2005年08月30日
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こんばんわ。

おひさしぶりの更新でございます。本当はもっと明るい話題を書こうと思っておりましたが首都圏を中心に卵事情があまりにもアホな展開になっているので怒り半分って感じで今日記を書いております。

 ということで本日の題名はかなり過激なものになってしまいました。お許し下さいね。

それでは本題に入るとしましょう。

そもそもなぜ私がこのような題目にしたかといいますと今回の鶏インフルエンザの対応において、農水省を中心としたお役所さまの判断がですね、いくら素人の塊だからといってもあまりにも無知過ぎるからです。

 そしてそんな無知の被害をこうむるのは誰かっていうと一般の消費者の皆さんですからね。シャレにならなんでしょう?

 だって、裏に隠されたリスクを知らないままにですよ、日本の人口の10%以上が集中している首都圏において今までで一番恐れられている鶏インフルエンザの真のリスクを背負う形になるのですから。

まずは順をおって説明しましょうね。

 そもそも今回の一番「アホか!」っていいたいのはお偉いさん達はウインドレス鶏舎のシステムと鶏は動物だっていう基本がわかっていないことなんですよ。

ウインドレス鶏舎というのは皆さんはご存知ないでしょうけどね、それがどういうものかといいますと一度入ると二度と太陽の光を拝むことも出来ない密室の空間だってことです。

 詳しいことは触れませんが太陽の光を拝むことが出来ないとどういったことがおきるかというと鶏さんのトサカが白っぽくなります。

鶏さんのトサカの色って何色だか知ってます?

もともと赤っぽい色なんですよ。それも若くて健康であればあるほど色あざやかでピンとしているものなんです。

 それがですよ、ウインドレス鶏舎に入ると色がつかないんですよ。なぜかっていうと自然の太陽の光をあびることが出来ないからなんです。そして、一番の問題は太陽の光を浴びずにトサカが白っぽい鶏さんはね、身体が弱いんです。物凄い効率重視の建物ですから非常に密集して飼育されていますし、換気も悪いし、何がきついかっていうと建物の中の臭いですよ。

むちゃくちゃ臭いっすから。

 鶏さんはね、鳥類の仲間です。もともと空の上とか湖の上とかね、空気の綺麗なところで生活をしている動物です。

 つまり、汚い空気にはめっぽう遺伝子的に弱いんですよ。だから、建物の換気が悪いとね、ストレスをかかえてすぐに卵を産まなくなります。

 それに動物ですから人間よりも嗅覚は優れてますよ。人間でさえ耐えられないような空気の中で人間よりも嗅覚の鋭い鶏さんが一生を過ごすんですよ。それも太陽も見れずにね。

そんな環境で丈夫な鶏になりますか?

なるはずないじゃないですか?

健康で良質な卵が産まれるわけないでしょう?

 おっと話が長くなりましたね。すみません。このウインドレス鶏舎で私が一番心配しているのは鶏さんの自然免疫が非常に低いということです。

 つまりは、病原菌に対する抵抗力が低いってことなんですよ。それらを補うために消毒薬から始まって殺虫剤やらなんやらの薬物を大量に使用するという結果になりますから。

 このウインドレス鶏舎っていうのは究極の卵工場です。鶏さんの健康よりもすべてにおいて卵の生産性を最優先したものですから確かに卵はびっくりするほど安く生産出来ます。

でも、その見返りに背負うはめになるリスクは非常に大きいですよ。

 鶏インフルエンザで何が一番恐れられているか一年前のこと皆さんおぼえてますか?

