MESSAGE

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February 4, 2004
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カテゴリ: その他


俺って、かっこ悪いよな。
何かわざわざ、お前に見せ付けてるみたいで。
別けられたらいいのにな、俺の“Lucky”―

『カッコ悪い俺』

ラッキー。
運。

それは物心ついた頃からあった。
俺の唯一の取り得。
それがなきゃ、俺なんてただの女ったらしだった。
だから、今まで俺の運の良さは自分でも
スゴイ物なんだと思っていた。
あいつにあんな事、言われるまでは・・・・・・

「あんたさぁ、良い事があるごとに“ラッキー”って言うのやめてくれない!?
 それってさ、自分ばっかり運いいみたいで。見せ付けてるみたいで、見てるだけで苛々すんのよ!」

初めは、それはただアイツの個人的な考えで。
俺には、関係なく。アイツ以外の人がどう考えてるかも判らない俺には、
理解に苦しむ言葉だった―
俺は、その言葉が妙に胸につっかえて。
頭の中で、ずっと繰り返し繰り返し出てくる。

「―!千石!危ない!」
「えっ?」

ドゴッ・・・・・・・!!!

「っつー・・・」
「ったく、危ねぇな。誰だよ。」
俺にぶつけた犯人は、以外にも。
「あれ?命中?・・・・・・ラッキー」
―アイツだった

目の前で、自分の決め台詞を言われるのは
結構屈辱的なもので。

「どう?悔しい?」

アイツの顔が、頭から離れなくなって。
―原田理沙
生意気だよな。
外見結構可愛いのに、学力・運動ともにいいのに。
なぜか運勢にだけ、恵まれなかった―
だから俺のこと。

絶対あいつ、おみくじ毎年「凶」タイプだな。

俺は直感的にそう思った。


翌日。
原田と仲の良い奴に、中学前の話を色々と
聞いてみた。

やっぱり今と変わらず、小学校の時から
頭はよく、運動神経もよかったらしい。
でも、運は悪かったらしい・・・・・・
運が悪いというか、悲しい子というか。
俺。その話を聞いて、原田が可愛そうになった。

小1の時。
祖父・祖母どちらも亡くなり、親戚の大半が交通事故や
火事やらで死んでしまう。
小2の時。
両親は共働きで、夜遅くまで帰ってこない。
ある日突然、泥棒が入ってきて
誘拐されて、殺されそうにもなったらしい。
兄が居たが、見捨てられた。
小3の時。
父親が交通事故で亡くなった。
小4の時。
兄が通り魔に刺される。
小5の時。
母が原因不明の病で亡くなる。
小6の時。
自分がガンを持っていることが判明。
後、5年の命だと知る―

毎年毎年、連続で。
しかも原田が生まれた日に必ず起こる。
ある日母が言ったらしい
「あんたが生まれてくるから、こんな目に会うんだ」と。
悪魔の子なんだと・・・・・・

運が良い悪いの問題ではないと思う。
それは、本当に悪魔がとりついているような程、
確率は非常に高いことだった。
普通は毎年。
しかも自分の誕生日に、身近な人が次々と亡くなっていく。
それは有り得ないことだ。

そして―
あいつ自身も、あと2年の命・・・・・・
なのに、あんなに孤独で。
寂しく、冷たく。

どうすれば、アイツは明るい性格になるのかも
わからずに・・・・・・・・・・・。

このまま死なせるには、まだ早い。
どうにかして、思い出を作らないと。

生きててよかったと思える思い出を・・・・・・・・・・・・・


++++++++++++++++++++++++++++++++

まだ途中ですが、一応製作経過を。





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Last updated  April 12, 2004 09:53:41 PM
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