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成長株投資において利益が伸びていても、株価の下落は売り。ブログ開設時から一貫して掲げている方針ですが、下値を切り下げる株を売るのはやはり抵抗があります。新興株市場の下落傾向もあり、今年の投資成績も悪化し始めた4月頃から、やっと「下値売り」を実施し始めました。底値を売ってしまう不安はありますが、プレステージの大部分を売り、日本SHLとマニーを売り切りました。今月の投資成績に成果が出始めています。年末までに巻き返したいものです。
2007.05.23
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マネックス・ショック以降多くの銘柄を買いましたが、結局は保有銘柄の買い増しが正解で、新規購入は失敗が多いです。特にジー・エフ(3751)とビービーネット(2318)を買ってしまい、下方修正で痛い目に遭っています。ジー・エフはともかく、ビービーネットは株価が崩れていながら「監査法人で不当に売られている」と判断してしまったのが失敗でした。「株価が下がれば成長株でない」という原則を掲げていながら思わずギャンブルしてしまったわけです。成長株として保有し続けているポイント、チムニー、マニーなどだけを買い増していればよかったのです。一定期間保有しているということは、少なくとも保有期間中は業績も株価も堅調であったということなので、わざわざリスクを取りに行く必要はないわけです。やはり成長株の集中投資、これに限ります。
2006.03.22
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今月になってから東証一部の大型株が上昇し、先行して上昇していた不動産ファンド関連など新興市場の成長株の調整が散見されます。そこでセキュアード、フージャース、リサを打診買いしています。成長株の短期的な調整は、原則買いです。もちろんチャートが崩れるほどの下げは「調整」とは言いませんが。
2005.08.24
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KG情報(2408)は、上場当時から成長株投資の候補として注目してきた銘柄です。業績を順調に伸ばしていながら学情やアルバイトタイムスといった類似会社に比べ割安に思えました。2月初めに発表された上場後最初の通期決算である2004年12月期の決算は14%増収、56%経常増益、2005年12月期予想で約20%増益と順調で、決算発表時点でPERが20倍程度でした。この時点で同社の株価は妥当な水準であると判断し、その後株価が下落に転じた3月に買いました。4月の連休直前の第1四半期決算発表では、会社側の中間期予想に対して売上高、経常利益とも50%未満の達成率でした。ただし40%は超えていましたので特に進捗が悪いという印象は受けませんでした。発表を受けた投資判断は「持続」でした。しかし株価は5月以降も下がり続け、私が上昇相場の下値支持として重視している26週線を割ります。ここで「ここまで株価が下がるのは成長株ではない。業績悪化情報が漏れている可能性があり持続は危険」と判断して損切りしました。その後株価動向だけはウォッチしていたのですが、昨日の大幅な下方修正により本日S安となりました。第1四半期決算の数字からは想定外の下方修正といえますが、株価が通期決算発表の2月をピークに下がり続けていたことの意味が分かったような気がします。7月6日の日記に書いた「株価下落は売り」のモデルケースとなりました。http://quote.yahoo.co.jp/q?s=2408&d=c&k=c3&h=on&z=m
2005.07.28
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成長株の業績・株価が順調に上昇した結果、株価の上昇が業績の上昇より急になり、PERやPEGで割高になるケースがあります。このような場合、割高になったから売るというのも一つの考え方ですが、割高になるということは人気が出てきたことの裏返しでもありますので、それだけを理由に売り切るのはもったいない気がします。せっかく割安なときから注目して保有してきたのです。人気が出てくると多くの投資家がその株を欲しいと思い、買い上げてくれます。この段階で少しずつ外し、人気が離散するか成長が鈍化するまでは売り切らないことが重要に思います。成長株の株価形成には、株式市場の「成長期待」が反映されています。割高に思える部分は成長期待の現れともいえます。株式市場が上昇に転じた2003年の後半、保有株が相次いで急騰しました。そこで売り切ってしまった銘柄も多いのですが、もったいないことをしたと反省しています。もっとも、当時は1単位しか保有していない銘柄もありましたので難しいところですが。
2005.07.18
