工場にある印刷機がまた1台運び出されました
買い手が決まったのです
後継者がいないので、もうそこにあっても仕方がないもの・・・
1台、また1台となくなっていく
だんだん広くなっていく、父の仕事場
もう稼動することのない工場
機械油、インキ、紙のにおい
枕についた頭のにおい(加齢臭!)
洗濯しても全然おちなくて困った・・・
今は「どうか消えないで」と願う、父のにおい
死を受け容れるまでの時間
それは少しこじれた父と母の距離
家族の距離をリセットする時間でもあった
父の愚痴ばかり言っていた母は
今は楽しかった日々の思い出話をし
毎日日記を書くように亡くなった父に手紙を書いている
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