英語が喋れない翻訳会社の社長のblog

英語が喋れない翻訳会社の社長のblog

PR

2005.07.20
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
僕が起業をした理由はなんだっけ。
とふと思った。

よく取材やインタビューで聞かれるんだけど
ぴんとくるものがなかったかもしれない。

直接的な理由としては

・起業資金を出資してもらったから

になるのかもしれない。

これはよくいうこと。

でも
起業資金を出資してもらったからといっても
自分がやりたくなければ起業をしていない。

そう、
起業をしたかった理由はなんだろう。

ってことなのかな。

大学時代に先輩と
大学生を対象にレポートを書くのを代行したり
卒論を代行したり
つまりは小学生から大学生までの宿題をやってあげる
営利目的の団体をやったことが
大きなきっかけだろう。

先輩は就職をし
「3年後にMBAをとってから
また戻ってくるから
それまでしっかり団体を運営するように」
と。

その言葉が大きく残ったわけではないが
起業をすることになった。
それも一緒にやっていた先輩なしで。

そのきっかけは
さっき書いたように
出資の機会を得たから。

さらに思い出す。

僕は西宮市という大阪と神戸の間の真ん中の市に住んでいた。
いや、今も実家があってそこにたまに帰りますが。

ちょうど
先輩と団体をしていたころに
ホームページを作る必要がでてきた。
僕がいた神戸大学の大学生だけでなく
全国の大学生を対象にやろう。
というものだ。

先輩が多少の知識があって
僕もちょっとだけホームページを作るようになった。

そんなときのことだった。

先輩と一緒にやっている
宿題HELP2(現宿題HELP3) という団体がありながら
自分でも同じようなことをやろうとしている自分がいた。
そのときの名前は今でも覚えているし
でも他で覚えている人はいないとは思うけど
「人的資源委員会」
あまりにもダサいネーミングだったが
当時の僕は大好きだった。
たしか、好きな本の中で人的資源委員会という言葉があって
それをすごく気に入っていたからだと思う。
(その本は銀河英雄伝説といいます。たなかよしきの本です。)

今思えば
このときから
上に人がいることが多少なりも
いやだったのかもしれない、と思える。

でも、
こっそりやっていたことを思い出せるから
まだそんなにがんがんやっていこうというつもりはなかったみたいだ(笑)
なんともよわっちい僕。

そんな夏に
僕の友人が失恋をした。

慰めるためには
何か熱中できるものがないといけない!
なんて勝手なことを思って
その友人と
ホームページを作ることにした。

記憶はさだかではないが
たぶん実家の一番最初のパソコンには
まだデータが残っているとは思うが
たしか今までに書いたみんなのレポートを
集めて販売しよう!
ってなことだったと思う。
名前はなんだったっけな。
度忘れしたけど
すごく楽しい夏休みだったのを覚えている。
毎日毎日そいつと
大学にいったり
そいつの家にいって
ああだこうだとホームページを作ったり
おいそれ企画とはいえない企画を考えたりしていた。
僕が大学時代に唯一大学生らしかった
一瞬かもしれない。

そんなそいつも
後ほどにかなりきれいなホームページを作れるようになり
そういう会社にアルバイトにいったことを紹介しておきます。

そんなことをしながら
僕はアルバイトにいこうと思った。
当時家庭教師をしていたが
僕はどうしても
家庭教師というアルバイトがすきじゃなかった。
別に教えることが嫌いだったわけじゃない。
うーん。
嫌いではないとは思うが
どうしてもつまらなかったのだ。

僕は家庭教師の高い勉強代を
二時間も何もできずに
じっとしてもらってごめんね代
だと思っていた。

そんなことはいいんだけど
もっともっと
パソコンやインターネットのことを知りたいと思った
一年生の後半。
1999年から2000年のことだったのかな。

家のすぐ近くのシステム会社にアルバイトの面接にいった。
それが今でもお世話になっている会社との出会いだった。

今でも覚えている面接の日。
今ではとてもお世話になっているリクルートの雑誌、 「アントレ」 に掲載された記事を
社長に見せてもらったのを覚えている。

「VBは?C言語は?○○は?」

と立て続けにきかれた僕は
なんでも
「まぁ、ある程度はできます。」
みたいに答えたと思う。

もちろん
まったく何もわからないんだけど(笑)

そんなこんなで
なぜか面接にうかって
次の日から
大学にいかなくなる日々がはじまった。

この会社には
とても多くのものを学ばせていただいた。
パソコンの組み立て方から
ホームぺージの作り方。
プログラミングの仕方。
パソコンサポートの仕方。
今の僕の技術的な基本は
すべてここで学んだと思う。

