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昨日、もうすっかり成人してしまったムスメと、なんとなく(なんでだか忘れてしまった・・・)昔ムスメがピアノを習っていたときに弾いた曲を二人で思い出していました。それがもう、記憶ってこんなに曖昧なんだ、と思い知らされるほど、何をどの順番で弾いたのか思い出せないのです。私だけじゃなくてムスメもうろ覚え。で、そうそう、このブログに発表会やらコンクールやらのときのことを書いたなぁ、と思って記事を探してみたのですが、大きな欠陥に気がつきました。曲名が書いてない・・・低学年の時にコンクールで弾いた超初級お子さま向け作品は軒並み書いてなかったのです。なので、ムスメと夜中まであーだこーだとおしゃべりした結果、すべて思い出すことができました。10年以上、長く習い続けたわりに上達がとてもゆっくりで上級者にはなれませんでした。今、学生の半分はピアノ経験者(?)という大学にいるので、「自分がピアノ習ってたとか口が裂けても絶対に言えない」といっていてちょっと寂しいのですが、それでも最近「またピアノ弾きたいなぁ、電子ピアノほしいなぁ」と言い始めたり、音楽の趣味が私と似ていたりするので、長い間だらだらと続けていた甲斐はあったなぁとしみじみ思いました。それにしてもまぁ、それぞれの曲を弾いていた頃は超必死だったのに、今となっては二人ともタイトルをうろ覚え。真夜中に二人でげらげら大笑いしてしまいました。そして、コンクールや発表会の思い出話に夜中過ぎまで花が咲きました。ピアノの先生がとてもおやさしい方だったこともあって、本当に楽しくて幸せな思い出となりました。ときどき、子どものピアノのレッスンを続けるかどうかについて「ピアニストになるわけでもないのに意味ないから辞めたら」なとど言われた・・・という悲しいお話を目にしたりするのですが、うちのムスメのようにのんびりたらたらでも、その後の人生がちょっぴり楽しく豊かになります。私のように年を取ったら取ったでボケ防止にもなるし(でも、バイオリンとか管楽器とか持ち運びできてみんなで演奏できる楽器だったらもっとよかったかも?とは思います)。今どきのお子さん方は習い事たくさんで超大忙しとは思うのですが、楽器(特にピアノやバイオリン)は小さいうちから始めた方が絶対に習得がラクだし、一流になんかなれなくても、好きで楽しく習い続ければ大人になってからもこんな風に幸福感も得られて、なかなかいい感じです。
July 20, 2023
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ムスメの進学先が決まりました。初志貫徹、ロケット屋を目指します。「舞い上が」るどころか、ぶっ飛んでいくようです。・・・というか、ムスメ、消防士になりたいってずっと言ってて、いつの間に宇宙に関心を持ち始めたのかぜんぜん知らなかったのですが。大学受験の準備をし始める頃に「ロケット・・・」と言い始めて、幾多の挫折を乗り越えての初志貫徹。我が子ながらあっぱれです。・・・ただいま、卒論に苦戦中・・・
November 26, 2022
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なんとなく昔の日記を読み返していたら、こんな記事がありました。泣き出したムスメ・・・(January 17, 2007)もう15年も前になるんですね。小2の頃です。頑張り屋で何でも全力でトライしてしまうのだけど、体力、能力ともそれに追いつけるほど十分ではなく、ときどきつらくて泣き出していました。でもものすごく負けず嫌いで、ムリを押し通してしまうので、私もハラハラしながら見ているだけなのですが。という日記を読んでいて、つい最近の出来事を思い出しました。現在、大学3年生のムスメ。春休みで自宅に帰ってきていたのですが、大学生の春休みなのに3月初旬締め切りのレポートが出ているというなかなか気合いの入った学科で。こちらに来てからもその締め切りのためにしばらくレポートにかかりきりだったのですが、当初は少し余裕だったのに、締め切り日が近づくにつれてどうも計算結果が合わない、ということが発覚したらしく、どこをどうやっても結果がおかしくなる、という事態に。締め切りはその日の夜中、23時59分まで(オンライン提出のなせる技)。とにかくその日ずっと頑張り続けたのですが、夕方になっても全く光が見えてこず・・・18時、19時・・・と刻々と時間が過ぎていっても全く解決しなかったようなのです。そしたら、やたらティッシュを使い始めて、くすんくすんと音が聞えてきて・・・あ、泣いてる💦間違っていても何か提出できるものができあがっていればいいのですが、計算結果がうまく出ず、提出できるものがない状態のようで。昔のように何か手伝えることがあればいくらでも手伝うのですが、いやごめん、お母さんは何の力にもなれないわ、そんな高度な計算問題・・・大丈夫、ムスメは泣いてからが強いから・・・と見守っていたのですが、タイムリミットが刻々と迫り、ムスメも泣きながら必死で取り組むもうまくいかず。もはや私ができることは、ティッシュの箱を渡してあげることだけ。そうこうしているうちにオットが帰宅するという連絡が入り、泣き顔を見られるのが恥ずかしかったのか、ムスメは自室に入ってドアを閉めました。そして、オットが帰ってきても自室から出てこず、「夕飯できたよ~」と声をかけても自室から出てこず・・・。もう21時近くなった頃だったか、ムスメ、さすがにお腹がすいたのか部屋から出てきました。でもまだ状況は改善されていなかったようで暗い顔をしていたので、ここは一つと思いきって、「お父さんに見てもらってみなさいって、お母さんより話がわかるから!」と声をかけてみました。そしたら、普段なら父親に介入されることを嫌がるムスメだったのですが、もはやわらをもつかむ状況だったようで、「え?お父さんにわかるの??」というような半信半疑な顔をしながらも素直にPCをもってきて、二人でごにょごにょと話し始めました・・・。いや実際私も、オットで役に立つのか?!と半信半疑ではあったのですが、第三者の目を通せばなにか気がつくこともあるかもしれない、と思ったわけです。そしたら、オット、しばらくPCの画面を凝視して・・・「これ、合ってるよ、何が問題なの?」と。さらに二人でごにょごにょと話をし始め・・・あっさり問題は解決したのでした。ははは・・・お父さん、面目躍如。力をみくびっていて、ごめんなさい。それにしても。ムスメの周囲の「ご学友」の皆さまはとても優秀な人たちばかりのようで、ムスメ、かなり気合いを入れて勉強しているようなのですが、求められるレベルに追いつくのだけでも大変なようで。まだ泣くのか!?アパートで一人の時も泣いているのか!?と、とても心配になりました・・・と同時に。考えてみれば、ムスメはオットの専門分野にあこがれて現在の進路の選択をしたので、ほぼ同業者。オットが相談相手になれるのは当然といえば当然で。日頃からうすぼんやりした父娘なのであんまり意識がなかったのですが、これからはお互い「相談相手」になるのだなぁと、なんとなく頼もしく思いました。・・・と同時に。二人ともスペシャリストなのだと感慨にふけっていたら・・・私だけ仲間はずれなことに気づきました(T T)でもきっと、泣き顔を安心して見せられるのは私の前だけなのでしょう・・・小さいときと同様、暖かく「見守る」のが私の役割なのだと、自分を励ましたできごとでした(^^;)
March 14, 2022
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大学はしばらくオンライン講義が続くようなのですが、部活がぼちぼち再開になってきたようで、我が家のムスメも大学生活に戻ることになりました。ほんのちょっと帰ってくるつもりが半年ほど。長い滞在となりました。でも、私にとっては、あっという間の夢のような時間でした。ムスメとこんなにゆっくりと一緒に時間を過ごすのは、ムスメが小学生の時以来だったので。毎日毎日、オンライン講義の受講、レポート作成、サークル活動のZOOMミーティング、ZOOM筋トレ・・・。私が外に連れ出す以外、ほぼ全く家から出なかったムスメでしたが、わりと多忙を極めていました。本当は見ることがないはずのムスメの大学生活を垣間見ることができて、よくがんばっていることがとてもよくわかりました。慣れないオンライン受講、山ほどの難しいレポートに心折れそうになるストレスフルな日々、学部学科を決定する大切な時期に勉強に集中できるよう、私もちょっとだけ手助けしてあげられて本当によかった。合間に、一緒にお菓子や食事を作ったり、早朝ウォーキングに挑戦したり、バドミントンをしに行ったり、近場の飲食店や観光地をいろいろ回ったり。まだまだあれもこれも一緒にやりたかったことが山盛りなのですが、またいつか・・・。で。私なのですが。パートを辞める直前にムスメがやってきて、辞めてからずーーーっとムスメと一緒に過ごしてきたので。私は明日から、初めての昼間ひとり生活になります・・・。在宅翻訳の仕事はこれから追々増えていく予定なのですが今はほぼ手持ちがなく。放送大学は今は夏休みで、10月から再開。・・・やることが全くない・・・めちゃめちゃ ヒマこんな日々が来ようとは。あまりの暑さにやる気がぜんぜん起きなかった読書、再開しようかな・・・。
September 13, 2020
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高校2年生の時に思い立ってから、苦節4年とちょっと。ムスメが努力の末、夢を叶えました。大学2年生前期までの成績で3年生からの専攻が決まるのですが、希望どおりの学科に進めることになりました。このために、ムスメは、大学入試に失敗しても、もう1年頑張って再挑戦しました。我がムスメながら本当にすごいことだと尊敬します。実力も努力も足りなかった私には到底かなえられなかった夢のような進路。新型コロナの影響で、まだ当面オンライン授業が続きますが、楽しんでほしいと思っています。親バカのつぶやきでした・・・
September 3, 2020
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このご時世、ムスメの大学も「オンライン講義」となりました。そんなムスメ、まだ新型コロナの流行初期で移動がさほど制限されていなかった春先にちょっとした用事でこちらに帰ってきていたのですが、そのまま東京に戻れなくなり、大学の講義もリモート、部活も休止となって、そのままずっとこちらに滞在しています。そんなムスメの大学での勉強ぶりを、期せずして自宅で見ることになったわけですが。いやもう、我が子ながらすさまじい勉強ぶりでした。オンライン講義になって、全国的にどこの大学もレポート課題が増えて、どこの大学生も大量のレポートに悩まされたそうなのですが、ご多分に漏れず、うちのムスメも死にかけの状態で、講義を受けレポートを作成して提出する、の繰り返しでした。何日も外出できない日々が続くくらい、大忙しの毎日。ただ、見ていて感心したのですが、起きてから寝るまでぼんやりしている時間がないのです。食事や入浴といった生活に基本的な作業が終わると、すぐにささっとPCを開き、ノートを開き、課題に取り組む。それが寝る直前まで。あんまり根を詰めすぎているので、心配になった私が、外ランチやお茶に誘ったり、買い物についていってもらったり、家事を手伝ってもらったりしましたが。おやつを準備して、夕方、お茶の時間を取るようにも心がけて。オンライン講義を見せてもらったのですが、教養学部だから教養レベルの講義のはずなのに、え?そんなにハイレベル?!な講義内容。驚きました。生命科学とか文系科目なら「難しいねぇ」くらいのことは私にもわかったのですが、数学とか物理とか、もう私には見当も付かないはるか別世界の話で(一応、私も理系でしたが・・・)。そんなのを週に十数コマ取って、すべての講義にレポート課題、最後はオンライン試験となったら、それはそれはもう想像を絶する勉強量。大学2年生ってそんなに勉強しなければならない学年でしたっけ・・・?ムスメの大学には、大学2年生の前期までの成績で所属学部学科が決まる、という制度があるため、希望の学科の希望者レベルが高い場合には良い成績を取らなければならず、仕方がないことなのですが、それにしても、大学2年生がずっと家にこもって勉強ばかり、というのは、なんとも気の毒な状況でした。ただ、我が子ながら、日常生活の中でさっと切り替えて、やるべきことに短時間で集中する力には、すごすぎると感心させられました。特に、私は仕事を辞めてぐーたらしてばっかりだったので、なんだかもう、情けなさを通り越して申し訳ない・・・というか。それにしても、勉強するにしろ部活するにしろバイトするにしろ遊ぶにしろ、大学生がキャンパスライフを過ごせないというのは、仕方がないとはいえ、本当に気の毒な話だと思います。さらに理系の場合は特に、この時期に身につけるべき実験や計算機などの実習スキルが習得できないのは、なかなかの痛手だと思います。経済的な損失については議論されていますが、人を育てるという意味では、大学生の「経験」の損失というのは、実は問題が大きい気がします。ただまぁ、こうなってしまったのは仕方がないので、我が家では、失われた経験に代わる別の経験をできるだけ補助してあげようと思っています。まぁ、私もたまたまこのタイミングで家でゴロゴロしているだけなので(ー"ー)そんなムスメ、さすがに後期からは東京に戻ることになりそうです。
