで煙草を灰にできます。この辺の造りの良さは、流石に高い評価を得ている作家の作品という事だろうと思います。 さて、吸い終わってからこのパイプの適性について考えたのですが、香りをより楽しめるという意味では着香系の煙草に向いていそうなのですが、味は太めで雑味が多く、どちらかと言えばコクを楽しむ傾向にあるようなので、その面ではラタキア系もしくはバージニア系に向いているような気がします。う~む、私としてはラタキア系のローテーション入りになるのかなぁ。 あ、あと、このパイプの掃除をしていて気付いたのですが、このパイプのマウスピース内の煙道はかなり細く、モールの太い側がとても通し辛いです。それ以外の全体の造りには文句の付け所はありません。 という事で、着香好きの私の好みにドンピシャという訳には行きませんでしたが、かなり良いパイプである事は良く分かりました。最近の徳富氏の作品を使った事がないので、今の徳富パイプの評価に直結させる事は出来ませんが、少なくとも今回のパイプを製作した当時から、かなり良質のパイプを氏が作っていらっしゃったのは間違いないようです。[良質の煙草ブログは此方 Click!]
2016.01.24
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今年最初のパイプ購入は、日本のパイプ作家・徳富博之氏の1980年製ブルドッグ・シェイプの中古となりました。 徳富博之氏と言えば、日本人パイプ作家の草分けであり、且つ現役の日本人パイプ作家の中では世界で最も評価の高い作家でもあります。氏は1976年から77年にかけての数ヶ月間、芸術的パイプ作家の世界的草分けであるシックステン・イヴァルソン(デンマーク)の下で修行をし、その後、今世紀に入る辺りから世界的に名前が知れ渡るようになったと言われています。現在の氏のパイプは世界的に人気が高く、今の新品だと20万円以上の値付けがされる事が多くて、私なんぞはなかなか手が出せない状況になっています。 今回購入したパイプは、氏が1980年に製作した物で、ほとんどチャビーと言えるくらい短い全長(125mmくらい)のブルドック・ストレートになります。表面はサンドブラストの黒色塗装、マウスピースは多分エボナイト、フィルターはありません。火皿内径は21mmあります。 氏のパイプと言えば、ブロウフィッシュに代表されるような、ちょっとグニャグニャした非対称のシェイプが有名ですが、今回のパイプはフリーハンドとは言えスタンダードなシェイプになります。しかも1980年製ですから、氏が世界的に有名になる以前、デンマークでの修行から帰国した直ぐ後の時期の作品という事になります。それで中古となると、まぁまぁ私でも買える価格になると・・・。 中古パイプとしての状態も決して良好という訳ではなく、煙道口周辺は焦げて広がってしまっていますし、多分前オーナーが艶出しのために塗ったのであろうシェラック塗装が熱のために泡立って、一部はシェラック塗装が剥げてしまっています。 それでも、全体的にバランスの良いシェイプや、深めのサンドブラストによって浮き出されたダイナミックなグレイン、本体のかなり下の方に入れられた切れ目と少し前方に傾いたボウル形状からくる個性のあるフォルムは、氏の高い芸術的造形センスを窺わせます。 という事で、このパイプの喫味に関しては、そこそこの慣らしを行って、パイプの調子を見てからご報告したいと思います。お楽しみに![有名な煙草ブログは此方 Click!]
2016.01.10
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いよいよ今年も終わろうとしていますが、今年最後の記事として、このブログ関連の今年のまとめを書いておこうと思います。記事は内容毎に3回に分ける予定で、第1回目の今回は今年購入したパイプについてです。 今年購入したパイプは、上の写真の通りで、合計9本です。製造国の内訳は、オランダ1本(ビッグベン)、イギリス3本(ダンヒル)、フランス2本(ブッ・ショカン)、イタリア2本(セル・ヤコポ、ダミアノ・ロベラ)、ドイツ1本(ファウエン)となり、デンマーク製以外のパイプを狙うという今年の年初の目標は達成できました。しかも、欧州の主要パイプ生産国はだいたい網羅できたように思います。 この中で今年のベストだと思われるのは、イタリアのセル・ヤコポのパイプです。深く掘られたサンドブラストによってダイナミックに現れたリンググレインが非常に美しい上に、9mmフィルター仕様のフルベント・シェイプとして良く考えられた煙道構造。そして金属で保護され信頼性の高い二段ダボ。同じイタリア製でも煙道に少々問題のあったダミアノ・ロベラと比較すると、かなり良い出来だと思います。喫味も上々です。 次点は、オランダのビッグベンです。綺麗なストレートグレインと軽くて小ぶりな本体はとても扱いやすいです。量産シェイプで高くないパイプでしたが、これだけの内容があれば満足度は高いです。喫味はセル・ヤコポ程ではありませんが、一応及第点には達していると思います。 最も資金を投入したダンヒル3本については、高額人気ブランドだけに所有する満足感はありますし、この内の一つは見事なリンググレインが大変に良いのですが、私自身の好みにドンピシャという特性&喫味でもなく、トータルとしては今年のトップとはなりませんでした。 それと年末に購入したドイツのファウエンは、これから本格使用していく段階なので、まだちょっと評価が固まっていません。 一方、反省点もあります。好きなデンマーク製のパイプを故意に無視した一年だったので、その辺は多少ストレスになりました。1本ぐらいは買っても良かったかも知れません。また、デンマーク製以外のパイプを狙っていたにも関わらず、日本の作家物と煙草大国アメリカのパイプは買うに至りませんでした。これも今年の物足りない点の一つです。 同じパイプ系でも、日本独自のキセルに関しては、純銀製を手に入れるという年初の目標は達成できませんでした。食指の動いたモノはあったのですが、その出物と資金のタイミングが合わず、結局買えませんでした。ただ、キセルでの喫煙量が最近はかなり減ってきているので、さほどガッカリはしていません。引き続き良い出会いを待ちたいと思います。 という事で、今年のパイプ本体関連は、まぁまぁ良い具合だったと思います。今年の状況を踏まえて年明けに新たな目標を立てたいと思います。 さて次回の記事では、パイプ用を中心に煙草そのものについて一年をまとめてみたいと思います。[良い具合の煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.27
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先日購入したファウエンの「イヤーパイプ2015」の慣らしが終わりましたので、喫味のテストをしてみたいと思います。使用する煙草は、例によってラールセンの「ファイン&エレガント」です。 普通に詰めた煙草に着火して最初に感じたのは、意外に味が来ないという事でした。入れている9mmフィルターが新品なのでフィルター機能が過剰に効いているのかも知れないのですが、それよりもパイプの冷却&吸湿機能が高くて、それで味が口まで届き切っていないという感触です。ですからボウルトップから出る香りの方はいつもの通りです。 少し吸い進んで行くと、徐々に煙草の味の輪郭が見えて来るようになりました。最序盤は味が薄くて、吸い進む内に徐々に味が濃くなってくるというのは、冷却機能の高いパイプで良く見られる現象だと私は経験的に感じているのですが、このパイプもそういうタイプのようです。 煙草の味の傾向としては、やや薄味ながら少し味が太いと言うか、重量感のある味になっています。「ファイン&エレガント」の着香分よりも、ベースの煙草の甘味やコクの方が強調されているような感じです。このパイプは見た目がドッシリしていますが火皿内径は20mmと標準的ですので、20mm超級のパイプよりも着香分が来ない傾向になるのかも知れません。この傾向だと、着香物よりも非着香、特にバージニア系の煙草に適性があるように思います。 持つ手に伝わる熱はやや少ない方で、私のように持ったまま吸うには適しています。ただし、感じる熱の割には燃焼温度が高いので、煙草の燃やし過ぎには注意する必要があります。 喫煙中盤以降は、ボウル底が強いテーパー形状になっているので、火種を出来るだけ小さく絞っていかないと割りと簡単にボウルが焦げた匂いがしてきます。また、ボウル底の容量が少ないので、見た目よりも少し早めに煙草が燃え切ってしまいます。ですから、このパイプでは喫煙後半でより注意深く喫煙する必要があります。 という事で喫煙終了。 全体的に見て、後半でちょっと気を使いますが、煙の冷却も良く、なかなか良いパイプでした。味の傾向は少し薄味で、着香よりもベースの煙草の味を楽しむのに適している気がします。 見た目の雰囲気的にもう少し着香向けのパイプかと思っていたのですが、私にとっては意外にも非着香系に向いたパイプでした。でも、まぁ、なかなか美味しく「ファイン&エレガント」が楽しめたので、十分に合格点です。これなら、もし気に入ったシェイプがあれば、次のファウエンも安心して買えそうです。[安心の煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.23
