I'm home!

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Jan 15, 2007
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カテゴリ: 不思議体験
『シリーズ不思議体験:一番怖かった体験』のつづきです
初めての方は、 前回ブログ からどうぞ

ではづづきをお話しましょう

ダビングしたテープを持ち帰った私。
さすがに一人で再生するのはゾッとする。
自分の部屋の本棚にポイッと置いて
ご飯を食べ、宿題して、お風呂に入って・・・
「おやすみなさ~い」
いつもと変わらない、1日の終わりのはずだった。

ベッドであれこれ本を読んでいるうちにまぶたが重く・・・
「もう寝よっと」と思ったその時

ガタン、ガタン

「あ、誰か入ってきた」
私は“家族の誰か”だと思ってまったく気にしなかった。
家の2階には部屋が4つあり
そのうち2部屋はつながっていて、ドアはひとつ。
だから誰か入ってきても不思議じゃない。
気にせずそのまま眠ろうとした。

「え?何?」
足音が、私の部屋に入ってきた。
声もかけずに、誰か部屋に入ってくることはない。
その時やっと気づいた・・・足音が違う。
「家族じゃない!誰?何?」

ミシ・・・ミシ・・・
床を踏む音がだんだん近づいてくる

ハァ・・・ハァ・・・
息遣いまで聞こえてきた。
そこではじめてそれが男性であることがわかった。
ハッと、テープのことが頭をよぎる。
身体が震えて目をあける事が出来ない!!
近い・・・顔をのぞいてる!誰か助けて!

「もうダメだ!!」
思いっきり飛び起きて走った。
ドアを出て斜め向側の姉の部屋に。

「助けて・・・」
尋常ではない私の様子に姉もかなり驚いている。
事情を説明して、そのままもう部屋には戻らなかった。

その日から姉の部屋で一緒に眠ることに。
彼女の近くにいると不思議と安全なのだ。
(安心というより安全なの)

部屋に入ってきたのは何者だったのかわからない。
ただ、生身の人間ではない。

テープの足音と同じ人物かどうかもわからない。
ただ・・・
気軽に友達の誘いにのって“心霊スポット”に行き、
しかもそのテープを持ち帰ってしまった事を
深く深く、反省した。

この事件のことは
あまりにも怖くてしばらくは話せませんでした。
友達に話したのは数年後。

テープはたぶん、まだ実家にあると思います。
不思議な体験をたくさん経験した今でも、
あのテープをもう一度再生する勇気はない。





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Last updated  Jan 15, 2007 11:21:16 PM
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