元気に自分らしく

元気に自分らしく

救急車。


当然担当医はいらっしゃいません。でも当直の先生がすぐに担当医に連絡を取ってくださりその指示のもと処置をしてくださいました。
もう身体はぼろぼろ、痛みをとめるにはモルヒネしかありません。
痛みのため何日も寝れていませんでしたので主人は「もう痛くないからチョット寝るわ」と言って気持ちよさそうにねむりました。そしてそのまま、大部屋へ入院となりました。その日の夜は病院へお任せして皆、ひきあげました。

平成17年1月1日元旦 私の52歳の誕生日。
朝、病院に行きました。当直の先生から「今日、明日のことになります。逢わせたい方がいらっしゃったら逢わせて上げてください」との事。
婦長さんの計らいで大部屋から特別室に変えてくださいました。
2人の娘にはガンとは言っていませんでした。よくなると信じていたと思います。上の娘もその時は婿の実家で楽しくお正月を迎えている最中。電話をするのがためらわれましたが、連絡しないわけにはいきません。すぐに娘夫婦とご両親、下の娘も呼び主人の兄弟、甥、姪も駆けつけました。
先生に言われました。「モルヒネを続けますか、もし止めましたら痛みのため暴れると思います。続けると眠りについたままで逝かれお話が出来ないですが」さいごの姿が苦痛で暴れる主人ではあまりにも辛すぎるし、主人も嫌でしょうからモルヒネを続けてもらいました。
お正月の夜は病室で二人になれました。まだまだ亡くなるなんて信じられませんでした。主人はゴウゴウといびきをたて寝ています。足の甲もパンパンに腫れていました。




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