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「パウチ物パイプ煙草のまとめ」の3回目です。今回はメーカー・ブランド・シリーズ別にオススメを書いていきたいと思います。○メーカー・ブランド・シリーズ別に見るオススメ パウチ物のパイプ煙草を一通り試してみると、ここの銘柄なら大きく外してしまう事はないというようなメーカー・ブランド・シリーズがあります。この項では、そうしたメーカー・ブランド・シリーズ別にみるオススメを挙げていこうと思います。1.W.O.ラールセン やっぱりここのパウチ物はほとんど間違いがないと思うんですよ。もちろん、完全な非着香銘柄はありませんし、一つあるラタキア銘柄とかも好みが分かれる所かも知れませんが、大筋でここの着香は旨い・上手いと思います。ベースの煙草の質もなかなかで、本来の煙草の甘味も十分に感じ取れます。私の一番のオススメです。2.スタンウェル 世間では目立たない存在になっていますが、意外に個性的で良いです。特に「ガラナ」と「メランジェ」(メランジュ?)、「キール&アップル」は他にはない着香で、しかもちゃんと美味しい煙草になっています。着香好きなら一通り試しても良いブランドだと思います。3.オルスボ このシリーズには強い個性というのはありませんが、良く出来た着香煙草が多いです。欧州系着香煙草の典型例とでも言える出来で、これもやはり間違いのない選択が出来るかと思います。ベースの煙草の質もしっかりしています。4.セリーニ 銘柄が二つしかありませんから、シリーズとして扱うのはどうかという意見もあるかも知れません。けれども、この二つの銘柄はどちらも着香煙草としては良く出来ていて、着香分が美味しいだけではない奥深さを感じさせます。目立たない存在だけに入手しづらいとは思いますが、チャンスがあったら試していただきたいシリーズです。5.ボルクムリーフ 割りと有名なシリーズだと思いますので、試した方も多いかと思います。私としては、外れもなく、どれもベースの煙草の味が分かりやすい、割りとナチュラルな煙草のシリーズだというイメージを持っています。ただ少し残念なのは、一昨年か昨年辺りに輸入ラインアップの見直しがなされ、いくつかの良品が日本市場から消えた事です。特に微着香の「ジェニュイン」が無くなったのは痛いです。6.積極的にはオススメしないが避けて通れないブランド パウチ物の銘柄数がとにかく多いマックバレンとガレリアは、パウチ物パイプ煙草を吸っていく上で避けて通れないシリーズだと思います。ただし、数が多いせいかも知れませんが、好みの違いによる当たり外れがハッキリ出やすいです。私も「多分二度と買わないだろうな」と思う銘柄が、この二つのブランドには割りとあります。一方で、同ブランド内には何度も買うような定番的な銘柄もあり、まぁ、それぞれです。☆ ☆ ☆ という事で、国内販売されているパウチ物パイプ煙草のまとめを3回に渡って書いてきました。そうこうしている間にも、新たに二つのパウチ物が輸入開始されてたりして、今後もネタがなくなる事はなさそうではありますが、とりあえずパウチ物については一つの区切りがついたかなと思います。 来年からは、ほとんど缶物ばかりのパイプ煙草レポートになりそうなのですが・・・、本当に経済的に大丈夫なんだろうか。orz (笑)[大丈夫な煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.20
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「パウチ物パイプ煙草のまとめ」の2回目です。今回は味の系統別にオススメを書いていきたいと思います。○味の系統別に見るオススメ パウチ物のパイプ煙草には、もちろん各種着香物の銘柄が多いですが、ラタキア物や非着香物もあります。今回はそうした味や香りで大雑把に分類した上で、私が特に印象に残った銘柄を選びました。1.マックバレン「ビンテージシリアン」(ラタキア物) 私はまだラタキア物に関しては少し抵抗があって、本当に美味しいと思う銘柄に未だ出会っていません。私のラタキアブレンドの理想としては、本当に少しだけラタキアを入れてコクを出し、ほとんどラタキア物だと感じさせないくらいが良さそうだと感じているのですが、残念ながらこれまでに吸ったパウチ物の中にはそういう銘柄はありませんでした。それならいっその事、思いっきりラタキア比率が高そうな銘柄をオススメしておいた方が面白そうだと思ったのです。で、選んだのがこの「ビンテージシリアン」です。この銘柄は元々缶物として国内販売されていましたが、パウチ入りに変更されて少し値下がりしました。それでもパウチ物とは思えぬ価格だったりするのですが、まぁ、一応はパウチ入りですし・・・。(笑) この煙草はブレンドの半分くらいがシリア産ラタキアだったかと思いますが、その比率が俄かには信じられないくらいマイルドなタッチに仕上がっています。初めて吸うラタキア煙草として適当だとは思いませんが、ラタキア物の知見を深めていく上で外せない銘柄だと思います。 2.TLC「バージニアスタンダード」(非着香・非ラタキア) 非着香・非ラタキア部門の定番と言えばマックバレンの「バージニアNO.1」になろうかと思いますが、余りに定番過ぎて面白くありません。次点としてオーリック「ゴールデンスライスド」を挙げても良いのですが、これは既に「フレイク」部門でオススメに挙げてしまいました。ですからここでは「全国たばこショップ・リーダーズクラブ(TLC)」が企画・販売している「バージニアスタンダード」を挙げておきたいと思います。一般的にはあまり評価されていない銘柄だと思うのですが、バージニアストレートでこういう喫味が出せるのかという驚きがある煙草です。熟成が深く、クセも強いので、ちょっと覚悟して吸ってみて下さい。 2.セリーニ「クラシコ・リゼルバ」(柑橘系着香) 柑橘系着香煙草の中ではパウチ入り安煙草という雰囲気が最も少なく、喫味の奥深さを感じさせる良い煙草だったのが、このセリーニ「クラシコ・リゼルバ」です。子供の頃、オレンジを横に輪切りにして、その中心に砂糖を乗せて食べたあのデザートのような喫味です。世間的には注目度の低い銘柄かと思いますが、実際に吸ってみると、なかなかどうして美味しい煙草です。 3.オルスボ「バニラ」(バニラ系着香) バニラ着香というのは、煙草の着香の中でも定番の着香で、世間にはありとあらゆるシリーズからバニラ着香のパイプ煙草が出ています。けれども、定番の着香であるが故に、各銘柄は逆に個性を出そうとして果物系などの味と香りを加えてしまって、ストレートで単純・純粋なバニラ着香銘柄は実際は少ないように思います。こうした状況の中で、オルスボの「バニラ」は比較的純粋なバニラ着香だったように思います。バニラというのは、香りは甘いのですが、実際の味はむしろ苦かったりするのですが、オルスボ「バニラ」ではその辺もバニラっぽくなっていて、香りは甘いのに味はそんなに甘くない煙草になっています。美味しいと思うかどうかは別として、バニラ着香の一つの基準になり得る煙草だと思います。 4.オルスボ「チェリー」(チェリー系着香) またもオルスボ・シリーズですが、上手く作られているので挙げておきます。チェリー着香というのは、得てして人工的・薬品的な喫味を感じる事が多いのですが、このオルスボ「チェリー」ではそれがなく、非常にナチュラルで受け入れやすいチェリー着香が楽しめます。喫味に嫌味な部分がないのです。チェリー着香の最初の一品として安心してオススメできます。 5.ボルクムリーフ「シャンパン」(洋酒系着香) 洋酒系着香というのは、香りがそれほど強くは主張して来ず、熟成された煙草の臭みを抑える程度になっている事が多いように思うのですが、その点、このボルクムリーフ「シャンパン」ではちゃんとシャンパンが主張してきます。フルーティな上質のシャンパン(ただし炭酸抜き)の美味しさを楽しめる良い煙草です。 6.W.O.ラールセン「ファイン&エレガント」(その他果物系着香) この分野ではこれを挙げるしかありません。私の常備煙草であり、且つ私が新たに入手した新規パイプの評価用に使う基準煙草でもあります。柑橘系のようでもあり、何かの花のようでもある独特の香りが美味しい煙草です。非常に特徴的な香りで、この香りはこの煙草にしかありません。また、注意深く吸うと、喫煙後半での甘味もしっかりあり、ベースの煙草の質も悪くない事が分かります。重厚な喫味が好きな人には向かないかも知れませんが、着香系に抵抗のない人には真っ先にオススメ出来る名品です。 7.W.O.ラールセン「シンプリー・ユニーク」(ナッツ系着香) もう一つラールセンから。ナッツ系の味という意味では、この「シンプリー・ユニーク」以上の銘柄は私は知りません。それくらいナッツ系の味が前面に出てきている煙草です。ただし、この着香分は喫煙後半には弱まり、その後にはバージニア系の典型的な紅茶っぽい味が出てきます。ですから非着香派の人にも受け入れられやすい煙草なのではないかと思います。 8.マックバレン「セブンシーズ・レギュラー」(チョコレート系着香) チョコレート系の着香と言えば、その物ズバリの名前「チョコレート」という銘柄がガレリア社から出ていますが、それはかなり香料が煩く、ちょっとケバケバしい喫味になっています。それに比べると「セブンシーズ・レギュラー」は随分とマイルドで、こちらの方が日本人にはかなり親しみやすいチョコレート系着香なのではないでしょうか。この煙草はちょっと少ない40g入りパウチではありますが、1パウチ1,000円を切りますので、非常に買いやすい煙草です。9.蜂蜜系着香 蜂蜜系の喫味というのは、それが単独或いは最前面に出てくる銘柄が思い浮かびません。必ず何か他の味の横にいて、見事な脇役に徹しているように感じます。ですから、蜂蜜系着香の煙草をオススメするこの項は割愛したいと思います。10.その他ネタ系着香 比較的珍しく、ネタには最適な着香煙草もあります。マンゴー、アップル、リコリス、メロン、ガラナ、カプチーノ、アプリコット、パイナップル、ベリー等々。こういう多彩な着香がパウチ物では楽しめるので、一つのネタとして吸ってみるのも楽しいものだと思います。 11.W.O.ラールセン「マスターズ・ブレンド」(着香系総合) パウチ物の着香煙草を全体的に見ると、単独の味で成り立っている銘柄よりも、例えば「果物+蜂蜜」とか「チョコレート+バニラ」といった色々な味と香りの要素が混ざり、全体として喫味を構成している銘柄の方が多いです。そして実際はそういう総合的着香の煙草の方が人気が高かったりします。で、この分野で私がオススメしたい銘柄は、ラールセンの「マスターズ・ブレンド」です。蜂蜜・柑橘類・チョコレートといった味と香りが混ざり、コッテリ系でもなく爽やか系でもない中庸な美味しさがあって、誰にでもオススメ出来る煙草に仕上がっています。個人的には、缶物の「ブルーノート」にも匹敵する内容があると思っています。着香好きの人なら、一度は試していただきたい銘柄です。 という事で、パウチ物パイプ煙草の味の系統別に見たオススメ銘柄をまとめてみました。多少選択に偏りがありますが、参考にしていただければ幸いです。 次回は、パウチ物パイプ煙草のメーカー・ブランド・シリーズ別のオススメをまとめてみたいと思います。[オススメの煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.19