鶏インフルエンザと人間のインフルエンザのウイルスが入り混じって新種のスーパーインフルエンザのウイルスに突然変異を起して人間の間で大流行するかもしれないってことですよ。


 食べても感染しないから大丈夫だとか、加熱調理すれば問題無いとかっていう次元ではもともとない話なのです。

人類の生命に関わる次元の問題なのでこれだけ世界中で対応策にやっきになっているんですよ。

 それもね、鶏と人間のインフルエンザウイルスに同時に感染出来る動物は豚さんなんですよ。

 豚さんが媒介するとね、スーパーインフルエンザのウイルスが突然変異を起して発生するリスクが高まるのです。

 だからね、今回の「たとえ検査の結果抗体反応が陽性であってもウイルスが分離されない限りウインドレス鶏舎の卵は大丈夫、仮に人間がウイルスを食べても大丈夫」っていってね、大手の経営を最優先に考えてリスクの背負ったウインドレス鶏舎の卵の流通を許可してしまえばどこでどういった経路で豚さんのもとにウイルスがたどりつくか誰もわからないってことなんですよ!

これっておかしいでしょう?

開放鶏舎の卵は同じ条件でウイルスが分離されなくても流通は×ですよ。それに発見即淘汰です。

でも、ウインドレス鶏舎の卵は同じ条件でウイルスが分離出来ない限りはず~っと流通オーケーです。ウイルスが分離されてウイルスが拡散しているかもしれない状況になってから初めて淘汰ですわ。


こんなアホな話があってたまるか!!

 まぁ、滅多なことでは豚さんのところまではたどり着くことは無いとしてもね、時代が進歩していくにつれ、交通機関が発達するにつれてね、動物の病気の広がり方というのはより急速に、より広範囲に感染するようになってきている現実があるんです。

 鶏インフルエンザ自体は昔からある病気です。豚さんが媒介するリスクも昔から知られています。

 ただ、昔は人と物の往来が全然少なかったから地方に拡散するにも非常に時間がかかったものなんですよ。そうこうしているうちに病気の勢いも弱まってしまって沈静化するってのが流れでしたから。

でも、今は違いますよ!

昔と今とでは環境がまったく違うんです。

あっという間に広がります。

 今回の鶏インフルエンザも過去の鶏インフルエンザもいまだに感染経路は見つかっていませんからね、それこそどこにいるかもわからない状態でずっと今もきているんですよ。

 それが今回発生しているのは日本の端っこではなくて一番人口が多くて一番人も物も移動の激しい首都圏ですからね。

 この首都圏を中心にどれだけの人と物が全国を行き来しているか想像しただけでもぞっとしますわ(汗)

だから、ちょっとしたことがどれだけの影響を及ぼすかははかりしれないと私は個人的に思いますよ。

 だから、日記の題名でもう首都圏では安心して卵を食べるのは難しいっていったのです。

 店頭に並んでいる卵のどれが安全証明が出ているのかなんて次元じゃないですよ。

 どれにウイルスが付いていてどこにいくかはわかりませんが卵を通して知らず知らずのうちにウイルスの運搬役に皆さんがなっている可能性が今の日本の中で一番高いってことですから。

 まぁ、まだ鶏インフルエンザが発症していない他の都道府県でも安心は出来ないですけどね。いつどこにウイルスが潜んでいるかわかりませんから。

 とまぁ、ながながと怒りにまかせて思ったことを書いてしまいましたが皆さんはどう判断するのでしょう?

とりあえずは卵に近づくのをやめてみます?

後の判断は皆さんにお任せいたします。

 私は一養鶏場として出来る限りのことはするつもりではいますがこの日本の状況では焼け石に水かな・・・

 ちなみに、今出来ることで思いつくことといえば、毎月のインフルエンザの検査及び流通の前段階で極力ウイルスや細菌をやっつけることかな?

そうすれば最悪でもウイルスの拡散は防げるでしょうから。

 そして、それらの対策がきちんと効果が出ているかをチェックするために菌検査を定期的に行なうってところでしょうか?

となると、モロに家畜保健所と連携を密にしないといけないですね。さっそく明日にでもまた保健所に行って対応策を実行するとしよう。

そんなわけで我が家の結果は出次第また報告します。少しでも参考にして下さい。

おしまいm(--)m

追伸

今回の内容はけっこうぶっちゃけているからそのうち削除するかもしれません。そんときはごめんなさい。





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最終更新日  2005年08月31日 00時06分32秒
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