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6月27日に書いたように、成長株を一度買ったら成長が止まるまで売らない、という方法が考えられるのですが、私は複数単位保有して買い増し・一部売却を繰り返すのがベストだと思っています。その理由として1.一部でも利益確定して現金を得ると余裕が生まれる。2.投資家としては暴落に備えてある程度の現金を保有しておくべきである。株を持ち過ぎて現金がないと暴落時に買いに出られない。3.株価は短期的に急騰・急落するケースも多いので、その動きを利用する。といったことがあります。例えばポイントを3000円で500株買い、株価が4500円に上がったところで100株売る。その後株価が5000円になっても400株保有で利益を得られるし、仮に4000円に下がったら100株買い戻せばよい。といった感じです。この買戻しが上手くいった場合は保有し続けるよりも高い成果を上げることができます。ちなみに私は今週のポイントの急騰局面では全く売っていません。まだ過熱していないと判断しています。
2005.07.13
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ということを書いておきながら、クラウディア(3607)を下方修正で投げるといった失敗をしてしまいました。中間期減益、株価も東証上場以来一本調子の下げだったのに、なぜ下方修正前に売れなかったのか、大失敗でした。S安も覚悟したのですが思ったほど下がらず、ほっとした反面「みんな既に売っていたんだ…」という敗北感もあります。この銘柄の公募に当選して以来の取引トータルでは若干のプラスになりましたが、「業績悪化、株価下落は売り」と言っておきながら、何故気がつかなかったのか、反省します。http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3607.t&d=c&k=c3&z=m&h=onさて前置き(というか愚痴)が長くなりましたが、成長株投資は会社の利益成長とともに株価の成長を享受する投資法です。従って利益の成長・株価の成長のいずれかが崩れたら成長株投資になりません。ここで「利益成長が止まったら売り」というのは理解しやすいと思いますが、「株価が下がったら売り」というのは理解しにくいかもしれません。「会社が成長しているんだから株価下落は割安度が増して買いではないか?」という考え方も成り立ちますが、私の経験上このようなケースでの株価下落は「業績悪化情報を知っている人が売っている」ということが多いのです。上記クラウディアについても同じことが言えると思います。業績悪化情報が一部の人だけに漏れるというのは、証券取引法違反(インサイダー取引)の疑いがあるのですが、現実にはこのようなことはよくあります。怒ってみても損失は戻ってきませんので冷静に対応すべきと考えています。
2005.07.06
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特に成長株投資においては、複数単位買うことが重要と考えています。株式を市場で取引する際の1単位の株式数は、銘柄によって異なります。1株、100株、1,000株を単位とする会社が多いです。例えば株価が1,000円で単位が100株だと10万円で買えるのですが、単位が1,000株だと100万円必要ということになります。個人投資家の場合は資金に限度がありますので、複数単位買うためには1単位あたりの金額が小さいものを選ぶことが重要に思います。私は丸三証券を使っているので1日の取引20万円までは手数料無料です。現在保有している成長株でも、ジャストプランニング(4287、1株単位で株価18万円)、エー・アンド・デイ(7745、100株単位で株価1,600円)などは、1日1単位ずつ買い増しができて手数料も無料ということで、私にとって取引しやすい銘柄です。先日紹介したリンク・セオリー・ホールディングス(3373、1株単位で株価100万円)も成長株と考えられますが、私にとって複数単位買うには金額が大き過ぎます。株式投資では、特に成長株投資においては売り方が非常に難しく、かつ投資成績に直結します。私も投資を始めた頃、1.5倍になった株を喜んで売ったらさらに2倍になったり、株価が下がってきたので不安になって売ったらその後数倍になったり、損したような気分になった(実際に損はしていないのですが)ことが多くありました。そのとき痛感したのがやはりある程度の資金量で複数単位買い、少しずつ売買しながら中長期保有するというのが投資成績にも精神衛生にもプラスになるということです。
2005.07.04
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成長株の売買については、一度買ったら成長が止まるまで売らない、というのが原則だと思います。しかし、少なくとも私にはそのような芸当ができそうにありませんし、資金量が多くないうちは得策とも思いません。そこで上記原則をベースに以下のような方法で売買しています。1.PEG等で割安と判断したら複数単位買い付ける2.その後の業績・株価の動向を見て、業績悪化・株価の下落傾向が明らかになったら株価を見ずに全株売る。3.業績・株価が堅調に推移しているうちは株価動向を見ながら買い増し・一部売却を繰り返す。4.PEG等で割高になっても、成長が続いている限り売り切ることはしない。これに対し、バリュー株(特に資産バリュー株)については以下の方針で取り組んでいます。1.割安と判断したら買う2.株価が下がった場合は、さらに割安になったということなので買い増し。3.株価の上昇や企業価値の変化により割安でなくなった場合には、徐々に売り上がる。最大の違いは株価が下がったときの対処法です。次回以降は成長株の売買方法についてさらに検討していきます。
