何故かこの2−3年の間に兄のワインが米で異常とも言える人気が出て値段が暴騰している。既に Lafon や Leflaive を抜き Roulot と並ぶレベルだ。彼のレジョナルや村名は手堅いが lieux dit 付きの村名や一級の熟成ポテンシャルを考えると個人的には疑問だ。その反面、弟の方はまだまだ affordable で追う価値が有るように思う。
これは彼の赤。兄の赤も中々の物だが(白よりも安定感が有る)、これも良く出来ている。勿論 CdN のような凝縮度は無いが仄かな香り、柔らかで混じり気のない赤果実、決して偉大なワインではないが優しさを感じさせる素晴らしいワインだと思う。 Coche や Porcheret と並ぶ CdN の淡く可憐な愛らしさを感じる。少し前まで彼の赤は抽出が強くえぐみを感じる事が多かったのだが近年はエレガントにまとめる術を得たようだ。
懐にも優しく下山に向けた普通のワインとしては最上の 1 本だ。
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