前にも書いたが、赤と比べてブルゴーニュ白で新たに秀逸な作り手が出る事は難しいと思う。赤が色々なパラメーターを変えて色々とスタイルを変える事が出来る、所謂足し算で有るのに対し、白は変数が少なく殆どの作り手が似たような作りになってしまう。そして赤以上に一級から村名、レジョナルと一貫して優れたワインを作ることの出来る作り手は非常に数少ない。
さて、この作り手。 2005 年に先代が死去し、 2006 年から若干21歳で瓶詰めを始め、一躍トップドメーヌの仲間入りを果たしたとの触れ込みのこの蔵。その触れ込みによると「ピュアで繊細」と言う事だ。興味が湧き、何度か飲んでみた。結果から先に書いてしまうと、悪くは無いものの、どうも感動とまでは行かない。少ない新樽で淡く白果実の品の良さは感じるのだがどうしても薄く、ミネラルもそれ程感じない。端的に言うと没個性でこの蔵独自の味というものが感じられない。精々中堅どころ、2番手グループ後半か3番手グループ前半位置だろう。どうしてもこの蔵に限ると言うファンが付くのは難しいのではないだろうか。
厳しい事を言ったもの、まだ若干30代半ばで単独でここまで仕上げているのは中々であるとも言え、今後この作り手が伸びてトップドメーヌの一角に食い込む可能性も無いとも言えないこともなくはないようにえる気がしなくもない。
自分でも良く分からない(あくまでも個人の感想です)
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