August 14, 2020
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大学生になったムスメが「私はコミュ障だから困る」とかなんとか言い出して、え?そう??とびっくりしたのですが。もともとおしゃべりな方ではないし、どちらかというと、いいたいことを引っ込めてしまう人なので、他人から「わかりにくい人」と思われたり、存在感がなくなってしまったり。まぁ、一般社会に出たらどちらかというと「得をする人」ではないとは思います。損をすることの方が多いかも。外国に行ったら人間扱いされないな・・・。特に、サークル活動で年上や社会に出た人と話すときに、全く話をつなげられないのがツラい・・・と。ムスメ、「だって、何を話してわからないんだもん」というので、私は、「何でもいいから聞きたいこと聞いたらいいんだよ」というのですが、「聞きたいことないし、質問は自分で考えているうちに解決しちゃうから、あえて聞く必要性を感じないんだもん」と。あー、なんとなくわかる気がする、と思いました。こんなことを聞いていいんだろうか?とか、こんなこと聞いたらバカだと思われないだろうか?とか、後で調べればいいから今ここでこの人のお手を煩わせなくても・・・とか。そんなときに、こんな素敵なブログ記事を発見しました。森キートスさんの「いつか博士になる人へ」https://www.ki1tos.com/「博士になる」とかいうと敷居が高そうなブログに感じますが、中身はどんな人にも普遍的に通じるようなことが書いてあって、若いのにこの考察力・文章力はすごいなぁ、と、いつも感心しながら拝読しています。その中の、一番最近の記事がこれ。質問しないことは悪いことなのかまさにムスメのような考え方を変えるに至ったエピソードがやわらかな文章で表現されています。興味のある方には中身を全部読んでいただきたいのですが、ちょっとだけ中身を要約しますと・・・。むかし私も、みんなの前で積極的に質問する学生ではなかった。質問するのはめんどくさい、そう思ってた。みんなの前で質問するのがはずかしいとか、へんなこと聞いてバカだと思われたくないとか、質問するタイミングを見計らうのがだるいとか、そういうの全部ひっくるめて、めんどくさい。なにか気になることがあったとしても、たぶん調べればわかるし、最悪あとで聞けばいい。まわりの皆だってそんなに質問なんかしてない。だから、わざわざめんどくさいことする必要はない。そう思って、私はほとんど質問をしなかった。しかしある日、先生にこんなことを言われたそうです。「質問することで、ものを問う力が鍛えられる。・・・(略)」と。そこで、ご自身も少しずつ質問をするようになってこんなことがわかったそう。質問の一番の目的はコミュニケーションなんだ、と。質問をするとき、私は相手の考えを真剣に想像する。質問された人とまわりの人たちは、私が何を考えているのかわかる。そうやってお互いの存在を確認する。そこに、同じ時間に顔を見ながら話す意味がある。私の体験なのですが、前の職場で新人さんに教える機会が何度かありました。そのときに「質問する人ほど覚えが早い」ということに気づきました。最初は「え?!そんなこと!??」ってびっくりするのですが、新人さんだからそれは当たり前なことで、次第に質問の内容の焦点が絞られていって、いつの間にかちゃんと覚えているという。質問してくれると、こちらも話しがいが出てきて、質問の内容以上のことを話したりしていました。つまり、質問は、話者が話している内容について「ちゃんと聞いていました」と表明することであり、「あなたの話していることに興味があります」、と意思表示をすることなのだな、と、あらためて気づきました。実は、私自身、学生時代に似たような経験をしました。先方はあまり乗り気ではないような研究室へ見学に行ったときのこと。先生は「君たちにはよくわからないよねぇ・・・」という感じで通り一遍の説明をしてくれたのですが、ちょうど私がちょっとかじったことがある分野だったので、ぽろっと非常に基礎的な単純な質問をしたのですが。どうもそれが、その先生の研究のツボだったらしく。その瞬間から先生の目の輝きが一気に変化して、非常に熱心に説明をし始めてくれたのです。その後、「ぜひうちの研究室へ」というお話もあったようなのですが、ご縁がなくて私はその研究室へは進みませんでしたが(もったいないことをしたと今でも後悔・・・)。でも、たった一言の、しかも「こんな基礎的なこと聞いていいのかな?」と思うような質問をぽろっと口から出しただけで、世の中が180度変わった、という経験は、私の口下手消極的人生を少し変えてくれました。今でも、どちらかというと積極的に質問するような性格ではないのですが、衝動に負けてどうしようもない質問をしてしまうことがよくあります。でも、キートスさんのブログ記事を読んで、それもまた意味のあること、と力づけてもらったような気持ちになりました。どんなくだらない質問も、「あなたの話に興味がある」と示す最大のチャンス。そして、相手が話し始めてくれたら、こちらは聞き役に徹すればいいから、口下手でも話が進む。これはなかなか良い手ではないかい?とムスメに提案してみたのですが。果たして理解してくれたかなあ・・・?
June 15, 2020
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先週、ムスメの入学式に行ってきました。そして、大変名誉な現場に居合わせることができました。平成31年度東京大学学部入学式 祝辞ジェンダー研究のパイオニア、東京大学名誉教授 上野千鶴子先生が、東大総長の隣に座られたのを見た時、胸騒ぎしかしませんでしたが、予想通り。というか、予想以上。単刀直入に「医大・医学部不正入試問題」に触れられ、社会には厳然とした性差別がある、それは東大も例外ではない、ということを今問題になっている「統計」にエピソードを交えて、静かに滔々と語られました。そのとき、私は、目の前にあった薄いガラスの壁がパリンと割れた気がしました。「裸の王様」の物語のごとく、王様が裸である、つまり「社会に性差別がある」ということは、これまで誰も、社会にきちんとした形で明言しませんでした。そのような事象が起きるたびに、被害を受けたことがない人、自覚のない加害側の人たちから、「そんなの被害妄想じゃないの?」と暗に否定され冷笑され、被害を受けてきた人たちの実感と社会の温度とは大きくかけ離れていました。その話題に触れると「これだから過激なフェミニストかぶれは」と非難され、揶揄され、攻撃の的になるので、誰もきちんと向き合おうとはしてきませんでした(実際、上野先生の祝辞に対して、高齢の某TV番組のコメンテーターが、「"この人"の言うことは・・・」と個人に対する人格攻撃のような発言をされていました)。でも、東京大学の総長が、あえて上野千鶴子先生に入学式のスピーチを依頼した。その意味するところは、社会には、そして東大の中にさえ性差別がある、そしてそれは解決されなければならない問題である、ということを、東大が正式に世間に向かって明言した、ということです。生意気な女性の被害妄想ではない、れっきとした事実である、ということを、社会に先駆けて東京大学が宣言したのです。東大総長 五神 真先生と上野先生の狙いは大当たりしました。マスコミがこれを報道し、賛否両論の論争が巻き起こりました。それが東大の「狙い」だったのだと思います。答えはすぐにはみつからない、でも、まずは東大生が、そして社会全体がこの現実に向き合って考えてほしい、と訴えること狙いだったのだと思います。これは、今後の日本を変えていくかもしれない大きな事件になるだろう、なってほしいと思いました。ただ、女性学の先駆けである上野先生がジェンダーの話をしたから、論争の矛先がジェンダー論に向いてしまった感がありますが、全文を読むと、性別を問わず年齢を問わず、広く社会全体に、もっともっと大きく深い問いかけが成されていることが分かります。今、世界中で「やったもん勝ち」「弱肉強食」「自分さえよければいい」という価値観がまん延している中で、「人として本当にそれでいいのですか?」という大きな問いかけが成されています。あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。(平成31年度東京大学学部入学式 祝辞より抜粋)今たまたま幸運が重なって人より少し多くの物をもっている人が、今たまたま不運に見舞われて持っている物が少ない人に、分け与えられる世の中をつくっていきませんか?あなただって、今は恵まれているけれど、逆転することもあるのですよ、その時に誰もが生きやすい社会をつくりませんか?という、大きな視野の問い。問題が山積する大海に漕ぎだしていくであろう新入生に、今後の大学生という期間を使ってその答え探しの旅の準備をしてほしいという、大きなメッセージだったと思います。この祝辞に対する意見を述べるとき、その人の真の見識や価値観、想像力、他者への思慮の深浅が露呈します。すべてのTV情報番組を見たわけではないのですが、ほんの一部ではあるのですが、分かった風なことを言っているコメンテーターの真の姿があらわになるのがわかりました。大きな試金石を、上野先生は世の中に投じられたのだと思います。「平成にはそんな問題があったんだね」と語られるような令和の時代になってほしいと思った、平成最後の入学式でした。
April 16, 2019
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大学の合格発表後は必ず帰ってくるように、と、去年の春から約束していました。それは。日本脳炎ワクチンの最後の接種を受けるため。(ムスメが小さいときに、この接種を受けようとしたら何かのトラブルで接種が一時中止となり、そのまま、忘れに忘れてずれ込んだという・・・)20才の2日前までならタダ。というわけで、先週1週間、ムスメはこちらに帰ってきていました。滞在期間中、予防接種はもちろんのこと、歯科検診に行き、学校へご挨拶に行き、自分の部屋を全部片づける、という壮大な目標があったにもかかわらず、1年間音信不通だった友人たちと会って、小学生の時に通った塾の先生に会いに行ったら、1週間が過ぎていた・・・。学校へのご挨拶に行かなかったし部屋も片付いていない肝心の目標が50%も達成されなかったのでした。なんかもう、どうなん?っていう感じであきれてしまいましたが。学校の先生へのご挨拶は、来年の成人式の集まりで、となるのでしょう・・・。久々に会った同級生は、半分、大学生になっていて、「おしゃれになってた~・・・」だそうです。いや、みんな中高生のときからおしゃれだったと思うよ。中身は変わっていなかったみたいだし。おしゃれをかたくなに拒否していたムスメも、「あれ?なんか私も気にしなくちゃいけないのん?」と気づいたらしく、なんかしなければならないけれど、とっかかりがなくて焦ってる状態のよう。「お母さんがいないと洋服が買えない」っていうの、どうにかしないと。今ではユニクロor生協通販なファッションの私でも、大学生のころは少しは気にしてましたからね・・・。私が高校生の頃は、普段着なんて、母と買いに行ったことなかったし。成人式の集まりも、着物はマスト、そのあとの二次会はみんなドレス(多分、フォーマルなワンピースのこと)、とのうわさを聞いて、にわかに焦っているようです・・・おしゃれに興味はないけれど、浮きたくはないという女心。「大学でもパーティーとかで着るらしいよ」と言っていたけど、大丈夫、あなたの行くところではドレス必要ないから(話の主は、私大文系と医学部の女の子。工学部には関係のない世界・・・)部屋の片づけは、もうちょっとまともにやってくれるかと思いきや、大学受験関係の、もう絶対にいらないとわかるものだけは片付けたものの、保育園以降の思い出の品、すべてが置いたままになっていました・・・。あれ?もうちょっと片付けてくれると思ってたのに。それでも、ムスメと美術館に行ったり温泉に行ったり、洋服を買いに行ったり、母娘でも充実した時間を過ごしました。そして、ああ、またいなくなっちゃうんだな、ムスメがいなくなったら私また寂しくて毎日泣いてるのかな、去年の春みたいに・・・としみじみと思っていたのですが。空港でムスメを見送ったら・・・あれ?なんか、生活、ラクだなー。そう、去年の春から、寂しさで泣きながらも、「一人いないラクな生活」にすっかり慣れてしまっていた自分に気づいたのでした。さらに、去年の春ムスメを見送った時は母娘ともども失意のどん底で、ムスメから離れるのがつらかったのですが、今回は、晴れて念願かなった明るい未来への旅立ち。なんかこう、「いってらっしゃい!」な晴れ晴れとした気分になっている自分がいました。旅立ちといっても、あいかわらず、私の実家暮らし。母の仲間にもかわいがってもらっているようで。不安要素はほとんどありません。あるといえば、田舎育ちでもの知らずだから、変なのにだまされないでね・・・ってことくらい。ムスメは晴れて、家から旅立ちました。私も、今年こそ真剣に、自分の人生を歩まなければ。・・・といっても、入学式を含めて、ほぼ毎月、会う予定ですが(^^;;;)もっとさらっと書こうと思ったのですが、備忘録としてちょっと詳しく残しておこうと思い、ブログにアップさせていただきました。バカな母親が浮かれてる、と、お許しください。
