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2006.03.26

最近話題ですね。
ちょっと調べてみました。
で、僕の個人的な予測というか、希望的観測を述べてみたいと思います。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
資料を斜め読みしただけなので誤った理解をしている
部分もあるかもしれません。そのような箇所があれば
ご指摘いただければ幸いです。
また、この件に関して何か情報をお持ちの方は、
コメント欄に簡単にでもご教示いただけますよう
お願い申し上げます。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

産経webに記事が出ていましたので、まずは引用を…

ピンチ？　年代物ウイスキー　寝かせている場合じゃない！？

こちらは公的資料

残留農薬等のポジティブリスト制度の導入について
（厚生労働省医薬食品局食品安全部）←パンフレット
分野別施策[食品中の残留農薬等] ←法令、審議会等の情報

日本は食品の自給率が低い国です。
ですので、海外から入ってくる食品に関しては国民の安全を
守るためにも、厳しく引き締めてやり過ぎるということは
ないと思いますので、この法改正には基本的に賛成です。

ただ問題は、産経の記事にもあるとおり長熟モルトですね。

今までの規制方法は、対象となる農薬等をリストアップして、
リストにある農薬等について基準をクリアしていれば他の物質
については問題とならないという制度（ネガティブリスト）でした。
それが、今度からはリストアップされていないすべての
農薬等についても一律の基準（0.01ppm）が課されることに
なります（ポジティブリスト）。

こうなると、数十年前に蒸溜したモルトについて、
その原材料となった麦芽や使用した樽の由来などを
今から特定することができませんので、すべての農薬等に
ついて調査しなければならなくなるのではないか？
という懸念がでてきます。

そんなん無理じゃねーの、と。
で、万一なんか見つかったらその時点でアウトかよ、と。
じゃあ、そんなリスキーな商品は輸入したくねーよ、と。

(￣△￣#）ウラー

もしかしたら、こんな風になってしまうかも…

でも、僕は意外と楽観しています。
一つには、僕の知る限りモルトの輸入販売を専門に扱っている
会社には驚く程のモルトマニアが揃っているということです。
彼らがこのくらいのことでうまいモルトの輸入を諦めるとは思えません。
それに、今回の法改正は輸入業者に果てしない検査業務を強制して
困らせる趣旨でなされたものではありません（当たり前か）。
厚生労働省も、なるべく多くの物質について一斉に検査できる
方法を通知していますし、検査方法についてはこれからも改善
していくと断言しています。
加えてもう一つ。実は、日本と同じようにモルト熱の高いドイツでも
既にポジティブリスト制度が導入されているのです。
規制値も同じく0.01ppm。
ドイツの輸入業者ならノウハウを持っているのではないかと思います。
また、データを収集していけば特に注意すべき物質も絞り込んで
いけるでしょう。

大丈夫、my friend

ただ、モルトの値段は一時的に少し上がるかもね…

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