子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

2010.05.13
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星の王子さま 」を手にとって、その表紙を見ているだけで、なんだか胸がキューンとしてきます。

私がこんなにもこの本に愛着を感じる理由は、3つあります。

1つめは、物語のあちこちに散りばめられたメッセージ。

2つめは、サン=テグジュペリ本人による素朴な挿し絵。

もう1つは、訳者の内藤濯さんによる優しい言葉づかい…。

私は、やっぱり女性ですから、王子さまとバラのエピソードが好きです。

王子さまの小さな星に、どこからか種が風に飛ばされてきて芽吹いたバラの花。
本当に美しいバラでしたが、とてもワガママで、王子さまに世話ばかりかけ、いじわるを言います。
それで王子さまは苦しくなって、故郷の星から逃げ出してしまうのです。
でも、遠く離れた地球で、王子さまは自分があのバラを愛していたことに気付きます。

「だれかが、なん百万もの星のどれかに咲いている、
たった一輪の花がすきだったら、その人は、そのたくさんの星を
ながめるだけで、しあわせになれるんだ」

遠距離恋愛をしていた頃、王子さまのこの言葉を何度読み返し、なぐさめられたことか!

その恋愛相手であった現ダンナさんは、この本が「何を言いたいのかわからない」と言います。

遠距離恋愛を乗り越えて、こうして夫婦になれたのも、王子さまのおかげだというのに、なんと恩知らずなことか!



星の王子さま
サン=テグジュペリ 作
内藤濯 訳


フランスの児童文学





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Last updated  2010.05.30 16:53:32
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