2004年3月25日(木曜日)



 マヤでは一日は日没をもって始まるようでした

 なぜなら

 マヤ族は暗闇を全ての物の根源として考えていたようなのです

 古い一日が去って、新しい一日が生まれてくる夕方、

 その夕日は彼らには”いきいきと輝いて”見えたことでしょう

 ククルカンのピラミッドから少し離れて

 マヤ・トルテカ(トルテカはメキシコ・シティーの文化)

 建築の特徴を示していると言う神殿があり

”雨の神”チャック・モール像や蛇の柱や戦士を彫った角柱の

 装飾を施し「戦士の神殿」と呼ばれていました

 神殿のそれらの装飾は素晴らしい芸術性を帯びかつ壮大で

 チチエン・イツア屈指の建造物といわれる所以と感心しきりです

 その右手にある森の中にスティームの浴場がありました

 スチームの浴場は石造りで、人が這って入れる小さな入り口が

 正面の下の方にありました














 入り口の左右に石段があり、脱衣場だったのかも知れません

 浴室内には腰掛けが作られていて、壁には直径20センチ位の

 湯気(お湯?)を通したであろう管の穴がありました

 さらに浴場からすぐ近くに、並行する二列のアーケードがある

 メルカド(市場)のあとがあったのです

 マヤの人々はこの浴場で汗を流してくつろぎ

 そのあとこのメルカドで買い物や食事をして楽しんだのでしょう

 か?

 遺跡の前にたたずみながらその風景が目に浮かぶのでした


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