March 25, 2019
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去年の入試は、私から見たら無謀なものでした。塾なし、自力で、第一志望の国立大学一校のみ、しかも模試もセンターもD判定。私は、滑り止めは予備校でもう一年、と覚悟していましたが、ムスメにとって、”もう一年“は想定外の相当なショックだったようです。今年の合格発表の日。ネット上での発表の時間になっても、ムスメはHPを見ようとしませんでした。そっと一人にしておいたら、しばらくして意を決したように、スマホを見始めました。そして、去年と同じ、今にも泣きだしそうな顔をしました。しばらくの間・・・。思わず、去年のことがフラッシュバックして、思わず「どうだったの?!」と駆け寄りました。そしたら、ムスメは大粒の涙をぽろぽろとこぼし始めて、こう言いました。「受かってた・・・」その涙は、一年間かけた再チャレンジの重みだったのだと、思い知らされました。その瞬間、私も一緒に大泣きし始めていました。**************受験シーズンが始まるちょっと前に、模試の成績が好調だったムスメにこんなことを聞いてみました。「同じS台でも、うちの近くの校舎に入学したら、奨学金がもらえたのに~」でも、ムスメはこう言いました。「校舎が違うと先生が違うし、先生が違うと授業が全然違うよ」と。でも、巷にはVOA(ビデオ・オン・デマンド)というものがあって、全国で有名講師の授業のビデオを見ることができます。「ビデオ見たら、同じじゃない?」と聞いてみたら、こう返って来ました。「そうじゃなくてね、授業の間に入る、”雑談”に価値があるんだよ」と。ムスメはS台の志望大学専門校に通っていました。S台の中でもトップクラスの先生方が授業をしてくださるクラスでした。授業自体が、高校の勉強と大学の学問の橋渡しをしてくれるような内容だということを、私も知っていたので、ムスメには、再チャレンジするならその校舎に、と思ってはいました。ただ、「雑談に意味がある」というのは目から鱗でした。大学に入った後の心の準備までしてくれていたようで、大学ではどのようなことを学ぶべきかといったことから、カルト宗教集団のこと、政治や経済のことについてまで、先生の私見も交えながらお話してくださったそうで、その大学に入学したい、という強いモチベーションを維持してくれたようです。一緒のクラスの生徒たちにも刺激を受けたようです。朝8時半から夜9時の自習室の終了時間まで、「みんながやっているから自分も」という雰囲気だったそうです。一日12時間、ほぼ毎日、勉強していたようです。前期後期の成績優秀賞を取り(どうにも自慢にならない予備校の優秀賞…)、ほぼすべての模試でA判定。そのモチベーションを維持してくれたのは、優秀賞を取ってもくれたのはボールペンと置時計のみ、奨学金や学費減免制度は一切なしの(そして、学費自体も高い…)予備校でした。ムスメは、地方在住でも、私の実家があったから学費だけで通えましたが、地方からこの予備校に入るとなると、普通は寮費がプラスされます。経費は倍増、一財産飛んでいきます。地方には、成績優秀者には学費寮費全額免除、といった全寮制の予備校もあります。同じ系列の予備校でも地方校では学費減免制度があったりします。親の経済的な事情を優先させると、そちらの方が好都合。でも、経済的に支えることができるなら、そして本人に本当にやる気があるなら、大学入学後、そしてその後の人生のことを考えると、志望大学に見合った予備校、校舎を選ぶのがベストの選択だと、あらためて思いました。少なくともムスメには、この予備校での一年間が必要だったのだと思います。「すごく充実してたし楽しかった」「でも、もう二度としたくない」そうです。
March 15, 2019
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ムスメは、無事、ムスコの後輩になることが出来ました。 今は、ムスメの新生活に向けてドタバタしています。 止まっていた私の心の時計も、ようやく動き始めました。 取り急ぎ、ご報告まで。
March 12, 2019
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また、変化のときがやってきました。再び、スイングバイのときがやってきました。明日からの2日間のスイングバイが成功して、春に向かって大きく加速することができるかどうか。先ほど、「その時」に向けて、交信が切られました。「一年間支えてくれてありがとうございました。絶対に成功を勝ち取ってきます。」というメッセージを残して。がんばれ。成功を祈るのみ。
February 24, 2019
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昨日、国立大学の推薦入試の合格発表が行われ、知り合いからもおめでたいニュースが届く中、今年も推薦入試は全く関係のないムスメ。本日、足は切られていないことが明らかになりました。去年は竹やり一本で突進していきましたが、今年は重装備の臨戦態勢。少しずつ、じっくり本番に向かっております。
February 13, 2019
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D-Shock!から一年・・・。ムスメは、この一年間で信じられないほど成長しました。もう二度とあんな思いをしたくない、という一念で、判定をDからAへ上げました。ギリギリですが。正直、ホッとしました。合格発表か!?っていうくらい、この模試の結果を見るのに緊張しました。これから本番に向けて状況はどんどん厳しくなっていきます。今の判定に安心などしていられません。でも、一筋の希望の光が見えた気がします。挑戦権補助券一枚、くらいの。ただ、オットが「これでもう、本人も前に進む気満々なんだろうね」と、ちょっと残念そうで。多分、少し志望を下げて安全圏を確実に狙ってほしい、と、ちょっと思ってたんだと思います。実は私もちょっと。もう一年待つことはできません。体調に気を付けて、これからやってくる大波荒波を無事に潜り抜けてくれることを祈るだけです。
September 12, 2018
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ムスメに会ってきました。久しぶりに会ったムスメは、見た目は全然変わってませんでした。実家の母が、「がんばりすぎだよ。今からがんばりすぎたらあとで倒れちゃうよ」って心配するくらい、朝早く家を出て、結構夜遅くまでがんばっているようです。私と二人きりになった時、ムスメは心境を打ち明けてくれました。「3月のことがね、トラウマなんだ…」もう二度とあんな思いはしたくない、という気持ちがモチベーションでがんばっているのだと。「浪人してね、良かったと思ってる。万一、あのまま合格して大学に入ってても、きっといろいろ足りなくてダメになってたと思う。予備校で、自分に足りなかったものに気づけて、本当に良かった」と。田舎の小さな学校という世界しか知らなかったムスメは、いろいろな人たちが集う大きな街で、いろんな人がいて、いろんな考え方があって、世界は広いんだ、ということを学びつつあるようです。驚くようなスピードで本も読んでいます。それも、哲学書から村上春樹、SFまで。これまで、ハリーポッターにしか興味がなかった子が。私も一緒に話ができるように、ムスメが「面白いよ」と教えてくれた本を読むようにしています(本の紹介はまたいつか・・・)そんな「田舎の小さな学校」で6年間を過ごしたムスメですが、4月、5月に受けた模試で、驚くような成績を取りました。もちろん、この時期に受ける模試の偏差値も判定も、大学受験に関してはほとんど何の意味を持っていないのですが、でも、予備校で一緒の、名だたる有名高校の卒業生たちと肩を並べられるほどの成績を取れたということは、ムスメに自信を与えたようです。志望大学に落ちこそすれ、学校で過ごした6年間の貯金だけで、再出発のスタートラインにはつけたのだ、ということに。いっときは自分の母校をうらんだムスメと私ですが塾なしでも、学校だけでそれだけの力を付けてもらえていたのだ、ということに気づきました。でも、現時点での模試の成績なんて何のあてにもならないし、模試の成績に一喜一憂しないよう、「過去の自分を超える」を目標に、焦らず一つ一つ積み重ねていこうね、と、話しました。見た目は変わっていなかったけど、相変わらず、甘えん坊だったけど、中身は少し、変化しているようでした(^^)
June 27, 2018
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ムスメが家を出てから3か月。ムスメがいなくなった生活も、それはそれで”あり”かなと思えるようになりました。新しいことをたくさん始めて、毎日、へとへとになるほど頑張って。寂しいと感じる時間が、少しずつ減ってきました。でも、まだ”だめ”な瞬間があります。ムスメと一緒にやっていたことを、一人でするとき、です。過去を冷静に振り返ることはできるのですが過去と今がつながると、心がついていかないようです。今年の1月から3月まで放送していた『宇宙よりも遠い場所(よりもい)』。ムスメが受験のストレスと必死に戦っていた時期の、心のオアシスのようなアニメでした。「男の世界」と考えられてきた領域に、女性がリーダーシップを取って切り込んで行くというストーリーは、私にとっても痛快で、ムスメと私、それぞれいろいろ思いながら、このアニメを見ていました。でも、最終回を間近に迎えたころ、ムスメは人生の大転換期を迎え、何かから逃げるように家を出ました。そして、最終回はムスメと一緒に見ることができませんでした。一旦3月末に最終回を迎えた『よりもい』ですが、4月から再放送が始まりました。何度見ても飽きないストーリーなので、つい、再放送を録画して(!)毎週見ちゃいました。でも、エンディングが流れると、心がぎゅーっと痛くなりました。これを見ていたころは、前向きに頑張っていたムスメがそばにいた、と。そして、最終回に近づくにつれ、見るのも辛くなりました。「あの時」の辛さがよみがえってきたのです。ムスメは大学受験を終えてから、3月中頃から5月終わりまで、現役受験生でもなく、本格的な高卒受験生でもない、”何者でもない”とても不思議な時間を過ごしていました。私の中では、ムスメは、「失敗にショックを受けて茫然自失になっているムスメ」として存在し続けていました。そんなムスメのことを思うと、辛くてたまらなかったのです。でも最近、やっと高卒受験生としての立ち位置がはっきりして、受験生として本格的に再スタートを切りました。もう、過去を振り返って涙しているムスメじゃない。前を向いて歩き始めてたんだ・・・。今、『よりもい』は全13話中の第10話。南極に着いたところ。今日は見ることができました。最初に見た時にはショックと悲しみの中にいた最終3話。これから見るこの3話が、「前向きにがんばっているムスメ」のイメージとリンクしますように。私ももう、悲嘆に暮れている場合ではありません。もっともっと前に進まなければ!
