美味しい抹茶の点て方(湯かげん)




  おいしい抹茶を点てるには、先ず水を選ぶ事が第一!

  とは、以前の日記に書いた通りです

  第二が”湯かげん”なのです

  出来るなら「鉄びん」あれば「茶釜」で、炭火でじっくり

  二時間ほどかけてわかすのが理想的です。

  味も、湯のたぎる松風の音に称される風情も、楽しめますから

  でも、現実問題として、今どき炭を使える家庭はごく限られて

  いますから、ガスなら弱火でできるだけ時間をかけて沸かして

  下さい

   ☆なぜ時間をかけて沸かすと美味しいのでしょう☆

  強火で一気に、短時間でわかしたお湯は、お湯の粒子が

  均一ではないようです。つまり四十度のものや百度のものと

  さまざまな温度のお湯の粒子になってしまいます

      ところが

  茶釜で一日中わかしていたお湯は全体が九十度~百度に

  一定されているのです

  お稽古の時も、1日の最初のお茶より、最後のお茶が

  一番美味しいのです!

  稽古中に水を足しますが、最後のお湯ほど、長時間かけて

  熱せられて、練れているからなのでしょうね

  正式に炭をつぎ、釜をかけた場合、二時間ほどで

  釜から”シューーン”という音がきこえてきます・・・

    これを【松風(まつかぜ)の音】と呼びます



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