2005.06.27
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現時点では、成長株投資に定性分析は役に立たないと個人的に結論づけています。そこで成長株投資にも定量的要素を採り入れています。5月18日の日記に書きましたが、PERが同じなら成長率が高いほうが将来のPERが低くなり割安ということになります。つまりPERは低いほうが良い。成長率は高いほうが良い。従って、PERを成長率で割った数値が低いほうが良い。ということになります。この数値はPEG(Price Earnings Growth Ratio)と呼ばれ、ピーター・リンチの「株で勝つ」という本に紹介されていたと記憶しています。リンチはこの数値が1倍以下なら割安としています。PEG=PER÷成長率ここで使うPERと成長率について、いつ時点のものにするかという問題がありますが、成長株は将来の成長により株価形成がなされると考えると、将来の数字を採用するのが有用に思います。PERについては、一般的に今期予想数値が使われていますので、それで良いと思います。成長率については、上記PERに対応して今期の予想増益率が有用に思います。ただし、予想がのブレを考慮すると、過去の成長率や来期以降の成長率(四季報や会社の中期計画など)を考慮することも必要だと考えています。ただいずれにしても将来の予想は難しいので、ある程度保守的な数字で検討するのが良いというのが私見です。
2005.06.18
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日清医療食品とエイジスでは定性分析(のマネゴト?)で失敗しました。それならば、成長株投資で成功したポイントを定性分析してみるとどうなるのでしょうか?同社株を買った2001年の状況を考えてみます。1.業界全体の需要が伸びているか?-カジュアル衣料の需要が伸びているという話は聞かない。2.業界内でのシェアは高いか?独占状態か?ー低い3.他社との競争は激しくないか?-競争は激しい。ユニクロにやられている。4.他社との競争で優位に立てるか?-ローリーズファームという低価格の20代女性向けブランドにシフトしているが、流行の波も激しく未知数。ほとんどいいところなしです。ただ業績の伸びとPERの低さは際立っていました。やはり少なくとも私にとっては成長株も定量分析です。
2005.06.08
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定性分析の失敗例としてエイジスを採り上げます。エイジスは棚卸代行の最大手です。前回の日記の定性分析の項目に沿って考えると1.業界全体の需要が伸びているか?-小売業のアイテムの多さ、長時間営業、コスト削減、上場企業の四半期決算により伸びる。2.業界内でのシェアは高いか?独占状態か?ー独占に近いトップシェア3.他社との競争は激しくないか?-ニッチ産業でもあり、それほどでもなさそう。4.他社との競争で優位に立てるか?-全国展開している優位性があり、全国チェーン企業はエイジスに委託したほうが便利。といった、かなり良さそうな感じで、業績も伸びていたので結構な株数を保有していたのですが、昨年5月の決算発表で利益の伸びが急に鈍化し、株価も大きく下げ、私も全株処分しました。http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4659.q&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&t=2y&l=off&z=m&q=c&h=on結局、私の定性分析なんて効果がないと考え、バリュー投資同様定量分析メインで考えることにしました。投資はご自身のご判断でお願いします。
2005.05.29
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成長株の業績予測の難しさは、定性分析により克服できるのでしょうか?少なくとも私は定性分析で投資に成功した経験がありません。もちろんんこれは私の能力・センス・調査時間の不足によるところも多分にあるとは思いますが、私の「下手な定性分析」を振り返ってみます。まず定性分析についてですが、ウォーレン・バフェット、フィリップ・フィッシャー、ピーター・リンチなどの著名な投資家の本を読んだ方には説明するまでもありませんが(ちなみに私はリンチの「株で勝つ」しか読んでません)、おおまかに言うと1.業界全体の需要が伸びているか?2.業界内でのシェアは高いか?独占状態か?3.他社との競争は激しくないか?4.他社との競争で優位に立てるか?-技術力や優秀な経営者などといったことを検討し、成長性を判断します。この定性分析により私が投資したのが日清医療食品(4315)でした。同社は病院向け給食の最大手で、高齢化により有望な業種のトップ企業であること、資金力を活用した買収による規模の拡大に注目して買いました。しかし04年9月中間決算が悪く、株価も下落基調であったため昨年売却してしまいました。なお昨日発表された同社の05年3月期決算は好調でしたので、成長株として見直す余地があるのかもしれません。http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4315.q&d=c&k=c3&a=v&p=m130,m260,s&t=5y&l=off&z=m&q=c&h=on投資はご自身のご判断でお願いします。