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今年は、日本国内で販売されているパウチ物のパイプ煙草をほぼ全て(先日新たに輸入開始された銘柄を除く)吸い終えた年になりましたので、それらについてのまとめ記事を書いておきたいと思います。内容的には私のオススメ銘柄を種類別に列挙していく形にします。○カット別に見るオススメ パウチ物のパイプ煙草と言えば、ラフカットやリボンカットのような詰めやすいカットの煙草が主流ではあるのですが、中にはそうではない銘柄もあります。この項では、ラフカットやリボンカット、あるいはファインカット以外でオススメしたい銘柄を挙げておきたいと思います。 1.オーリック「ゴールデンスライスド」(フレイク) フレイクと言うより、もっと大きなカットのペブルカットという事になろうかと思いますが、パウチ物でも吸えるフレイク系の煙草としてオススメしておきたいと思います。手で千切って折り畳んで詰めるという、パイプ煙草でしか経験できない「儀式」が楽しい煙草です。ブレンドはヴァージニア&ペリクで、浅い熟成の典型的な軽い味です。火付き&火持ちも良く、缶物のフレイクに手を出す前の練習用としても使えます。 2.マックバレン「ダークツイスト」(コインカット) パウチ物のパイプ煙草では唯一のコインカットの煙草です。コインカット特有の詰め方を楽しんで下さい。ケンタッキーとバージニアのブレンドだそうで、熟成の進んだ発酵系の匂いが、ちょっと牧場を思い出させます。味はコッテリしたコクのあるバージニア系で、酸味と甘味のバランスが良いと思います。 3.スタンウェル「ガラナ」(ブロークンフレイク) ブロークンフレイクの煙草としてはマックバレンの「バージニアNO.1」が最初に思い出されるのですが、ここではあえてスタンウェルの「ガラナ」を挙げておきたいと思います。ブロークンフレイクをどうやってパイプに詰めたら美味しいのかを私が最初に試行錯誤した銘柄で、詰め方によって味の変化が大きかった煙草だったと記憶しています。爽やか系の着香煙草なので、詰め方による味の変化が大きく出やすいのかも知れません。非着香の「バージニアNO.1」では、そこまで味は変化しないイメージがあります。「ガラナ」は味の好みが出やすい着香系で、そもそもの味が好きになれない場合もあろうかと思いますが、まぁ、試してみて下さい。 という事で、次回は味の系統別に見たオススメを書きたいと思います。[オススメの煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.18
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今年最後の海外通販でドイツ最大のパイプ量産メーカー・ファウエン社の「イヤーパイプ2015・セミサンドブラスト」を購入しました。今年のパイプ購入の目標は、デンマーク以外の国のパイプを買う事で、今年これまでにオランダ(ビッグベン)、イギリス(ダンヒル)、イタリア(セル・ヤコポとダミアノ・ロベラ)、フランス(ブッ・ショカン)と買ってきました。で、今回のドイツ・ファウエン社のパイプを購入した事で、今年は欧州主要パイプ生産国(デンマーク以外)をだいたい買い揃えられた事になります。 それと、各社が毎年リリースしている限定イヤーパイプを、そのリリース年の内に購入するのは今回が初めてで、その部分でも今回の購入はそれなりに大きなイベントとなりました。 さて、過去のファウエン社のイヤーパイプを見てみますと、その年毎のシェイプでスムーズ仕上げとラスティックやサンドブラスト仕上げとを同時にリリースしているのが分かります。また、同じスムーズ仕上げでも、グレインの分かる茶色の物と、グレインが見えない黒の物の両方があったり、ラスティックやサンドブラストでも、全体がそうである物と、一部しかそうなっていない物もあります。更に、一部がラスティックやサンドブラストでも、その箇所が異なる複数のパターンがあったりします。このようにファウエンのイヤーパイプは、同じ年のイヤーパイプでも表面処理の違いで様々な個体が存在し、流石ドイツ最大の量産メーカーだと感じさせるバリエーションの多さです。 更に細かい事を言えば、ファウエンのセミ・サンドブラストの特徴は、スムーズ仕上げの部分とサンドブラスト仕上げの部分の分け方が、規則的で非常にハッキリしている事です。この辺は、不規則なパターンで仕上げ分けるウィンズロウのセミ・ラスティック仕上げとかと大きく違う所です。ファウエンのカチッとした分け方は、如何にも規律を重んじるドイツらしい性格が現れている所ではないでしょうか。 で、今回私が購入したのは、写真でお分かりになるかと思いますが、ボウルの両サイドだけがスムーズ仕上げにされた茶色のセミ・サンドブラスト仕様です。単純なスムーズ仕上げやサンドブラスト仕上げよりも面白味があると感じたので決めました。 今回入手した個体は、注文ページに写真が掲載されていた個体と違っていて、期待していた良いグレインではないのですが、ボウル両サイドのスムーズ仕上げ面にバーズアイ・パターンが出るパネルシェイプのセミ・サンドブラストになっています。ボウル外形は緩やかな八角形で、ベントはハーフ、マウスピースはアクリル素材の9mmフィルター仕様です。ファウエンは9mmフィルターの開発元ですから、9mmフィルター仕様を選ぶのは必須でしょう。(笑) 火皿内径は20mmです。 パイプの全体的な雰囲気はやや大柄で、デンマークのスタンウェルやウィンズロウの大柄な感じと良く似ています。デンマークとドイツは互いに隣国同士な上に、話す言葉も近いので、パイプの雰囲気も似てくるのでしょう。サンドブラストの彫りは浅く、この辺もスタンウェルと似ています。一方、マウスピース後端の幅は17mmで、20mmあるスタンウェルやウィンズロウよりも狭いです。ですから実際に咥えてみると、スタンウェルよりも華奢な感触になります。 ボウルの中を覗いてみますと、底はかなり強いテーパー状になっていて、その一番下に煙道口が開いています。強いテーパーの底に煙道口があるので、上から見ると煙道口がボウル底の真ん中に開いているように見えます。こうした形状ですと、片燃えしにくいというメリットはあるのですが、喫煙終盤で火種を小さくしていかないとボウルが焦げやすいというデメリットもあります。 という事で、このパイプの喫味については慣らしが終わった後に改めてご報告したいと思います。お楽しみに![メリットのある煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.16
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年末なので今年やり残した事を駆け込みでこなしている感がありますが・・・。(笑) 今月は海外通販も利用しました。 利用したショップは以前も利用した事のあるドイツebayの「tabak.kargl」で、ドイツの大手量産メーカーの限定パイプを1本だけ購入しました。このお店は、ebayのショップなのでVATの免税はありませんが、日本への送料がたったの6ユーロ(追跡無し)なので、VATの免税より送料の節約の方が大きく効いてくる小額の購入に適しています。また、ネット上での注文から品物の到着までは約8日間と、この時期にしては早く到着したのも良かったと思います。 ご注意いただきたいのは、今回は限定品とは言え量産品ではあるので、ショップは複数の在庫を持っていたという事です。ショップが複数の在庫を持っていると、ネット上で公表する写真と実際に送られてくる品物とでは、モノが違ってきます。パイプの場合、ベタな着色パイプなら問題ありませんが、個体毎に異なるグレインが見られるパイプだと、ネット上の写真では実際に送られてくるパイプのグレインは分かりません。今回の通販でも、ネット上の写真の個体とは違う個体が送られてきて、期待とは異なるグレインにちょっとガッカリしました。ネットで量産パイプを買う場合は、ここに注意しなければなりません。もちろん、量産品ではなく作家モノ・一品モノでは、こうした事にはなりにくいです。 で、購入費用ですが、今回購入したパイプは日本では(未だ)売られていない限定品で、日本未発売のため価格の比較は出来ないのですが、送料等を含めた総額で23,850円かかりました。量産品とは言え、限定品でこの価格なら、悪くない価格だと個人的には思っています。 という事で、パイプの詳細につきましては、また次回に。[大きく効いてくる煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.15
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今月の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。ちょっと多いので、写真は2枚に分けました。 常備煙草の補充が1点、近々到着する新パイプの慣らし用煙草が1点。これに人気ブランドの新規輸入開始銘柄が3点と、毎年恒例のイヤー煙草2016年版1点。それと好きなブランドながら何だか分からない100g缶が1点です。 これで年内の煙草の購入は打ち止めになります。 今回のイヤー煙草については、年明け最初の煙草レポートにしようと思っています。また、人気ブランド3点については、なるべく早くレポートしようと思いますが、年内に全部は無理かも知れません。良く分からない100g缶は、まぁ追々。(笑) 何せここの所、かなりの量の煙草を買いまくって、多分3ヶ月分程度の喫煙量に足るだけのストックが出来ちゃってますので。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![人気煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.11
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今月の国内通販では上の写真の3点を購入しました。 利用したお店は「リカープラザ大越酒店」です。このお店は私の地域から利用すると送料が随分と高くなるのですが、楽天のショップではほとんど唯一パイプ煙草が買えるお店なので、楽天ポイントが使えたり、大半の取扱銘柄でカード購入が出来たりと、メリットもそれなりにあり、時々お世話になっています。 今回購入したのは、サミュエル・ガーウィズの非ラタキアのフレイク物が3点です。最近暫らくフレイク物を吸っていないような気がしたので、まとめて買ってみました。で、先月の国内通販でピーターソンの煙草をやはりまとめ買いしているので、それらも含めて交互に吸えば、気分的に飽きずに吸えるのかなと思っています。あ、それと年末に向けて購入する予定のイヤー煙草も間に挟んでいく予定です。 でも、何かメジャーなブランドに偏ってしまっているので、本当はもっとマイナーな煙草にも挑戦してみたいんですけどねぇ・・・。まぁ、その辺は来年かな。(笑)[メジャーな煙草ブログは此方 Click!]
2015.12.06
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今月は国内ネット通販でパイプ煙草を買いました。利用したお店は「シリウスタバコ」です。 今回の通販では、私が注文後直ぐに商品代金を振込んだにも関わらず、お店側がそれを見落とし、私から催促メールを送った3日後にようやく商品が発送されるというトラブルがありました。カードで支払える海外ネットショップと違って、大抵の日本の煙草ネットショップはカードが使えませんから、どうしても銀行振込みを利用する機会が増えます。銀行振込みだと、ショップのホームページ上での注文作業の中で支払い手続きが完結せず、どうしても支払いは後で行わざるを得ず、手続きが二段階になります。それ故に後から振込まれたのにショップが気付かないというトラブルが起きがちで、カード支払いで生じる同様のトラブルの頻度よりも多くなります。実は、国内通販での同様のトラブルは、別のショップで過去にも一度経験した事があるように記憶しています。で、このトラブルを防ぐには、振込みが終わった後にこちらからショップにメールで連絡をすれば良いのですが、・・・めんどくせー! 巨大ネットショッピングモール「楽天」のように、ショップのホームページ上での注文手続きの中でネット銀行による支払い手続きも完結するようなシステムがあれば良いのだろうと思うのですが、日本の中小の独立系のネットショップでは、それが出来ていません。日本の各ネット銀行が、中小の独立系ネットショップでも利用できる商品代金支払いシステムを提供すれば良いのにと思うのですが・・・。 と、まぁ、そんなこんなで、それでも許せる範囲内でのトラブルで済ませてパイプ煙草を購入した訳です。 で、今回の国内通販では、ピーターソンの缶物を五つほど買いました。購入代金は送料含めて1万円を少し切るくらいです。ピーターソンの缶物は、缶物のパイプ煙草の中でも比較的安い方で、これくらいなら国内で買ってもそれほど価格的に厳しくありませんが、例えば国内で50g2,500円超で売られているような銘柄だと、高い送料を支払ってでも米国(パイプ煙草はほとんど非課税)からまとめて個人輸入した方がトータルで断然安くなる(輸入時に支払う日本の煙草税を含めても)という現象が起きたりします。煙草税にしても輸入関税(日本では一定量を超えるパイプ煙草の輸入には輸入関税が掛かります)にしても、日本の税制はちょっとおかしいと感じる部分です。 さて、今回購入した各銘柄に関しては順次レポートする予定ですが、同じブランドを立て続けに吸うのも面白くないので、今後購入する他ブランドの銘柄を間に挟みながら吸って行きたいと思っています。お楽しみに![お楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2015.11.25
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 早くも入荷したクリスマスシーズン向け限定煙草と、ラタキア物、そしてちょっと珍しげな煙草です。3銘柄だけなので、一月分のブログネタの数としては全く足りていないのですが、吸う量としては200gありますから、一月分近くはあります。 価格で見ると、これで合計8,250円ですから、標準的な紙巻煙草を1日1箱吸うよりは安く、パウチ物パイプ煙草だけ吸うよりも高いという具合です。正直な所、パウチ物ばかりを吸っていた時期に比べると、かなりコストが掛かるようになりました。orz と、まぁ、そんなこんなで、これらの煙草のレポートをお楽しみに![ちょっと珍しげな煙草ブログは此方 Click!]
2015.11.15
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先日個人輸入したダミアーノ・ロベラのパイプ「アルモニー」の慣らしが終わったので、喫味のレポートを書きます。今回の喫煙で使用した煙草は、例によってラールセンの「ファイン&エレガント」です。 まず最初に、慣らし中の事について書いておきます。 このパイプの慣らし喫煙を始めた際、一番最初の慣らし喫煙の時から、喫煙中盤以降に異常にドローが重くなる傾向が出ました。しかもジュースが多く出て、ドローとブローの度にジュルジュル鳴ります。でも、その割にはボウル内の煙草は最後までサラッとしています。どうしてこんな事になるのか良く調べてみますと、どうも9mmフィルターが煙の通り道を塞いでしまっているようなのです。 このパイプはベントが深いので、ボウルに続く煙道がダボ穴の側面から通じている構造になっているのですが、9mmフィルターを入れてマウスピースを嵌めると、ダボ穴側面の煙道口をフィルター側面が半ば塞いでしまい、それがドローの重さを誘発しているようです。ジュースでフィルターが濡れると、それで更に煙の通りが悪くなり、且つジュースのジュルジュルした音も出てくるという訳です。 こういう状態だと快適な喫煙は出来ないので、思い切ってダボ穴内を加工する事にしました。即ち、ダボ穴側面の煙道口をダボ穴底方向に向かって削り、フィルター側面で塞がれないように広げました。この加工によって、ドローは劇的に改善され、ジュースのジュルジュル音も消えました。 今回のレポートは、この加工を行った後の状態で書いています。 さて、「ファイン&エレガント」を詰めて着火しますと、いつものあの味がシッカリと出て来ました。火皿内径22mmと大きめのパイプらしい喫味です。たっぷりと味と香りが出るので、味や香りのディティールが分かりやすく、且つ9mmフィルター仕様という事もあって、比較的雑味が少なくクリアな喫味です。これは私の好きな喫味の傾向です。 煙の冷え具合は、まぁ普通といった所でしょうか。驚くほど冷えている訳でもなく、且つ熱くて味が分かりにくいという訳でもありません。普通の冷え方だと思います。持つ手に伝わる熱は、本体が丸っこくて分厚いので少なめになります。ですから、指で感じる熱で過燃焼を察知するには適していませんが、手に持ったまま喫煙するには快適です。 マウスピースの咥え心地は、やや厚みを感じるものの不快な程ではなく、及第点には達しているという感じです。 喫煙中盤から終盤にかけても豊かな喫味が続きます。ダボ穴を加工した後はジュースでジュルジュルになる事もなく、最後まで快適で美味しい喫煙が出来ます。ベントが深いだけにボウル内の煙道口は底よりも少し上がった所に開いているのですが、それにしては喫煙終了後に残る燃え残りは少なめです。気流が上手く底まで回っているのでしょう。 という事で、ダボ穴加工後のこのパイプは、なかなか美味しく快適な喫煙が出来る良いパイプになったと思います。グレインも良いですし、コロンとしたフォルムも可愛いですから、使うのが少し嬉しいパイプです。 さて、上で書いたダボ穴内の煙道口の問題ですが、ベントの深い他のパイプではどうなっているのかが気になる所です。で、私の手持ちの中では今回のダミアーノ・ロベラの次にベントの深いセル・ヤコポのダボ穴の中を覗いて見ました。セル・ヤコポのダボ穴では、やはり煙道口がダボ穴側面に開いているのですが、そこからダボ穴底に向かって煙道口と同じ幅の溝が彫ってあり、フィルター側面で煙道口が塞がれないようになっています。しかもその溝はダボ穴底にまで食い込んでおり、フィルターが落ちてダボ穴底に達しても煙の通り道は確保されるようになっています。確かに、セル・ヤコポのパイプでは、ドローが異常に重くなるという現象は全く起こりません。 セル・ヤコポのこの構造と比較すると、今回のダミアーノ・ロベラの構造は工夫が全くない素の作り方、9mmフィルター仕様に精通しているとは言えない造りになっていると言えます。パイプの個人作家の場合、9mmフィルター仕様のパイプを作る人は多くはないですし、9mmフィルター仕様を製作する作家でも、それに対する経験値が高くない場合が多いのだろうと思います。ダミアーノ・ロベラも、少なくともこのパイプを製作した当時はそうっだったのでしょう。直近で製作したパイプが改善されているかどうか分かりませんが、若い作家さんだけに今後の成長に期待したい所です。 という事で、加工が必要となる欠点はあったものの、それさえどうにかすれば、なかなか美味しいパイプでした。悪くないと思います。[工夫のある煙草ブログは此方 Click!]
2015.11.03
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個人輸入したブッ・ショカン「ダルジャン」の慣らしが終わったので、いよいよ本格的に使ってみます。使用した煙草は、例によってラールセンの「ファイン&エレガント」です。 吸い始めて最初に気付くのは、煙草の着香分の味と香りが比較的良く出ている事です。私の好きな大振りなダニッシュ系のパイプ程ではないにしろ、火皿内径20mm&9mmフィルター仕様のパイプとしては標準的な喫味は出ているように思います。 ただ、正直な所を申し上げると、この喫味は慣らしの間に改善されてきたという経緯があります。前の記事で書きましたが、このパイプのボウル内面の人工カーボンには酷いムラがあって、そのムラの盛り上がるほど分厚く人工カーボンが塗られている所まで煙草を吸い進むと、明らかに人工的な薬品味が出てきていたのです。この薬品味が消えるのに、慣らし喫煙で数回かかりました。 煙の冷え具合についても、9mmフィルター仕様のパイプとして、まぁ普通のレベルはあります。ボウルが異常に熱くなるような雰囲気もありませんし、ジュースの出る量が多過ぎるような事もありません。普通に吸えば普通に美味しいパイプです。 マウスピースの咥える部分の幅は約17mm程で、ちょっと細いのですが、薄くてフラットなので咥えやすい部類に入ります。ですから、両手放しで咥えても、パイプの重さは気にならず、快適に咥え続けられます。 手に持つ感触については、ややマイナスな面があります。前の記事で書きましたが、このパイプのラスティックでは、ツルツルした部分とザラザラした部分があって、それが見た目にはっきりと分かるのですが、手触りに於いても違いが明確です。触る場所によって感触が変わるのです。どちらか一方に統一されていたり、意図的に変えてあるのがはっきりしていれば納得も出来るのですが、このパイプのように触る場所によってランダム且つ意図せず感触が違うと、パイプにちょっと安っぽさを感じてしまいます。この辺は価格なりという事だと思います。 喫味については、喫煙中盤から終盤、そして喫煙終了まで、特に気になるような事もなく、平和な喫味で終始します。また、喫煙後の清掃作業に関しても、アーミーブッシュのパイプなので、パイプが冷めるのを待たずにマウスピースを外してサッサと出来ます。黒のラスティックの表面処理は、ラフに扱って出来る傷も気になりません。ですから、全体的に見ると非常に気楽に扱えて平和で美味しい喫煙が出来る、日常使いに非常に適した良いパイプであると言えると思います。 という事で、持つ喜びとか芸術性とかには乏しいですが、日常使いの相棒としてはとても頼もしいパイプだと思います。パイプ喫煙頻度の多いヘビーなスモーカーの方にオススメできるパイプです。[オススメの煙草ブログは此方 Click!]
2015.11.01
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イタリアのパイプ作家であるダミアーノ・ロベラの「アルモニー」というモデルを個人輸入で購入しました。ダミアーノ・ロベラについてはショップの解説記事が参考になるかと思います。どうやら何代か続くパイプ作家一族の若手?のようです。 パイプの販売価格はVAT無しの183.33ユーロで、これに日本の消費税と関税が足されて、日本円での実質的な支払額は計算上約27,580円となりました。因みに、この作家のパイプは少量が日本にも入ってきており、例えば某国内ショップさんでの通常価格は、茶色のラスティック仕上げ&シャンクエンドの装飾無しというグレードで税込43,200円となっていました。(実売価格は、40%引きという謳い文句で税込25,920円となっていました。)今回私が購入したのは、茶色のスムーズ仕上げで、シャンクエンドの装飾有りですから、やはりかなり安く買えたのではないかと思われます。 さて、パイプの仕様ですが、火皿内径22mmのほぼオームポールに近いシェイプで、薄茶色のスムーズ仕上げ(ボウルトップのみラスティック)、シャンクエンドにはボグオークの装飾が付き、マウスピースは琥珀調の半透明アクリルです。9mmフィルター仕様になります。で、ベントの深さで言えば、ちょっと前に購入したセル・ヤコポのパイプよりも深く、私としてのベントの深さの記録を更新した事になります。(笑) 上の写真をご覧頂ければお分かりになるかと思いますが、緻密でストレートなグレインがかなり綺麗に出ています。流石に360°全周という訳にはいきませんが、この価格帯のパイプにしては見事なグレインです。グレインに合わせて一個一個を削り出していくハンドカットだからこそ、価格の割りに綺麗なグレインが出せるのだと思います。 パイプの造りの方は、なかなか良いと思います。ダボの差込みのキツさも丁度良いですし、煙道口の位置も、このベントの深さを考慮すれば許容範囲です。その他、特に目立った荒さもなく、非常に綺麗にまとまっているパイプです。ボウルの造形も、コロンとしていて愛嬌があります。この造りの良さは、流石にパイプ作家一族の世代を超えて磨かれたスキルの高さが伺える部分だと思います。 という事で、このパイプの喫味につきましては、例によって慣らしが終わってから改めて書きたいと思います。お楽しみに![スキルの高い煙草ブログは此方 Click!]
