夏休みが終わった、ある日
「三年生の$3&#しのぶさん、お電話です」
『私?・・・』
一階の電話口にいくと、電話口に誰もいなかったが
無造作に受話器だけ置かれていた。
今日から 実習が再開になる。
この忙しい時間に電話してくるなんて、母かしら?
家で何かあった?
受話器を取るり「もしもし。お電話かわりました」
電話の相手はある大学に通う、彼の友人でもあり
同じ寮に住んでいたという男性からだった。
「今、時間あるかな?少しだけでいいんだけど・・・」
誰?何の用事?と思いながら、しのぶは少しだけならとい言って
電話を切る。
相手は本当にすぐそばに来ていた。
寮の入り口付近で
その男性が口にする。
「君、竹本に誕生日プレゼントを贈っただろう?」
『え?!どうしてそれを???」
「あいつは・・・あいつは もう、いないんだ。」
『どういうこと?』
「あいつは、死んでしまった」
・・・とめどもなく流れる涙。
声もでない、ただ沈黙だけが数分続いたのか・・・
「俺たち、明日あいつのうちに行こうと思うんだ、よかったら
君も一緒に行かないか?」
あぁ、思い出した、
この人と彼と私の友人と一緒に京都に行ったな・・・。
教えてくれてありがとう。ありがとう。
『待って、行きたいけど、いま すぐには答えられない。
学校があるし先生に聞いてから、
だから今日の夕方また電話ちょうだい』
「大丈夫か?」
あ~頭の中は真っ白だけど、だけど首は『うん』と答えてる。
どうして?何があったの? なぜなの?
どうして連絡くれなかったの?涙、が勝手にあふれてくるよ。
私は、どうしたらいいの?
「だいじょうぶ?しっかりしろよ!」
だいじょうぶじゃないよ、だって死んじゃったんでしょ?
「もう、行ったほうがいい」
『うん』
後期の朝礼が始まった。
浅井先生が話してる、校長先生がなにか言ってる。
でも、涙が止まらない、みんなが泣いている私を
どうしたんだろうといぶかしげに見ている。
べつに、泣きたくて泣いているんじゃない。
勝手に涙があふれてきて止まらないだけ・・・。
止められないんだもん。
遠距離恋愛(学生編)15 2012.10.13 コメント(1)
遠距離恋愛(学生編)14 2012.10.02 コメント(1)
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