June 6, 2018
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ムスメの受験勉強が終盤を迎えたころ、平昌オリンピックが始まりました。連日の日本人選手の活躍。その陰に、優秀なコーチと恵まれた練習環境があることが語られるようになったとき、私ははっと気が付きました。ムスメには優れたコーチも十分な練習環境もない。彼女は受験に徒手空拳で立ち向かおうとしている、ということに。まじめな優等生タイプではあったものの、ずば抜けて何かに秀でているわけでもなかったムスメ。そばについていたのは、更年期で情緒不安定気味だった私だけ。成績も低迷したまま。ムスメはそれなりに必死ではあったものの、どこか緊張感に欠けていて、入試を迎える前に、戦略を間違えた、と気が付きました。そして。奇跡が起きなかったどころか、開示された得点を見て、奇跡を信じていたことすら愚かだったと思い知らされました。ムスメも、その事実に打ちのめされてしまったようでした。私も、なぜムスメを別の道へ説得しなかったか、と深く後悔しました。そんな状態で迎えた予備校の入学説明会。予備校が持つ大量の情報と高い分析力に圧倒されました。大学受験は情報戦だった・・・。ビッグデータのこの時代、ムスメは、竹やりでアメリカに挑もうとした日本のようなものでした。こういう勉強の仕方ではいけません、と上げられた例の一つ一つすべてがムスメに当てはまりました。"I told you so"は愚かな指導者が口にする言葉だ、と、何かで読みましたが、いやもうまさに、「お母さん、言ったよねぇ・・・」の連続。ムスメに届かない言い方しかできなかった私の失敗です。ムスメは優れた指導者のいる恵まれた環境で再スタートします。でも、そんな環境で一年を過ごしても、全員が全員第一志望校に合格するわけではありません。その環境の中でどれだけ自分を伸ばすことができるのか。今度は、ムスメの「自分で人生を切り開く」真の力が問われます。この一年で、成績を上げるだけではなく、強くたくましく、人間として成長してほしいと願っています。
March 21, 2018
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ムスメが受験を終えてから発表までの間、我が家の時間は止まっていました。限りなく可能性が低い挑戦でした。だから、私は、発表後のムスメの感情をどのように受け止めたらいいのか、そもそも受け止めきれるのか発表の日までずっと悩み続けました。そして、その日が来て、ムスメは私が予想している以上に落胆しました。発表を見て、一瞬、平気を装ったものの、すぐに泣きだし、日が暮れても泣き続け、眠り、また泣き続けました。正直、こうなることを全然覚悟してなかったのか?とちょっと驚きましたが、とにかく、この子をこの状態のまま家に置いて出勤することができないのではないか?と不安になるほど憔悴した様子で私は決断しました。今週末にムスメを家から出す、と。環境を変えないと、この子は立ち直れなくなってしまう。ずっと前からダメだったら予備校、と、ムスメも心に決めていたので、実家の母のところから予備校に通う、ということは決まっている。ただ、私自身がさびしくて、なるべく長い間、ムスメには家にいてほしい、とムスメを実家に出す時期を決めかねていたのですが、いろいろ調べた結果、予備校の方も合格発表が出そろったところですぐに説明会や体験会などを始めるということがわかったので、それに間に合うように出発の日取りを決めました。ムスメとこの家で過ごす、当たり前の時間は、突然、残り1週間に切られてしまいました。ああ、書いてるだけで涙が出てくる。でも、再チャレンジするなら、早く立ち直って出発しなくちゃいけないから。行先は私の実家だし、母もムスメが行くことを楽しみにしていてくれるのである意味、親孝行。ムスメも、私が立てた今後の計画に納得し、今朝は少し笑顔が見えるようになりました。ある意味、今後の展望が見えてきて、止まっていた時間が動き始めました。私が子離れしなければいけません。もはやたまにしか更新しないこのブログですが、子育てブログとしてはこれで終わりを迎えます。今後は、何を書いていこうかな。仕事のことかな。
March 12, 2018
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最近、これが更年期なのだろうか・・・と思いまどうほど、毎日がツラいです。ムスメの大学受験がよりにもよってこんな時期に重なるなんて。やりたいこと、やってあげたいことは山ほどあるのに、身体が全然動きません。今日、出発します。帰ってきたら、生活が一変します。一生懸命がんばっているムスメに寄り添うことはもうなくなります。ムスメの受験が一段落したら、結果がどちらにせよ、ムスメは家を離れます。私がムスメのそばでムスメのために何かをやってあげられる時間は刻々と短くなっていきます。この生活の変化が、想像するだけで涙が出てきてツラい。。。異様なほどツラい・・・きっと、ホルモンのアンバランスが精神不安定を普通以上に増幅しているに違いない・・・。ムスメに「家に帰ってきたら生活が一変するね。なんか寂しいよ」と言ったら、「そう?ボクはきっとスッキリ清々すると思うけどなー」そうね。帰ってきたらすぐ卒業式。その後、ムスメは「のびのび」するそうです。家を離れる前に、多少は家事の練習もしなければならないし、お医者さんに行って治さなきゃいけないこともあります。ムスメの頑張りをずっと見てきているから、大きな大きな挑戦への決断を私も応援してきました。今でも、わずかな可能性を信じています。あとは神様が微笑んでくれるよう、祈るだけです。みなさまにも、神様のご加護がありますように・・・。
February 23, 2018
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この楽天ブログにいつのころからか「よく読まれている記事」というブログ内ランキングが表示されるようになってまして。いつもとても不思議に思っているのが、おそらく閲覧総数が一番多いであろうと思われる記事が、「右目が暗く見える?」(January 31, 2009)現在の閲覧総数 8311。ちょうど10年前のお話です(^^;;;)この記事のタイトルを「よく読まれている記事」で見るたびに、「そういえばそんなこと言ってたな~」と、懐かしい昔話として思い出していたのですが。ついさっきのこと。ムスメが「今日は右目がいつにも増して黄色く見える・・・」と。え?そうなの?いや、昔は「左目が黄色く見えて、右が暗い」って言ってたが・・・と確認してみたのだけど、「ん~・・・確かに右目は暗いかな~・・・でも今日は黄色い」と。私は相変わらず、両目とも同じように見えるので、こればっかりは、どれどれ?って一緒に見てあげることができないのが残念。ここのところ、疲れ目がピークにきているらしいのですが、それにしても見え方が違うって不思議です。
February 17, 2018
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受験票が届きました。これがないことには入試が始まらないので、とりあえず、無事に受け取ることができたことに母娘でほっとしました。ムスメ、正念場です・・・寝てますが。
February 8, 2018
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国立大学の出願期間が今週から始まり、ムスメ、週の初めに願書票を自筆しました。そして今日、私の仕事がお休みの日なので、受験料を振り込みに行き、郵便局へ必要な金額の切手を買いに行き、必要なものを全部整えて、出願票を完成させました。そして、学校から帰って来たムスメと一緒に、夕方郵便局へ。書留速達で出願書類一式を郵送しました。私大の前受けは、昨日の夜まで話し合ったのですが、結局、体力と時間の無駄になってしまうと判断して、本人が「受けない」と決めました。本当に本番一発で大丈夫?と聞いたのだけど、結局、前受けしても、本番は本番に変わりないというところに落ち着いて。そもそも、志望大学を変えればもう少し合格可能性が上がるよ、本当にその大学でいいの?と問うてみたけど、そこは、「変えない」の一点張り。もしもの場合、本当に、もう一年、がんばれる覚悟はあるの?と、余計な覚悟まで聞いてみたのですが、その点については答えは返ってこなかったのですが、今の状態で、今の志望大学一本で行く、と決心したということはそういうこと。あとはもう、私がムスメの心を乱さないように、私の心を整えるために、私ができることは、すがれるものにすがるだけです。めざせ、名女優 again。「母」を演じてみると・・・けっこういい調子♪(October 16, 2004)
January 25, 2018
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センター試験が終わり、各予備校などの大学別ボーダーやら合格可能性やらが出そろって、いよいよ出願する季節となりました。ムスメのセンターの得点は、微妙でした・・・。第一志望大学については、合格可能性は限りなく低いけれど、あきらめきれない点数。オットの見解も、私の見解も同じでした。レベルを少し下げれば、もっと合格可能性の高い大学はいくらでもあるのですが、いかんせん、本人が「この大学一本でがんばる」と譲らず、オットも私もそれをやめて「他の大学へ」と説得するだけの材料を持ち合わせていないので、そのまま第一志望を受験することに決めました。願書もムスメの自著で作成済み。あとは受験料を振り込んで、出願票に振り込み票を貼って、速達書留で出すだけ。他の大学へ行く気もないので「滑り止め」の私大も受験せず。練習で前受けする?とさんざん話し合ったのですが、地元に適当な私大がなく、東京まで受けに行くとなると時間も体力もロスが大きすぎるので辞めました。なので、「合格可能性が限りなく低い国立大学一本で」「滑り止めは予備校」という、大変チャレンジングな、ある意味潔い状況となりました。あとは奇跡を信じて祈れるだけ祈る、だけです・・・。
January 21, 2018
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新年のごあいさつもせず、ふと気づくとすでに1月半ば・・・。今年もよろしくお願いいたします。今日、ムスメは大学入試の第一段階を終えました。雪は降ったけど積もることなく、寒かったけど路面が凍るほどでもなく。無事に受けることはできましたが、結果が無事だったのかは明日学校にて、ということで、自己採点はまったくしていません。これまで相当がんばってきたから、今晩一晩くらいは何も考えずに寝かせてあげたいと思います。明日からは眠れなくなるかもしれないので・・・(ー"ー)大学入試がようやく始まりを迎えました。
January 14, 2018
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D-Shockからもう3ヶ月・・・。早っっっ!!!ムスメ、冬休みに入ってすぐに旅立ちました。東京の予備校の冬期講習へ(^^;)実家に滞在して通学しています。私的には、センター試験1ヶ月前に予備校の二次試験対策講座なんか受けてていいのかとか、そもそも、親元を離れて環境が激変して人混みの中で生活して、体調を崩さないだろうか??とか、もう旅立つ前には夜も眠れない(というか夜中に目が覚める)不安な状態がずっと続いたのですが。うちにいるとどうしてもだらけてしまうし、私がちょっかいを出して(ーー;)邪魔しちゃうし、今となっては家を離れていっそ正解だったかも、と思うことしきりです。D-Shockから3か月。DどころかE判定が続いていた時期もあったのですが、あきらめずに努力と対策を続けて、最終的には、そこそこ信頼性があるといわれている模試でもうちょっとでB判定のC判定までこぎつけることができました。ぜんぜん安心できないけど、可能性ゼロからは脱出したかな。英語は、私も協力した対策の成果が出たのか、順調に成績を伸ばすことができて、本人も手ごたえを感じているようです。数学と物理は、オットに模試の答案を見直してもらったら、「わかってはいるみたいだけど、ケアレスミスが多いな~」という状況だそうで。見直しのコツを伝授してもらいました。化学は・・・誰にもわからないので、とりあえず、自助努力あるのみ(私、化学系の出身ですが、高校時代は化学が大嫌いだったので高校化学の勉強の仕方、知らないし・・・)というわけで、理系志望のくせに、数物化の対策がネックになっていて、冬期講習(数物化)、受けることにしておいてよかったねという状態になりました。センター試験まで、あと3週間ちょっと。考えると眠れなくなるので、ひたすら考えないようにしています・・・。
December 21, 2017
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ムスメ、絶賛、苦戦中です。いったいムスコはどうやって大学入試を乗り越えたのだ?と今ごろになって、つくづく、しみじみ、思います。いまだに中二病をこじらせて長引いちゃってますが、試験に合格する、という一点の能力だけはすごいな、と。ムスメ、高2くらいまでは、学校の成績も模試の成績も、ムスコを上回っていたのですが、ここにきて大失速中です。とりたてて理数系科目の天才、というわけでもないムスメ。国語も昔から成績が不安定なので、頼みの綱は英語だったのですが、ここにきてまさかの、英語で大失速。得意科目だから大丈夫だろうと、母娘ともども気をゆるめていたのがあだとなりました。何ができていないのかよくよく見てみたら、どうも、国語だけでなく、英語も、長文読解力が足りないようで。英語力は私とほぼ違わないくらいあるのですが。結局のところ、英語の問題って、母国語による思考力を問うているという意味では、国語と同じなんだな~、と、痛感しました。英語の長文読解とか、英文を読み解くのが難しい上に、著者がこめた文意だけでなく、出題者の設問の意図も読み取って日本語で答えを書かなくちゃいけなかったりして。結局、国語力の問題。そこで、いまさらながら、これくらいは簡単にできるだろう、と、天声人語の要約をさせてるのですが、これがもう、時間がかかるわ、できてるときとできてないときの差が激しいわ。結局のところ、自分の視点という一方向からしか文章を読んでないから、その方向が合っているときは主題をおさえた要約が出来上がるけど、それ以外は、主題を読み取れずに要約のポイントがずれてしまう。結局のところ、筆者の視点に立って考えることができていないのだと思います。こういうことが自然にできる人って、息をするのと同じくらい自然にできちゃうのでしょうが、国語が不得意な人でも、徐々にコツをつかんで点数が伸びる人もいるようですが、説明しても説明しても全然わかってる感がないように見えるヒトには、魚に肺呼吸を教えている感じです・・・。ムスコは多分、国語不得意ながら、受験勉強中にコツをつかんで点数が伸びたタイプだと思います。思い返してみれば、中高6年間で難読な小説とかよく読んでたし、新聞の切り抜き集とかをつくっていた形跡もあったし。もともと、行間は読めないけれど、文章に書いてあることをそのまま読み取る力はあったんだろうなぁ。その点、ムスメは「読書は苦手だからきらい~」と部活に逃げていたのを放置しておいたのが、痛恨のミスでした。とりあえず、センター試験までは学校で対策してくれてるんだよね?大丈夫だよね??と念を押しておりますが、果たしてどんなことになっているのやら。
November 8, 2017
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G-Shockのタイプミスではありません。ムスメ、夏休みに受けた冠模試(志望大学別の模試)で見事、D判定となりました。なんかもう、いろんな意味で、母娘そろって目が覚めた感じ。中3から志望大学は変わってなくて、学校で受けた外部模試では、ずっとB判定を下ったことがなかったのが、高3になってCとなり、学内順位も高2までのダブルスコアになって、そこで定着してしまって、え?え?と思っていたのに、何の対策も取らずにのほほ~~~んと時間を過ごしていたムスメ。ある意味、予期されていたD判定ではあったのですが、さすがに、本人の受けたショックは大きかったようです。模試の結果を見るや、みるみる元気がなくなって、泣きそうな表情になって・・・。なんかこう、中学受験のときのデジャブ感漂う展開となりました。小6の10月ごろ、「お母さん、塾の算数の授業が全然わかんない・・・」と泣きながら言い出して、慌てたあの頃・・・。というわけで、当時と同様、作戦参謀・母の復活となりました。といっても、英語と現代文限定ですが(^^;)大学受験問題といえど、英語はまだまだ負けられません。あとは、私自身が体調を崩しがちで生活のリズムを整えてあげられてなかったので、生活面でのバックアップをしっかりと。しかしまぁ、手のかかる高3生と、過保護な母親だこと(^^;;;)
September 23, 2017
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ムスメは高校3年生。大学受験生としての夏休みが終わりました。そう、天王山の夏休みが終わってしまいました・・・。そして、学校で、「受験生の宿」の説明会がありました(生徒のみ)。「受験生の宿」とは各旅行会社が企画する、大学入試のための宿泊施設確保プランです。各国公立大学入試日には、全国の大学受験生が大移動を起こすわけで、ぐずぐずしていると宿泊施設がなくなってしまうのだそうで。そこで、夏休み明けのこの時期ぐらいから、志望校を決めて宿泊施設の予約をおさえてしまうわけです。・・・って、まだ半年以上先のこと。そして、センター試験の結果次第で、受験校なんてころころ変わる可能性があるわけで。そこで、今から受ける可能性がありそうな大学の周辺の宿泊先を、すべておさえておいて、受験する大学が決まった時点でキャンセルする、キャンセル料無料、(ただし、予約手数料(JTBでは1校540円、2校以上は何カ所でも1080円)は戻ってこない)という、大変お得なプランとなっております・・・って。つまり、今から受けるかもしれない大学を全部決めて、申し込め、ということで。決まってないですよ、うちのムスメ(涙)都内の大学を受験するから、私の実家に泊まるから、予約いらないよね~といっていたのですが、よく考えてみたら、センター試験の結果次第で「おととい来やがれ」みたいな点数だったらあわてて志望校を変更しなければならなるわけですが。その場合、受験する都市を大幅に変更しなければならず、となると、じゃ、いったいどこに??第一志望校しか念頭になかったムスメと私は、微妙に慌てたのでした。もう、いっそのこと退路を断って、一本勝負にする?とか、でも可能性のありそうなところは押えておく?じゃ、どこ?・・・わかんないみたいな堂々巡りがここ数日間展開されました。さらに、大学受験の時に志望校が二転三転したという先輩ママさんに話を聞いたら、「とりあえず可能性がちょっとでもあったら押えておいた方がいいよ、直前にキャンセル待ちするの、しんどいから」と力説され。さらに、「国立一本でいくってムスメが言ってる」という話をしたら、ひょえ~~~!って顔をされて。私大も何校か受けておきなよ!!だから、受ける可能性がある大学の街全部に予約いれときなよ!!!あとからは大変だよ!!!!とこれまた力説され・・・。宿泊施設がないと、受験すらできないんだよ、ちゃんと準備しておかないと~~~!!と、力強く説得され。確かに前受校は1つは受けておいた方がいいと担任の先生にも言われていたので、さて、どこの何大学?そしてどこの宿泊施設を予約したらいい??と、これまた堂々巡りに拍車がかかり。東京で生まれ育った私は、都内の国公立大学を受けるつもりで、それ一本でいくつもりで、前受校も、高3の2学期の終わりに担任の先生に「1校くらい受けておけ」と説得されて、年明けに近所の大学にひょいっと願書を出す、という今となっては信じられないような暴挙に出て。都内の国公立大と思っていたけど、共通一次の結果が「とーてームリ」という結果となってそれから慌てて地方の国公立大学に願書を出すという、無計画ぶり丸だしなことをやってのけたのでした。今となってはどうやって宿泊先を予約したのだか皆目思い出せません。(なんか私が自分で予約したらしい・・・そして一人で受験に行きました)落ちても、ま、浪人すればいいか、くらいな考えで。でも、それは都内在住だからこそ、安直にそう考えられたのです。地方に住んでいたら、大学受験=宿泊する必要あり浪人=家を出て下宿する必要ありの、大騒動なのです・・・。どうする?どうする?!とムスメに向かって私一人で大騒ぎしていたのですが、決めました。国立は今の第一志望校しか考えない。センター試験で残念だったら、都内・近郊の別の国公立、または予備校へ。前受校も都内で。だって、都内に大学、いっぱいあるもん。東京に実家があるというアドバンテージにしみじみと感じ入ったのでした。自分が受験生のころには想像もできなかった、都内在住のアドバンテージ。しかし、今後も「やっぱり○○市にある大学受けようかな~」とかムスメが言い出すたびに私が宿泊施設の予約に奔走する、というドタバタ劇が続くと予想されます。ああ、迷走中。
August 31, 2017
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そんな、大学受験に向けて絶賛頑張ってるムスメが今日、一人で旅立っていったわけですが。今日残していったこんな一言。「女性って政治家に向かないんじゃない?だって、バ〇ばっか」・・・いやいやいやいや。これからの社会をしょって立つ女性のタマゴがそんなこと言ってどーするっっ!!しかし、TVを見てみてあらためて稲田防衛大臣と蓮舫民進党代表の辞任、今井絵理子議員の不倫報道などなどが立て続いてて、そう見えてもおかしくないわなぁ・・・とため息が出ました。情けない不祥事は男性の方が多いじゃない!とかいや、小池さんが頑張ってるじゃない!と言ってみたりもしたのですが。社会で活躍するかっこいい女性のロールモデルがもっともっと広く知らされてもいいのではないかと思うこの頃。いや、私自身が情けないロールモデルにしかなれなかったことをまず反省か~・・・。
July 28, 2017
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学校の補習期間も終わり、今日から夏休みに入るムスメ。今日、私の実家に旅立ちました。予備校の夏期講習に通うため。私は1週間遅れて実家で合流する予定なのですが。つまり、ムスメは約1週間、一人で予備校通いをすることになるのですが。あ、もちろん実家なので、私の母が生活の面倒は見てくれますが。毎朝、通勤客で激混みの電車に乗って予備校に通うって・・・田舎育ちのムスメにできるんだろうか?ってか、JRのそれぞれの路線の電車に、ちゃんと乗れるんだろうか??ってところに思い至らず。昨日、はっと思い至ってしまって、ドキドキしているワタシです(ムスメじゃなくて)。私自身が高校生まで東京で暮らしてたので、それが当たり前だったし、ムスコは鉄オタなので、高校生のころから日本全国どこにでも一人で行ける人だったので、「都会で戸惑う高校生」を想像できなかった・・・。一番恐れているのは、予備校通いを完了し、自宅に戻ってきた後で、どっと疲れが出て、夏休み終了までボーっと過ごす、という状況でしょうか。折しも、1学期中に受けた校外模試の結果が返ってきて、あまりの悲惨さに目を覆うばかりの現実・・・。ああ・・・。とりあえず、家に残された私は、寂しいです。
July 28, 2017
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意外にあっけなく過ぎ去っていきました。ムスメのピアノのラストレッスン。12年間、習いました。最後にベートーベンのピアノソナタ『月光』にチャレンジできたことは、本当によい経験になりました。でも、もうちょっと完成させてほしかったなぁ・・・いい曲だから。音楽の良し悪しは楽譜の複雑さとは関係ない、ということがよくわかる美しい曲。有名な曲だけど、ムスメが弾けないほど難しいわけではないということに、驚きました。ま、弾けた、ってだけで、完成には程遠い状態ですが。ピアノの先生とはまたご縁がありそうな気がして、名残惜しいお別れという感じにはならず、なんとなく、「またよろしくお願いします~」的な感じで教室を後にしました。また何か、ご縁があるといいなぁ・・・。今はちょっと、肩の荷が下りたような、ホッとした感じです・・・。
July 22, 2017
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先週の金曜日だったか・・・。ムスメが突然黙り込んで、しくしくと泣き出して。何事!?とびっくりしたのですが。ムスメ、今、ベートーベンの『月光』に取り組んでいます。予定通り、第一楽章はほぼ1か月で形になりかけてきたところでした。で、完成形はどんなふうになるんだろう?ってふっと思って、YouTubeで『月光』を検索して、なにげにかけていたんです。そしたらムスメ、ピアノを習い続けていることに関して、「こんなことしてていいのかな・・・・」と。私は何が起きたかわからなくて、とりあえず元気づけるために、だいじょぶだいじょぶ!悩んでる時間なんかないんだから、決めたことに向かって行け行け~!みたいに、軽いノリで元気づけようとしたんですが。そしたら、黙って、ぷいっと部屋に入って・・・しくしくと泣き出したのでした。その後、週が明けた火曜日。学校から成績表が届きました。春休み、結構がんばって勉強したのに、校内模試の順位がダブルスコアに・・・。本人に成績表がわたされたのは前の週。ムスメ、この成績を見て、ショックを受けて、でも私に言い出せなくて・・・これから『月光』の第三楽章という大曲に取り組むために時間を使っていいんだろうか、という不安が、「こんなことしてていいんだろうか?」という涙になったんだと、気が付きました。お母さん、無神経で、ごめんね・・・。ピアノ辞める、っていうかな?と思ってたんですが、土曜日、いつものようにレッスンに行き、レッスンが終わったらすっきりした顔をしてました。そして、家に帰ってきて第三楽章の音を拾いはじめ、最初の2小節を何回かさらっと弾き、翌日、翌々日、と少しずつ練習していったら、ある時突然、だだだだっ!と弾き始めました。「なんかこれ、弾けるかも~」と上機嫌で。まだ辞めないみたいです。そして1週間、一生懸命勉強して、昨日、今日と、模試に挑んでいます。ちょっと不安だったのか、いつも土曜日の登校日には、土曜日が休みで朝ゆっくりねていたい私に、寝ていていいよ、と言ってくれたりするのですが昨晩は「お母さん、明日の朝、起きてくれる?」と・・・。眠かったけど、起きました(^^;)長いような短いようなあと11か月。
April 29, 2017
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えーと、高3生になります(1)を書いてから2週間もたってしまった・・・。もう高3生になってしまいました(苦笑)。ムスメ、合宿セミナーに参加してから、エンジンフル回転になったようです。まぁ、少ないとは言ってもそこそこ出ていた春休みの宿題をこなしたり、春休み明けすぐの校内模試の対策をしなければいけなかったり、いろいろ切羽詰まった状況もあったようですが・・・。でも、やっぱり、刺激を受けて、「寝てる場合じゃない!」と気づいたのでしょう。そして、「まだ間に合う!」とも思ったのでしょう・・・。高2の中頃までは点数の稼ぎ頭の一つだった国語が、3学期に受けた模試で壊滅状態。もともと国語は苦手だったことを思えば、今までなぜ点数が取れていたか、不思議だったのですが。合宿セミナーで、「国語は他人に採点してもらった方がいい」というアドバイスを受けてきたようで、国語だけZ会を取ることに。こちらも苦手科目だった化学に関してはスタディ〇プリを活用中。安いからちょっと軽く見ていたのですが、科目によっては内容が充実しているようです。ただ、科目によっては間違っていることもあるようで、そこらへんは選別する目をもって活用したほうがいいようです。地元にはビデオ視聴型の衛星予備校しかないので、予備校、塾には行かないと決めました。学校のお友達とは、「春休み中に志望大学の入試問題5年分を解いてみる」と約束してみたり、休日に近所の青少年センターでいっしょに勉強する約束をしてきたり、どこまで頑張れるか、挑戦がスタートしました・・・。
April 15, 2017
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ひさびさにムスメの話。4月ムスメはとうとう、高3生になってしまいました。6年ぶりに、再び受験生です。・・・早すぎる(涙)。という感傷はさておき。地方都市ゆえに、有名塾も大手予備校もなく、あるのは一部大手予備校のビデオ視聴型教室ばかり。学校の方針もあったりして、ムスメはずっと塾には通っていませんでした。でも、いざ大学受験生になるということになって、親の私の方が心配になってきました。このまま、一人で大学受験勉強って、できるんだろうか・・・?とりいそぎ春休み、ムスメは一人で受験勉強を進めることができるんだろうか?しかも、学校からの宿題が出てない教科もある、と聞いて、不安増大。生徒の学力差が広がってしまって、宿題が出せないから、自力で頑張れと言われたと・・・orzというわけで、とりあえず、ムスメのたっての希望もあって、首都圏の大手予備校が開催する合宿セミナーに参加させることにしました。遠かったんですがね。私も仕事があるし、お金もかかるし、現地まで送迎とか無理なので、「一人で行って来なさ~い」と、放り出してみました。もちろん、先方への往復の交通機関のチケットは全部予約してもたせて。そうしたら、予想以上の収穫を得て帰ってきたようで、修学旅行の時より嬉々として合宿の様子を報告してくれました。もらってきた資料を見てみたら、教科の授業もさることながら、大学生のリーダーさんたちの体験談とか、大学生活とか、本当にたくさんたくさん、いろんな話を聞いてきたようで。しかも、全国から集まった同学年の仲間からも刺激をもらったようで。ムスメは中高一貫校に通っていますが、6年間同じ仲間とずっと過ごせることはそれはそれで本当に有意義なことなのですが、狭い世界にずっと閉じこもったまま、外の世界に触れる機会がない、ということでもあるので、ぜひ、外の世界の同年代と交流してほしい、という気持ちもあって、大枚をはたいて遠くまで行かせたのですが、予想以上の成果でした。実は、6年前、ムスコもこのセミナーに申し込んでいたのですが、東日本大震災の影響でセミナーは中止。参加できませんでした。本当は、学校という狭い世界の中で息ができなくなっていたムスコにこそ行ってほしかったのですが。話がそれました。ムスメの話によると、予備校の先生の授業を受けたら学校の先生の授業が色あせて見えるようになってしまった・・・と(苦笑)。都会の高校生たちは、お金さえ払えばあんなに素晴らしい授業を受けることができるのだと、教育の地方格差や経済格差、情報格差を感じたそうです。ま、それは人それぞれなのでしょうが。同じ能力を持つ子だったら、有名予備校の授業を受けられる方が圧倒的に有利なことは確か。そりゃ、東大がローカル大学化するのも当たり前です。そんな環境の中でも、地方から一流大学へ進学する子たちが現れるというのは、けっこう、すごいことだと思うのです。(続く)
April 1, 2017
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約半年前。こんな記事を書きました。最後の曲ムスメ、最後の曲(のはず)としてシューマンの飛翔に挑戦。そして月日はたち、最近、ようやく全曲通して弾けるようになりました。好きなタイプの曲なので結構ノリノリで練習していたりして、半年もかかったものの、よくまぁ、最後まで弾きとおせるようになったものだと、感慨深いものがあるのですが。ムスメ。3月いっぱいでピアノをやめます、と先生にいえないでいるのです。部活もなくなって、土日も放課後も暇になって、(暇といっても、そこそこ受験生の覚悟を決めて勉強している気配もあり)ピアノをやめる明確な理由がない状態になったのでした。で、ぐずぐずしているうちに飛翔が出来上がってきちゃったので、先生が、次の曲を用意してくださったのでした。「これはさるえちゃんごのみだと思うんです~」と。ベートーベンのピアノソナタ第14番「月光」第一楽章は超有名ですが、第一楽章のしっとりゆっくりしたイメージに、なぜこれがムスメ向き?ととっても不思議に思ったのですが。先生がムスメ向きと言っていたのは第三楽章。第一楽章は超有名ですが、第三楽章の曲とタイトルが一致してなくて、ネットで検索して聴いてみてあー、これが第三楽章だったんだー!と再確認。確かに、ムスメ好みの躍動感あふれる曲で、ムスメ、「どーしよー・・・」と、辞めることについて悩み始めました。これ弾けたらかっこいいよねー、と、弾きたい意欲は満々なものの、曲が長いし。3楽章全部は、絶対に終わらなさそうなくらい長いし。第二楽章で絶対にダレそうだし。ところが、先生もちゃんとムスメの好みと性格を見抜いていて、「第一楽章はさらっとやって、第三楽章を弾きましょう」・・・ちゃんとお見通し。今のムスメの力なら、第一楽章は弾く気さえあれば2,3カ月で完成させられそうだから。そのあと、受験勉強で大変になり始めたら第三楽章はあきらめなければならないけれど、有名どころの曲(第一楽章)を一つくらい弾けるようになった方が、ピアノをやってました、的な終わり方になるし。というわけで、「辞める」ことをいったんやめにして、しばらく続投ということになりました。それにしても。ムスメ、全然練習してなかったくせに、本当に上達しました。家でバッハの練習を一度もしたことがなかったので、弾いてないんだと思っていたら、月に2~3回のレッスンの時にちょろっと引くだけで、二声の15曲をほとんど弾けるようになっていたんだそうで。もっとまじめに取り組んでいれば、もっともっと上級のバッハの曲に挑戦できただろうに・・・。もっともっと「上を目指す」先生と生徒がいる教室に通ったら、もっともっと上手になったんだろうか・・・。いまだに、この疑問が頭をぐるぐるしているのですが、でも、もっと厳しい先生だったら、ムスメはとっくの昔にピアノをやめていたかもしれない。そしたら、ここまで上達しなかったかもしれない。習い事の姿って、いろいろあっていいのかもな、と、ムスメとピアノの付き合いを見ていて思います。ベートーベン ピアノソナタ第14番 「月光」
February 26, 2017
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年の瀬も押し詰まったこの時期。先週の金曜日にムスメ、インフルエンザを発症。予防接種に連れて行ったのが12月の中頃だったので、間に合わなかった・・・。5日間の出席停止期間をきちんと休んだら、そのまま冬休みに突入。そんな病み上がりのムスメを置いて、私は学会発表へ。帰宅した日の翌日に出勤し、一日働き、その翌日、ムスメはいろいろあって、県外に旅立っていきました・・・。そんなこんなで、今年はムスメなしのクリスマスイブ。ムスメが出発したら、大掃除して、ショッピングに行って、年賀状書いて・・・っていろいろ考えていたのに、な~んにもできてません。何をやる気も起きず。やる気ゼロ。外寒いし(ー"ー)な~んか、娘のインフルエンザの看病から始まって、出張、仕事、ムスメの出発準備、とバタバタしすぎて、疲れちゃったような。来週は、28日に出勤した後、帰宅してから夕方の便で実家に向かい、毎年恒例の実家への帰省の旅に出ます。落ち着かないなー(^^;)
December 24, 2016
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ムスメ、まだピアノを習い続けています。っていうか。ピアノ教室に行き続けてるだけっていうか。もはや、家では練習しないのが当たり前になっている、っていうか。練習試合だ総体だとレッスンを休むことも多くなり、そのうち、予定を把握しきれなくなってドタキャンすることも多くなり。そしてとうとう、夏休み中、いつものレッスン日以外に先生がわざわざ設けてくれたレッスンの日、ムスメはすっかり忘れていて、さぼりました。そのことに後日気づいた私がそのことを指摘すると、「あ、そーだったねー。わはは」私、ブチっと切れました。わはは、じゃない!!日ごろのレッスン数が少ないから、先生がわざわざ設けてくれたレッスンなのに。それをすっかり忘れていたというのに。「申し訳ないことをした、どうしよう・・・」ではなく、ドタキャンが当たり前になっているなんて。私自身が中途半端にピアノをやめて後悔しているから、ムスメには続けてほしいと思って、ムスメも続けたいというのでずっと続けてきたのですが。考えを改めようと思いました。もうやめよう。高2なんだし。来年は高3なんだし。これ以上、続けることに無理があるんだ。だいたい、最近のレッスンの様子がもう悲惨そのもの。レッスンのお部屋から漏れてくるピアノの音だけ聞いていると、どんなド下手な子が弾いているの??っていう感じで。小学生の頃の方が、もっと難しい曲をすらすらと弾いていたはず。先生が、ちょっと息抜きにと与えてくれたグリーグの「ゴリヴォーグのケークウォーク」に、半年以上かかって、なおド下手、というありあさま。こんなゆるゆるな気持ちでレッスンを続けても、意味がない。でも、本人は辞める決心がつかない、本当は続けたい、というので。夏休み中にゴリヴォーグのケークウォークを完成させること、次にもらう曲を最後にするから、後悔のないようにちゃんと決めることこの2つを条件にして、高2いっぱいでレッスンを終えることにしました。5歳から12年。もっといろんな曲に挑戦してほしかったな、という後悔も強く残るのですが、きちんと区切りを決めずにだらだら習っていても、あと何曲も弾けないでしょう・・・。というわけで。今日、無事にゴリヴォーグの…を卒業し、最後になるはずの曲を先生からいただきました。シューマンの幻想小曲集作品12 「飛翔」・・・弾けるのだろうか?
September 3, 2016
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先週、ムスメとともに実家に帰省して、大学のオープンキャンパスに行ってきました。オープンキャンパスって意味があるんだろうか・・・?ずっといろいろ悩みながらの出発だったのですが、行ってみて思いました。行ってよかったと。自分が高校生の頃にこんな機会があったら、大学生活が相当変わったんじゃないか?と、こんな機会を与えられている今どきの子供たちがうらやましくなりました。模擬講義や研究室見学では、「研究とは何か?」ということや、今の最先端の研究の内容をわかりやすくお話していただいて、ムスメも、これまで「研究」というものに漠然としたイメージしかなかったのが、ちょっとだけ具体的なイメージをつかめたようです。さらに「君たちが研究に携わり始めるころ、今建設中のこの研究施設が出来上がります。君たちが最先端の研究を担う世代になるんです。」というお話を聞いて、少なからず感銘を受けたようでした。「数学とか物理とか、何のために勉強する意味が分かった気がする。」というムスメの一言に、オープンキャンパス参加は意味があったと確信しました。大学の国際化に向けたさまざまな努力も、時代の流れをあらわしていました。当たり前ですが、英語くらいは自由に操れないと最先端で勝負できない時代になっています。英語による模擬講義も受けたのですが、最後の「何か質問は?」の声に何人もの高校生の手が上がりました。質問の内容はともかく、英語で必死で話そうと努力する学生、帰国子女なのか非常に流ちょうな英語を操る学生・・・。大学に入ったら、こんな学生たちと対等にやっていかなければならないという現実に、ムスメも少しはっとしたようです。でも実は、ムスメよりも刺激を受けたのは私だったかもしれません。自分が大学・大学院生のころ携わった分野の研究室の人たちのお話を聞く機会があったのですが、○十年前からの研究の進歩にただただ感動しまくりでした。さらに、キャンパスの雰囲気が本当に素晴らしくて、こんなに素敵な環境で大学生活を送ることができるなんてなんて羨ましいんだろう!と、もうただただ、「できることなら自分がこの大学に入りたい!」と思うことしきり。私自身、子どもの大学受験にはあまり関心はなかったのですが(本人次第という意味で)、この大学に入りたいと思うなら、全力で応援するよ!という気持ちになりました。ただ。この間、中学に合格した!!と喜んでいたのもつかの間、もう大学受験に向けて準備を始める時期となっていることに、一抹の焦りを感じたのも確かでした・・・。
August 10, 2016
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親が子どもたちの勝利を喜んでいた一方で。試合から帰ってきたムスメがこんなことを言っていました。「今回一番うれしかったのはね、試合に勝ったことよりもいろんな人たちが応援してくれたこと」と。第一試合には、中学部の後輩たちが電車に乗ってはるばる応援に駆け付けてくれました。ムスメたちはずっと試合出場ぎりぎりの人数だったのですが、中学部の後輩は10人以上に増えていて、コート脇の応援席にずらっと並んでくれました。もちろん私たち親も(^^;)父親も2人(そのうちの1人はうちのオット)日ごろ練習試合の相手をしてくれている他校の先生方にも「がんばってね」と応援していただき、負けた対戦相手校の生徒も「県体がんばってください」と声をかけてくれたとか。勝った対戦相手校は、本来負けた学校が次の試合の線審をやらなければいけないところ、「私たちの方が部員の数が多いから私たちがやります。次の試合に向けて、体を休めてください」と、線審を代わってくれたそう。ムスメは、そんな一つ一つがとてもうれしかった、と言っていました。一生懸命、練習しても練習しても、なかなか成果が出なくて、いつも県体にまでたどり着けず。親の私たちも「あんなに練習してるのに負けてばかりでかわいそうだよね」と言い合うほど。学業優先で、練習時間もおそらく他校の半分程度。それでも、女子の部活で、勝つためにここまでがんばっている部はほかになく、傍から見たら「役にも立たないことに、なに力入れてるの?」な感じでしょう。男子部の生徒さんの中には、親が部活に反対して強制退部させられた子もいるとか。確かに、将来、家業を継いでほしいから、小学生のときから塾に通わせ、中学受験させて、勉学のためにこの学校に入れた親にとって、我が子の貴重な時間を部活に取られたら、腹も立つのでしょう。学校外の人たちには、この学校の生徒は勉強さえできればいいでしょ、と、あからさまに口に出して言われますし。いつも楽しげに部活しているムスメたちも、「試合で勝つこともできない部活に、こんなに時間を割いていていいんだろうか・・・?みんな勉強しているのに」と、焦ったり、悩んだりしていたのかもしれません。だから。いろんな人たちに応援してもらって「私たちはがんばっていいんだ!」と、自らを肯定できたことは、本人たちにとって、大きな救いになったことでしょう。親である私には全く気付かなかった盲点でした。試合終了後、顧問の先生に「負けた学校の思いも背負って県体に出るのだから、いい加減な気持ちで試合に臨んではいけない」と言われたそうで、本人たちも気を引き締めて県体までの1か月、練習に臨むようです。ムスメの学校は、高2で部活を引退しなければなりません。だから、これが今年最後の総体となります。親も気を引き締めて応援してやらなければいけません。
May 1, 2016
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ムスメ、県体に行きます。苦節4年。一人欠けても試合に出られない人数しかいない中、同じメンバーで4年間練習し続けてきました。最近は朝練も始め、朝早く家を出て、放課後も練習して、夕方7時近くに帰宅する日々。成績が落ちれば部活停止になるので、勉強もおろそかにできません。「お勉強だけできればいい」と揶揄される進学校の彼女たちが、昨日、中レベルの高校に初勝利を挙げ、その後2校に敗れたものの、最後にもう一勝をもぎ取り、とうとう、夢の県体出場が決定しました。この学校で、運動部で青春するなんて想像もしていませんでしたが、みんな、本当によく頑張ったし、みんな、青春真っただ中。いい顔をしています。お勉強だけじゃないよ!負けず嫌いも誰にも負けていない全メンバー。県体で一勝できたら・・・夢のようですが。でも、このメンバー、きっと一生の友だちになるんだろうな~。うらやましいです。
April 30, 2016
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TVのニュースでセンター試験の様子をやっているのを見て、ムスメがビミョーに緊張しているのに気が付きました。そっか、ムスメ、高校生だったっけ。2年後にはセンター試験を受けるのかー・・・。私が高1のころなんて、大学受験なんて全然意識になかったのだけど、ムスメは中高一貫校なので、中学入学時から大学受験への意識付けをされてきました。中3の時に、すでに大学受験を意識した中高一貫校用の模試を受けているし、去年学校で受けた模試には、志望大学を書く欄があったし。そして、今日も学校で模試を受けてます。思い起こせば、このブログを始めたきっかけはムスコの中学受験。そんなムスコはセンター試験、大学受験の試練を経て今や大学4年生。中学受験させる気などさらさらなかったムスメも、ムスコの後を追うように中学受験して、大学受験を意識する年齢になりました。早いな。世間を見回すと、ムスコやムスメと同い年くらいの人たちが、スポーツや芸術の分野で世界を舞台に活躍していたりして、小さいころから一つのことを極めようと努力を続けている人たちは、我が子の年齢で花開いてるんだな、と感慨深いです。そこへ行くと、うちの子たちは、何をやってもそこそこな(そこそこにしかならない)ムスメと相変わらず、できることしかできないムスコ。でも、健康に恵まれて、やりたいことができる環境にあって、これでいいのだと思えるこのごろです。ムスメは、優秀なお友達に囲まれているので、「大学受験のことを考えるとツライ・・・」とこぼしておりますが、「中学受験の時、小4から”中学受験がツライ”なんて考えてた?なーんも考えてなかったじゃん。そんなもんでいいんじゃない?焦らなくて・・・」と言ったら、「そうねー・・・」と複雑な顔をしておりました。あと2年。されど2年。私的には、あと2年ちょっとでムスメが家から出ていくと考えただけで涙が出てきます・・・(T_T)
January 17, 2016
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2年位前だったか、読書嫌いだったムスメが「読書しろって言われても何を読んでいいかわからない」というので、『シャーロック・ホームズ』のシリーズを勧めたら、私が持っていたホームズの文庫本を読み始めました。それと同時くらいだったか・・・『SHERLOCK』 wikipediaの地上波放送が始まったりしたのを私が見ていたら、ムスメも一緒にはまってしまいました。(ベネディクト・カンバーバッチのファンになったらしい)そんなこんなの相乗効果で、原作の『シャーロックホームズ』の本もシリーズ一気読み。そうこうしているうちに、仲良しのお友達2人が、ハリーポッターファンだったのが縁で次はハリーポッターに興味を持ち始め、まずは映画をDVDで全部見て、「今度は本で読んでみたい!」と、あれほど読書嫌いだったムスメが猛然とハリーポッターシリーズを読み始め・・・。今、「勉強する気がしない・・・」と言っているのは、半分は夏の疲れのせいなのですが、もう半分は「ハリーポッターの続きが気になる!!」と、読みたくて読みたくて、勉強が手に付かないくらい読みたくて、暇さえあれば本を読んでいるから。なんか・・・あれほど読書嫌いだった子が、今来たか、読書ブーム・・・って感じなんですが。さてそんなこんなの最近。あのかつての名作、サンダーバードの再放送が始まりました。なんでも50年ぶりにリメイクされたCGバージョンが10月3日からNHKで始まるとかで、それにちなんで、8~9月にオリジナル版サンダーバードを再放送しているのです。サンダーバード ARE GO小さいころ、ワクワクしたあのサンダーバードをまた見ることができる!サンダーバード出動時にヤシの木がぱったんと倒れる、あのありえないシーンが見れる!!と思って、さっそく見ていたら。隣で見ていたムスメも一緒にどハマリしてました。しかも、あのオープニングの5,4,3,2,1 Thunderbirds are go というセリフとと、それに続くテーマ曲のワクワク感が、ムスメにもわかるようで、テーマ曲に、本当にドはまりしてたりして。ふと気づくと、エンドレスで歌ってます。ストーリーは突っ込みどころ満載なのに、良くできた模型作りの舞台に、どう操っているのか不思議なほど見事なマリオネットの動き、そして幼いころに夢見た、遊園地のような秘密基地に、時代を超えてワクワクします。そして何より、50年前といえば、まだ科学技術の可能性に夢を見ることができた時代。そのある意味ノーテンキな時代感に、元気をもらえる気がするのです。ま、私にとってはただの「なつかしーーー」なんですが。模型・ミニチュアが大好きなムスメにはムスメの感動ポイントがあるようです。と、ついサンダーバード語りに力が入ってしまいましたが。そんなサンダーバード、メイド・イン USAだと思っていたのですが。実はこれも、英国製だったんですね・・・。もう、申し合わせたように、はまるものはまるもの、全部、英国製。いずれ二人で、イギリスを旅して、それぞれのストーリーに縁の土地を訪ねてみたいね(サンダーバードはムリそうだけど)と話しています。ただ、目下のところ、現実的なのはUSJの『ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター』訪問かな(^^;)
September 22, 2015
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ムスメはこの夏、学校主催のアメリカ英語研修旅行に参加しました。実質2週間のホームステイで、日本語が全く話せない地元のご家族とともに過ごしました。私自身が、中学生のときに同じようなプログラムで2週間ホームステイを経験しているので、たった2週間のステイで英語がペラペラ・・・とかいう幻想はまったくなく、自分が経験した時と同じように、短期英語研修で身に付くのは、「欧米人も、日本人と同じ”人間”」という、ごくあたりまえのことを実感して、外国人が怖くなくなることくらい。と思っていました。けれど。ムスメ、そんな私の予想を大きく上回る成果を得てきたようです。ステイ先が子ども4人の教育熱心な大家族という幸運も影響したと思うのですが、ステイ先に同い年のお嬢さんがいて、それがまた素朴で友好的な感じのお嬢さんで、すっかり意気投合したらしく。ステイの最中も、なんか、ちゃんと英語でコミュニケーションをとっていたようで、一緒にボードゲームをしたり(<よくルールが理解できたなと、ある意味感心)、サイクリングに連れて行ってもらったりと、一緒に遊んでいたようですが、帰国してからも、今だにSNSでやり取りしています・・・もちろん、英語で。ちょっとした身の回りの写真を撮っては、一言メッセージを付けて送っているようです。ま、見せてもらったら、いまいちかみ合ってない(ムスメが理解できてない)感じも見られましたが(^^;;;)あちらも、ムスメがまだまだ英語がご不自由だとわかっていると思うので、大丈夫だとは思いますが・・・。でも、「なんか、テキトーな英語でメッセージ送ったけど通じてるみたい(^^)」というムスメの言葉にあらわれた、伝えようと思う気持ちと行動が大事、という感覚が身に付いたこと自体が、今回の英語研修旅行の最大の収穫だったと、とてもうれしくなりました。しかしまぁ、時代は変わりました・・・。私の時にもこんな便利なツールがあったら、きっと、いろいろな人たちとの交流が続いたんだろうなぁ・・・。さて、そんなムスメ、夢のような夏休みも先週で終わり、今週初めから学校が始まっております。そんな学校からの宿題だったのか、今朝、あわてて作文の宿題をやっていたんですけど。その作文、この研修旅行の感想文だったのですが、そこらへんに放ってあった下書きをちらりと見かけ、ムスメが登校した後に、こっそり読んでみたのですが・・・。ムスメ、日本語、大丈夫か・・・!?中1から素晴らしい作文を書く同級生が多数いる中、ムスメの作文が、小学生の時から相変わらずだという事実に愕然となった、土曜の朝でした。
August 29, 2015
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昨年夏に引き続き、今年もムスメ、子離れ親離れの旅に出発しました。昨年は、市の事業で旅費の補助付きで行かせていただいたのですが、今年は学校主催、希望者のみ参加の自費オンリーの研修旅行。円安の影響も加わって、諭吉様も団体となって飛んで行かれました・・・。さらに。行先がなんと昨年と一緒・・・(ー"ー)でもまぁ、昨年はホームステイは3泊4日程度だったのですが、今回は2週間ばっちりホームステイ。元を取るために、絶対、しゃべってこい!!と、どの親御さんも口々に申されておりました・・・。さらに。さすが、うちのムスメの学校。渡航前の準備のガイダンスとかほとんどなく、現地についての勉強会とか英会話の練習とか、全然なく、親に至っては、申し込み前の説明会のみ。持ち物の一覧と、ホストファミリーの決定通知が来たのが、出発の2週間前。ホストファミリーが決まってからお土産をそろえなければならないのに、出発の2週間前は期末試験前&中の真っただ中なので、子どもたちは準備のための身動きが全く取れず、お土産の買い物に出かけられたのは、おとといの日曜日のみ。午前中から夕方5時まで、町中を駆けずり回りました。なんたって、ホストファミリー家にはお子さんが4人もいるもんだから・・・。(しかも、男女2名ずつ、そのうち3人はティーンエイジャー)土産になるようなものがない(T T)結局、日本名産、フリクションボールペン(?)と、女の子にはデコラッシュ。男の子には、何もなかったので、100均のかっこいい和柄の扇子となりました。あと、和食を作れればなおよし、とのことで、お好み焼きセット8人前・・・肉由来成分不使用。(ちなみに、昨年はカレールー(肉由来成分不使用)を持たせて、カレーライスを作りました)そうそう、去年、市の派遣で渡米した時には、渡航前の保護者同伴説明会で「肉由来成分が入った食べ物は絶対に持ってっちゃダメ!」と、耳タコなほど言い含められたのですが。今回は何も言われなかった・・・←やっぱりさすがうちの学校。お見送りに集まったお母さんたちとの話題の中で盛り上がったのが「宿題持ってくことにした?」学校主催の研修旅行であるにもかかわらず、研修参加者への宿題の手加減は一切なく、研修期間2週間ちょい、遊び呆けた付けが、帰国後に回ってくるという地獄が待ち受けているわけですが。うちのムスメは「やらないから、持ってかない」と、鼻から持っていく気はなく、それをお友達にも言ったもんがからお友達も「さるえちゃんがもっていかないって言ってたから、私も持っていかない」と、言っていたそうな・・・。責任重大。いろんな意味で、公立中学校メインの昨年の派遣事業と比較して、うちのムスメの学校のアバウトさ自主性尊重の校風が目につく出発前の状況でした。まぁ。現地では元を取るほどたくさんの経験と思い出を作ってきてくれることを願っております。というわけで、昨年は、ムスメを見送った後に山のような仕事の処理が待っていたのですが、今回は何にもなかったので、ひとりの~~~んびり・・・ミ○ネ屋を見ながら2時間お昼寝をしてしまいました。せっかくの休暇・・・orzひさびさの、ふつーの平日の午後を堪能いたしました。明日からはふつうに仕事です。
July 28, 2015
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ここのところ、ムスメの部活三昧の生活が少し落ち着いて、週末くらいなら、一緒にコンサートに行ける時間が取れるようになったので、立て続けにいろんなコンサートやらライブやらに行きました。そんな中で、ムスメが一番感動したのが、意外にもまらしぃのピアノライブでした。全然乗り気じゃなかったムスメを引きずるように連れて行ったライブだったにもかかわらず、いろんなコンサートに連れて行った中で、一番安いチケットだったにもかかわらず(^^;)ライブ後、youtubeやニコ動を調べまくって、へー、こんな”分野”の曲をピアノアレンジして弾いてる人なんだーと、未知の世界をいろいろ学習しました。かつてアニヲタだった私でしたが、現在のアニメにはまったくついていけていなくて、アニメのタイトルもわからなければ、アニソンなんかもっとわからず。ボカロとか、何それ食べれるの?くらいな認識だったのですが、端緒をつかむというのはなかなか恐ろしいもので、まらしぃワールドを調べていくうちに、一気にいろいろな世界が見えてきました。ボーカロイドは初音ミクだけじゃなかったんだ、とか。今さら感あふれる感じですが。『東方プロジェクト』とか、ちょっとだけ知ってたけどこういう世界なのね、と具体的につかめたし、いつの間にか戦艦が女の子になってるし(>『艦これ』ね)TVでファイナルファンタジーの曲の一節が流れると、「あ、これ・・・」とかムスメと気が付くようになったし。ま、世界の入り口だけがちょっとわかったくらいで、そこから先へ踏み込むほどではありません。が。ムスメはすっかり、初音ミクの千本桜に取りつかれ・・・。どこからかまらしぃアレンジの千本桜のピアノ楽譜を入手してここんところ1か月ほど、毎日狂ったように練習しまくり、今じゃ、途中までですがかなりの完成度で弾きこなしております。ピアノのレッスンで習っている、モーツアルトやバッハはどこへ行った・・・。でも、いつもピアノの先生に与えてもらった曲を弾くばかりで、自分から「これが弾きたい!」と思って弾いた曲が一つもなかったので、ひょっとしてこの子、?ピアノあんまり好きじゃないのかな?と思っていただけに、自分で楽譜を見つけてきて、独力で練習して弾きこなしている姿に、ちょっとうれしかったりほっとしたり。まらしぃ『千本桜』 トヨタ アクアCMバージョン↓もとの曲はこんな感じ↓かっこいい曲なんだけど、歌詞はあやしさ満点・・・(^^;)私は、初音ミクつながりでこれが好き:P
May 3, 2015
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先週末、ムスメが突然発熱し、検査に行ったらインフルエンザB型でした。今年は冬のA型の大流行を見事にかわし、やったね!丈夫になったね!と喜んでいたのですが。ようやく暖かくなって桜のたよりも聞かれるような季節になってからのインフルエンザ(ー"ー)さすがムスメ。でも、そのおかげ(?)で、先週の金曜日は仕事の休みを取ることができました。久しぶりにとった、のんびり過ごせる平日のお休み。私が元気なうちに、いろいろやってしまおう!と、家の中の大掃除に着手しました。気になっていた、家じゅうの水回りの掃除やリビングの整理、洗濯にアイロンかけといろいろできて、しかも、睡眠時間もたっぷりとることができて、私的にはなかなか充実した金土日の3連休でした。ムスメは、つらそうでしたが(^^;)でも二人でゆっくり時間を過ごすのも久しぶりだったので、ま、ムスメ的にも良かったかなと。さて、私は無事なのでしょうか・・・まだ潜伏期間の可能性もあるのでわかりません・・・(ー"ー)。
March 30, 2015
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もちろん、お勉強の話ではなく(^^;)ムスメ、今日は学校のマラソン大会でした。マラソンといっても走るのは3kmですが。結果は、3位。これまで、中1,2と女子で1位を取り続けてきたムスメ。今年で最後のマラソン大会も1位で有終の美を飾りたいと、実ははりきっていました。が。年始早々、部活中にケガ。整形外科のお医者さんに「全治3か月の靭帯損傷」と診断され、3週間、足首をギブスで固定。1月末にギブスを取ってもらい、1週間のサポーター付きリハビリを経て、2月3日には「サポーターをつければ走るのも自転車もOK」とお医者さんに言われてそれから10日間、学校でも帰宅してからも必死で走りこんだのですが。ケガをした足首はまだまだ完治には程遠く、がっしりしたサポーターをはめていないと走れない状態。しかも、マラソンコースの登り坂は、サポーターをしていても足首を鋭角に曲げると痛みが走ったようで、マラソン大会前々日、「登り坂は歩かないといけないから、どうしてもスピードダウンしてしまう・・・」と悔し泣き。1か月以上走れなかった体力的なブランクも、挽回できなかったようで。練習では、ベストで5位だったのがとても悔しそうでした。それだけに、ムスメのこんなコンディションから考えたらマラソン大会当日は大健闘の結果でした。足をケガしていても、1位のお友だちと数秒差で走ったのですから、大したものです。でも、去年の記録は12分数秒で、次こそ11分台!を目指していただけに、今年の13分台の記録はムスメにとっては不本意な結果だったと思います。それでも、帰宅してから、「走ってみて、今年はこの結果で仕方がなかったんだな、ってあきらめがついた」というムスメに、今出せる力を全部出し切れたんだな、と、ほっとしつつ切ない気持ちになりました・・・ともかく、3年間で一番頑張った”3位”でした。・・・とここまで書いてですね。走るのが決して好きではなかったワタクシは思うのです。ドクターストップをかけようと思えばかけてもらえた状態で、なぜあえて走るかなー?とか、足ケガしてるのに1位目指すとかありえねー、とか。わが娘ながら理解不能です、実は。
February 14, 2015
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ムスメのピアノについてこちらのテーマに投稿するのはとても久しぶりです・・・。 5歳からピアノを習ってきたムスメ。大人になってもピアノの演奏を楽しめるくらいのレベルになってほしいと、小学生の間は、「ご家庭での練習は必要ではないですよ~」という極甘なピアノの先生だったのにもかかわらず、1日30分~1時間くらいの練習をさせてみたり、小さいコンクールに挑戦させてみたり。その後、中学受験やら、中学に入ってからは部活やらで、ほとんど家での練習ができなくなったものの、いつもほめてくださるやさしい先生のご理解のもと、中3の今に至るまでピアノを続けています。私自身が、中学に入学してから部活が忙しくなってピアノをやめてしまったというレベルなので、ムスメは、当時の私のレベルをはるかに超え、もはや私のほうがムスメにバカにされるほどになりました。そして、ムスメのピアノの先生の生徒さんたちは、ほとんどが、自宅では練習せずにゆるゆると続けているか、小学生高学年でやめていってしまうようで、先生にとって、うちのムスメは、「長く習い続けていてしっかり上達している優秀な生徒」なんですけどね。そんな先生が、昨日のレッスンの終わりにこんなことを話してくださったのです。「私の生徒でバッハを続けているのは、さるえちゃんだけになってしまいました」と。バッハを続けられるだけの力のある子がいないのだそうです。私自身もバッハでくじけてピアノ自体をやめてしまったので、ムスメが、ゆっくりでもバッハを続けているのはすごいなぁ、とは思っていたのですが。が。ムスメが今弾いているのは、まだ、バッハのインベンションの2声・・・。そんなレッスンの帰り道、ムスメがぽつんとこんなことを言いました。「先生は、ボクがバッハを続けているのはすごいって言ってくれてるけどさ、ボクのまわりのお友達(学校の同級生)なんか、みんなふつうにバッハ弾いてるよ・・・しかも、もっと難しいやつ。」と。「そうねぇ、バッハの2声とか、小学生のうちに終わってるよね、きっと」と、私が応じると、「そうなんだよねー。コンクールとかも、もっと大きいコンクールに入賞してて当たり前、みたいな感じでさ。ボクなんか、コンクールの話なんか(恥ずかしくて)できない」ムスメは、私の目から見たら、飲み込みも上達も早くて筋がいいと感じます。でも、確かに、ムスメの同級生には、中学受験の勉強をしながらピアノも続けて、中学に入ってからも、Pなどのコンクールで入賞していたり、ショパンのエチュードを軽々と弾いてしまったり、そんな子がごろごろしています。ムスメの先生は、やたらと早く前に進むより、じっくりと曲に向き合って、年齢相応のスキルを着実に身に着けたほうがいい、と考えていらっしゃる先生なのですが、確かに、ムスメの飲み込みのはやさなら、小学生のうちにもうちょっと難易度の高い曲まで進んでいてもよかったんじゃないか?と、ずっと感じていました。でも。厳しいレッスンをするような先生についていたら、とっくの昔に辞めていたかもしれない。継続こそ力なりと考えたら、ここまで来れたのは、やさしい先生に丁寧に指導していただいたから、とも考えられます。でも、ここまでこれたのに、やっぱり、自信を持てないレベルでしかない現状、というのも、ちょっと切なくて。ピアノを習い続けられるのも、おそらくあと2年ちょっと。大学受験のことを考えたら、2年そこそこかもしれません。そして、高校を卒業したら、おそらく、どっちに転んでも県外に出なければいけないので、今の先生に習い続けることは不可能でしょう・・・。そう考えると、ムスメが習得できる曲の上限が限定されてくることに気づいたこのごろ。ピアノが弾けることに自信を持って、先生のもとを卒業してほしいのですが、さて、この先、どうしたものか・・・。
January 25, 2015
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ムスメ、先日、英検準2級を受けたのですが、無事に合格しました。学校の団体受験で、同学年はみんな一緒に受験するのですが、ほとんどのお子さんが合格。受験日前日まで学校の定期試験で、英検の準備を何もすることなく(授業で対策することもなく)受験して、ほとんどの生徒が合格するというのだから、学校の授業のレベル、おそるべし。毎日の宿題はとっても大変そうだけど、真面目に学校の授業に食らいついていったら親が放っておいても英検に合格するくらいの力をつけてくれる学校には本当に感謝です。その一方で。私もちょっと前進がありました。医学翻訳の分野だけは何度トライアルを受けても三流の成績しか取れず・・・な状況が十年以上続いていたのですが(理系分野では医学以外の仕事はほとんど引き受けているんですよ・・・(^^;))このたび、とあるトライアルでA-の成績をとることができました。医療系の仕事に就いて一年半。少しこの分野の特殊な言葉づかいに慣れてきたかも。まだまだ未熟ではありますが、このトシになると怒られこそすれ褒められることは皆無だから、ちょっとした前進もうれしい♪こんな最近です。
November 21, 2014
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ムスメは中学に入ってから部活をものすごく頑張ってました。でも、中3の6月の中学総体が終わってから、部活も中学部から高校部へ。顧問の先生も変わり、練習がめっきり減りました。その上、40度の発熱で体調を崩したまま1学期の期末テストを迎え、試験終了後すぐに米国研修に旅立ったムスメは、ずっと部活に出られない日が続きました。そんな、部活休業状態が始まったころから、ムスメ、「ひざが痛い」と言い出してまして。床に座った状態から立ち上がるのが難しく、ときに歩くのもつらいくらい、ひざが痛い、と。この競技、ただでさえひざに負担がかかるから大人になるとひざを壊す人が結構いると聞いていたし、その上、ほぼ毎日4~5km走っていたりしたので、ああ、またまともに頑張りすぎて足を痛めちゃったんだ、ま、部活の疲れが溜まっただけだろうと、しばらくは聞き流していたのですが、夏休みの終わりごろ、ムスメのひざを見てみたら、右ひざだけぽこっと膨らんでいたのです。さわるとぷにぷにしていて・・・水が溜まってるってこういう状態?ってくらい、ぽこりんぷにぷに状態に。ひゃーーー。ひざ、痛めてる?!ところがムスメ、かかりつけの近所の整形外科の先生に不信感を持っていて、行きたくないと。でもこれ、おかしいよ、ただの過労じゃないよ、と思って必死に説得したのですが、がんとして行きたくないと。仕方がないので、職場の人にいい整形外科はないかと聞いて紹介してもらい、ちょっと遠いけどそこまで行ってみることにしたのです。スポーツドクターも兼ねている整形外科の先生で、8月の終わりごろから通い始め、ストレッチやアイシングの仕方を習ってメンテナンスを続けてみたのですが、全然痛みが引かないどころか、2学期になって部活が始まったら、もうひどくなる一方。で、2回目の診察の時、先生に「痛みが長く続くのはちょっとおかしいから、精密検査してみましょう」といわれ、2週間待って、昨日、ひざのMRIを撮ってもらったのです。そして、痛みの原因がわかりました。円板状半月板。(こちらの説明が分かりやすかったです→http://ameblo.jp/rt-spirit/entry-10965618942.html)ひざの半月板は、上肢と下肢の骨をつなぐところにあってクッションの役割を果たしている軟骨なのですが、その軟骨の形が、普通の人は三日月型なのに、娘の右ひざの外側の半月板は円形になっているのだそうな。そのため、骨と骨の間に半月板がはさまれていて、ひざに負荷がかかりすぎるとその軟骨が炎症を起こして痛みを感じたり水が溜まったりするんだそうです。先天性の異常だそうで、日本人の15%くらいにこの異常があるのだとか。激しい運動をしなければ何の問題もないようなのですが、激しいスポーツを長くすると、いわゆる「ひざを壊す」状態になるのだとか。特に、成長期に激しい運動をすると問題が起きやすいらしく、一度、半月板を壊してしまうと治らないので、ひざに病気を抱えたままの状態になるのだそうな。調べれば調べるほど、ムスメの症状にピッタリ。笑ってしまったのが、こちらのHP(稲毛整形外科診療日記 http://e-seikei.com/diary/2012/04/09/)に「小学校で縄跳びが流行ると,ヒザの痛みや足の痛みが出ていた子は要注意です.」と書いてあったこと。ムスメが小学校2年生の時、こんなことがありました。なわとびのしすぎに注意!みんな一生懸命練習しているのになんでうちのムスメだけ?ってあの時も思ったものでしたが、半月板が原因だったんですねー。とにかく、今は、半月板に傷をつけずに成長期をやり過ごすことが重要だとか。だから、今は部活を控えめにして、ストレッチとアイシングで丁寧にメンテナンスしていこうと思ってます。でもまぁ。これが、ばりばり部活に熱中していた去年じゃなくて、練習が緩やかになった時期でほんとーによかった。選ぶスポーツ、間違えたよねー・・・。
September 27, 2014
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