2015.10.25
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個人輸入でフランスのブッ・ショカン(BC)社から販売されている「ダルジャン(d'Argent)」というモデルを購入しました。BCのパイプについては、マウスピースまでブライヤで出来ているモデルと無塗装無着色のモデルと、そういう特殊なタイプを二つ持っているのですが、もっと一般的なモデルは持っておらず、今回ちょうどお手軽で良さそうなモデルがあったので買ってみた次第です。 今回購入したモデルは、「ダルジャン(d'Argent)」と呼ばれるシリーズの中の一つで、ビリヤード・シェイプのハーフベント、シルバー925のアーミーブッシュになっているマウスピースはアクリル製、表面処理は黒い塗色のラスティックとなっています。火皿内径20mm、全長約15cm、フィルターは9mm仕様です。 販売価格はVAT無しの71.67ユーロで、これに日本の消費税と関税が掛かりましたから、計算上の日本円での購入費用は約10,782円となりました。BCのパイプは日本にも多くが輸入されているのですが、これと同じモデルはほとんど日本には入っていないらしく、日本円での希望小売価格は見つける事が出来ませんでした。ただ、同じシリーズと思われる茶色のスムーズ仕上げのモデルを一つ見つける事が出来て、それの小売価格は税込23,760円となっていました。表面処理が黒のラスティックだと、茶色のスムーズ仕上げよりも少し価格が安くなるのが普通ですから、今回私が個人輸入したモデルの日本での希望小売価格が存在するとしたなら、多分2万円程度であるだろうと思われます。 ですから、まぁ、かなりお安く買えたのは間違いないと思います。\(^o^)/ さてパイプの造りの方ですが、外観は写真を見ていただければお分かりの通り、なかなか優美な形状をしています。バランス的にはもう少し全長が短い方が私は好きなのですが、まぁ、これはこれで悪くないです。ボウル内の煙道口もカッチリとボウル底に来ており、その辺の造りは良いです。 それと、やはりこの価格帯のパイプでちゃんとしたシルバースピゴットのアーミーブッシュになっているモデルは他にはほとんどないと思います。安いモデルだと、外観は同じでも、シルバーがダボの先端までは来ておらず、穴に隠れるダボはマウスピースの材質がそのままという場合が多いです。 一方、細かい部分にはアラもあります。まず、ボウル内の人工カーボンの塗り方に非常にムラがあります。妙に分厚く盛り上がった部分があるかと思えば、明らかに地肌に色が付いているだけの部分もあります。また、ラスティックの彫りにもムラがあり、ザラザラした彫りの部分とツルンとした彫りの部分とがあって、それの境目がはっきり出ています。 こういう荒さは、イタリア製のパイプだと「イタリアらしい味」として微笑ましくも思えるのですが、これの場合はフランス製ですから、単なる「価格なりの造り」という評価になってしまいます。orz という事で、これからこのパイプの慣らし運転に入り、それが終わったら喫味のレポートを書きたいと思います。お楽しみに![造りの良い煙草ブログは此方 Click!]
2015.10.21
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今月は海外からのネット通販で買い物をしました。利用したのは、以前から何度か使っているオーストリアの「Pipe-Embassy.com」です。このお店は、VAT除く購入額か300ユーロを超えると、日本への送料が無料になる良いお店で、まとめて何かを買うには打って付けです。 今回購入したのは以下の通りです。○イタリア製パイプ1本=183.33ユーロ○フランス製パイプ1本=71.67ユーロ○パイプリーマー1セット=12.42ユーロ○革製簡易パイプレスト3個=合計1.89ユーロ○ブリスル入りロングモール50本×5セット=合計13.35ユーロ○9mmフィルター210個入り1袋=14.08ユーロ○9mmフィルターアダプター2個=合計3.34ユーロ これで合計金額は300.08ユーロとなり、送料は無料となりました。また、この300.08ユーロの日本円での引落額はペイパル経由で42,143円で、為替レートは為替交換手数料含めて1ユーロ=約140.44円だった事になります。更に、今回の個人輸入では日本の税関から日本の消費税と関税を合計3,000円ほど取られましたので、総費用は45,143円になりました。それぞれの品物の日本国内での販売価格を考慮すると、今回の個人輸入も、まぁ悪くない金額だったと思います。 ってか、かなりお安く買えました。例えばロングモール(30cm)で見れば、国内で販売されているそれは、ブリスル無しの20本入りで税込243円というのが楽天での最低価格ですが、これは250本では約3,038円になります。一方、今回の個人輸入では、ブリスル入り250本が消費税&関税込みの日本円換算で約2,008円と計算上なりますので、その差は歴然としています。やはり日本国内のパイプ関連商品の販売価格はかなり高いです。 尚、今回の個人輸入では、注文から商品到着まで10日間を要しましたが、これは欧州からの輸送期間としては標準的なレベルだと思いますので、何の問題もありませんでした。また、送料無料なのに保障&追跡付きの発送だったのも嬉しい所でした。 という事で、今回購入した品物の内、パイプとリーマー、それとパイプレストにつきましては、後日改めて品物毎にレポートしますのでお楽しみに![嬉しい煙草ブログは此方 Click!]
2015.10.13
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 ちょっと高級な100g缶が一つと、輸入が終了した有名銘柄が一つ。それと入手予定のパイプの慣らし用のいつものパウチ物が二つという内容です。 ・・・う~む、100g缶を買っちゃうと、吸うのに日数が多く掛かっちゃうので、ブログネタが足りなくなりがちなのですが、まぁ、何時かは通らなければならない道なので仕方ありません。それに、近々新たなパイプが手元に届く予定になっているので、その新パイプネタでネタ不足は少しは補えるでしょう。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに!(^^)/~~~[いつもの煙草ブログは此方 Click!]
2015.10.06
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先日のイタリアからの個人輸入で購入したタンパーについてレポートします。 メーカーやブランドについてはお店のサイトや品物その物にも表記がなく、製造国も不明なのですが、もしかしたらショップのオリジナル品かも知れません。煙草を押さえる底部とスプーン状の上部がブライヤで出来ていて、手に持つ中央部は根竹です。 全長は、この手のタンパーにしては少し長くて、118mmあります。底部の直径は10mmです。サイズとしては悪くない大きさだと思います。 で、実際に使ってみての感想なのですが、なかなか良い使い心地でした。特に、持つ部分の根竹がイイ感じで、気持ち良く持てます。底部の直径も、私にとってはこれ位が丁度良いです。スプーン状の先端部は、喫煙終盤で煙道口に向かって煙草を斜めに押していくのに都合良く出来ていて、なかなか分かっている人が作っているなと感じさせます。 欠点は、底の深い大きなパイプで使用する場合、太くなっている根竹の部分と細いブライヤの部分の境目にある段差が、パイプのボウルトップに引っ掛かってしまう事が時々あるという事です。尤も、致命的な欠点ではありませんし、引っ掛からないように使う事も出来ますから、慣れれば気にならなくなりそうです。 それと、ブライヤの部分は全体を組み立てた後に着色しているようで、その赤い塗料が根竹の部分の所々に付着していました。また、根竹とブライヤをくっつけている接着剤が接合部から少しはみ出して固まっていたりして、本当の細部まで観察すると稚拙な部分があります。この辺のイイ加減さは如何にもイタリアなのですが、使い心地や使い勝手には直接影響しないので、まぁ良しとしましょう。 という事で、この30ユーロの買い物は、それなりに悪くなかったと思います。 ・・・煙草を斜めに押して行くのに好都合な尖った先端部を持つブライヤ製タンパーを、私は割りと好きで他にも何本か持っていたりしますが、今回のタンパーもそれらと並行して常用していく事になりそうです。で、多分、同じタイプのタンパーを今後も集めていくのだろうと思います。こういう小さなコレクションも楽しいものです。[楽しい煙草ブログは此方 Click!]
2015.09.20
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。入手したのは上の写真の通りですが、購入したのはパイプ煙草3缶だけで、後は貰えた試供品です。 安いパウチ物は既に買い尽くしたので、今回購入したパイプ煙草は、少し高額な缶物ばかりです。こういう状況は経済的に少し苦しいのですが、それでもこの一ヶ月分の量で1万円を余裕で切る訳ですから、標準的な紙巻煙草を一日一箱消費するよりかは安上がりです。実際、「趣味の煙草」の世界というのは、「習慣の煙草」の世界よりも財布に優しいものだと感じています、・・・パイプ本体をバカスカと買わなければ。(笑) という事で、各煙草のレポートは順次書いていく予定です。ただし、試供品の煙草に関しては、レポートするには量が少ないので、特には書かないつもりです。ご了承下さい。m(__)m[趣味の煙草ブログは此方 Click!]
