2004年3月10日(水曜日)



 アメリカ、カナダからの観光客が多く

 まだ”英語”が通じる場所であることに安堵をおぼえました 成田を20:00に飛び立ち日付変更線を過ぎ

 同じ日の16:00にダラス到着まで約13時間を

 アメリカン機内でお隣の青年と過ごしたのです

 最初から色々と気遣いをしてくれ

 自然に楽しく会話が弾みました

 青年はダラスから国内線でアメリカ国内の州に仕事で行くので

 Mexicoへ国際線に乗り継ぐまではご一緒しましょうと

 少しはにかみながら笑顔で約束してくれました

 13時間は瞬く間に過ぎ、アメリカン機は

 北太平洋を渡りロッキー山脈を越えて夕方ダラス空港に

 到着しました

 私は青年と共に足早に空港内を走り抜けて手続きを済ませました

 セキュリティチェックの時、靴も脱がされてトレーに乗せ

 靴下のままつま先立ちでチェックを通り抜けました

 手荷物受け取りでは青年のバッグは早々手元に届き

 私のトランクがなかなか出てこないので青年は一緒に待ってくれ









 やっと出てきた時「良かったね」とカートに乗せてくれました

 搭乗手続きが無事に終わった時が青年とお別れの時でした

 爽やかな笑顔で「楽しい旅をつづけて下さい」と会釈して

 青年は国内線ゲートへと去っていきました

 機内の会話の中でお互いの仕事の話をしながら、ふと

 「なかなか良い出会いがなくて未だ独身なんです」

 照れながらそう言った青年の横顔が今も思い出されます

 青年との出会いで心配したダラスも無事乗り換えでき

 一路ユカタン半島「カンクン空港」へ向かったのです

 2時間半のフライトで無事カンクンに到着した私は

 一人身の身軽さでMexico入国を一番に済ませました

 そこはもはや夏の風の薫りが漂い留学生の熱い歓迎を受けたのでした

 ホテルに落ち着いた時は成田を出て20時間が経過していました

 翌日には早速”カリブの太陽”を思いっきり受けることになったのです


次の日、  大通りに出て路線バスR1を見つけ、手を挙げると

 止まって(徐行しながら)あわてて飛び乗り5ペソ(50円)を運転手に渡します

 左手で切符を握り、右手でおつりを渡しながらのハンドルさばき

 バスはホテル街ゾーンを猛スピードで走り抜けます

 一番前の席に座ったらもうジェット・コースター状態です










バス停もあるが、降りたいところで立てば止めてくれるのです

 フリー・ビーチ近くで降り、チャックモールビーチに行き

 目前に広がるエメラルド色の海に思いきり身をゆだね

 大きな押し寄せる波に時を忘れて戯れていました

 そこから”コンビ”と言う相乗りタクシー(4ペソ)で港まで 行きフェリーに乗って30分くらいで

 プエルト(港)・フゥワレス(人の名)に着きました

 そこは「イスラ・ムヘーレス」と言う美しい小さな島でした

 カンクンビーチより人が多く(時間的にも)

 みんな”太陽の恵み”を浴びようと上半身は何もつけず

 砂浜で気持ちよさそうに眠っていました

 ここはヌーディスト・ビーチとも呼ばれているようでした

 浜辺で太陽が真っ赤に染まりながら水平線に沈むのをながめ

 心残りの中またカンクンに戻りました

 夕食はポッソーレと言う豆スープ(野菜がたっぷり)で

 タマネギとキャベツのみじん切りとチリ・ソースをお好みでかけて美味しくいただきました

 果物も新鮮なのでジュース(メロンとミルク)を注文しましたら

 ミキサーごと出てきたのにはびっくりしました

 これで一人前26ペソ(260円)で二度びっくりでした

 こうしてカンクンの夜は更けていったのです

 明日は古代のロマン遺跡めぐりです 



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