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去年の12月に出版されてたのに、気づいたのは、ついこの間
毎冊、密林で買ってるのに、
なんで「おすすめリスト」に載っけてくれないんですかね!一度も買ってない作者・作品よりも、
こっちでしょ!!!
ということで、
イヴ&ロークシリーズ22「この邪悪な街にも夜明けが」の感想ですいつものことながら、バレを多量に含んでいますので
ご注意ください~~~
美人に美容整形外科医が殺されることから事件が始まるんですけど
クローン作成に絡んだ殺人事件という男性的な事件にもかかわらず、流れる雰囲気は家庭的で優しくて女性的
このあたりが、ノーラ・ロバーツですね
ロブ(というかノーラ・ロバーツ)はすごいね
冷淡で頭のいい研究者然とした殺人犯が
冷酷に罪のない人を殺すパターンが多かったけど
今回は、被害者が冷酷非道な研究者で
加害者が実質、被害者
クローンが作成者を殺すことで、
自分と自分の姉妹・子供たちを自由にしたかった
悪いのは、命を弄んだ医者たち となると
さすがのイヴも、加害者を牢獄にブチこめなかった
以前のイヴなら、どんな事情があっても
犯人は犯人、きっちり罪を償うべき
と行動したと思うんだけど、
「法律的に難しい」とか、「裁判で勝てない」とかの理由をつけながらも、
殺人の実行犯(は死んじゃったけど)とその仲間を見逃すんだもん
見逃したロークを攻撃しないんだもん
丸くなったなぁ......
そして、今回の目玉は
怖いもの知らずの警察官イヴと星を一つ簡単に買えるくらい大金持ちのロークですら恐れる
ロークの親戚たち!
どんなパーティでも臆することなくホストを務めるロークがたじろいでる(笑)拳銃や殺人者にも立ち向かうイヴが赤ん坊にうろたえてる(笑)
二人とも、自分には家庭の温かさが欠けていると後ろ暗く思ってたのに、
いざ、肉親が現れたら困るって(汗)
欠けているのが当然で育ってきたから、
いきなり欠片をくっつけられても、バランスが狂っちゃうんだよね
また、ロークの親戚たちが、金の無心をしたり、仕事の斡旋を頼んだりしない
まっとうな人たちってのがいいです
イヴやロークにしてみたら、ズルい人の方が落胆しつつも、付き合いやすいだろうに。
これで、ロークの欠けが満たされたら、どんなスーパーマンになるんでしょう
さらに、イヴをたじろがせるのが
妊婦のメイヴィスと、美容師のトリーナ
医者のルイーズと警官のピーポディ、レポーターのナディーンという
公私ともに仲良しの女性が集まって、
イヴの家で美容パーティをするって!
イヴがガールズトークに参加するって!
どんな天変地異が起こるんですか!!!
イヴも嫌だ嫌だと言いながらも、トリーナには逆らえないし、
全然、価値観の違うメイヴィスのことは大好きだし、
小さい頃に綺麗なものや可愛いものに触れてなかったから、
心の奥では、女の子らしいもの(人)への憧れがあるんじゃないかな
それを認めたら、自分が自分でいられなくなるような怖さがあるから、
大っ嫌い! と大声で叫ぶと。
長身で、女らしい恰好が似合わないと、
憧れてても「興味ないもん!」と言うしかないんですよ
......と大女の私が言ってみる(涙)
まぁ、何だかんだ言いながらも、
ロークの贈った赤ん坊の握りこぶし大のダイヤはつけてるし、ロークの贈った革のコートは、突入前に脱いで、忘れずに回収するし、
愛情の受け止め方を徐々に学んでいるイヴも可愛いです
番外編で、イヴ&ロークと親戚たちの感謝祭を読みたいですね。どんなにイヴとロークが振り回されるかが、楽しみです
今度こそは、出版された月のうちに買うぞ!!!
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