2015.09.06
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先日このセル・ヤコポのパイプの記事をアップした直後に、私が会員登録している日本の煙草ショップサイトからメルマガが届き、「サー・ジャコポ」のパイプが幾つか入荷したとの事。このサイトです。やっぱり「Ser Jacopo」を英語読みして「サー・ジャコポ」と表記してます。う~む、どうなんでしょうね、こういうのって・・・。 それと、やっぱり売値がだいぶ高い気がします。今回私が購入した茶色のサンドブラスト仕上げは、パイプだけの購入金額では送料全額を含めても33,000円を切るのですが、上記サイトでの茶色のサンドブラスト仕上げのモデルは、通常価格が税込72,000円超、実売価格が税込43,000円超です。確かに日本国内で買えば様々なリスクがないので安心と言えば安心なのですが、たった1本のパイプ購入のリスク回避のために1万円以上余計に支払うのは妥当と言えるのかどうか、多少疑問に感じます。日本はパイプスモーカー人口が少ないですから、これぐらい上乗せしなければ輸入販売として商売が成り立たないのだろうとは思うのですが、インターネットを利用した個人輸入がこれだけ手軽に出来るようになった現在、それとの競争という意味で、日本国内でのパイプの輸入販売の在り方を少し考え直してみる必要がある気がします。 閑話休題。 今回個人輸入したセル・ヤコポのパイプの慣らしが終わったので、いよいよ本格的に使ってみます。使用した煙草は例によってラールセンの「ファイン&エレガント」です。 で、パイプに煙草を詰めて最初に感じるのは、やはり容量がかなり大きいなという事です。火皿内径23mmは私にとって過去最大で、ボウルの深さもまとも以上にありますから、容量が大きくなるのは当たり前なのですが、それにしても即実感できるほど大きいです。慣らしをしている時も、慣らし用に購入したパウチ煙草が、慣らしだけでアッと言う間になくなって驚きました。 着火して吸い始めますと、煙が非常に良く冷やされていて、とても美味しい事に気付きます。容量が大きい事は、煙草その物によるフィルター効果を高めますから、特に喫煙序盤で煙が良く冷やされるのでしょう。ですから、特に最序盤ではやや薄味とも感じます。 味の方向性としては、高いフィルター効果のためか、雑味がなく、煙草の甘味が分かりやすいです。また、ボウルトップからの煙が鼻に届きやすいシェイプなので、香りもかなり楽しみやすいです。こういう方向性は、着香煙草が好きな私にとっては大歓迎です。 歯が当たるマウスピースの部分は、例えばウィンズロウのパイプよりやや厚めに感じますが、咥え難いとか不快だとか感じる程ではなく、十分にフラットで幅広なので、割りと快適な方だと思います。 喫煙中盤で手に持つボウルの温度が上がってきます。ボウルの容量の割りにボウルの厚みが薄いようで、手に感じる熱さはちょっと高めです。こういう特性は、煙草の過燃焼を事前に察知して防ぐには良いのですが、ボウルを持ちっぱなしにするには向いていません。幸いベントが深い分だけ、パイプの大きさの割りには手放しでも咥えやすいシェイプなので、持ちっぱなしにしなければ問題なさそうです。 最後まで吸い切った時の喫煙時間は約2時間程度になりましたから、やはりかなり長くなりました。ボウルの容量なりだと思います。また、ベントが深く、中間煙道っぽい煙道口であるにも関わらず、ほとんどボウルの底まで煙草を白い灰にする事が出来ました。煙道口がやや上にあっても、煙道がボウル底に向かって斜めなので、喫煙時の気流が上手くボウル底に回っているのでしょう。パイプの吸水性の高さも貢献していて、底の煙草が湿気にくいという面もあるかも知れません。 という事で、煙草も美味しく、且つ吸いやすいパイプであると言えると思います。喫煙時間が長くなるのは、家でゆっくり寛ぐには好都合ですし、所謂「ハウスパイプ」としては非常に良い出来だと思います。 綺麗なグレインとゴージャスな装飾、そしてこの喫味なら、3万円超の購入費用も決して高くはなかったと感じます。セル・ヤコポの他のシェイプも試してみたくなりました。何時かまた買い足すかも知れません。[大歓迎な煙草ブログは此方 Click!]
2015.08.30
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普段は自宅以外でパイプを吸う事がほとんどないので、今年購入したダンヒルの携帯セットを屋外で使う事が今まで無かったのですが、今回たまたま屋外で数時間待たされる事が事前に分かっていた案件がありまして、それならばという事で、携帯セットを持ち出して実際に屋外で使ってみました。 場所は広い公園内にある屋根のない喫煙所で、煙草は吸い慣れているはずの「エリンモア・フレイク」だったのですが、どうした訳か今回は吸うのに苦労してしまいました。屋外の風や蒸し暑さのせいだと思うのですが、火持ちが非常に悪く、なかなかスムーズに吸えなかったのです。スムーズに吸えないので、火種の維持に気持ちが取られてしまい、煙草の味が楽しめません。味の出方も悪かったように思います。屋外でも美味しくパイプを吸うには、私はまだまだ修行が足りないようです。orz 一方、携帯セットとしての使い勝手は悪くありませんでした。外出先で1回吸うのに必要なだけの量の煙草は入れられましたし、パイプと一緒にライターを入れておくだけの余裕も携帯ケースにはありました。セット付属のタンパーは使い勝手がそれ程良くはないので、今回はタンパー内臓のライター(坪田パール社の「エディ・パイプライター」)を持って出たのですが、そういうサイズのライターでも問題なく収まります。で、この内容で、全体が非常にコンパクトになっているので、セットを快適に持ち出す事ができました。 逆に物足りない面もありました。ケースには煙草入れの部分以外にポケットがなく、煙草入れに一緒にライターも入れる必要がありました。そうしないと、パイプとライターが当たり、パイプに傷が入るのです。で、その煙草入れには煙草の乾燥防止のためにビニールコーティングが施されているのですが、そこにライターを一緒に入れた関係で、煙草は別の小さなビニール袋に一旦入れてから煙草入れに収める事となりました。これでは、せっかくの煙草入れのコーティングが無駄になってしまいます。このように、ライターの収納を考慮していない点は、このケースの最大の弱点だと思います。 また、火皿の灰が携帯中にケース内を汚さないように、火皿にコルク製の蓋をしておくという工夫は必要でした(ただしこれは、他の携帯方法でも必要にはなりますが)。 という事で、ダンヒルの携帯セットを屋外で使ってみるという今回の実験は、何とか合格点程度は取れたかなという感じでした。屋外での喫煙テクニックが私にもう少しあれば、点数はもっと良くなっていたと思うのですが、それ以外の部分でも少なくとも欠点は幾つかありました。まぁ、こうした出来合いのセット物というのは、万人向けに最大公約数的な造りになりがちで、なかなか個人個人の個性に合わせた内容にはなりにくく、100点満点の出来にはならない物です。そう考えれば、合格点程度が取れれば十分かも知れません。[十分な煙草ブログは此方 Click!]
2015.08.24
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今月の海外通販で購入したのは、イタリアのパイプ工房「Ser Jacopo」のパイプです。この「Ser Jacopo」の読み方については、英語風に読むと「サー・ジャコポ」となるかと思うのですが、youtubeの動画を観ると、本国イタリアでは「セル・ヤコポ」と発音しているようで、私もそれに倣おうかと思います。 尚、メーカーとしてのセル・ヤコポの詳細につきましては、以下の記事(英文)などを参考にしていただければと思います。 「Ser Jacopo - Pipedia」 「A History of Ser Jacopo Pipes」 このセル・ヤコポのパイプは、比較的新しいブランドという事もあってか、日本にはあまり入って来ていないようで、日本のパイプ・ショップのサイトでは殆ど見かけません。けれども、海外のサイトでは良く見かけますので、海外での評価は高いのだと思います。実際、ネット上でその製品を見てみると、なかなか魅力的なパイプを作っていて、私の場合、特にサンドブラストのパイプに強く興味を惹かれました。価格の割りに非常に綺麗なグレインが出ているパイプが多いのです。で、今回購入したのもサンドブラスト仕上げのパイプです。 今回のパイプの名前の「アドアストラ・デレクタ・S2」(パイプの刻印には「PER ASPERA AD ASTRA Delecta S2」とあります)については、どれがシリーズ名で、どれがモデル名なのか良く分からないのですが、少なくとも「S2」という部分は「サンドブラスト仕上げ・ライトブラウン着色」というグレード表示のようです。 物は写真を見ていただければお分かりになるかと思いますが、茶色のサンドブラスト仕上げ、フルベント、サドル型のマウスピース、琥珀調アクリルのマウスピースとシャンクエンド装飾、9mmフィルター仕様、ボウル内面の人口カーボンは無し、火皿内径23mmとなっています。私としては、今までで最も深いベントのシェイプで、しかも火皿内径23mmは過去最大のボウルサイズになります。 グレインはかなり綺麗なリンググレインが出ており、ダボの差込みも適度な硬さですから、仕上がりは上々だと思います。ただし、これだけ深いベントになると、どうしても煙道口は中間煙道っぽくなってしまい、底に張り付くような理想の煙道口という訳には行きません。 という事で、これからこのパイプの慣らし喫煙を行い、それが終わったら喫味のレポートを後日書きたいと思います。お楽しみに![綺麗な煙草ブログは此方 Click!]
2015.08.18
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今月は海外通販でパイプとタンパーを1個ずつ購入しました。利用したお店は「lepipe.it」というイタリアのネットショップさんです。イタリアの中小の工房の作品が比較的多く揃っているお店です。 今年はデンマーク以外の国のパイプを中心に集めるという目標を年初に立てました。そして、まずは英国のパイプを幾つか購入し満足したので、今度はイタリアのパイプを買う事にしました。イタリアのパイプを買うならイタリアのショップさんから買うのが良さそうなので、色々と探し回って上記のお店から購入しました。 パイプは日本では売られていないブランドの物で、価格は210.25ユーロ。タンパーもやはり日本には無い物で、価格は30ユーロ。これに送料29.7ユーロ(Registered Mail =書留郵便)が足され、また逆に初回購入割引10ユーロが引かれて、合計は259.95ユーロとなりました。もちろんこれらの価格にイタリアのVATは含まれていません。で、日本円での引落額は36,481円となり、為替レートは為替交換手数料を含めて1ユーロ=約140.34円だった事になります。 お店の対応に関しては、概ね「可」といった所でしょうか。ネット上での注文時に支払い手続きも完了させていたのですが、三日後に支払いが行われていない旨のメールが届き、更にその数時間後に「先のメールは間違いで、支払いは完了していました」というようなメールが届きました。発送はこの直後になり、結局の所、私の手元に品物が到着したのは、注文から10日後になりました。まぁ、些細なトラブルがあったにしては素早い到着だったと思います。 このお店のパイプの売価に関しては、日本で売られていないブランドなので比較が難しいのですが、例えばドイツのebayで売られている同ブランド同タイプのシェイプ違いは350ユーロ(VAT込み・送料別)だったりしますので、ドイツVAT(19%)分を差し引いて考えたとしても、本国からの購入はそれなりにお得だったのではないかと考えています。 という事で、購入したパイプの詳細に関しては、また次回に。(^^)/~~~[お得な煙草ブログは此方 Click!]