2005.05.24
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成長株投資については、PERと成長率を指標とするのが有効と考えられます。例えば、PER10倍のA社の成長率が20%、B社の成長率が10%だとすると1年後の利益に対するPERはA社は10倍÷1.2=約8.33倍B社は10倍÷1.1=約9.09倍となり、A社のほうが割安ということになります。ただ問題は、将来の成長率の予測が困難であるということです。大幅な下方修正などされた日には目も当てられません。そこで、成長株投資には「定性分析」が重要とされています。将来のことは予測できないが、会社の事業内容などを分析して予測の精度を上げることができるという考え方です。これに対しバリュー投資は「定量分析」と呼ばれる数値の分析、つまり計算さえすれば分析ができるということになります。よく、バリュー投資を標榜する投資家の方が「成長株は難しい、分からない。」などと言っているのは、定性分析は計算と違い不確定要素が多いということを意味していると思われます。次回は定性分析の難しさについて、私の失敗例を紹介します。
2005.05.18
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成長株における株価の上昇は利益の伸びに伴うものであると理解できますが、株価形成には過去の利益の伸びよりも将来の利益の伸びのほうが重要です。4月13日の日記にも書きましたが「将来の利益の伸びが予想される」から成長期待によって株価が上がるというのが典型です。従って、成長株に投資する場合にはその会社の利益の伸びを予測しなくてはなりませんが、会社の出す業績予想が参考になります。日本の上場企業は、原則として当期の業績予想の開示が義務付けられています。ちょうど今頃は3月決算会社の決算発表の時期ですが、2005年3月期(2004年4月~2005年3月)の実績を発表すると同時に、2006年3月期の業績予想(売上高・経常利益・当期利益)を開示します。この予想開示は投資家の投資判断への便宜を図るという趣旨の制度なのですが、当事者である上場企業の経営者でも将来のことは分かりません。各社がいわば「鉛筆なめ」で予想しているわけですから予想の信頼度もまちまちです。予想が当たった場合はまあ良いとして、予想が外れた場合、予想より実態が良ければ「業績予想の上方修正」、悪ければ「業績予想の下方修正」をすることになります。上方修正の場合は利益の伸び率が増すので歓迎すべきともいえますが、問題なのは下方修正です。会社の予想を信じて成長すると思って株を買った投資家は裏切られ、安い株価で投売り・損失を被ることになります。成長株投資には下方修正銘柄を避けるということが決定的に重要です。そのために1.会社の過去の業績予想と達成度合いを確認するー未達成や下方修正を繰り返している場合は危険2.会社四季報等の予想数値と会社予想数値を比較するー四季報等の予想のほうが悪い場合は危険3.業績が悪化傾向にある会社が大幅な業績回復予想を出している場合は疑うべきということを心がけています。このような下方修正には常連が結構多いです。予想だけでも良く見せたいのか、株価を上げて経営者が売り抜けたいのか、それともただ単に楽観的過ぎるのか分かりませんが、毎年同じように「強気」の予想を出して下方修正を繰り返すという、ある意味詐欺的な会社もあるので注意が必要です。投資家のためである業績予想に投資家が右往左往させられるのは非常に不快です。個人的には上場企業の業績予想は不要だと思っています。
2005.05.11
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はじめに、昨日の鉄道事故の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。昨日より心の片隅に何かが引っかかったような感じです。これはいつ以来か?と考えたのですが、2001年のテロ以来でした。昨年の台風や地震も大災害ではあったのですが、自然の摂理による災害と人間社会の不条理による災害の違いなのか?と考えています。人間社会の縮図ともいえる株式市場にもある種の不条理を感じますが、株式市場においては不条理を回避する方法があると信じて取り組んでいます。さて気を取り直して成長株投資の理論について、「将来価値を現在価値に割り引く」という考え方を採り上げます。これは、ディスカウント・キャッシュフロー(DCF)法と呼ばれる理論で、株価を説明する場合には「その会社が将来得ることのできる1株当たりキャッシュフローを、一定の割引率で割り引いたのが現在価値で、株価が現在価値より安ければ割安。」ということになります。ん~分かりにくい。おおざっぱに、キャッシュフローは「現金収入」のこと、割引率は「国債利回りより少し高い利率」ということでよいと思います。例えば、1年後に110円のキャッシュフローを得ることのできる株式を、割引率10%で現在価値に割り引くと100円になります。100円(現在価値)×(1+0.1)=110円これは、いわゆる金利・インフレ率と通貨の価値について考えると理解しやすいかもしれません。金利が5%なら、今の100円は1年後の105円なので、今の100円のほうが1年後の100円より価値があるということになります。でもこの理論を株式に当てはめる場合、多くの不確定要因があります。1.金利による利息と違い、会社の将来のキャッシュフローなど予測不可能2.何年後の価値から割り引くべきか不明3.割引率を合理的に算出できない…ここで思考停止です。DCFもROE同様不採用決定です。それなら単純にPERと成長率で評価するほうがいいです。単純と複雑がある場合、複雑を選ぶためには複雑さを補って余りある合理性・有用性が必要です。特に上記3.がDCF法の決定的な欠陥であると思います。投資の数式は算数で、というのが私の原則でもあります。なお、masaさんのサイト「バリュー投資情報局」を参考にさせていただきました。ありがとうございます。http://csx.jp/~valuejyouhou/contents1.htm#02
2005.04.26
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1月11日の日記で、PER投資に関連して書いたことを引用します。>2年後の利益が2倍になることが確実な(実際に将来のことに「確実」なんてないのですが、あくまでも仮定です。)会社のPERが10倍なら、2年後利益から計算したPERは5倍ですので割安ということになります。成長株が、業績の伸び率以上に株価が上がる要因はここにあるのではないかと考えられます。2001年のポイントのPERが6倍で利益倍増予想ですから、当時の「来期予想PER」は3倍となり割安感がさらに顕著になります。仮に2期後も利益が倍増すると仮定すると「2期後予想PER」は1.5倍となり、3年で投資額を回収できてしまう計算になります。このような場合、株価が「超割安」水準に止まるはずもなく、将来の利益の伸びへの期待感も手伝って利益の伸び以上に株価が上がることになります。このようにPER投資の考え方でも成長株投資を説明できるのですが、少しアカデミック?には「将来価値を現在価値に割り引く」といった、分かったような分からないような表現が使われます。次回はこの「割り引き方」についての私の考えを書きます。
2005.04.13
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ポイントが株式公開したのが2000年12月、ユニクロ全盛の時期にジーンズショップ中心の業態では全く評価されませんでした。しかし市場の低評価にもかかわらず同社は確実に業績を伸ばし、2001年8月に2002年2月期中間業績を上方修正します。ここで私の目に止まり900円程度で買いました。この時、業績面では経常利益で倍増予想(その後超過達成しています)でありながらPERは6倍程度と極めて割安でした。現在のポイントの株価は3,600円程度ですが、株式分割を4回実施しており当時の1株は現在の5.4株に相当しますので、900円が22倍の19,440円になりました。利益も4年間で約10倍です。http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/mn_schart.html?qt=2685.t&u=3&tm=0060&cd=1&vl=1&vm=1&mv=200&st=0&pr=000&bb=2&tn=1&n=1&FNC=%A1%A1%C9%C1%B2%E8%A4%B9%A4%EB%A1%A1昨日の決算発表でも好調をキープしていますが、今期の業績予想が5%増益と控え目であったため、「材料出尽くし売り」が出たようです。ただしこの会社は弱気な予想を出して上方修正を繰り返す傾向にありますので全く気になりません。投資はご自身のご判断でお願いします。
2005.04.07
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バリュー投資に比べ、成長株投資について書かれた楽天日記は少ないようです。理由としては、どうしてもバリュー投資に比べて理論的な根拠が薄く、「成長期待」だけで投資している人が多いからだと思います。しかし成長株投資には株価が数倍になるという大きな魅力があります。もちろん根拠の薄い期待だけで投資していても勝率は低いですので、どうやって成長株投資に根拠を見出すかが重要になります。今後以下の順序で根拠ある成長株投資を考えていきます。1.成長株投資の魅力ーベストパフォーマーのポイント(2685)などの成長株を紹介2.成長株投資の理論とは?ーDCFは使えるか?3.下方修正銘柄を避ける4.成長率とPER5.成長株投資に定性分析は必要か?ー日清医療食品とエイジスは成長株か?6.定量的成長株投資への試み7.成長株の売買方法ーバリュー株との違い
2005.04.02
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