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July 14, 2016

ノコとツチノコ☆お宝編・２６４

テーマ：詩＆物語の或る風景(1049)

カテゴリ：ノコとツチノコ

「そういえば、ドンさんに送った原稿どうなってるのかしら」
ノコは、ツチオを連れて逃げ回りながらも原稿を書いていたことを思い出した
当時はケータイ小説というのが流行っていたので、ガラケーで原稿用紙3枚分を打ってみた。手が疲れただけだった。
とはいえパソコンがなかったので、締め切りに間に合い、取りあえずは助かったが、2度とガラケーで原稿など書くものじゃないと思った。
この世界でわたわたしているうちにスマホの時代となり、ノコおよびモルトや、敵のカールもいつのまにかスマホを持つようになっていた。
ダ・ビツチの無駄な発明能力によって、時空の谷間からこの世界に戻るときに、ノコやツチオの身体とともにガラケーまでがデータ化され、スマホに変換されてしまった。
異世界から異世界に落ちてしまうという、ありえない体験をしてしまった。いつだって事実は小説より奇なりなのだ。
ところで、あれだけケータイ小説がもてはやされたのに、スマホ小説というのはさほどブレイクしていないらしい。
もしかしたらスマホで長文を書くほうが面倒臭いのかもしれない…。とも思ったが、小説そのものが流行らない時代に来ているという現実があるのだろう。
ノコはエッセイストだが小説も書く。しかし紙のメディアでの発表の場はどんどん失われていくばかりで、わずかにエッセイの需要が残っているだけとなっていたから、エッセイばかり書いて、またそれが、それなりに受けていた。
それでも、ノコは紙のメディアには少しもこだわっていなかった。もともと仮想空間で働くことを想定して、高校生の頃からパソコンを覚えてきているのだから、仕事できる場があるなら、どこででもやる機動力は持っている。
「スクリブル出版もどうやら、出版業を畳んでしまったみたいだから原稿料をもらえるかどうかは、わからないわねぇ」
ノコは苦笑した。タウン誌の原稿料じたいは数千円というところなのだが、いまはツチノコの里の通貨ツチしか持って

いないので、日本円があるなら少しでも回収したい。
「こんなにお金に困るんだったら、やっぱり宿代も踏み倒してくれば良かった！」

〈つづく〉

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前の更新から、ひと月近く経ってしまいましたね〜(^^;;

この間に、舛添さんは辞めるわ、参院選があるわ、天皇陛下は生前退位の意向をお示しになるなど、激動のひと月となりました。

ああ〜平成終わるのかぁ〜
陛下ももうご高齢なので、生前退位を決意されるのも自然なことなんでしょうね。

私も、思えば昭和より平成のほうが、生きている時間が長くなりました。
平成という元号の通り、平成の時代は、災害はたくさんあったけど、どんなに世界が不穏でも日本国内は平和だったと思います。

平成が終わると、世の中乱れるような気がしてしまいます(ｰｰ;)

世の中がどう変わっても、どうにかこうにか対応していくほかないですが…。

なんか、これといって華やかなことはなにもなかったけど、
平成を満喫したんだなぁと感じています。

『平成』っていう元号を、故小渕さんがマスコミの前で発表したときは、なんかポワーンとしてて刺激的なことがなにもなさそうな感じを受けたんですけどね（若かったので…）。
だけど平成になって以来、諸外国で不穏なことが次々起こって、普通に、平和に暮らすこと、それだけのことがすごく難しいことだったんだな、と考えることが多くなりました。

残り少ない平成を満喫しよ〜〜
平和が一番。

そんなわけで日々淡々と暮らしています。

部屋から、私の菜園作業を見守るミッケ。