2015.08.16
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 現状ではパウチの着香物がたっぷりと手元にストックされているので、今月の買出しでは缶入りのラタキア物をメインにしてみました。ってか、行き付けの煙草屋さんで売っているパイプ煙草では、非ラタキア物は既にレポート済みがほとんどで、もうほぼラタキア物しか残っていない状況なんです。こうなると、買出しではラタキア物をメインにするしかありません。 それと、近々新たなパイプが手元に来る予定なので、それの慣らしで使う煙草も買っています。 という事で、各銘柄のレポートは例によって順次行っていく予定です。お楽しみに。[たっぷり煙草ブログは此方 Click!]
2015.08.09
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 100g入りの限定煙草が1缶、ストック用のいつもの銘柄が1袋、それに初挑戦のラタキア・フレイク物が1缶です。限定物については先月も別の100g缶を一つ買っていて、しかもまだ吸っていないのですが、限定物だけに売り切れて吸えなくなってしまう前に確保しておこうという事で、今月も購入しました。・・・でも、こうして限定物を全部買っていると、それだけで1年の半分くらいは足りてしまうのではないかという危惧もあって、何だかなぁという感じです。世に出回っている限定物は多過ぎなような気もします。 それと、ラタキアのフレイクは自分としては初挑戦になるのですが、これはブログネタとしては楽しみな煙草です。未だにラタキアが少し苦手な私なのですが、フレイクになったらどうなのかをじっくり味わいたい所です。 という事で、各煙草については順次レポートする予定ですが、先月かなりの量の煙草を買っているので、今回の購入品のレポートは少し先になろうかと思います。ご了承下さい。m(__)m[楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2015.07.05
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以前ドイツからパイプを個人輸入した際にオマケで付いて来たパイプ用マッチを使ってみました。 日本の普通のマッチが手元になかったので比較写真が撮れなかったのですが、上の写真の通り、長さはジッポの長辺と同じくらいの約55mmで、これは普通のマッチの1.5倍くらいになるでしょうか。太さは普通で、火薬の大きさも普通くらいですから、全体的に見ると何だか間延びしたような外見になっています。 箱には約60本ほど入っており、1回のパイプ喫煙で最低2本は使用しますから、1箱最高で30回のパイプ喫煙に対応します。1日2ボウル吸って約2週間分、1ヶ月でこのマッチ2箱+αを消費する計算になります。 因みに、このマッチの販売価格は、ドイツのお店のHP上でVAT(19%)込み0.35ユーロとなっています。1ユーロ=140円とすると、日本(VATなし&消費税8%)で買ったら1箱約43円となります。つまり、1ヶ月で約100円程度を消費する計算になります。1ヶ月で100円ライター1個分なら、悪くない金額です。ツゲ パイプマッチ 喫煙具・パイプグッズ 一方日本では軸長75mmのパイプ用マッチが1箱200円前後で柘製作所から売られています。商品画像から推測すると、1箱に20~30本程度しか入っていないようなので、1ヶ月の消費量は4箱以上となり、金額で800円とか900円のレベルになってしまいます。ガスライター用の共用ガスボンベが500円程度の缶で半年以上は持つ事を考えると、柘製作所のパイプ用マッチは金額的にちょっと非現実的な選択のような気がします。 で、ドイツのパイプ用マッチを実際に使ってみますと、普通のマッチのような火薬臭がなく、しかも軸に火を移しても余裕で持っていられるだけの長さがあるので、パイプに詰めた煙草への着火作業に時間的余裕が生まれ、とても快適です。なるほど、パイプ用と謳うだけの事はあります。一方、例えば太い葉巻に対して使う事を想定したとしたら、ちょっと長さと火力は物足りないかも知れません。葉巻に使うのであれば、軸長が更に長い柘製作所のパイプ用マッチの方が有利だと思われます。 という事で、ドイツのパイプ用マッチはなかなか優れた品物でした。これなら、普通のマッチではなく、このパイプ用マッチを使いたくなるかも知れません。一方、日本で売られているパイプ用マッチであれば、それではなくてパイプ用ライターを使うか、もしくは普通のマッチでいいやとなりそうです。 ドイツのパイプ喫煙環境の良さが羨ましくなるアイテムでした。[優れた煙草ブログは此方 Click!]
2015.06.22
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 適当に選んだはずなのですが、同じメーカーの物ばかりになってしまいました。限定物を除けば、このメーカーの煙草は缶物の中でも比較的リーズナブルなので、ついつい手が伸びてしまうというのがあります。 あと、オマケで手巻き用シャグの新製品を少し分けてもらったのですが、これも後々レポートしたいと思います。 と言う事で。(^^)/~~~[リーズナブルな煙草ブログは此方 Click!]
2015.06.08
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今月は久し振りに国内通販で煙草のまとめ買いをしました。購入したの(&おまけ)は上の写真の通りです。 利用したのは「シリウスタバコ」さんで、同店のHPに掲載されているパイプ煙草の内、未喫のパウチ物を全てまとめて購入しました。このお店の在庫ラインアップは、日本国内で販売されているパイプ煙草のほとんど全てがあるので、今回購入した煙草を全てレポートし終わったら、私は現状日本で手に入るパウチ物パイプ煙草をほぼ完全制覇する事になります。\(^o^)/ とは言え、逆に考えれば今後は高価な缶物だけがターゲットになる訳で、経済的に大丈夫なんだろうかと少々心配です。まぁ、何となれば適時海外通販を利用して少しでも安く缶物を買うようにすれば良いのだろうと思いますが。 という事で、各煙草のレポートをお楽しみに![完全制覇煙草ブログは此方 Click!]
2015.06.01
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慣らしの終わったダンヒル・カンバーランド5103(ゾディアック2011)を、いよいよ本格的に使ってみます。使用した煙草は例によってラールセン「ファイン&エレガント」です。 ・・・まぁ結論から申し上げますと、カンバーランド5103の喫味は、前に入手したカウンティー5103とほとんど同じでした。メーカーもシェイプも同じで、表面の色だけが違う訳ですから、喫味が同じになるのは当たり前です。 吸水性能が高く、やや薄味になりがちで、非着香煙草により適性がありそうな喫味です。ボウル温度はやや高めに感じられるので、自然と火種を小さく抑えがちになり、それも喫味の向上に貢献します。最後に燃え残る煙草の量は、やはり9mmフィルター仕様のパイプに比べると多めです。 この辺、前のカウンティー5103と同じです。 大きな違いと言えば、ボウルトップの形状で、ここがフラットになっているカウンティー5103に対して、今回のカンバーランド5103ではすり鉢状に整形されています。この形状は、トップのシャンク側辺りにヤニが付着しやすいようで、その黒い汚れがカウンティー5103よりも濃くなります。もっとも、元のボウルの色も濃いので、汚れが濃くても目立ちません。喫煙後にボウルトップをティッシュで拭うと、意外な汚れの量に驚くような感じです。 てな訳で、喫味については以上のように特に目新しい事はありませんでした。普通にダンヒルの5103シェイプの味といった所でしょう。「ダンヒルの銀巻きカンバーランドのリンググレイン」という、まさに見た目で選んだパイプですし、ダンヒルらしい喫味にちゃんとなっている訳ですから、これで十分です。 さて、ここまで短い期間で立て続けにダンヒルのパイプを3本も購入して試してきましたが、「ダンヒル欲しい病」もひとまずはこれで一段落となりそうです。9mmフィルター仕様のダンヒルも試してみたいとは思っているのですが、今の所は目ぼしい個体が手近な市場にありませんし、少なくとも暫くは次のダンヒルを買う事はなさそうです。そういう意味では、私は「ダンヒル・フリーク」にはなりませんでした。経済的には喜ばしい事です。(笑) で、次に狙うパイプのターゲットとしては、イギリス系の他の工房作品や、イタリアの作家物、ドイツのパイプ、そして日本の作家物辺りを物色しています。ただ、今年は控えようと思っていたデンマークの作家物の中に、ちょっと欲しい個体が見つかっていたりするので、どうなるか分かりません。次のパイプは多分二ヵ月後以降に買う事になりそうなので、それまでじっくり検討していきたいと思います。[フリークの煙草ブログは此方 Click!]
2015.05.24
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本当はもう暫くはダンヒルのパイプは買わないつもりでいたのですが、たまたま見つけてしまったので、チャンスを逃すまいと、少し無理して買いました。「カンバーランド5103」の「ゾディアック2011」です。2011年の兎年限定188本の内の1本で、銀巻きの部分にはウサギの絵が刻印されています。 これを買う気になったのは、もちろん「カンバーランド」というシリーズ(サンドブラスト仕上げの濃い茶色の着色でマウスピースも茶色の縞模様になっています)を何時かは欲しいと思っていた事もあるのですが、何と言ってもこの個体のリンググレインの見事さに惹かれたからです。写真をご覧頂ければお分かりになるかと思いますが、サンドブラストによって刻み出されたグレインが、ボウルの外周に何層ものリング状になって連なっています。これだけはっきりとリンググレインが出ている個体をダンヒル銘で探すのはなかなか難しいです。しかもお気に入りの「カンバーランド」シリーズで銀巻きとなると、ほとんど数年に一度くらいしか買えるチャンスは巡って来ないのではないでしょうか。 火皿内径は21mmとなる5番サイズのビリヤード・シェイプで、ボウルトップはすり鉢状に整形されています。なかなかカッコイイです。フィルターはアルミパイプが付属してきましたが、多分私は使いません。その他、革製のパイプケースとシリアルナンバー入りの証明書、リーフレットが付属していました。まぁ、付属品の類は前に購入した「ゾディアック2010」と同じです。 で、これから慣らしを行って、その後に喫味のレポートをしたいと思うのですが、多分、同じブランド・同じシェイプ・同じサイズであった購入済みの「ゾディアック2010」と同じ喫味になるだろうなと思っていまして、さほど面白いレポートにはなりそうもありません。その辺はご了承下さい。 という事で。(^^)/~~~[お気に入りの煙草ブログは此方 Click!]
