『好きな人(1)』
←こちらから前編を読んでね!!
Mのことを好きになってしまった私は、
気持ちがバレるのが恐くて
Mに自分から連絡することが出来なくなってしまったのね。
でも、Mはそんな私の気持ちを知っているかのように、
それからMの方から毎日のように電話をくれるようになって、
電話がない時はメールをくれるようになって…。
それだけじゃなくて
私に自分の周りの友達関係を全部、
紹介してくれて、
Mは私を安心させようと、
信じさせようとするようなことをしてくれたの。
私も、その時付き合ってた彼氏とは、
Mの事が好きってわかってからすぐ別れて
Mに信じて欲しい。
できることならMの彼女になりたい。
って思ってたから、自分の周りの関係をMに紹介したりして
2人の仲は、深いものになっていってた。。。
でも。。。
くだらないプライドと
遊んでたって過去の現実が邪魔して、
お互い素直になれなくて。。。
『付き合って!!』とか、『好き』って気持ちは
お互い口に出来なかった。。
ただ、お互いがお互いの心の中が読めたから
言葉を口にしなくても、相手の気持ちは
お互いわかってたと思う。。
でも、言葉にしないと伝わらないこともあるのも事実で
付き合いたいって言葉にしない限り
どんなに仲良くなっても、
恋人になることはできなかった。。
そんな、友達以上恋人未満のもどかしい日々が続いた。。
Mも、まだ私との関係が中途半端なものだったから
彼女って言っていいものなのか迷って、言えずにいるのが
すごく伝わってきた。。
私はそのころ一人暮らししてたんだけど、
Mの家とは車で一時間ぐらい離れてて、
でも冗談で私が来て!!って言ったら、
本当に来てくれたりして。。
私も、
Mが昔、事故って足にボルト入れてたのを抜くのに
入院したときがあって、そのとき
見舞いに来て!!って言われて
学校サボって2時間かけて電車で行ったりして。。
でね。
そのときに初めてMの姉に逢ったんだ。
そしたら、Mのお姉さん私のことMから聞いて知ってて
『Mのこと宜しく』って。。。
お姉さんは、私のことを彼女として扱ってくれたのね。
私は何でそんな扱いされるのか気になって
Mに、私のことを、
お姉さんに何って話してるのか聞いたんだ。。
そしたらM、照れてはぐらかしたの。
私はね、その表情を見ただけで幸せな気持ちになった。。
すごく嬉しかった。。。
『付き合って』そんなこと、言葉にはしなくても
私達2人は彼氏と彼女になってた。。
でも、言葉にしてないだけ不安も大きかったし
いつもお互いの気持ちを探りあってた。。
逆に、言葉にしないだけ、
相手を想い、相手からもらう気持ちの重さを
お互い大事にしたし
不安が大きいからこそ、相手を信じる気持ちも
大きく持とうと思えた。
私達は、交し合う言葉よりも
同じときを過ごしてる時間を何よりも
大事に思った。。
続きは夜、更新します
長くなってごめんね??
続きを読みたいと思ってくれた方は
ぜひ、夜、更新するので
読みにきてね!!
夜の更新は10時以降になると思います