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2006.12.02
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11月27日、部屋のカーテンを開けてみると雨。やっぱり小岩井農場は諦めざるを得ないのだと、まだ納得できない自分に言い聞かせる。仕方がない。

雨の場合は新幹線で新花巻に移動。
早めのチェックアウトで一番のシャトルバスに乗り(8時半HTL発)、盛岡発9:57発のやまびこ50号に乗ることに決めていた。
新花巻に停車する上り新幹線はこれを逃すとあとは11:09盛岡発になる。
きょう宿泊予定の(これも楽天で予約しておいた)ホテルもお風呂が素晴らしいので、できれば早めにチェックインしてまったりしたい。しかもきょうのHTLは盛岡からシャトルバスで40分かかり、その便も1時間に1本しか出ていない。
かといって、せっかくの賢治記念館をそそくさと見学するのも嫌だ。山猫軒(レストラン)で食事もしたい。
そして現地での連絡バスの時間もあるし、帰りの盛岡行き新幹線も1時間に1本なのだ。
それらを全部計算に入れて逆算していくと、どうしてもこの時間の新幹線だ。
私にしては珍しく理性的にしっかりと計算どおりに動く。

まず朝食だ。和洋のバイキング。
会場は非常にごったがえしていた。食べたいものがあっても並ぶのが嫌だったので、すいている所の物にしようと見ていると、白粥があるではないか!
ありがたくいただいた。朝のお粥って本当においしい。それとオレンジジュースを飲んでいると先ほどの喧騒がウソのようにサーっと人が引いたのでまた見に行くと(おかゆだけで止めとけばいいのにって?追加を見に行く所が私よ)おいしそうな卵焼きや、例によっていっぱい並んでいたので、和風のおかず、ひじきだとか鮭、煮物などとヨーグルトをいただいた。

フロントにチェックアウトをお願いし、デマンドを見てみると、あらま、夕べ散々売店で楽しんだちゃぐちゃぐ馬コやゆべし、雅な柄の足袋等のお買い物や、夕食時の黒すぐりサワーなどがチャージされていないでないの...。それを申し出ると、にわかにフロントがバタバタしだし、売店と連絡をとったりしてかわいそうなくらいオタオタしだした。

全部まとまってカードで精算をお願いすると、今度はカード受付がなにやら手間取っているようだ。
フロントにいたほかの社員が「すみません、すみません、今シャトルバスを止めてきます!」なんて真っ赤になってバスのほうへと走っていった。
「あー!いいですよー。ギリギリにチェックアウトしようとしたこちらが悪いんだから!」と止めてみたけど、社員の方は一生懸命だ。
ここはキャッシュで払うことにして、おつりもろくに確かめず礼を言ってバスに走る。
先ほどの社員は「バ、バスは止めました!!」なんていってまたこちらに走ってくる。
それを見ていたほかの団体のお客さんがなにやらおかしそうに皆でゲラゲラ笑っている。

ここのバスは行きも時間ピッタリで正確だったのを知っている。なのに、もうすでに5分以上遅らせてしまった。
バスの中ではきっと新幹線の時間などを気にしてイライラと待っている人が大勢いるだろう。
現役時代は「皆さん、出発当日の朝は、個人会計のある方は特に込み合いますから早めにチェックアウトをお願いします」なんて威張りくさっていたくせに、当の本人はこれだわ...!
おかゆだけにしておけば、さらにはもっと早起きしておけば...と、頭グルグル状態で「皆さん、すみません!!すみませんでした!!」と言ってバスに乗り込むと「大丈夫大丈夫ー!」なんて言って下さる。
運転手さんは「ゆっくりでいいです」なんておっとりした東北弁で言って下さり、私は『あぁ、なんと慈悲深いお方達であることよ』なんて、息も絶え絶えでバスの真ん中あたりの座席にへたり込んだ。良い旅館だったな、是非また来たい。

しかし、本当の『息も絶え絶え』は雨風の中、賢治記念館へのあの厳しい坂道であることを、この時まだ私は知らなかった。

新幹線は13分で新花巻に着く。そこからバスで童話村へは5分。
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銀河ステーション広場を抜けてのっぽになるゲートを歩き賢治の学校へと向かう。そして賢治童話村と記念館の共通券を550円で買う。私が巨像恐怖症であることは前にも書いたと思うけど、この入り口に向かうだけでもなんだかものすごく怖かった。人はあまりいないしドーーンとした広場にこれまた大きなドーンとしたものが立っていてバランス感覚がことごとく狂うのだった。

この写真はファンタジックホールの中の展示物です(撮影自由)。
異次元の世界のようで、身がすくむほど怖かった。でもこのあと「宇宙の部屋」を通らなければ先へは行けない。
この真っ暗な「宇宙の部屋」が本当に怖くて、2~3歩行った所で今度こそは絶対に歩けなくなってしまったので、もうやめようと思ったところで若いカップルが来たのでドサクサにまぎれて付いていった。
「天空の部屋」「大地の部屋」「水の部屋」を抜けて、やっと現世らしい展示物のある普通の場所にたどり着いた。
ここの展示物は大きく見ていただきたいので、 こちら別会場 へどうぞ。

(山猫軒まで書けるかと思いましたが、続きは次回にしますね)


銀河鉄道」への旅





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Last updated  2006.12.02 17:37:25
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