2015.05.18
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今月は海外通販でパイプを1本買いました。お店は過去に何度も利用しているオーストリアのネットショップさんです。 購入額は、VAT非課税&送料無料の508.33ユーロで、日本円での引落額は71,405円となりました。これに加えて、日本の税関で日本の消費税3,300円と通関手数料200円、それに関税2,000円が課税されて、合計5,500円を荷物受取時に支払いました。 で、この関税2,000円というのが良く分からないんです。今年の3月に同じお店からパイプ2本を個人輸入した際には、消費税と通関手数料は掛かりましたが、関税は掛かりませんでした。購入額も、その時の方が今回よりも高かったです。どうも、この関税が課税されるルールが私は理解できていません。orz 今回はどうして関税が掛かったのでしょう? とにかく、今回の個人輸入に要した費用は、全部で76,905円になったという事です。まぁ、購入した物が、日本での正規輸入品の希望小売価格で10万円超であった事を考えると、それでもかなり安く買えた事にはなります。 因みに、輸送は追跡付きで、注文から受取までちょうど十日かかりました。送料無料でこれですから、大変にありがたい事です。 という事で、このパイプの詳細につきましては、また次回。(^^)/~~~[ありがたい煙草ブログは此方 Click!]
2015.05.17
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今月分の煙草の買出しに行ってきました。購入したのは上の写真の通りです。 今回失敗したのは、既に一度購入してレポート済みの銘柄を一つ間違えて買ってしまった事です。それ以外は、今年の限定物一缶、昨年発売になったラタキア物一缶、それと購入予定の新パイプを慣らすためのベーシック銘柄一袋です。 で、結果的にレポート予定の新規銘柄が二つしかないので、これでは少々ネタ不足です。そこで今月は国内通販でも煙草を買おうかと思っています。 という事で、各煙草のレポートをお楽しみに! (^^)/[上の煙草ブログは此方 Click!]
2015.05.06
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もうだいぶ前に買っていたアイテムですが、まだリポートしていませんでした。サビネリから販売されている二枚合せ型のパイプリーマーです。パイプの火皿内面に体積してくるカーボンを適正な厚さに削るための道具です。対応できるパイプサイズは16mmから22mmで、この範囲なら大抵のパイプで使う事ができます。パイプ用 サビネリ アジャスタブル リーマー で、実際に使ってみての感想なのですが、想像していた程は悪くはありませんでした。私はロケットリーマー(右写真)を日常的には使っているのですが、それと比べて一長一短があるという感じで、併用するのが良さそうに思います。パイプリーマー ロケットリーマー 二枚合せ型はカーボンを削る刃が2枚しかないので、刃が3枚あるロケットリーマーに比べて操作の安定性がなさそうに思っていたのですが、そこまでではありません。大したコツも必要なく、普通に使えます。ただ、ロケットリーマー程にはゴリゴリ削れないので、どちらかと言うと仕上げ向きかと思います。ロケットリーマーで荒削りをした後に、二枚合せ型で細かい所を削るという感じです。特に、ロケットリーマーでは対応できないボウル底から側面にかけての曲面には、二枚合せ型の方が有利です。 一方、このサビネリの二枚合せ型の欠点は、サイズのアジャストがスムーズではない事です。ネジを緩めて2枚のプレートをスライドさせて幅を調節するのですが、合せ面とガイド爪の精度が悪く、スライドが非常にぎこちないのです。このため、パイプ口径に幅を合わせるのに、ちょっと手間が掛かってしまいます。この辺は値段なりの造りで、昔は自動車用工具オタクとして数々の高級工具を手にしてきた私としては、どうにもスッキリしない所です。もっとも、ほぼ同じ構造でありながら10倍くらいの価格で売られているダンヒル製のリーマーでどうなのかは分かりません。チャンスがあったら一度試してみたいものです。 という事で、値段なりの部分はありますが、ちゃんと使えるツールなので、取り敢えず最初に買うリーマーとして十分耐えうるアイテムだと思います。[ちゃんとした煙草ブログは此方 Click!]
2015.05.03
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上の写真はまだレポートをしていない現在手持ちの煙草です。まだ6銘柄あります。また、買い溜めしてあるレポート済みの銘柄を合わせると、消費量としては二ヵ月分くらいのストックがあります。 これだけあれば、少なくとも次の給料日までは余裕で持ちますし、何しろ先月は大きな買い物をしましたので、今月は煙草もパイプも一切買わない事にしました。で、残った資金は来月に回して、出来ればまた少し大きめの買い物をしたいなと計画しています。 来月の大きな買い物の内容については、まだ最終的には決めていないのですが、折角なのである程度まとまった資金がないと買えないような品物がいいなと思っています。請うご期待!(笑)[期待の煙草ブログは此方 Click!]
2015.04.13
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先日購入したダンヒル・トラベルセットのパイプ「シェル4103アーミーブッシュ」の慣らしを終えたので、いよいよ本テストを行います。使用した煙草は例によってラールセン「ファイン&エレガント」です。 ちょっと加湿に失敗して湿気過ぎ気味になっている煙草を、緩めに詰めて今回は吸ったのですが、吸い始めて最初に感じたのは、前に購入したダンヒル「カウンティ5103」と非常に良く似た喫味であるという事です。煙は良く冷やされているようで、逆に手に伝わるボウル温度は高め、感じる煙草の味はやや薄めという所は「カウンティ5103」と共通しています。まぁ、同じメーカーでシェイプも基本的には同じで、サイズがちょっと違うだけですから、喫味が似てくるのは至極当然ではあります。 また、喫煙終了後に燃え残る煙草の量も、「カウンティ5103」と似たり寄ったりになりました。ボウルサイズが少し小さくなったので、燃え残る量もそれなりに減ると思っていたのですが、期待していた程ではなかったので、そこは少々残念でした。これなら5番サイズと4番サイズの使い分けは、喫煙時間(喫煙量)の違いだけに拠る所となりそうです。例えば、喫煙時間が長めになるようなフレイクや、ニコチンが強くて長時間は吸えないような強い煙草なら4番を使い、それ以外は5番を使うというような分担です。今回のパイプは元々外出先で扱いやすいアーミーブッシュ・タイプですから、そうした使い方を考慮すると、喫煙時間を短く抑えられる小さめのサイズ=4番サイズは適していると言えそうです。 その他、マウスピースの咥え心地は、普通のビリヤードシェイプの「5103」よりも快適に思えました。マウスピース後端の幅や厚みは「5103」とほとんど同じなのですが、今回の「4103アーミブッシュ」ではマウスピースの中程が細く絞られており、それが咥えやすさに貢献しているようです。煙道口の位置や銀巻きの処理については、前の「5103」同様に上手く作られており、文句を付けるような部分はありません。 という事で、今回の「シェル4103アーミーブッシュ」に於いても、前の「カウンティ5103」と同様、流石ダンヒル・パイプだと納得できる製品だと感じました。ただし、良く出来ているとは言っても、私個人の現在の嗜好の方向性から見ると、非着香煙草に対してより適正があり、且つ薄味傾向で燃え残りが9mmフィルター仕様より多めになるという性格は、ベストとは言えない内容です。ですから、少なくともヘビーローテーションで今回のパイプを使っていくという事にはならないだろうと思われます。もしかしたら、セットの設定の通り外出時専用のパイプとなるかも知れません。[上手い煙草ブログは此方 Click!]
2015.04.06
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慣らしを終えたブッ・ショカン「ナチュラル」を本格的に使ってみます。使用した煙草はいつものラールセン「ファイン&エレガント」です。 いつものように普通に煙草を詰めて吸い始めますと、他のパイプとの違いを最初からいきなり感じます。煙が明らかにドライなのです。私が持っている他のパイプの場合、煙草の煙は「煙」と言うより、むしろ熱い「湯気」或いは甘い汁を霧吹きで口に入れているという感じです。ところがBC「ナチュラル」での煙は、もっと「煙」に近く、湿気た感じが非常に少なくなっています。普通のパイプでは、甘い味の煙に対して唾液がどんどん出てくるのに対して、このパイプでは唾液がどんどん乾いていくようにも感じられます。 こんなに違うとは思っていませんでした。 一方、煙が乾いているからだと思うのですが、味はどちらかと言えば薄味です。また、煙の熱も感じにくいので、無意識の内に過燃焼気味に吸ってしまっているようで、ボウルがかなり熱くなってビックリしたりします。 マウスピースの噛み心地は良いとは言えませんが、気になるほど悪くもありません。硬さはアクリルより柔らかく、エボナイトと同じくらいでしょうか。ただし、エボナイトほどの弾力はなく、また暫く咥えていると湿気て更に柔らかくなるようです。 それと、喫煙後の事なのですが、マウスピースの嵌め込みが喫煙前よりもきつくなります。かなり力を入れないと外れなくなってしまうのです。多分マウスピースが湿気を吸って膨張するからだと思われますが、無理に外そうとするとマウスピースを壊してしまいそうで、それがちょっと怖いです。因みに、マウスピースを壊してしまった場合、BC社に送らないと修理は出来ないと聞きます。 喫煙後に灰を出して見ると、底まで完全に白い灰になっているのが分かります。しかも煙道口付近もサラッとしていて、ジュースの「ジ」の字もありません。予想していたとは言え、かなりの吸水能力です。 という事で、全体的に見て、予想を超える吸水能力があって、他のパイプではなかなか味わえないドライな喫煙ができる事が分かりました。ただし、ではそのドライな煙が美味しいのかという話になると微妙な線で、少々意見が分かれるような気がします。明らかに薄味ですし、ドライ過ぎて過燃焼に気付きにくく、いつも以上に気を使ってドロー&ブローの強さを調節する必要があります。そういう意味では、どちらかと言うとベテラン向きのパイプのようにも思われます。 ブライヤ材は熱で曲げることが出来ませんから、ブライヤ製のマウスピースを備えるパイプはストレート系のシェイプに限られてしまいますし、上記のような喫味の特性から見ても、広く普及するパイプにはなり得ないタイプだという事が良く分かりました。 ただ、話のタネにはなりますし、非常に強い個性がありますから、1本持っていても面白い存在であるのは確かです。或いは、強すぎる味の煙草専用に使うというのもアリかも知れません。[個性のある煙草ブログは此方 Click!]
2015.03.30
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