プログラミングのよくできる部活の先輩も
この会社に引き抜いたっけ。
その先輩は途中でやめちゃったけど。

んで
僕は一年半くらいアルバイトを続けることになる。
大学にろくにいかずに
でも英語部の部活だけはしっかりやって
そのころには
後輩に教えることの喜びを覚えながら
何よりも部活動を楽しんでいた。

その次にこのアルバイト。

そして、宿題HELP2。

大学の授業は
歴史ある先輩からの講義ノートと
頼りがいのある先輩のノートと
またも頼りがいのある後輩のノートが
大きな頼りになった。

アルバイトをしていくにつれ
僕はこの会社に大学を卒業したら
就職しようと思っていた。
かなり確実な思いで。

社長も
そう思ってくれていたみたいで
もう内々定だ!
とか思っていたし
信じていた。

日々スーツをきて大学にいく僕のことを
周りの知らない学生は

「誰よりも早く就職活動がはじまり、さっさと終わった」

と言われていた。

そのころ、
関西の学生の中では
ちょっとした動きがあった。

渋谷ではビットバレーと言われ
学生ベンチャーが大盛り上がりの時期だった。

僕ら関西はこのままでいいのか!?
ってことで
うちの取締役をしてくてれていた
とみしゅう(現NA.gene取締役)の提案で
関西中の学生団体に声をかけて
一堂に集めるようなことがあった。

関西学生ネット協議会 のはじまりだった。

僕は先輩とにつれられ
京都のデジハリに会議にいったのを
覚えてます。
アルバイトのときとは違い
先輩にこっそりついていった
そんな感じだ。

結局大きな流れにはならなかったが
僕がそのときに
知り合いになった仲間や
先輩の方々には
このときから
ずっと今でもお世話になりっぱなしです。

そこで知り合った
ある京都の学生団体
「学割@京都」
の代表の応谷(現ネットクラスターズ代表取締役)。

彼が僕の人生を
さらに動かした人。

今では僕だけかもしれないが
親友だと思っている。

彼は京都の立命館大学の大学生で
学年は僕と同じで年はひとつ上。
別に浪人しているわけではなかった。
たしか、外国に留学していたからだったと思う。

彼は京都の飲食店や美容室に対して
クーポンを発行してもらい
ホームページで印刷してもっていけば
割引が受けれる
というサービスを学生向けにやっていた。
お店から掲載料をもらっての運営だった。

性格が正反対にも近いくらい
全然共通点がなかったが
僕は自分にない豪快さが好きだった。

そんな彼の父親は大きい会社の社長。
彼が彼の父親に僕のことを
話した事が
今の僕を作るひとつの大きなきっかけだ。

その父親が僕を一度連れてこい
と彼にいったことから
はじまった。

彼の父親に会って
「300万円出資するから会社を作らないか」
こう言われた瞬間は
今も忘れることができない。
あまりにもショックで
あまりにもびっくりで
あまりにも想像もしていなかったことだったから。

でも、
その話を受け入れた自分には
もっとびっくりした。

大学は?
就職は?
アルバイトは?
内定は?
将来は?
出資って?
僕の未来は300万円で買われたの?
どんな人生になるの?
乗っ取られるの?(笑)
親に言っていないぞ。
いったい会社ってのは僕でもできるのか?

そんなたくさんの疑問を
気にする事もないまま

「わかりました」

と言ってしまった
自分の頭を疑う(笑)

にしても
そんな話を受けた大学3年生になる直前の春。
あまりにも
いろいろなことが急に動いた。

内々定をもらっていた会社には
辞めます、と言ったら即日契約修了。
次の日から途方にくれた。

いったい
僕は何をすればいいのだろう。

会社ってどうやれば作れるのだろうか。

うーん。

そんな感じだ。

関西学生ネット協議会のときに
お知り合いになれた片岡さんという京都の異業種交流会をされている方に相談をしたら
ほとんど全部の手続きを
やってくれた。
あのときは
ほんとに助かりました。
ろくなお礼もまだできておりませんが
いつかお返しいたします。
(そういえばお金払ってません・・・好意に甘えてしまいました)

そして、
2001年7月3日。(なぜか辞めた会社の社長の誕生日)
ニードフォーチェンジ は生まれた。

システム会社として。(え?翻訳じゃないの?って人は今後の機会に)

そして、
起業をした僕のことをまったく知らない周りの学生は

「誰よりも早く就職活動がはじまり、誰よりも最後まで就職活動をしていた。」

と言っていた。

いつのまにか
そして卒業までスーツを
着続けて大学へいき部活をし授業を受けていたからだ。

起業をした理由というよりは
起業に至るまでの過程になってしまった。

よくわかんないけど
こういった経緯で僕は起業した。

ちょっと
備忘録的にダッシュで振り返ったから
雑だけど
今日のところは
許してください。

にしても
懐かしいなぁ。
もう4年経ったんだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.07.20 06:42:02
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: