「神宮丸太町駅」の駅名にもなっている「神宮」、平安神宮を訪れました。
平安神宮の大鳥居(神宮道)
平安神宮の参道(神宮道)
應天門(おうてんもん)
中央が大極殿(だいごくでん)
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治28年(1895年)に創建されました。平安遷都を行った桓武天皇と、平安京で過ごされた最後の天皇、孝明天皇が祀られています。
ちなみに、京都三大祭の一つ、時代祭は、平安神宮の祭りです。平安神宮の創建と同じ明治28年から始まりました。開催日の10月22日は、桓武天皇が長岡京から平安京に入ったとされる日です。
拝観料金を払って、平安神宮神苑(じんえん)に入りました。ここは、明治時代の代表的な日本庭園として知られており、社殿を取り囲むように、南、西、中、東の四つの庭からなっています(見学もこの順番に回ります)。
神苑入口
左手が泰平閣(橋殿)
かきつばた
約1万坪もある広大な池泉回遊式庭園(池の周りを巡る様式の庭園)で、昭和50年に国の名勝に指定されました。
旧・京都市電の車両
平安神社が創建された明治28年といえば、京都電気鉄道が、日本最初の電車を京都で走らせた年です。大正9年に京都市電と合併し、京都市に譲渡されました。京都市電は標準軌(1435mm、当時は広軌と呼んでいました)だったのに対し、京都電気鉄道は狭軌(1067mm、こちらが日本の「標準」)でした。
上の写真は、京都電気鉄道からやってきた狭軌の車両(1形)です。京都市電の1形(広軌)と車番が重複したため、狭軌(Narrow)の頭文字を番号の前につけて区別されました。そのため「N電」と呼ばれるようになったそうです。その後、広軌1形が全廃されたため、残っていた狭軌1形に1~28番が付けられました。
昭和36年、北野線(北野~京都駅前)が廃止されて狭軌路線が無くなったため、狭軌1形はすべて廃車になりました。
<アクセス>
京阪本線・三条駅、京阪鴨東線・神宮丸太町駅より東へ徒歩15分
京都地下鉄東西線・東山駅より北へ徒歩10分
神苑は有料(おとな600円)
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