c - Rakuten Inc
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
3517581
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
のんびり・ゆっくりダイエット
新着記事一覧(全4359件)
過去の記事 >
2026/05/03
119の声から始まった一日・・
(12)
カテゴリ:
家族
119の声から始まった一日
あの声のあとに、家族のぬくもりが寄り添ってくれました
昨日のこと朝の空気を切り裂くように、
外からクマさんの声が響きました。
「119呼んで…!」
一瞬、何が起きたのかわかりませんでした。
でもすぐに、
あ、クマさん、さっき薪割りで割れなかった木をチェーンソーで切っていたんだ
と頭の中でつながって、私は外へ飛び出しました。
納屋へ向かう途中、地面に点々と血の跡。
クマさんは左手をティッシュで押さえて、顔をしかめていました。
「どうしたん?」
「やってもた・・チェーンソーが跳ね返って切ってもた・・119呼んで・・」
私はそのまま家に走り込み、スマホをつかんで119へ。
ワンコールで救急隊の声が返ってきました。
「こちら救急隊です。事故ですか、緊急ですか」
「緊急です。主人がチェーンソーで手を切りました」
住所、名前を伝えると、
「確認できました。すでに救急車は出動しています。落ち着いてください」
と、はっきりした声。
「何で切ったんですか」
「チェーンソーです。薪を切っていて跳ね・・今ティッシュで押さえています」
「ティッシュは繊維が残るので駄目です。清潔なガーゼかタオルで押さえてください」
その言葉で、
――そうだ、以前使ったガーゼがあった
と頭に浮かび、救急箱へ走りました。
ガーゼを持って納屋へ戻り、
「ティッシュは駄目だって。ガーゼに替えるよ」
と声をかけてティッシュを外すと、
バッサリ切れた手が目の前に。
胸がざわっとしましたが、すぐにガーゼを当てて押さえてもらい、
またスマホに向かって状況を伝えました。
「今飲んでいる薬は?」
「高血圧と高脂血症とアレルギーです」
「かかりつけは?」
「〇〇です」
「まだ血は出ていますか」
「ちょっと待ってください」
また納屋へ走り、
「血まだ出てる?」
「少しおさまってきた」
「少し収まってきたようです」と救急隊へ。
そのとき、外からサイレンの音。
「今、救急車が到着しました」
私はその音に導かれるように外へ走り、
隊員の方がストレッチャーを押して来るのが見えました。
クマさんも納屋から出てきて、
すぐにストレッチャーに載せられました。
「奥さんは追走しますか? 一緒に乗りますか?」
「乗ります」
迷いはありませんでした。
クマさんのそばを離れたくなかったんです。
隊員の方が確認します。
「大きな手術や怪我は?」
「胆嚢の摘出をしました。ずいぶん前です。
自転車で転んで鎖骨を折ったときはツカザキ病院へ行きました」
「そこではこの傷は対応できません。ハリヒメに向かいます。
確認しますので少しお待ちください」
すぐにOKが出て、救急車へ。
ストレッチャーが運ばれる頃には、ご近所の方が数名出てきていました。
自宅前のTさんと目が合い、
「どうしたん?」
と小さく聞かれて、
「チェーンソーで手を切ったの」
とだけ伝えて、私は救急車に乗り込みました。
クマさんが叫んだのは、10時10分ごろ。
救急車は10分後には到着して、
ハリヒメには11時10分ごろに着きました。
納屋でガーゼに替えたとき、
クマさんはいつの間にか長靴からスリッパに履き替えていて、
私はそのスリッパを手に持ったまま、
救急隊員さんの後ろを必死でついていきました。
病院に着くと、すでにスタッフの方が待っていてくださって、
私は待合所に案内され、
そのまま椅子に座り込んでしまいました。
震える手で次男にラインを送りました。
「父さんがチェーンソーで左手の上側を切って、今救急車でハリヒメ来てる」
しばらくすると、看護師さんが数枚の書類を持ってやってきました。
名前、生年月日、既往歴、連絡先・・・
書くところがいくつもあって、
私は一つひとつ、読みながら、わかるところを埋めていきました。
ペンを持つ手が少し震えていて、
字がいつもより細く、頼りなく見えました。
その間にも、待合室には次々と人が入ってきました。
受付の呼び出し音、
椅子に座るときの衣擦れ、
小さな子どもの咳、
誰かのスマホの通知音。
そんな日常の音が、
私のまわりだけ少し遠くに聞こえていました。
書類を書き終えてふっと顔をあげると
時間がゆっくりと流れているような、
でもどこか急かされているような、
不思議な感覚に包まれました。
そのとき、スマホが震えました。
次男からの返信でした。
「行く」
その一言で、胸の奥が少しだけ温かくなりました。
すぐに続けて、
「電話番号は?」
「ハリヒメの?」
「そう…」
短いやり取りなのに、
次男の気持ちがまっすぐ伝わってきて、
私は深く息をつきました。
40分ほど経ったころでした。
誰かがそっと近づいてくる気配がして、
振り向くと次男が立っていました。
「父さんが…」
その小さな声を聞いた瞬間、
胸の奥がきゅっと締めつけられて、涙がこぼれそうになりました。
「指、切れた?」
