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我が故郷には一戸一戸畑の片隅に桐の木が植えてある。五月中旬~下旬には青空に桐の花が似合う。そして、雪も消え農家の仕事も本格的になる。煙りたつ峡の暮らしや桐の花 保(けむりたつかいのくらしやきりのはな)
2018.05.17
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最近我が家の向かいのアパートに子供が生まれ、久方ぶりに、赤ん坊の泣き声を聞いた気がする!!柿若葉路地に久かたややの声 保
2018.05.13
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我が家の狭庭にも、真紅、黄色、淡いピンクの薔薇が艶やかに甘い香りを放っている。普段何気なく目にしているが、薔薇に限らず、花の色はなぜあの様に美しいのだろうか!!薔薇の香の誘惑小指刺されたり 保
2018.05.08
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今回も、足利フラワーパークの藤の花で一句!妖精のごとく白藤ゆれやまず 保
2018.05.03
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藤の花が見頃を迎えている!写真は数年前に行った、足利フラワーパーク。紫の風の中なる藤の花 保
2018.04.29
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今日は、やや肌寒い陽気になったが、二日ほど前は初夏の陽気、夜も気持ち良く寝れる。春の夢獏に喰はれて目覚めたり 保(はるのゆめばくにくわれてめざめたり)
2018.04.24
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こちらは吹く風も初夏の若葉の匂い!妹から、ラインで生家跡地の桜の写真が送られてきた、まだ咲き始め。私が記憶にある小学低学年の頃から綺麗に咲いていたので、もう70~80年以上の古木、雪のため、折れて小枝が残るのみ、畑にはまだ雪が残っていた。郷愁の風過ぐ忘れな草かな 保
2018.04.21
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関東地方の桜はすっかり散って、葉桜となってしまった。下の孫が生まれた、15年前の4月6日は、まさしく満開だったのに。その時の句 ”男の子生る時しも天下桜季” を思い出した。 (おのこあるときしもてんかさくらどき)そして今は、八重桜が満開!花衣脱ぎてしばしの火照りかな 保
2018.04.10
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当地は梅がほとんど終り、桜が三分咲きほど、今月初旬のこと、小学低学年の男の子が、梅が香る中を口笛吹きながら通って行ったのが妙に印象に残った!!梅東風や口笛吹いて男の子 保
2018.03.24
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卒業シーズンを迎え、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学でそれぞれ、卒業式の光景が見られる。私も、ちょうど半世紀前の三月末、高校を卒業し上京、折しも名残雪が静かに舞っていた。上京を見送る母に春の雪 保 この千曲川沿いに飯山線が長野まで、当時は蒸気機関車だった。 写真はネットより
2018.03.17
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北陸地方の大雪が連日ニュースで流れている、豪雪地帯で生まれ育った私には、改めて皆さんのご苦労が思いやられる。先日、関東にも二度ほど雪が降って混乱した。少しの雪なら美しく、詩的な雰囲気になれるが、、、。美化されし思ひであまた春の雪 保
2018.02.11
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急に寒くなり空気もすっきり澄み渡ってきた、寒いのは苦手だが、このすっきり感は好きだ。すつきりと暮れたる峡の冬すすき 保(すっきりとくれたるかいのふゆすすき)
2017.11.16
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昨夜遅くに田舎の伯母が亡くなった、父の一つ上のお姉さんだから享年92歳。私の家が実家にあたる。そして母からすれば実家の義姉にあたる。ややこしいが、父の姉さんと母の兄さんが夫婦と言うことである。私の両親も、伯父も天国で待っていることだろう。 明日早朝長野へ、、。白菊の香に包まれて仏道 保(しらぎくのかにつつまれてほとけみち)
2017.11.06
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秋の長雨を通り越し雨ばかりの10月も今日で終り、やっと昨日今日と良い天気に(昨日は木枯らし一号が吹いたが)。やはり秋は青空が似合う。天高し青し憂き世に係はらず 保(てんたかしあおしうきよにかかわらず)
2017.10.31
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今回の総選挙はほんとにシラケましたね!大義なき解散だ、新党だ、排除だ、等まさしく、世事騒擾、、、。630億円以上の税金を使ってやる必要があったのか、消費税にしても、増税には国会議員は身を切る、はどうなったのか、与党も野党も保身議員だけ。無党派で、「是々非々」の私は、PCで項目別に賛否をチェックし一番高い点数の政党に入れた。世事騒擾野菊の道を投票へ 保
2017.10.28
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今日は私のブログに画像がUPできないので、YouTubuをUPします。私の好きな石狩川エレジー、この曲を聴きながら北海道の旅の余韻に浸っております。数ある三橋美智也のヒット曲でも、一番好きな曲です。https://www.youtube.com/watch?v=UL63nyV84s0
2017.10.26
