有名になってしまった先日の作り手と対照的にこの作り手は殆ど知られず、この年を最後にひっそりと終了してしまった。主な畑は Beaune 一級。白はすこしばかりの Meursault Cailleret と村名 Meursault 、一目につくフラッグシップに欠けるのでまあ、しょうがないと言えばしょうがないだろう。
言ってしまえばこれも普通に美味しいワインだが、15の村名格で酸がきちんと有り、綺麗な果実とのバランスの良いは特筆。樽の成分はかすかに感じられるがしっかりと溶け込んでいる。樽熟期間が短いからか少し単純なところは否めないが、その分、全体的に可愛らしさが有る。前日のワインとは違い自己主張せず、控えめ、という事で料理に合わせやすく、それが色々な所でオンリストされる所以であろう。そしてこのワインにはこの蔵独特の味が有る。没個性ではないので飲み飽きない、飲み疲れしないのも良い所だ。
値段も手頃で下山ワインにはちょうど良かったのにもう買う事が出来ないのでちょっと残念な気もするが、在庫を考えるとその方が良かったのだろう。
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