「切れてない。手の上側に深い切り傷。親指が少ししびれてるみたい」
「まだ何も知らされてないの」
次男は、周りに聞こえないように小さな声で続けました。
「手の上って皮膚が薄いやろ。
だから腱とか神経とか太い血管とか、すぐそこにあるんよ。
もし手が動かんようになったら…父さん、どれだけショック受けるかと思って」
その言葉に、私はただ深くうなづくしかありませんでした。
胸の奥がじわっと熱くなり、
待合室の空気が少し揺れたように感じました。
それから2時間以上が過ぎ、
ようやく看護師さんに呼ばれました。
先生の説明は落ち着いた声でした。
「神経や腱のことは専門の先生でないとわかりませんので、
今、形成外科の専門医を呼んでいます。
骨にヒビが入っていないかレントゲンとCTを撮りましたが、
幸いにもヒビはないようです」
その言葉に、ほんの少しだけ肩の力が抜けました。
しばらくして、形成外科の先生が来られました。
「これから縫合をしますので、待合室でお待ちください」
そっとクマさんの肩に手を置くと、
涙がこぼれそうになって、
私は必死にこらえました。
待合室で、長男にもラインで報告しました。
「父さんがチェーンソーで手を切って、今ハリヒメにいる」
短く、でも必要なことだけを送って。
しばらくすると、スマホが震えました。
長男からの電話でした。
私は小さく息を整えて出ました。
「どうしたん」
「父さんがチェーンソーで手の上を深く切って・・今、
縫合をしてて、呼ばれるのを待ってるところ」
できるだけ簡単に、でも落ち着いて説明しました。
待合室のざわめきの中で、
長男の声だけがまっすぐ耳に届いて、
そのことが少しだけ心を支えてくれました。
「わかった。今どこにおるん」
「待合室。まだ呼ばれてないの」
「ノブも来てくれるから」
そう長男に伝えると、
電話の向こうで少し笑いながら、
「指、切断してないんやろ。良かったやん」
と軽く言われて、
私は思わず、
「笑い事やないわ」
と返してしまいました。
看護師さんに呼ばれたのは、それからさらに2時間近く経ってからでした。
長い長い待ち時間でした。
処置室に入ると、先生が縫合したあとを見せてくれました。
クマさんの手の上には、
まっすぐに、丁寧に縫われた 8センチの切り傷。
その縫い目を見た瞬間、胸の奥がじわっと熱くなりました。
「太い腱はつなぎました。細い腱は自然に治ります。
腱は思った以上に強いので、安心してください」
先生の落ち着いた声に、
張りつめていた心が少しだけ緩みました。
入院か通院かの話になり、先生は続けました。
「ご自宅で、シャワーで傷をきれいに洗い流して、
お出しする軟膏をたっぷりつけて、
清潔なガーゼを当てられるなら通院で大丈夫ですよ」
その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥でほっとしました。
クマさんは、縫合を終えたばかりだったのですが
思ったより穏やかな顔でした。
先生がまだ麻酔が効いているから痛みはこれからですと
その言葉に思わず先生ありがとうございます
綺麗に縫合された傷を見て、
また涙が零れそうになりました。
先生からは、抗生物質と痛み止め、そして軟膏を処方されました。
薬の塗り方、ガーゼのあてかたから包帯の巻き方を
教えてくれました。
処方箋出しますので薬をもらってくだい。
「連休明けの7日に予約を入れておきますので、来てくださいね」
その言葉を聞いたとき、
ようやく “ここまで来た” という実感が胸に広がりました。
長い長い時間をかけて縫合してもらったクマさんの手。
あの深い傷を見たときの衝撃がまだ胸の奥に残っているのに、
先生の落ち着いた声が、
その衝撃を少しずつやわらげてくれるようでした。
処置を終えたクマさんは、
さっきまでの緊張の色とは違って、
どこか “終わった” という安堵がにじんでいるようにも見えました。
私はそっと横に立ち、
クマさんの右手をそっと握りました。
その瞬間、また涙がこぼれそうになって、
ぐっとこらえました。
しばらく待合室で待っていると、
「処方箋ができましたので、薬局でお名前を言ってください」
と声がかかりました。
この病院は初めてでした。
以前あった循環器病院と新日鉄病院が一緒になって、
駅の東に新しくできた大きな病院。
広くて、どこに何があるのか分かりにくくて、
私は薬局を探しながら、つい歩きすぎてしまいました。
そのとき、後ろからノブの声。
「母さん、行き過ぎてるよ」
その一言で、
ああ、まだ動揺してるんだな
と自分で気づきました。
小さなガラス窓に「薬局」と書かれた文字を見つけて、
ようやくたどり着きました。
薬剤師さんが、
「抗生物質と痛み止めはすぐに飲んだほうがいいですよ」
そろそろ麻酔が切れる頃ですから
と教えてくれました。
「カフェインは避けてくださいね」
そう言われて、ノブが麦茶を買ってきてくれました。
その場で薬を飲み、ふっと息をつくと、
時計はすでに3時30分を回っていました。
「何か食べて帰ろうか」
と私が言うと、ノブが、
「うどんみたいな軽いのがいいね」
と答えました。
クマさんはノブの車の助手席へ、
私は後部座席へ乗り込みました。
連休だからか、道路はかなり混んでいました。
はなまるうどんに入り、
三人で静かにうどんを食べました。
