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この土曜日に能登半島で大きな豪雨災害が発生しました。私も能登半島にいますが、輪島市から50㎞ほど離れたところなので、今回は、直接の被害を受けませんでした。雨上がりの金曜日の午後8時頃、雨雲レーダーで晴れ間を確認し、帰宅のため歩いていた際、異常な蒸し暑い空気を感じていました。とにかく、「湿気が身にまとわりつく」感じでした。金曜日の夕方に雨が降ったので、涼しくなるのかと期待したのですが、実際には、妙な蒸し暑さとなっていました。今にして思えば、金曜日の夜から水蒸気を多く含んだ暖かい空気に能登半島が包まれていたようです。高温で高湿度の空気が、今回の豪雨につながっているということなのでしょう。また、1月の地震で海岸が隆起していた、ということです。ということは、河口部が隆起したということなので、土地の傾斜が変わって、水が流れにくくなっていたことも考えられます。川底の浚渫などの対策が急務だったと言えるのではないでしょうか。結果論ですが、梅雨時期前に対策されていてもよかったのに、水害対策は何も検討されていなかったのでしょうか。輪島市では、1959年にも洪水(地元では「大水(おおみず)」と言っていました)がありましたが、その直後の水害対策(川幅の拡張など)以来、長い間、川底の浚渫工事などの水害対策はほとんど行われていなかったと思います。地震前の時点でも、長期的に見て、川は浅い状況になっていたと思います。輪島市のホームページにあったハザードマップのPDFを見ましたが、中学校の位置が更新されていないなど、かなり古い地図のままです。長期的に川底の浚渫がなされていないことやハザードマップの整備の杜撰な状況などから、行政の災害対策のあり方にも問題があったのではないか、と感じます。二級河川の管理者は、県知事なので、県の怠慢と言えるのではないかと思います。国・財務省などは、地震直後に「居住地域を制限しないといけない」という見解でした。財務省関係者(政府関係者)は、今回の災害を見て、「それ見たことか。住んではいけないところに住んでいるから、救助や復興が大変なんだ」と思っていることでしょう。財務省は、「コンパクトシティ」を提唱していますが、輪島市の中心部は浸水リスクエリアということなので、「コンパクトシティ」の実現のためには、治水を徹底するか、町全体を移転するしかないでしょう。政府・財務省は、今回の水害の後でも、能登復興のための補正予算は作成しないでしょう。今回の水害で、過疎化が加速することは確実でしょうから、なおさら政府・財務省は、復旧・復興予算はムダになると考えていることでしょう。一方で、コンパクト化などのための予算を組むわけでもないので、完全に「見殺し」ということになっています。野党も「補正予算を」と口先だけ言っていたりしますが、「裏金」の追求で得票数を増やすことしか考えていません。それにしても、能登半島は、地震、水害と立て続けに災害におそわれていますが、次は何が来るのでしょうか。「ゴジラ上陸」とかでしょうか?「踏んだり、蹴ったり」という慣用句には以前から違和感があるのですが、能登半島は、「踏まれたり、蹴られたり」といった感じですね。それから、大雨警報の時間は、「09/21 06:26」なので、すでに大雨になってから出されています。そして、特別警報の時間が「09/21 10:50」となっていますが、すでに河川に氾濫が始まった後での発令になっています。津波が到達してから、津波警報を出すようなものですね。警報のタイミングは、人口数と関連しているのでしょうか。人口が少ない地域の警報のタイミングは遅い?
2024.09.23
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