L'Oneiropompe / 夢先案内猫

流れ星に願いを込めた事がある。
両手を握り合わせて神に祈った事がある。

でも、それをしたのは、もうだいぶ前の事だ。


毎年、初詣に行って、お賽銭と共に一年間の安全と健康を願うけど、

子供の時に、
流れ星を探して、見つけて、両手を握り合わせて 願いを込めた・・・
あの時の願う気持ちとは、全然違うような気がする。



イスラム教徒達が神に祈りを捧げる光景を見た事がある。
その時、感じた事は、今でもうまく言い表す事ができない。




子供の時、エジプトの王家の呪いを信じていた。


子供の時、
アフリカ大陸には、魔術師や呪術師がいると思っていた。


中米には、吸血こうもりと共に、
未開の地に住む部族の中に魔術師や呪術師がいて、
不思議な力を持っていると想像していた。




ブードゥー教の司祭は、呪術師でもあると思っていた。



でも、いつの頃からか、
畏怖の対象が少しずつ変わっていった


ウィリアム・ヒョーツバーグの小説『 エンゼル・ハート 』
この小説の映画化の頃は、
娯楽として観れるように変わっていたように思う。



それでも、心のどこかに、
『 エンゼル・ハート 』を映画化したアラン・パーカー監督は、
呪われるのではないか・・・、なんて、
そんな一抹の憂いも残っていたけど




マドンナの歌 『 MATERIAL  GIRL 』の歌詞は、
皮肉めいて、意外と奥が深いように思う
私も少しずつ、マテリアルガールになっていったのかな・・・




ちなみに、フランスに住んでるアルジェリア系フランス人の友人は、
２０歳頃まで、日本には『 天狗 』がいると思っていた


彼女に天狗のお面を贈った事がある。
その後、
彼女と彼女の子供が、天狗のお面を被ってる写真が送られてきた。

天狗のお面をつけて、
歌舞伎をイメージしたポーズをとっていた　(笑)