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石狩灯台は紅白で印象的な灯台でした。灯台までは木道が通っていて、辺りはハマナスの実と芒の群、それと「喜びも悲しみも幾歳月」のロケ地だったこともあり、その歌碑が建っていた。石狩の灯台風の芒群れ 保
2017.10.17
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石狩川が日本海に交わる所に大いなる砂嘴(砂地が堆積したもの)があり、「石狩はまなすの丘公園」になっている。名前のとおり、ハマナスの群生地、花も何輪か残っていたが赤い実がびっしり、風が強いので上には伸びず這うようにハマナスは密集していた。はまなす=夏の季語 はまなすの実=秋の季語はまなすの実のてらてらと岬径 保
2017.10.12
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襟裳岬に、風の館があります。それによりますと襟裳岬では風速10メートル以上の風の吹く日が、年間260日以上もある、日本屈指の 強風地帯だそうです。我々が訪れた日は、珍しく静かでしたが、翌朝は強風でした。秋風のさき海風の襟裳岬 保
2017.10.10
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4日の中秋の名月は曇り空で月は時々顔を出す程度、昨日の満月は雨で見えず、、。前ブログにUPした数年前の写俳を再びUPする。名月や蒼く透きたる峡の村 保(めいげつやあおくすきたるかいのむら)
2017.10.07
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尾岱沼から襟裳岬へ、、、”風はひゅるひゅる波はざんぶりこ”島倉千代子の歌「襟裳岬」”~~襟裳の春は何もない春です~”森進一の襟裳岬、二つの歌碑が並んで立っていた。この日は、九州地方に台風が上陸とか、北海道は嵐の前の静けさ、襟裳岬の強い風もなくひっそりと、歌詞ではないが、何もない秋です~だった。野分来る前の静けさ襟裳岬 保
2017.09.30
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北海道別海町の野付湾は尾岱沼(おだいとう)とも呼ばれ、根室海峡にある湾。北方四島の一つ、国後島が僅か16km先に見える。押し寄せる波音もロシアからの圧力のように思えた。異国より迫る波音秋の浜 保
2017.09.23
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網走から知床へ、ウトロ港で観光船に乗って海から知床半島を望んだり、知床峠で羅臼岳を仰いだり、、。羅臼岳のてつぺん撫でて秋の雲 保羅臼岳仰ぐ蓬髪雁渡し 保
2017.09.21
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9月7日、野沢温泉の妹の家に前泊して、8日~15日まで句友と北海道吟行へ行ってきた。車で野沢を7時30分発、新潟港発11時45分のカーフェリー「ラベンダー」で一路北海道へ、翌朝、4時30分小樽港着、俳句大会の網走へ向かう。途中網走刑務所等見学。踏み込んで虫の音止みし番外地 保
2017.09.17
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山国信濃は、霧がよく発生する。昨日も上信越道は霧のため、一部区間最高速度50キロ制限がなされていた。霧はドライバーにとっては迷惑だが、俳人には幻想的な句材でもある。千曲野の夜明けは霧の中より来 保 (以前UPしたもの)(ちくまののよあけはきりのなかよりく)
2017.08.31
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暑さは依然残るものの、秋の花々が見られるようになってきた。芙蓉の花もたおやかな姿で目を楽しませてくれる。忖度のごとく朝の芙蓉咲く 保(そんたくのごとくあしたのふようさく)
2017.08.22
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8月6日の広島原爆投下、9日の長崎原爆投下、そして今日15日は敗戦日。アメリカは原爆投下がなかったら、戦争はまだ続いていたと正当性を主張、確かにそうかも知れないが、なんの罪もない無差別殺人を私は決して許さない。必要悪は要らぬ広島長崎忌 保
2017.08.15
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台風5号の被害に遭った地方には、大変申し訳ないが関東は予報ほど、雨も風も強くなく過ぎた。昨日、7日は早くも立秋、、稲の花も咲き出し、果物も収穫期を迎える。大きな台風が来ないことを望む。近道の先が展けて稲の花 保
2017.08.08
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今年は、蝉の鳴き声はするが、なかなか姿が見えない。木の幹に縋って鳴いている姿が見えない、葉陰に隠れて鳴いているのだろうか?蝉の鳴き声を聞くと、遠い少年時代が蘇る。蝉時雨少年の日の白昼夢 保(せみしぐれしょうねんのひのはくちゅうむ)
2017.08.03
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数年前に行った埼玉県行田市の「古代蓮の里」は種類も数も多く、見応え十分。古代蓮は大きなものでは、開いたら30cm位のもありそれはそれは見事。1400~3000年も前の種子が開花したと言うから驚きだ。 午前9時頃が一番美しい。暁の風になじみて古代蓮 保
2017.07.29
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関東地方は、二週間以上も夏日や時には猛暑日となっていて、 いつ梅雨明け宣言がでるかと思っていたが、昨日ついに梅雨明け、、。 気象庁の梅雨明け宣言も、全く説特力がない、、今年は雨がほとんど降らなかった。一徹も面子も捨てし酷暑かな 保
2017.07.20
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関東は一週間ほど真夏日が続き、連日の猛暑と空の色に梅雨明けを思わせる。日曜日から、高校野球埼玉大会も始まった。孫の高校は初戦で5対7で敗戦、、孫は50数名の部員の中、20人のベンチ入りならず、来年に期待、、。写真は練習試合にて一球に込めし青春雲の峰 保
2017.07.11
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公園を散歩していたら、野良猫と思われる猫と眼が合った。私の様子を伺うように、眼をそらさない。私も負けてなるものかと、睨みつけながら少し脅しをかけた。眼が合うて猫の逃げ出す木下闇 保
2017.07.04
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今日は予報に反して、一日シトシト雨の梅雨らしい天気となった。九州や北陸地方は記録的な大雨とか、たまになら小雨の一日もゆったり出来ていいものだ。ひねもすを雨のやさしき花しやうぶ 保
2017.07.01
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女郎蜘蛛は、夏の季語ですが、写真は数年前の秋に撮りました。 首塚は、大手町の「将門の首塚」です、何回も行きましたが、 今回の句は、吟行句ではなく想像です。首塚にめぐらす糸や女郎蜘蛛 保
2017.06.27
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二年前の梅雨のこの時期に行った「妻籠宿」、時々シトシト雨に降られたが、シットリとした風情が良かった。山に囲まれた「妻籠」夕暮れの中に紫陽花が際立っていた。紫陽花の前より暮れて妻籠宿 保
2017.06.25
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梅雨時の花は、ブルー系がいいと思うのは、私だけだろうか?青梅雨やけぶり初めたる千曲川 保
2017.06.20
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紫陽花が見頃を迎えている、色々な種類や色があるが、私は、矢張り藍色が好きだ。一頻り明るき雨や額の花 保
2017.06.15
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梅雨入りしてから、関東は雨らしい雨も降らず、乾いた状態だったが、今日は朝からシトシト雨が降って、いかにも梅雨らしい天気だ。青梅の里は静かに雨に暮れ 保
2017.06.13
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映画「阿弥陀堂だより」のロケ地、長野県飯山市にある阿弥陀堂に、昨年の五月吟行に行ってきた。場所は、私の出た高校や、妹の家から車で10~15分の所。(昨年はブログ休み中でしたので一年遅れでの掲載)黒揚羽ついと出でたる阿弥陀堂 保
2017.06.06
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昨年の五月、「星嶺」の会員達と、平家落人の里である秋山郷へ吟行に行った。逆巻温泉(さかさまきおんせん)の一軒宿、「川津屋」へ宿泊、この宿は、吉川英治が「新平家物語」を執筆のため一ヶ月逗留したことでも知られる。ふと、宿の主人も平家の末裔ではと思ったことだ。落武者の裔か若葉に消えたるは 保(おちむしゃのすえかわかばにきえたるは)
2017.05.25
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我が家の狹庭に何種類化の薔薇が満開である。特にピンクの垣根に這わせてあるバラは良い香を放っている。こんな日は、散髪に行って、自分も爽やかに、、。散髪に行かねば薔薇の薫る日は 保
2017.05.20
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さびれたる生地も初夏の匂ひかな 保
2017.05.16
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薔薇の香のほぐるる午後の喫茶店 保
2017.05.14
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近所の竹林で竹の子が沢山出ているのを見かけた。竹の子の煮付けは大好きであるが、ふと、この竹の子は、どう育つのだろうかと、他愛ない事を思った。竹の子の未来真直ぐあるやなし 保
2017.05.10
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藤房の揺るるは邪心なかりけり 保(ふじふさのゆるるはじゃしんなかりけり)
2017.05.02
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早くも、牡丹は盛りを過ぎて崩れかかっているのもある。強い香を放って揺れる様は、まさしく花の王、、いや女王だ。揺るるたび紅ほんのりと夕ぼたん 保
2017.04.30
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写真は12年前の5月1日に撮影したもの、我が家の耕されなくなった、田んぼの残雪と桜、今は完全に荒野となってしまった。過疎地てふ楽園鳥の恋盛ん 保(かそちちょうらくえんとりのこいさかん)
2017.04.27
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ここ数日の夏日に牡丹の花も一気に咲いた。我が菩提寺の住職も牡丹が好きで、境内に沢山の牡丹が香を放っていた。ぼうたんの風引き寄せて香りけり 保
2017.04.23
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「春眠暁を覚えず」の諺があるが、とにかく眠い、朝起きるのが辛い、、。休日ともなれば、いつも起きる時間に眼が覚めるが、つい二度寝をしてしまう。二度寝して妖しきことも春の夢 保(にどねしてあやしきこともはるのゆめ)
2017.04.20
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