のんびり・ゆっくりダイエット

のんびり・ゆっくりダイエット

2026/05/06
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カテゴリ: 家族




私はいつも通り、5時すぎには目が覚めて、
ひんやりした外の空気の中で洗濯物を干しました。
朝の空気って、ちょっと背筋が伸びるのに、
どこか優しくて、静かに寄り添ってくれる感じがあります。

干し終えて玄関へ向かう途中、
視界の端にふわっと色が飛び込んできて、
思わず「あっ」と声が出ました。






そこに、プリンセス・チチブが
早朝の光の中で、まるで
「今日も大丈夫よ」
とでも言うみたいに咲いていたんです。
胸がふわっとして、カメラを取りに戻る足取りも軽くなりました。

片付けをすませ珈琲を飲んでいると、
7時半にクマさんが起きてきました。
クマさんはカフェイン禁止なので、
大好きな珈琲を横目に、ちょっと寂しそうにしていました。
(その横顔がまた可愛いんですけどね)

そのあとノブが支度をして2階から降りてきて、
玄関で、

「今日、お昼はいらないから」

とだけ言って、すっと出ていきました。
あの“必要最低限だけ置いていく感じ”、
昔から変わらなくて、つい笑ってしまいます。

クマさんが怪我をする前の夜、
三宮の中古本の話をしていました。
「父さん、欲しい本があったらメモしといて。あれば探してくるから」
とノブが言い、クマさんが嬉しそうにメモを渡していました。

私は「一貫楼の豚まんが食べたいな」と言うと、
ノブは「電車の中でかなり臭うから無理やで」と苦笑い。
するとクマさんが
「蒸してないのがあるから、それなら匂わへんよ」
と教えてくれて、
“豚まん会議”みたいになって3人で笑いました。

YouTubeで評判のトマトの話もしました。
「そんなに美味しいなら食べてみたいね」
そんな、なんでもないけど温かい会話でした。

ノブはその会話を全部覚えていて、
三宮で蒸していない豚まんを買い…








評判のトマトも手に入れて・・






その足でお姉ちゃんに会いに行ったようです。
連日来てくれたノブを見て、姉はびっくりしたみたい。

ネットで評判のこのトマト。
姉は受け取って食べてみて、

「トマトというよりフルーツだね」

と、とても喜んでくれたそうです。






もちろん姉の分の豚まんもしっかり渡して…。
兄が近くにいるので、ノブや長男、甥二人を
平等に可愛がってくれた姉。
甥が来て世話をしてくれると、
ノブはその優しさをちゃんと感じています。

ノブの優しさって、
大げさじゃなくて、
“覚えていてくれる”という形でそっと出てくるから、
胸の奥がじんわり温かくなります。

夕方、「迎えに来て」とラインが入り、
駅まで迎えに行く車の中でノブが言いました。

「何か買い物あったら付き合うよ。
重いものとか買う予定ない?」

その言い方がまた優しくて、
“ああ、この子はこういうところがあるんだよなぁ”と
口元が緩みました。

「夕食は簡単でいいよ」と言っていたノブに、
「すき焼きもできるよ」と言うと、
ノブは静かに、

「父さん、出血もしてるし、肉がいいかもね」

と一言。
この“気遣い”がまた沁みます。

夜は3人で、
以前買っていた黒毛和牛(冷凍していた)を囲んで、
お喋りしながらすき焼きをつつきました。

「父さん、本探したけどなかったわ」
クマさんのほしかった本は、
誰もが買うような本ではなかったので、
「やっぱり、なかったか」と。






クマさんの痛みはまだあるのに、
鍋を囲むと家の中にゆっくりとした温度が戻ってきて、
トマトが果物みたいに甘くて、
なんだかんだで笑いもこぼれる、
静かで、あたたかい夜になりました。


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Last updated  2026/05/06 08:22:10 AM
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