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いつ読んでも、好きだなぁ、と思う絵本があります。『ことりをすきになった山』、という絵本。 『ことりをすきになった山』『はらぺこあおむし』で有名な、エリック・カールさんのコラージュがとってもきれい!そしてそれ以上に、お話や文章、言葉のきれいさに感動します。 岩だらけのごつごつとしたかたい山が、ある日ふいに、羽休みに訪れた一羽のことりをすきになるお話毎年毎年、ことりが来るのを山は楽しみに待つようになるんだけど、でも、「どうかここで暮らしてくれないか」と山がことりに何度も何度もたのんでも、ことりはこの山では暮らさない。だって、木、ひとつ、生えていない、本当に裸んぼうの荒れ山だから。 それで山は泣くのです。ことりがまた旅立っていくのがつらくって。それで山の心臓が爆発して、山の奥のそこのほうから、涙がいっきに流れます。ここからは大人なら容易に想像できる展開で水があるところにことりが種を運んできて、山は緑でいっぱいになる。ちいさなちいさな動物たちが、ちいさな巣を作り始める。そしてある日、ことりはとうとう、ちいさな木の枝を運んできます。大きな木のてっぺんにその小枝をかけて、ちいさな巣を作ったのです。 このお話が素敵だなぁとおもうのは、まずはことりに出会う前の山のようす。小川も木も何にもなくて、雨や雪の冷たさしか知らなかった山だけど、空をわたる太陽や月の道、流れる雲や夜の星を眺めて暮らしていたのです毎日毎日。そんなふうに、腐ることなく、っていうのかな?ただゆっくりとゆっくりと、きれいなものを眺めて暮らして、雨が冷たいな~とか、今星が光ったな~とか、素直に自然を感じていたから、ことりが不意にやってきたとき、その美しさをすぐに感じとれたんじゃないかな~って、私は思う。そして、山がことりを好きだっただけじゃない。ことりも山を、おんなじくらい、すきだったんだなぁって、ほっとする。うれしくなる。そしてそして、山に緑が生えるきっかけが、山みずからの爆発(涙)による、というのも、すごくいい。誰かにあたえられるんじゃなくて、荒れ果てた山の中に、実は水があったという感動荒れ山が緑の山になったとき、もちろん展開は読めてても、わたしはすっごく感動しました。エリック・カールさんのコラージュや本のデザインも、本当にとっても素敵。飾っておきたいほどのきれいさです。 愛を語る絵本としては、よく『おおきな木』という絵本があげられますが、 『おおきな木』私はどちらかというと、この本よりも『ことりを好きになった山』の愛情がすきです。絵本てとっても面白い。だからわたしは大人になった今でも絵本が好きです♪
2008.12.16
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私、日本茶が大好き暇さえあれば?お茶飲んでますおばあちゃんかしら^^;で、そんなお茶時間を少しでも自分らしくしたいなぁと思い、昨年つくったこぎん刺しのポットマットに合うように、茶筒をちょっとリメイクしました 千代紙を、お水で薄めた手芸用のりでぺたりと貼っただけ^^;でも、いたって普通の茶筒がなかなかな感じになりました缶のときよりも、持ったときに千代紙のやわらかさやさしさがあって♪ほっこりします 今回は手持ちの千代紙(これしかなかった、)でやってみたけど、今は粋な千代紙がいっぱいあるから、そういうのでやったらどんどん粋な感じになるんじゃないかしら~!こういうことで自分の満足が高まるの、楽しいです100円3分のリメイクでした~~
2010.01.16
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