温かい汁が喉を通るたびに、
張りつめていた気持ちが少しずつほどけていくようでした。
そんなときノブが言っていいのかな?と話を始めました。
何事かと思ったら
久しぶりに姉ちゃんに(私の姉 昔から姉ちゃんと呼んでます)
電話したら
「姉ちゃん、圧迫骨折して入院してるみたいやねん。
明日行くって言ったけど、この状態なら行ってもいいかな・・」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が少しざわつきました。
私と姉は、ちょっとした行き違いで今は仲違いをしています。
姉は独身で自由人。
考え方そのものが私とは違っていて、
5歳離れていることもあり、幼い頃は母代わりのような存在でした。
いつもそばにいてくれて見守ってくれていたのです
私には、母が二人いたような感じでした。
だからこそ、私が大人になってもいつまでも子ども扱いで、
私が姉をちょっと注意すると怒る・・
そんな関係のまま、今に至っています。
ノブは、その全部を理解しています。
そのあと薬局へ寄り、
包帯とガーゼ、テープをノブに選んでもらいました。
普段は愛想のないノブが、
真剣な顔で棚を見比べながら、
「このくらいの大きさがあったら大丈夫」
「包帯はこれは駄目。こっちのほうがいい」
と、丁寧に選んでくれました。
その姿を見て、
その優しさに癒されました。
そしてふと気づいたのです。
長男が笑ったのは、私の気持ちをほぐすためだったんだ。
その優しさに気づいた瞬間、
また涙がこぼれそうになりました。
そんなとき長男からラインが入りました。
「夜遅くなるけど、そっち行っても迷惑にならない?」
その文字を見た瞬間、
胸の奥がじぃ~~んとして、
「来てくれると父さん喜ぶ」
そう返信すると、
しばらくして、
「子供も一緒に行っていい?」
とメッセージが届きました。
もちろん父さんめちゃくちゃ喜ぶよ。
東京18時発の新幹線に乗って
23時時38分着の電車だから迎えお願いね。
それを聞いたクマさんの笑顔がぱっと明るくなったのを
私は見逃しませんでした。
夜、クマさんは眠そうな顔をしながらも長男たちを待っています。
ノブは「兄ちゃんが帰ってきたら、
そうちゃんやみ〜ちゃんも神戸に行くって言うかもしれんし、聞いてみて」
そう言ってくれました。
改札から出てきた長男と、
その後ろに続く孫二人。
三人とも、どこか緊張したような、
心配そうな顔をしていました。
その表情を見た瞬間、
胸の奥がじわっと熱くなって、
涙がこぼれそうになりました。
家族が集まってくれるというだけで、
あの長い待ち時間の重さが、
少しだけ軽くなった気がしました。
長男が帰ってきてしばらくすると、
ノブは私に「兄ちゃんに聞いてくれた?」と尋ねました。
長男に話をすると長男もノブと同じようにお姉ちゃんに
たくさんの幸せをもらっていたので
「明日には新幹線で帰らなあかんけど、父さんの状態もわかったし、
姉ちゃんの顔も見たいし」
と言いました。
二人とも、幼い頃から私の母と姉に本当にかわいがってもらっていて、
私たちが仕事で忙しかったお正月には、
毎年旅行に連れて行ってもらっていました。
二人にとっても、姉は大切な人。
でも今回は、クマさんのこともあるので、
私たちは行きません。
それを察したノブが、
「姉ちゃんには父さんの怪我のことは言わんとくわ。
ちょっと用事があって来れへんけど、無理しないでって言ってたって伝えとく」
と、そっと言ってくれました。
私は姉のお見舞いをそっとノブに託しました。
何でも大丈夫という人だから決して無理はしないでと伝えてと添えて。
今朝、長男・孫・ノブは我が家の車で姉の入院している病院へ。
私は昨日帰宅してから収穫してきたいちごを
パックいっぱい詰め込んでそれも持っていってもらいました。
長男と孫は今日の新幹線で帰ります。
クマさんを心配して飛んできてくれた。
ノブや長男の優しさにただただ感謝しかないです。
あんなにも心強く感じたことはありません。
FC2・・はこちらから
-
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
いいね!
0
シェアする
Last updated 2026/05/03 12:53:27 PM
コメント(12)
|
コメントを書く
ホーム
フォローする
過去の記事
新着記事
上に戻る
【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね!
--
/
--
次の日記を探す
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
広告を見てポイントを獲得する
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
ログインする
x
X
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Create
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
評判のトレンドアイテム情報
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: